Restaurant name |
Sweet Water(Sweet Water)
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Categories | Italian、Wine bar |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3811-2200 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都文京区小石川1-27-4 |
Transportation |
地下鉄春日駅 徒歩8分 672 meters from Kasuga. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥6,000~¥7,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (AMEX、JCB) Electronic money Not Accepted |
Table money/charge |
サービス料なし、お通し代なし |
Number of seats |
15 Seats ( カウンター7席、テーブル8席) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed 近隣にコインパーキングあり |
Space/facilities |
Counter |
Drink |
Wine,Cocktails,Particular about wine |
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Food |
Particular about vegetable,Particular about fish |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Service |
Sommelier |
Website | |
The opening day |
2010.9.10 |
Remarks |
白山駅から歩く事数分。
静かな細道に暖かな光が漏れ出ている。
ガラス張りのその店に入ると、カウンターでは常連らしき年配のカップルがワインを傾け、隣のテーブルでは食べるのが好きそうな女性が一人でゆったりと夕食を楽しんでいた。
スイートウォーター。
移転する前のアクアパッツァなどで腕を振るったというシェフとソムリエールであるマダムの2人で営むイタリアンである。
食事も後半に差し掛かり、店内に流れるレディオヘッドに喜んでいると「シェフが昔からイギリスが好きなんです」とマダムが少し呆れたように笑いながら、最後のリゾットを運んでくれた。
鮎と加賀太胡瓜のリゾット。
その米がぷつぷつした粒感で、自分だけにしか聞こえない声でアルデンテを、作り立てのリゾットだよと囁いてくる。
ふわっと漂うオリーブオイルの果実の香りの中に忍んだ焼き鮎の香りが鼻をくすぐる。
米の海に浮く鮎の皮目は脂でとろっととろけ、米自体も甘みとも取れるような鮎のコクに満ち満ちている。
聞けば、別に焼いた鮎の身を最後に入れるのは勿論ながら、鮎の骨や頭から出汁を取りリゾットにしているという。
鮎の魅力は苦味や姿形だけではない。
鮎の出汁や鮎に乗った脂の風味の素晴らしさが表れた一皿。
他のいただいた料理も破綻ない美味しさ。
穴子のフリットでは穴子の質が良く、カリッと軽やかな衣の中で皮がトロッと蕩ける食感が堪らない。
パスタフレスカ2つはパスタ自体の力は程々であったが、羊のサルシッチャのオイルベースのソースのコクが深く美味。
メインの山形豚ロースは煮込んだ後に表面をソテー。脂をプルプルと柔らかに仕上げ、表面はカリッと焼き上げられている。パン粉に加えられたドライベリーも面白い。
ローズマリーのソルベはとても好み。しっかりとしたコクと甘みの中に強いローズマリーの爽やかな香りが抜ける。仄かに香るラムレーズンのような味わいが官能的。尋ねるとバルサミコリキュールを加えているとの事だった。
唯一気になったのはパスタフレスカの生地自体の旨味や食感が弱めに感じてしまう事。
生地中のセモリナ粉をはじめとする各種小麦粉のバランスや塩分濃度、水分量などを少し変えるだけでも違ってくると思われる。
茹で時間もスペッツレに関しては長すぎる印象でかなり柔らかく、もう少し食感がある方が好みだった。
とはいえ肉や魚の食材の質に対して価格もかなり良心的。
スタンダードな組み合わせの食材の中にシェフのセンスで香りや味のアクセントを加えたお料理達は難しい事なく楽しめる。
サービスはマダムが担当し初めはクールな印象だったが、最終的には色々とお話し、良い時間を過ごさせていただいた。
少し落とした照明や、キッチンが見渡せるカウンターなど店内の雰囲気もよいのでカジュアルなデートにも良さそうだ。
素敵な夜をありがとうございました!!
スイートウォーター。
店に流れている緩やかで時間と甘やかな味にしっくりくる名前だと感じた。
是非一度伺ってみてはいかがだろうか。
〜いただいたもの〜
穴子のフリット ガスパチョ
雉ととうもろこしのスペッツレ
羊のサルシッチャ クミン キャベツ 焦がし小麦のトンナレッリ?
山形豚ロースの塩豚 上からベリーを入れたパン粉
鮎と加賀太胡瓜のリゾット
ローズマリー(バルサミコリキュール)のソルベ