Restaurant name |
Ichikawa
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Categories | Soba (Buckwheat noodles)、Udon (Wheat noodles)、Deep-fried foods |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-5688-3651 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都台東区上野6-7-19 |
Transportation |
JR御徒町 地下鉄銀座線上野 徒歩10分 262 meters from Okachimachi. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
24 Seats ( 6テーブル24席 補助椅子あり) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK For 20-50 people |
Non-smoking/smoking |
Smoking establishment Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Comfortable space,Wide seat |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Particular about Japanese sake (Nihonshu),Particular about Japanese spirits (Shochu) |
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Food |
Particular about vegetable,Particular about fish,Healthy/beauty food menu |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Service |
Extended party hours (more than 2.5 hours),(Surprise) Party accommodations,BYOB,Take-out |
休日に上野方面に出掛けるが、家を出るのが遅れたため到着したのは正午少し前。
駅を降りるとかなりの人出で、アメ横周辺には賑わいが戻っている。
そんな中、最初に当てにしていた蕎麦屋が臨時休業で、その後向かった店も長い行列が出来ている状況。
御徒町まで行けば本陣房系の店が点在しているが、どこも混んでいる可能性が高く、ふと思い出したのがこちらの蕎麦屋。
場所は昭和通りに面したビルの一階に組み込まれているが、表には食品サンプルが並び如何にも町場の蕎麦屋の佇まい。
店内もやや雑然とした昔ながらの大衆食堂と言った雰囲気で、年配の主人夫妻で賄われている。
先客は3組5人で、私はアクリル板の仕切りが置かれた4人掛けテーブルの一角に通された。
まずはビールを貰うが、登場したのは「赤星大瓶」で600円は安い。
お通しとして、丼物に付くであろう「漬物」の小皿が一緒に出された。
つまみ類は品書きの他に、壁の貼り紙にも数多く並んでいる。
女将さんに訊いてみると、基本的に夜用なので昼は時間がかかるとのこと。
天ぷらならば大丈夫だろうと「天ぷら盛合せ」を注文。
それほど待つことなく登場し、内容は海老1尾に野菜(南瓜・茄子・蓮根・舞茸・茗荷・ピーマン)。
衣厚目でややぽわっとした'蕎麦屋の天ぷら'ながら、比較的カラッと揚がっている。
塩などでは無く天つゆで食べるに相応しいが、大根おろしがたっぷりなのでやや味が薄まってしまったのが残念。
海老は結構な大きさで味も食感もまずまず、他は野菜ばかりだがそれぞれの持ち味が生きており、むしろこちらの方が美味しい。
天ぷらはボリュームが有り、ビールの大瓶もほどなく空になり酒を追加。
壁の掲示より「菊正樽酒」の冷酒瓶をもらうが、呑みなれた味わいが良かった。
蕎麦は江戸前の仕事ぶりが示される「おかめ」を選択。
上置きの景色はほぼ予想通りで、メインの蒲鉾は飾切りも含めて3枚分で質は最上とは言えないがプリッとした歯応え。
伊達巻が乗るのが懐かしく、仕事の指針となる冬菇椎茸は丁寧に煮含められている。
青味が若芽なのは残念だが、800円の値段からすれば致し方ない。
蕎麦は特徴の無い機械切りだが、熱いかけつゆの中でもある程度の食感が保たれているのは立派。
つゆは江戸前伝統の醤油味濃い目の奥行きある味わいで、途中から卓上の七色を振れば味が深まる。
長年の習性から塩分過多とは承知の上で、ほとんど飲み干してしまった。
期せずして寄ることになった蕎麦屋だが、印象は決して悪くなかった。
普通の町場の蕎麦屋ながら、昼でも一応蕎麦屋酒が楽しめる体制が出来ているのが嬉しい。
上野駅からは近いがやや場所が不利なのかそれほど混んでいないが、観光客が押し寄せることも無く地元の皆さんに愛され続けている雰囲気が漂っている。
夜に気軽に寄るのも楽しそうだ。