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神保町の歴史と共に歩んできた名店だと思います! : Kanyo rou

Kanyo rou

(漢陽楼)
Budget:
Fixed holidays
Saturday、Sunday、Public Holiday
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3.9

JPY 1,000~JPY 1,999per head
  • Cuisine/Taste4.1
  • Service3.7
  • Atmosphere4.0
  • Cost performance3.8
  • Liquor/Drinks-
2022/10Visitation1th

3.9

  • Cuisine/Taste4.1
  • Service3.7
  • Atmosphere4.0
  • Cost performance3.8
  • Liquor/Drinks-
JPY 1,000~JPY 1,999per head

神保町の歴史と共に歩んできた名店だと思います!

5年に1度の中国の共産党大会(第20回)が開催され、習近平氏の異例の3期目が決まる大会として注目されています。
もはや経済的に見ても世界の超大国となった中国ですが、ロシア同様様々な内政問題等を抱えているのは紛れも無い事実で、その動静は日本との関係においても大きな意味を持ちます。

既にこの日の段階で、今大会における台湾問題に対する習近平氏の発言も話題になっていましたが、ロシアに触発されたように強硬路線を歩まないように祈りたいところです。

中国との関係については、今年が国交正常化50周年の節目の年に当たり、記念日の9月29日にはメッセージ交換により協力関係に関するポジティブな空気も感じていたのですが、早くも逆戻りといった感もありますね。

ところで、この日の中国交正常化50周年の報道で必ずと言っていいほどテレビで流されていたのが、50年前の日中共同声明調印時の日本の田中角栄首相と中国の周恩来首相(いずれも当時)との握手シーンです。
田中角栄の身体を揺らすように握手をしてきた周恩来の力強い様子は、嫌でも頭にインプットされますよね。
あの田中角栄が怯みそうになったくらいですから。

この日のランチで訪れた当店は、実は、その周恩来と関係の深いお店なんです。

当店の創業は1911年(明治44年)で、創業者の顧雲海さんは、父親が中国から日本へ渡る船の船員だったこともあって来日する機会に恵まれ、日本で働く縁が出来たそうですが、日露戦争の時、勤めていたロシア銀行が閉店となって失業した際に、仲間から「料理が上手なのだから、料理屋をしてはどうか」と言われてお店を開かれたのが当店の嚆矢だそうです。
店名の由来は漢民族の漢に、太陽の陽から取っているそうで、比較的オーソドックスですね。

初めは賄い付きの下宿としてスタートしたお店ですが、徐々に繁盛して、一時は銀座に店を構えるようにもなったそうですが、その後、神保町近辺で移転を重ねることになり、現在の小川町3丁目の店舗は1967年(昭和42年)に移転新設した建物で、それ以来、今年で55年の時を数えています。

当店が創業した明治から大正にかけての時期は、ひと足早く近代化に成功していた日本で学ぼうと中国から多くの留学生が来日していた時期にもあたりますが、その留学生の中に、後に27年間もの長きに渡って中国国務院総理を努めることになる若き日の周恩来がいました。

周恩来について、創業者の顧雲海さんは、日本の食べ物が口に合わず苦労していたということ、当時はお金が無く、普段よく食べていたのは安い豆腐料理だったこと、そして月に一度ほど、自分へのご褒美として「獅子頭(シーズートウ)」(大きな肉団子の澄ましスープ蒸し)を食べていたことなどを語っておられたようです。
顧雲海さんの出身は中国・浙江省寧波で、周恩来とは原籍が同郷なので故郷の味を懐かしんでいたという側面もあったものと思われます。

この頃の日本での生活については、周恩来の没後に発掘された「周恩来 十九歳の東京日記」(小学館文庫から発刊)に詳しく書かれており、その中の一節には、留学当時の周恩来が当店に足繁く通っていたことが「漢陽楼」という実店名とともに記されています。

当店の場所は、駿河台下交差点の北西側のカレーの名店が集積している俗称「カレートライアングル」と言われているエリアに隣接してあります。
この日は、お昼ちょっと前の時間帯に訪れました。

外観からは老舗らしい重厚感を感じますが、店内もやや薄暗くて落ち着いた雰囲気が充満しており、店内には周恩来の詩(七言絶句)なども掲示されています。
テーブル席のみの店内には先客は2組4名ほどと、早めのランチタイムだったことはあるにしても空いてました。

女性店員さんの案内でテーブル席に誘導されましたが、テーブル中央には大きなパーテーションがあり、感染防止に万全を期しているのが分かります。

卓上にはメニューが置かれていますが、老舗の古めかしいメニューとは全く異なり、今風のとても見やすいメニューです。
ランチ用に定食やご飯や麺類があり、サラダ、スープの付くセットメニューになっています。

お値段の方も、@1,100円〜@1,200円ですので、老舗の本格中華ということも勘案すれば、良心的なお値段に抑えられているという印象です。

注文は、飯類メニューから生菜チャーハン(黒いチャーハン、レタス入り)@1,100円にしました。

待つこと5分ほどで注文の品が出来上がってきました。
プレートには黒いレタスチャーハンのほか、スープとサラダが添えられています。

黒いレタスチャーハンは、中国のたまり醤油を使っているのか、かなり濃い茶色に仕上がっており、レタスの緑との対照が鮮やかです。
具は卵と枝豆くらいしか分かりませんが、コクが抜群のチャーハンでとても美味しいです。
チャーハン自体は、いわゆる街中の大陸系大衆中華などでも良くあるメニューですが、クオリティは比較になりません。
神保町には、当店の他にも、「新世界菜館」や「揚子江菜館」などの本格的老舗中華があり、いずれも私はかなり高い評価をしていますが、それらに匹敵する味ですね。

添えものの雲呑スープも立派な肉入り雲呑のほかに揚げ焼きそばが入っているなどひと工夫が感じられ、サラダも鮮度が良いのが分かる瑞々しいサラダで食用菊が散らされているのも個性的でした。

1,000円オーバーですから、神保町界隈のランチ相場としてはやや高いのですが、このクオリティですので、むしろ、老舗中華が、今の時代に合うように努力して手の届きやすいお値段で提供しているケースと前向きに評価したいですね。

いつまでも伝統を継承していって欲しいと思わせる名店だとおもいます。

  • Kanyo rou - 黒いレタスチャーハンのランチセット@1,100円

    黒いレタスチャーハンのランチセット@1,100円

  • Kanyo rou - 黒いレタスチャーハンのアップ

    黒いレタスチャーハンのアップ

  • Kanyo rou - 雲呑スープ

    雲呑スープ

  • Kanyo rou - サラダ

    サラダ

  • Kanyo rou - ランチメニュー①

    ランチメニュー①

  • Kanyo rou - ランチメニュー②

    ランチメニュー②

  • Kanyo rou - 店内

    店内

  • Kanyo rou - 店内には周恩来が来日に際して詠んだと言われる七言絶句が掲げられています。

    店内には周恩来が来日に際して詠んだと言われる七言絶句が掲げられています。

  • Kanyo rou - 外観

    外観

Restaurant information

Details

Restaurant name
Kanyo rou(Kanyo rou)
Categories Chinese、Dim sum
Phone number (for reservation and inquiry)

03-3291-2911

Reservation Availability

Reservations available

Address

東京都千代田区神田小川町3-14-2 漢陽ビル 1F・2F

Transportation

JR御茶ノ水駅 御茶ノ水出口 徒歩6分/都営三田線神保町駅 A5出口 徒歩3分

266 meters from Jimbocho.

Opening hours
  • Mon

    • 11:30 - 15:00

      (L.O. 14:00)

    • 17:00 - 21:30

      (L.O. 20:30)

  • Tue

    • 11:30 - 15:00

      (L.O. 14:00)

    • 17:00 - 21:30

      (L.O. 20:30)

  • Wed

    • 11:30 - 15:00

      (L.O. 14:00)

    • 17:00 - 21:30

      (L.O. 20:30)

  • Thu

    • 11:30 - 15:00

      (L.O. 14:00)

    • 17:00 - 21:30

      (L.O. 20:30)

  • Fri

    • 11:30 - 15:00

      (L.O. 14:00)

    • 17:00 - 21:30

      (L.O. 20:30)

  • Sat

    • Closed
  • Sun

    • Closed
  • Public Holiday
    • Closed

Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting.

Budget

¥1,000~¥1,999

Budget(Aggregate of reviews)
¥6,000~¥7,999¥1,000~¥1,999

Check the distribution of amounts spent

Method of payment

Credit Cards Accepted

(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)

Electronic money Not Accepted

QR code payment Not Accepted

Table money/charge

サービス料 10%

Seats/facilities

Number of seats

90 Seats

( 1階 40名 2階 50名)

Private dining rooms

OK

For 6 people、For 8 people、For 10-20 people

Private use

OK

For 20-50 people

Non-smoking/smoking

Smoking / Non-smoking area separated

Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information.

Parking lot

not allowed

近隣の駐車場の割引券あり。

Space/facilities

Comfortable space,Tatami seats

Feature - Related information

Occasion

With family/children |Business |With friends/colleagues

This occasion is recommended by many people.

Service

Take-out

With children

Kids are welcome(Elementary school students are welcome)

Website

http://kanyoro.com/

Remarks

クレジットカードは5,000円以上から利用可

本来は全席完全禁煙にしたいそうです。
ただ、パーティーなどで使う場合は融通を利かせているそうです。