Kuriya
(くり家)- Nearest station：
- Categories：
- Budget：
-
- Fixed holidays：
- Monday、Tuesday
ロースカツってのは、脂を喰うんじゃい！
ご店主のワンオペということもあり、決して
ホスピタリティがふんだんに溢れているような
店ではない。
何時開店なのか表示がなく、結局、近くの
マッサージで時間潰すこと1時間。
戻ってみると、今度は行列が…。
そこから、店内に呼ばれるまでに、30分。
席についてから、料理が出てくるまで、30分。
私の後、4名くらいは受け入れていましたが、
それ以降は、「終わっちゃいました」と終了宣言。
なかなかハードル高いです…
ただ高飛車とか、驕りたかぶるという感じでは、
まったくありません。店内には清潔感があふれ、
いやな油のベタつきや匂いを感じさせません。
よほど丁寧に掃除をされているのだと思います。
特ロースを選択。低温でゆっくり揚げるスタイル。
余熱の管理が繊細なのか、火の通り、肉汁の
コントロールが完璧。
噛み締めると、衣の香ばしさと肉汁の旨みが
口腔内を満たします…。
グリ剥きは控えめで、ガッツリと脂身が残る部分も。
望むところです！戦闘意欲が高まります。
(ロースカツってのは、脂を喰らうんじゃぁ！
いやなら、ヒレカツ頼めばいいんじゃ！)
しかし、肉の質がいいのでしょうか。
脂がまったくしつこくありません。辛めのソースとの
相性もいいのでしょうが、塩でいただいても、
実に爽やかに胃袋に落ちていきます。
写真が撮れないので、分かりにくいでしょうが、
付け合わせのキャベツの量もたっぷり。
刻んだ大葉がいいアクセントになって、これがまた、
とんかつによく合います。
なかなか、とっつきにくいところのある店ですが、
代え難い魅力があることも確かです。
時間の制約がなく、のんびりと並べる日に、
行く店かと思います。
Restaurant information
Details
| Restaurant name |
Kuriya
|
|---|---|
| Categories | Tonkatsu (Pork cutlet) |
|
03-3625-9619 |
|
| Reservation Availability |
Cannot be reserved |
| Address |
東京都墨田区錦糸1-12-2 |
| Transportation |
総武中央線 東京メトロ半蔵門線 錦糸町駅北口 徒歩７分 476 meters from Kinshicho. |
| Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
| Budget |
￥1,000～￥1,999 ￥1,000～￥1,999 |
| Budget（Aggregate of reviews） |
￥1,000～￥1,999￥1,000～￥1,999
|
| Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
| Table money/charge |
サービス料なし |
Seats/facilities
| Number of seats |
13 Seats （ カウンター5席、テーブル8席（4人×2卓）） |
|---|---|
| Private dining rooms |
not allowed |
| Private use |
not allowed |
| Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
| Parking lot |
not allowed 近くに有料駐車場多数あり |
| Space/facilities |
Counter |
Menu
| Drink |
Japanese sake (Nihonshu) |
|---|
Feature - Related information
| Occasion |
Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
|---|---|
| Location |
House restaurant |
| Remarks |
料理を含め、店内の写真は禁止 |
前回は18:00の開店時間に到着したところ、
1巡目に入れず、30分くらい待ちました。
今回は少し早めにと思い、20分くらい前に。
店の前に行列はなく、ラッキーかと思いきや、
今日は18:20に開店するとの張り紙が…
諦めかけましたが、近くの喫茶店で少し時間を
潰して、18:00に到着。並びましたが、無事、
1巡目で入店できました。
特ロースを注文。じっくりカウンターで、
調理過程を観察。
特ロース、分厚い塊肉で揚げるのですね。
一枚ではなく一塊と呼ぶべきサイズです。
300gくらいありそうに見えます。
最近、低温調理である程度火を通してから、
大きな塊肉を揚げている調理も見かけますが、
こちらはそういう小細工なし。だから時間が
かかりますが、待つ価値があります。
写真が撮れないので説明が難しいのですが、
大振りの正方形型の白い平皿に、瑞々しい
キャベツの千切りがマッターホルンのように
聳え立ち、その周りの2辺をロースカツが
囲んでおります。
塊で揚げたロースを、脂身のついている上身と
肉が多い下身で分けるように2分して、それを
ダイスカットしてあるので、食べる箇所によって
味わいの違いを楽しめます。
なんと言っても分厚いサイコロ状のカツの
食べごたえが最高です。
火の通りが絶妙にコントロールされていて、
エロティックなロゼ色の断面が美しい。
肉汁が溢れて、衣がべちゃっとなりそうな
ものですが、最後までクリスピーな食感が
残ります。
よほど慎重に休ませてあるのでしょう。
素晴らしいです。
卓上の塩と、安易な甘さを拒否した辛めの
ソースで交互に頂きましたが、飯が止まらない。
味噌汁は豚汁ではなく、しっかりとした
歯応えの残るなめこ汁。この方が豚の脂の
甘さと香りが引き立つような気がします。
練りガラシ、香の物、食後の杏仁豆腐にお茶。
すべてに神経が行き届いていて、弛緩のない
とても満足度の高いロースカツ定食です。
近々、値上げを余儀なくされるようですが、
5,000円以上の高級カツが当たり前のように
見かけられる最近では、とても貴重な1,800円の
値付け。爽やかすぎて神々しさすら感じます。
ほんとに素晴らしいです。
次回はぜひ、ヒレと海老フライを楽しみたいです。