Restaurant name |
Fuji
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Categories | Chinese、Western Cuisine、Japanese Cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3872-4998 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都台東区根岸4-1-26 |
Transportation |
地下鉄日比谷線「入谷」駅・徒歩7分 371 meters from Iriya. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥2,000~¥2,999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
8 Seats ( 席数はカウンター席のみ。2Fにテーブル席有り) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
Smoking establishment Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Counter |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Remarks |
2Fにテーブル席あり |
地下鉄日比谷線入谷駅の近く、金杉通りに面したところにある、「中華」、「洋食」の看板を掲げた店。
ショーワの雰囲気満載の、なんでも作っちゃうよという感じの食堂。
メニューを見ると、洋食や中華の他にも麺類や丼物、和食系の定食、サンドイッチまで、ホントになんでも揃っているという感じ。
後客で来られたご常連さんは、いきなりビールをご注文。
昼間っから、食堂飲みも楽しめてしまう店です。
店の雰囲気はなんともショーワ。
床はベコベコしているし、椅子もカウンターも年代物。
2階席もあるようですが、2階はどうなっているのか探検してみたいような、してみたくないような(^▽^;)
入口の引き戸を開けると、後ろからご主人が「いらっしゃいませ」。
ちょうど出前から戻ったところのようです。
1階は年代物のカウンター席だけ。
11時50分の時点で先客は2名。
お一人はカツカレーを召し上がっているところでしたが、すごいボリュームです。
一番奥の席では、小学生ぐらいの少年がじゃがいもの皮むきをしていました。
じゃがいもの皮をナイフで剥いて、水をためたボールにどんどん入れています。
するとご主人、その少年の名前を呼んで、お客さんだからその席を空けろと命令。
少年の隣の席は空いていたので、こっちの空いている席でいいですよ、と言ったのですが、ご主人はこれから昼時だからと少年に席を空けさせました。
せっかくの夏休みに、家の手伝いを一生懸命してるのに悪いねえ、少年。
席に座らせてもらうと隣はテレビ。
東京MXテレビで、高校野球の東京都予選をやってました。
豊富なメニューに迷いつつ、水を持って来てくれた女将さんに注文したのはオムライス(700円)。
で、ご主人はまた配達に出てしまい、女将さんが鍋を振ってオムライスを作ってくれました。
ご主人も調理はするんですけど、女将さんも中華鍋をガッコンガッコン言わせながら、ご飯を炒めていました。
家族が力を合わせて営業している店です。
「お待ちどうさまでした」と女将さんが運んできてくれたオムライスは、やはりボリューム感たっぷり。
ケチャップライスが黄色い薄焼き卵にくるまれ、その上に真っ赤なケチャップがかかっています。
しかも、ゴーヤチャンプルの小鉢と自家製漬物、スープまで付いているというもの。
これで700円はかなり下町人情あふれる価格設定です。
ケチャップライスはけっこう濃い味。
チキンライスではなく、豚コマと玉ねぎを炒めたものが入っていました。
濃い味なので、玉子の甘味とのコントラストがなかなかイイ感じ。
自家製漬物は大根ときゅうりの糠漬けで、これが非常にいい箸休めの役割を果たします。
夏場の暑い時期なので、ゴーヤチャンプルの小鉢というところも気が利いています。
スープはチャーハンによく付いてくるスープと同じ味。
おそらくこの店のラーメンスープがベースでしょう。
このスープの味ならラーメンも一度は食べてみたいところです。
完食すると充実感一杯。
昔ながらの食堂のオムライスが味わえました。
勘定をして店を出ると、先ほどの少年が店の横の路地でじゃがいもの皮むき作業を続けていました。
もう30個近くのじゃがいもがボールの水に浸かっています。
暑い中追い出して悪かったなぁと声をかけると、「そんなことないです。ありがとうございました。」ときちんとした返事。
すごいなぁ、小学生にしてこのしっかりした受け答え。
将来この少年が、この店の何代目かを継ぐ時がきたら、きっとまた美味いものを食べさせてくれそうだと期待をせずにはいられません。