湯島の隠れ老舗鳥料理店　　　　　　　　　　　　　 : Toritsune

とりつねさんは、現在の鳥つね自然洞さんや鳥つねさんと同族です。
春日通りはドンキホーテの向かいの細い路地にある一軒家の鳥料理店。
ぼくがこちらを知ったのは20年も前。先輩に付き合わされての訪問でした。ですが、そのとき食べた鳥しんじょうの印象はいまだにありますよ。

＞これからとりつね行きます。
仲間からメールがくる。
＞おお、そこ、鳥しんじょうがいいですよ～
なんて返信メール。
しかしさ、そんなメール読んだら、行きたくてむずむずしちゃうでしょ。で、うまい具合にどうにか仕事も切り上られたので、鳥しんじょう食べ終わる前に到着。執念ですな。ぼくの仲間たち鳥しんじょう2個残しといてくれましたよ。って、もう一品頼めばいいだけだけどね。そこがいんだね！（笑）
ということで、かなり久々の訪問でした。

早速ビールを頂いて、鳥しんじょうにありつけた久々の時。
しんじょうといっても、こちらのは見た目コロッケです。
でも口に入れたとたんそのイメージのギャップに驚かされます。
ほとんどのお客さんが、これを食べたくてここを訪れる。それほど印象つけられる逸品料理です。

お通しは、月見にささみが入ってました。シンプルですがだからこそ美味って感じ。

この日は、ささみ、はつ、レバーの刺身があったので、それを注文。
はつ（心臓）って、ほんと旨いですね。最も好きな部位です。こちらの“はつ”は、血抜きなどの基本的前処理がしっかりされているので実に美味。

焼き鳥は、正肉とレバー。炭火ではありませんが、火の通りも程良くいただけました。

サラダは、野菜をドレッシングで和えてからしばらく落ち着かせてからささみを混ぜたものなので、しっとりとした味わい深いものです。これってフランス料理などでは基本的な手法です。

漬物は、胡瓜と大根の塩漬けという趣きで、千切りの生姜が口の中をさっぱりさせてくれるものでした。

料理は、一品当たりの単価が1,000円を越すので、少々高めな値段帯ですが、ここはそういうレベルの老舗の鳥料理店です。
70歳越した主人がいい味わいを出していて、そんなご主人との会話も心地いいですよ。

んんん・・・また、食べたくなってきた。（笑）