Restaurant name |
5 OCEANS(5 OCEANS)
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Categories | Burger |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-6761-7049 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都台東区谷中3-13-13 エルベ日之出 1F |
Transportation |
372 meters from Sendagi. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (AMEX) Electronic money Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
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Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Occasion |
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Website | |
The opening day |
2022.3.12 |
私用で日暮里駅に降り立ち、早めのランチに谷中方面へと繰り出す。
目当てのエスニック料理店に開店時刻の11時きっかりに到着すると、なんと12時開店に変更になったとのこと。
今から1時間待つのはキツいと思い、ジャンルを問わず、近場で別の店を探すことにする。
そうして見つけたのがハンバーガーショップ「5OCEANS(ファイブオーシャンズ)」。
何やら普通のハンバーガーとは違う様相で面白そうだから行ってみよう。
11時過ぎに入店すると、先客はなし。
こぢんまりとしたスペースに、カウンター4席と4人がけテーブル1卓。
ここはカウンター席を選ぶ。
席につくなり、メニューを見てさっそく注文。
エビにはあまり惹かれず、「フィッシュバーガー」(880円)を「スープセット」(500円)にする。
ソースは3種の中から「きのこクリームソース」を指定し、スープは「クラムチャウダー」を選ぶ。
注文を受けるとすぐに、目の前のキッチンと奥の作業場をせわしなく行き来するご主人。
内装は白を基調とした涼やかなイメージで、店内に2基ある大きな水槽は、海好きのご主人が客を楽しませるために設置したもののようだ。
作業の合間を縫って、気さくなご主人が話しかけてくれる。
他愛のない世間話もまた一興。
10数分経ったころ、ようやくハンバーガーの仕上げに取り掛かる。
バンズの片面にマスタードを塗り、レタス、クリームソース、フィッシュフライの順に挟んでく。
いたってシンプルな構成。
注文から15分ほどですべてが出そろう。
同時にご主人から「漬け物、食べられますか?」と、小鉢に大根の漬け物が出される。
思わぬサービスがうれしい。
まずはクラムチャウダーから。
味わいは普通ながら、具だくさんのスープで体があったまる。
ハンバーガーは小ぶりな印象。
手づかみして高さを減らしてから、かぶりつく。
ふわっと柔らかくて甘みのあるバンズと、揚げずに焼いたさっぱりとした白身魚。
きのこクリームソースの量が少し足りない気もするけど、ヘルシー感も相まっておいしく食べられる。
食べ応えとしてはやや物足りなさを感じるものの、ハッシュドポテトがそれを補ってくれる。
大根の漬け物は、ピクルス的なものかと思いきや、太切りの醤油漬け。
ハンバーガーとの相性は考えず、コリコリした食感を楽しむ。
ハンバーガーを手に、ご主人との会話を再開する。
ご主人の口からしきりに漏れるのは、限られたスペースでのオペレーションの制約と、昨今の情勢で個人店を営むことの難しさ。
オープン当初は2種類用意してたバンズ(レギュラー、スペシャル)を1種類に絞ったのは、店内のスペースの問題だという。
小麦粉の仕入れの高騰を受け、新たなるバンズを模索する中、ご主人の求める品質とコストに見合ったものを見つけ、9月に現行のバンズに切り替えたそうだ。
これまでのメニューの変遷をたどると、ご主人の試行錯誤の跡が見てとれる。
念願だったホタテのハンバーガーを半年ほど前に完成させたものの、それも束の間、原料費の高騰でサイズが小さくなり、数か月で提供をあきらめたという。
当初は赤身魚と白身魚の両方を提供してた魚のバーガーも、いつからか白身魚に一本化したそうだ。
これもカジキの価格の高騰によるものという。
白身魚はタラやカレイなどを使用してるそうで、今日のフィッシュバーガーの魚は北海道産の生タラとのこと。
そう言われると、冷凍では味わえない食感のよさがあったように思う。
PayPayで会計を済ませると、5%の割引クーポン付きのフライヤーを手渡される。
気さくなご主人と、こだわりの魚介バーガー。
インパクトのあるメガ盛りに手を出すまでもなく、来るたびに楽しめそう。
またふらりと立ち寄りたい。
[2023.12.1訪問]