Teuchi Soba Yoshi
(手打蕎麦 義)- Nearest station：
- Categories：
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- Budget：
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- Fixed holidays：
- Sunday、Public Holiday
Restaurant information
Details
| Restaurant name |
Teuchi Soba Yoshi
|
|---|---|
| Categories | Soba (Buckwheat noodles)、Tempura、Ten-don (Tempura bowl) |
| Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3841-0345 |
| Reservation Availability |
Reservations available |
| Address |
東京都台東区北上野2-2-4 |
| Transportation |
合羽橋通りから東上野寄り「かっぱ通り商和会」の中 484 meters from Inaricho. |
| Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
| Budget（Aggregate of reviews） |
￥4,000～￥4,999～￥999
|
| Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Accepted QR code payment Accepted |
Seats/facilities
| Number of seats |
14 Seats （ テーブル３卓 カウンター３席） |
|---|---|
| Private dining rooms |
not allowed |
| Private use |
OK |
| Non-smoking/smoking |
Smoking establishment ランチ時13:00迄は禁煙タイム Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
| Parking lot |
not allowed |
| Space/facilities |
Counter |
Feature - Related information
| Occasion |
Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
|---|
浅草通りでメトロから這い出して、食べグロで見つけたそば屋へ向かう為に清洲橋通りを北に進路をとる。
日中は晴れてくるとの天気予報であったと思うが、まだ薄曇りを引き摺る空。途中で路地に逸れると、まあ日本中どこでもそうなのだろうが、この辺りもとりわけ神社仏閣が多いように思う。
もしもここで地図を広げたならば、もうハーケンクロイツのお花畑がいっぱいに広がるんじゃなかろうかと思われるくらいに ……
<R3.3.30>
「手打蕎麦 義」
午前11時半。
営業中の札が横倒しに置いてあるので、開店時刻を守れよ ! と思って一旦通過するも、そもそもお昼ご飯処の密度が低いエリアのようで次のチョイスがままならず。仕方なくその手前に見えた町中華でも良いかなと戻ってきて、今一度そのそば屋を名残惜しむように観察してみれば !
別の角度から見れば、今度はそのそば屋の営業中の札は、平面に置かれているだけで“活きている”と理解できる。やはり物事は違った角度から見ることが重要なのだと痛感しつつ、早速その居酒屋風の面持ちの、しかし堂々“手打ち”を謳うそば屋の戸を引いてみた。
先客は男性お一人。
ホール係の女性からカウンター席かテーブル席か、まるで針の道かピンの道かどちらか選べと言わんばかりに問われ、カウンター席は、これはカウンターの向こうに女子大生が立ってくれていないと無意味なので、先客の男性と並列してテーブルに座ることに。
そして真ん前最奥に設置されたテレヴィジョンを二人して見上げたならば、さながら古き良き時代のアメ車のベンチシートからdrive-in映画を楽しむアベックのような雰囲気になってしまい、どこか気恥ずかしくなるとともに、向こうも同じ気持ちにさせてしまったならば、それは申し訳なかったなぁ、と ……
日替わり丼とおそばのセット
“たぬきわかめそばと鮭ごはん” @800也。
舞い降りた業務用刻み海苔をプライマーとし、そこへスーパーの瓶詰の鮭フレークをまぶした鮭ごはんを見た瞬間、これは大丈夫だと思い(総合的に大丈夫だと思ったのだ/笑)、先ずはぶっかけの冷やしに集中する。
そのおそばは屋号である“義”を彷彿とさせるほどの力強さは無く、寧ろ、つゆや天かすとの協調力に長けたおそばで、何より盛りがささやかであったものだから、もうご飯どんぶりには手を付けずに一気に啜り切った。
続いて鮭ごはん。
私は“酒”茶漬けという料理を食べさせられている人間を横で見守ったことがあるが、それはそれはもう、悲惨な光景だった。それに比べたらこの“鮭”ごはんは、楽園と言っても過言ではなかろう。
何故ならばそれは、どこにも“不味い”要素の見つからない、炊き立てご飯に鮭フレークを敷いただけのものだからだ。私はこのことを、真面目には言っていないがしかし、決してふざけて言っているわけでもない。
(どっちなんだよ !)
手を掛け過ぎて、また奇を衒って跳ねあがったコストを商品価格に転嫁した不味い料理をやらされるよりは、こういった家庭の冷蔵庫に入っているようなものを用いてしかしとことん安全な料理を、お金をとるお店屋さんが出したって、緊急避難的には(笑)良いと思う !
ふたたび曇天の下の台東の町を往く。
台東と書いて果たして“たいとう”なのか“だいとう”なのかを明確に答えられる東京人が案外少ないように(それは私にも分からないが、そういう問題が存在するということくらいは知っておいた方がいいと思う)、うっかり秋葉原を“あきばはら”と読んでしまった者を笑って良いのかさえ、突っ込んで考えたとき、実は案外よく分からないものだ。
このことは、パンクしてほんのわずかに傾く自動車に一瞬で違和感を覚えつつも、それを注視してしまうと、あれあれあれ ? となり、事実認識能力がキャンセルされてしまうことに良く似ていると思う。
だからこんな鮭ごはんがやってきたときにも、あれこれ考えず私のように一気にやっつけてしまうことに依り、寧ろその本質を正確にとらまえることが出来るのである