Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Review not for normal use
These reviews are based on the use of unusual services such as tastings, pre-opening and reception use.
クラフトビールと蕎麦の取り合わせに違和感
Restaurant name |
Towa(Towa)
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Categories | Soba (Buckwheat noodles)、Beer bar、Nihonshu (Japanese sake) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5597-5023 |
Reservation Availability |
Reservations available
貸し切りに関しましては別途お電話ください。人数、日時等に合わせて柔軟に対応いたしますので是非ともご相談ください。 |
Address |
東京都台東区上野6-11-12 2F |
Transportation |
1 minute walk from JR Ueno Station Shinobazu Exit 1 minute walk from Keisei Ueno Station Exit C2 on the Keisei Main Line 138 meters from Keisei Ueno. |
Opening hours |
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Budget |
¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥2,000~¥2,999¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted QR code payment Accepted (PayPay、d Barai、au PAY) |
Table money/charge |
チャージ料なし |
Number of seats |
28 Seats ( 2 person tables x 6 counter seats 6) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK For 20-50 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Wide seat,Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Particular about Japanese sake (Nihonshu) |
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Occasion |
With family/children |Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Service |
Extended party hours (more than 2.5 hours) |
With children |
Kids are welcome(Babies are welcome,Preschool children are welcome,Elementary school students are welcome) |
The opening day |
2015.3.25 |
Phone Number |
03-5816-3934 |
Remarks |
The second branch of the Irish pub "The World End -Irish Pub-" in Ueno. This restaurant is themed after a Japanese public house (soba restaurant), focusing on craft beer, sake, and soba. |
知り合いの画家が主催する展覧会が「上野の森美術館」で催され、平日の昼に出掛ける。
その帰り遅めのランチを摂ろうと向かったのは、こちらの蕎麦屋。
蕎麦屋にしては珍しくクラフトビールを出すことを耳にしており、面白そうなので訪れる機会を窺っていた。
場所は上野駅の不忍口を出て、ガード下の信号を渡った正面という極めて分かりやすい所。
1階に「つるや」という立ち食い蕎麦屋が在り、その脇の階段を上がった2階だが、まさにJRの線路下で上をひっきりなしに通る電車の音と振動が伝わってくる。
カウンター前の6席の他、通路を挟んで止まり木のような小さな丸テーブルが2つと奥にテーブル席が幾つかと、さらに奥の階段を上がった中2階のようなスペースにも客席があるようだ。
14時近い時間帯で、先客はカウンターの1人の男性(こちらは日本人の方)の他は、テーブル席の家族連れも奥の個室で盛り上がっているグループもみな外国人観光客で、さらに私の後から入って来た2組も外人さんという状況に驚く。
まさかガイドブックに載っているわけでは無いだろうが、アメ横の入口脇の立地は彼らには利用しやすいようで、何れもランチのセットなどを注文している。
さて前述のとおり、こちらは蕎麦屋では珍しくクラフトビールを看板にしている。
こちらにはマイフォロアーさんの「愛妻家14号」さんが訪れられており、レビューではクラフトビールと蕎麦との取り合わせを疑問視する旨を述べていらしたが、今回の訪店はその検証の意味もある。
下からの階段の横には「本日のクラフトビール」が大きく掲示されており、カウンターの向こうには12個のタップが設えられており力の入れようが分る。
コロナ禍のおかげで種類は減らしているようだが、それでも7種が用意されている。
開店から19時までが'ハッピーアワー'で、若干の割引価格で提供。
その中からまず「ワット ザ ヘル」のⅯサイズを1杯。
what the hell とは'何だこりゃ'といった意味だが、実際はそれほど驚くようなことは無く、万人向けの円やかな味わい。
つまみはどうしようかと思うが、品書きには'蕎麦屋の酒肴'が数多く並んでいる。
こちらではクラフトビールの他に日本酒も売りにしていて、ちょっとしたこだわりの銘柄が7種類ほど用意されている。
酒肴の数々はどちらかと言えば日本酒向きの品々がほとんどで、クラフトビールに合うようなものは限られており「愛妻家14号」さんもその点を苦慮されていた。
そんな中から2品を注文。
「スモークナッツ」:文字通りナッツ類(アーモンド・カシューナッツ・ピーカンナッツ)の燻製で、軽い塩味が付いていてこれはビールに合った。
「鶏天柚子胡椒」(ハーフサイズ):一口サイズの鶏もも肉の天ぷらだが、揚げ方は天ぷらと言うより出来の悪いフリッターといった感じで、カリカリの衣はやや油っぽい。
天つゆが添えられており最初はこれで食べてみるがビールには合わず、柚子胡椒だけを添えて口に運べば何とかなった。
2杯目のビールは「フリーズ タイム」。
苦味がやや強いが、それが爽やかに感じられる独特の味わい。
さてこれ以上長居する気持ちは無く蕎麦にしようと思うが、クラフトビールの後に一体何を食べるべきか悩む。
値段は全般的に安めのため、味については期待薄。
無難に「もり」1枚とも思うが、品書きには海苔が掛かっていそうな「ざる」しかなく、浸けつゆもそれこそ'what the hell'となる恐れがある。
こんな店ではかえって温蕎麦の方が良いのではと、思い切って「きつね」を選択。
運ばれた広口の鉢の表面には1枚の油揚げが丸のまま横たわり、その上に蒲鉾2枚と2個のスナップエンドウが体裁よく乗っている。
油揚げは普通の品だがきちんと煮含められており、蒲鉾も悪くなかった。
蕎麦は細目の機械打ちで、配合は'三七'か'四六'くらいと思われ、啜ると熱いつゆの中でも割としっかりした食感が保たれている。
つゆは既成の麺つゆを思わせる味わいで、特筆するものは無いが卓上の七色を振り入れればそれなりに食べられた。
当初の予想通りにクラフトビールと蕎麦との取り合わせには違和感は否めず、同じ店舗に別々の2軒が併存している印象。
後で調べたら階下の「つるや」という立ち食い蕎麦屋と此処は同じ経営で、こちらで提供される蕎麦は値段が高い分多少体裁は整っているが、内容的には同じもののようだ。
勘定は4千円弱で、ちぐはぐな内容からすると釈然としない。
クラフトビールをどうしても出したいのであれば、蕎麦は1階の店に任せて2階はビール専門店にした方がすっきりすると思う。
外人観光客も入り易い蕎麦屋を目指すことで商売が成り立っているようだが、今の形態ではクラフトビールの良さを伝えているとは言い難い。
レビューするには躊躇する思いも有るが、現状を坦々と述べさせて頂いた。
味についての評価は均せばこのくらい。
CPと総合評価は控えさせて頂く。