Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Kinshuusaikan
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Categories | Sichuan Cuisine、Knife cut noodles、Izakaya (Tavern) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5600-8387 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都千代田区神田神保町1-37-4 友田三和ビル 1F |
Transportation |
2 minutes walk from Jimbocho Station 10 minutes walk from Ochanomizu Station 180 meters from Jimbocho. |
Opening hours |
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Budget |
¥2,000~¥2,999 ~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted QR code payment Accepted (PayPay、d Barai、Rakuten Pay、au PAY) |
Number of seats |
80 Seats |
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Private dining rooms |
OK For 8 people、For 10-20 people Completely private room |
Private use |
OK Over 50 people |
Non-smoking/smoking |
Smoking establishment Smoking is permitted throughout the restaurant during dinner time (please contact us in advance if you would like a non-smoking seat). Smoking is prohibited during lunch time, except in some private rooms. Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
not allowed Coin parking available nearby |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Wide seat,Counter,Sofa seats,Wheelchair accessible |
Set menu |
All you can drink, All you can eat |
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Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Cocktails |
Food |
Particular about vegetable,Particular about fish,English menu available |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Service |
Extended party hours (more than 2.5 hours),(Surprise) Party accommodations,BYOB,Take-out |
The opening day |
2019.4.1 |
Phone Number |
03-5577-7185 |
Remarks |
If you wish to bring your own drinks, please inquire/There are separate restrooms for men and women. |
言うまでもありませんが、麺類は、今や日本人の食生活にとって切っても切り離せない存在になっています。
日本古来の蕎麦やうどん類だけで無く、ラーメンを筆頭にした中華麺、パスタ系、そしてベトナムやタイなどの米麺など、もはや世界中の麺類が日本に居ながらにして食べられる時代と言ってもいいでしょう。
私は麺類はジャンルを問わず大好物と言ってもいいのですが、その中でも、和洋中エスニックそれぞれについて、アブノーマルな麺類を好む傾向にあります。
例えば蕎麦では、普通の蕎麦よりは、田舎蕎麦や更科と言った極端な蕎麦を好みます。
うどんは、正統派のうどんなどよりは地粉コテコテの武蔵野うどんが好きですし、最近では豊前裏打ち系なども大好きです。
この傾向は、身近な和食に限らず、パスタで言えばノーマルなスパゲッティ以外のパスタ(とりわけショートパスタ)、中華麺で言えば、ノーマルなラーメン以外の麺類に好みのものが多いですね。
そういう意味で、近年、世界各国のネイティブ系の料理がどんどん日本に進出してきている状況は、アブノーマルな麺類の浸透とも親和性があるような気がして、私の嗜好にはピッタリの面があり、とても好ましいことと感じています。
刀削麺は、私の好むアブノーマルな麺類の中でも代表的な存在で、もはや今ではアブノーマルとは言えないくらい日本に浸透していると言ってもいいと思います。
それでも、私が岡山に赴任していた2013年〜2014年頃は、居住地の岡山では刀削麺はまだまだ一般的な存在では無く、岡山勤務末期の2014年3月に岡山市内で刀削麺を出すお店と出会った時の感動は今でもはっきり覚えています。
そのお店(中華 錦亭)が、今でも健在なのは嬉しいところですね。
この日ランチで訪れた当店も刀削麺を看板メニューに掲げた四川風創作料理のお店です。
大陸系中華の進出は一時期と比べるとやや鈍化したかなとは感じている昨今ではありますが、当店は、2019年4月に新たにオープンしたお店です。
「錦秀」という店名に着目すれば、神保町エリアには、以前、「中華食堂 錦秀飯店 神保町店」というお店がありました(@西神田2丁目)。
同店は、当店のオープンとほぼ入れ替わりで閉店していますし、同店のメニューなどを見ると当店とかなり似ていますので、当店は、錦秀飯店の実質リニューアルオープンである可能性が高いと考えます。
また、某サイトによれば、当店の料理長は、梁姫菲さんという女性で、四川料理一筋で腕を磨いてこられた方と紹介されていますね。
その記事によれば、四川省から仕入れる高級香辛料や漢方薬膳を独自のブレンドで使い、辛いだけではない奥深いうまみの四川料理、創作料理を得意としている旨が紹介されてますので、看板メニューの刀削麺ともども期待したくなります。
当店の場所は、神田神保町1丁目の神保町三井ビルディングの北側の道路沿いになります。
新しいお店らしくこじんまりとまとまった外観の店舗で、最盛期には居抜き物件中心にどんどん出店の見られた大陸系大衆中華とはやや趣きが異なるような感じを受けます。
店内も小綺麗で客席も比較的ゆったりと配置されています。
私の案内されたスペースには先客が3名いましたが、すべて男性一人客でした。
卓上にはランチメニューが置かれています。
メニューは定食と刀削麺に大別され、それぞれにスープ、小鉢、デザートのつくセットメニューになっていますが、種類によって値段設定が結構きめ細かいのが特徴で、定食だと@780円、@800円、@850円、@880円、刀削麺だと@750円、@880円、@900円、@1,080円と小刻みな設定になっています。
厳格な原価管理がなされているとすれば驚きですが、確かなことは分かりません。
今回は、刀削麺狙いでの訪店でしたので、注文は、牛肉焼き刀削麺@880円にしました。
待ち時間は、7分ほど掛かりましたので、大陸系大衆中華としては素早い提供とは言い難いですね。
牛肉焼き刀削麺は、焼きそばの中華麺を刀削麺にしたと言うか、はたまたパッタイの米麺を刀削麺にしたと言うか微妙なところですが、いずれにしても刀削麺を炒めた焼きそば風の料理です。
具は牛肉のほか、もやし、にんじん、小松菜、キクラゲといったあたりですが、オイスターソース風味と黒胡椒のアクセントが特徴的で、なかなか美味しいです。
特に刀削麺はもっちりした弾力のある麺で、ソースと良く絡みとても美味しいです。
刀削麺については、職人不足を補うためのロボットの投入なども見られるところですが、どうしてもクオリティが犠牲になるのはやむを得ないところです。
この点、当店の刀削麺は、キチンと職人が手打ちしたものであるのは間違いないと思われ、それが味にもしっかり表れていますね。
付け合せはもやしなどのナムル風の和え物で、どちらかと言うと品数合わせ的なところは否定できないと思いますし、スープも煮詰まったせいか味が濃くイマイチでした。
デザートの杏仁豆腐も、私のいつもの5段階評価では下から2番目のB−評価と、メイン料理以外はあまり評価出来ない内容でした。
それでも、メインの焼き刀削麺は前記の通りとても美味しかったですし、これなら@880円のコスパも評価出来ると思います。
最近は、蘭州牛肉麺やビャンビャン麺などの新興勢力の上陸でやや守勢になっている感のある刀削麺ですが、やはり美味しいものは美味しいと改めて見直すことが出来たように思います。
引き続き激戦区であることに変わりはない神保町の中華料理戦線ですが、頑張ってもらいたいですね。