日本酒にこだわり 酒器にこだわり ピアノを弾く文庫さん
Restaurant name |
Oshiage Bunko
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Categories | Nihonshu (Japanese sake)、Dining bar |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3617-7471 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都墨田区押上3-10-9 |
Transportation |
都営浅草線、東京メトロ半蔵門線、東武伊勢崎線、京成押上線 押上駅 徒歩7分 駅前の465号線を 520 meters from Keisei Hikifune. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥4,000~¥4,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted |
Number of seats |
25 Seats ( カウンター4席、テーブル21席) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK For 20-50 people、Up to 20 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Counter,Live music |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Particular about Japanese sake (Nihonshu) |
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Occasion |
Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Secluded restaurant,House restaurant |
Service |
Extended party hours (more than 2.5 hours) |
Website | |
The opening day |
2011.4.16 |
Remarks |
酒器にグランドピアノ、長野の野菜、サッポロ赤星 |
クリスマス、1人でも寂しくないよぉ。
だって、文庫さん、猫庫さんが一緒に居てくれたから。
いつもいつも、感謝しています。
メリークリスマス!!
**2016.08.29*****
**文字制限のため コメント欄にも書いてます**
**写真制限のため 日記にも写真を載せてます**
料理・コース
http://tabelog.com/rvwr/mippot/diarydtl/140000/
料理・魚(刺身)PART1
http://tabelog.com/rvwr/mippot/diarydtl/115439/
料理・魚(刺身)PART2
http://tabelog.com/rvwr/mippot/diarydtl/139997/
料理・魚(焼き)
http://tabelog.com/rvwr/mippot/diarydtl/115448/
料理・魚(煮、揚げ)
http://tabelog.com/rvwr/mippot/diarydtl/115449/
料理・鶏
http://tabelog.com/rvwr/mippot/diarydtl/115455/
料理・豚、牛
http://tabelog.com/rvwr/mippot/diarydtl/115458/
料理・野菜 PART1
http://tabelog.com/rvwr/mippot/diarydtl/115459/
料理・野菜 PART2
http://tabelog.com/rvwr/mippot/diarydtl/139995/
料理・その他
http://tabelog.com/rvwr/mippot/diarydtl/115461/
日本酒 PART1
http://tabelog.com/rvwr/mippot/diarydtl/143391/
辻村寿三郎
http://tabelog.com/rvwr/mippot/diarydtl/140224/
**2013.08.04*****
互(長野県沓掛酒造)
沓掛酒造の新ブランド「互」。
1文字だけで表す珍しいお酒、お互いに酒を交わしてもらいたいと命名したそうです。
爽やかな酸味と甘味があって、女性でもとっても飲みやすいお酒です。
和田龍登水(長野県和田龍酒蔵)
本日四谷で開催されてる、大長野酒祭りにも参加されてる酒蔵です。
英文字も組み入れた、海外進出をもくろんでいるのか、酒屋のオリジナルブランドなのか。
生原酒なのでアルコール度数が17度とやや高め、そういうこともあってやや辛口に仕上がってました。
辻善兵衛(栃木県:辻善兵衛商店)
造ってるところが酒蔵や酒造が多い中、商店を名乗っています。
きもと仕込みで醸造用乳酸を使用せず、時間をかけて自然の酵母を取り込むため、古酒のような色と味わいです。
紹興酒のようなちょっとクセがあるけど、軽くて飲みやすかったです。
巖(群馬県高井酒造)
力強いうまみのある酒をコンセプトに熟成させたワイルドなお酒。
辻善兵衛以上に熟成されてるため、完璧古酒に仕上がってます。
純粋に日本酒が好きな人には、受け入れられないかもしれませんが、日本酒とは別ジャンルと考えればいいのでは。
じゃばら酒(和歌山県吉村秀雄商店)
和歌山県北山村が原産の柚子に似た果実「じゃばら」のリキュールです。
甘いのかなぁ~と思ったら、レモンのように酸っぱい!
果皮も入ってるのでツブツブ感もありました。
妙の華(三重県森喜酒造場)
女性杜氏が造る珍しいお酒で、「夏子の酒」の現実版としてテレビでもいろいろ紹介されています。
本日またまたのきもと造りで、しかも精米歩合90%の無濾過生原酒。
もうかなりのお酒を飲んでるので、何飲んでも同じに感じてしまいました。
鰯刺し
文庫さんがちょうど下ごしらえで、捌いてたので刺身を注文。
小さな小骨を丁寧にピンセットで抜いてくれました。
今が旬の鰯は、生姜醤油でさっぱりといただきました。
鶏のから揚げ
前回、他のお客さんが食べてて、美味しそうだったから真似を。
生姜醤油のタレにつけ、片栗粉をまぶして、カラッと揚がってます。
揚げ立て熱々だから、食べると中から脂がジュワー!
表面カリカリで中はプリプリ、毎回食べたい程の激旨でした。
胡麻豆腐
豆腐はお決まりの両国「豆源郷」
練り胡麻と本葛入りの豆腐で、ツルンとした食感です。
胡麻の香ばしさに、ワサビの風味が相まって美味しかった。
島らっきょ
島らっきょはそのまま出てくるのかと思ったら、細かく刻んだみじん切り。
白胡麻と鰹節をまぶして、純和風仕立てになってました。
鰯の蒲焼き
うなぎ高騰の折り、鰯の蒲焼きでも。
甘辛のタレでこんがり焼かれ、カリッとした歯応えも楽しめます。
鰯でも文句無く美味しいから、わざわざうなぎの必要無し。
ご飯が欲しくなる味付けで、お酒にももちろん合います。
稲庭うどん
〆はやっぱり、稲庭うどん。
真っ白で透明感のある、平打ちのうどん。
まあまあコシがあるし、ツルツルとした喉越しもいい。
シンプルにめんつゆと薬味だけでも、十分美味しくいただけました。
**2013.07.15*****
ゲリラ豪雨で文庫さん、びしょ濡れ状態で帰って来ました。
本金(長野県本金酒蔵)
昔ながらの米の味がする日本酒です。
最初は軽い口当たりですが、後からキリッときます。
澪標(和歌山県世界一統)
かなり酸味のある辛口タイプ。
長野県産の美山錦を使用、シャープな酸味が後を引きます。
若波(福岡県若波酒蔵)
女性杜氏が造るお酒で、ほのかな酸味が広がります。
名前のごとく、若々しさを感じました。
今錦(長野県米澤酒蔵)
おたまじゃくしシリーズの蛙に生りかけのイラストが愛らしい。
村内の米を使うという、地元密着型の日本酒製造。
「真夏のたま子」ちゃんは、夏らしく爽快感がありました。
鶏と葱のはさみ焼き
バーベキューの金串で鶏肉と葱を豪快に焼き上げます。
見た目は照り焼きだけど、鶏の旨味がストレートに味わえました。
水茄子
生で食べられる水茄子、初体験。
きゅうり感覚で、ボリボリ食べれます。
自家製味噌を付けると、甘さが感じられました。
鮎の一夜干
頭も丸ごと食べれます。
程良い塩加減で、そのままでも十分美味しくいただけました。
**2013.06.23*****
約1年ぶりのレビュー更新です。
写真の投稿上限100枚があったのでストップしてました。
それが200枚に増えたので、写真を追加しようと思います。
月に1~2回のペースでうかがってますので、これからも最新情報を載せていきます。
そうそう、平日にシェア営業していたごでんやは、京島へ移転しました。
**2012.05.05*****
今回も押上猫庫からの流れで突入。
まずは、群馬県龍神酒蔵のそのままズバリ龍神をいただきました。
メジャーな酒米山田錦ではなく、備前雄町を使用しているのが特徴。
最初は軽い口当たりで甘口なのかなと思いきや、段々とキレのある風味が押し寄せてきます。
次も群馬県松屋酒造の流輝をチョイス。
流輝と書いて「るか」と読みます。
こちらも聞き慣れない群馬県産の「若水」という酒米を使用しています。
初搾り無濾過の特別純米酒で、甘さを感じる軽い口当たりで、日本酒が苦手な人でも大丈夫です。
前回いただいた鍋島の四つ木の杉浦酒店バージョン、隠し酒うら鍋島はレア物。
通常の鍋島を何種類かブレンドしていて、「隠し酒」というから期待大です。
鍋島はワインみたいにフルティーな風味で日本酒らしくない日本酒でしたが、うら鍋島は日本酒らしさがありました。
全般的には軽い口当たりですが、日本酒特有の少しカドが立った感じがしました。
日本酒に合うおまかせ料理も堪能。
いわしのつみれは、いわし100%のつなぎ無し、臭み消しにネギが少し入ってる程度、いわし本来の味が楽しめます。
噛むとホロホロと崩れる食感は、つみれとはまた違った感覚で面白いです。
トマトのソーダ漬けは不思議な味わい。
ソーダの甘くてピリピリとした味と、プチトマトの酸味が融合した、甘くて酸っぱくて辛いといった感じです。
牛すじ大根は、柔らかく煮込まれた牛すじと旨味を十分含んだ大根のコラボ。
どちらも主役を張っていて、甲乙付け難いです。
最後に鯛の胡麻蒸しをいただきました。
あっさりとした鯛に胡麻のコクが加わった逸品。
鯛の甘さと胡麻の甘さが競い合ってて、デザートでも食べてる感覚でした。
先日の音楽イベントも大盛況だったみたいです。
日本酒好きにはもちろん、音楽好きクラッシク好きにもたまらないお店になりました。
**2012.03.26*****
お店の近く京島に会社の後輩が今年の1月に引っ越して来たので一緒に飲みました。
押上文庫は、今年からおまかせ料理となったので、コース仕立てのおまかせでスタート。
例のごとく文庫さんおすすめの冷酒をいただきました。
石川県御祖(みおや)酒蔵の遊穂は、とってもフルーティーで飲みやすい。
裏のラベルが手書きというのが面白く、料理に合う食中酒という位置づけのようです。
UFOがよく目撃される土地柄から、お酒の名前を遊穂(ゆうほ)と名付けたんだとか。
山形県酒田酒蔵のうら上喜元は、四つ木の杉浦酒店のオリジナル。
国税局全国新酒品評会で5年連続金賞を受賞した、日本トップレベルのお酒です。
佐賀県富久千代酒蔵の鍋島は、日本酒とは思えない軽い口当たり。
フランスの三ツ星レストランでも飲まれていて、フランスでは一番有名な日本酒だということです。
長野県長生社の信濃鶴は、無濾過で加熱殺菌もしない生原酒です。
香り豊かでツンツンした感じ、生原酒だけあってストレートに押し寄せてきました。
おまかせ料理は、最初のお通しから〆の炊き込みご飯となめこ汁まで、4時間以上かけて堪能しました。
**2012.01.07*****
12月24日、クリスマスイブ。
HPで「クリスマスイブに予定のないさみしい方々お待ちしております。」とあったので行くしかないでしょう!
他にお客さんは居なくて、文庫さんとクリスマスイブを過ごしました。
この日は、急遽予約が入ったのでお店を開けたんだそうです。
白露垂珠超にごりは山形県鶴岡の地酒で、名前のとおり真っ白く超~にごってます。
活性微発泡無濾過なので、酒蓋を開けるとポン!と音がします。
見た目はカルピスですけど、濃厚な日本酒で口当たりは甘酒のようにちょっととろみがありました。
美丈夫は高知県田野町の地酒で、山田錦でも兵庫県東条地区の酒米にこだわってるそうです。
どちらかというと辛口の部類に入ると思いますが、カァッ~と来る辛さではなくて、後からじんわりやって来ます。
だからと言って執拗い訳では無く、後味スッキリ。
本日のツマミは仕入れの都合上、文庫さんのおまかせ。
スマイルキッチンの京子さん情報によると、絶品な野沢菜があるんだとか。
聞いてみると、先日の文庫祭でお会いした、文庫さんの長野県松本の同級生のお母さんが漬けた野沢菜で、普段お店では出さない裏メニューです。
いつも食べる野沢よりもかなり酸味が強く、好き嫌いが分かれそうですが、ピクルス程酸っぱくはないです。
つみれ鍋風な料理には、鶏のつみれ、白菜、にんじん、ねぎ、えのきが入ってます。
塩ベースの和風ダシに唐辛子が効いててピリ辛仕立て。
使用している九州産の唐辛子は、明太子やキムチに使われる辛さが際立つ唐辛子なんだそうです。
鶏のつみれには軟骨も混ぜてあり、所々に顔を出す軟骨の歯応えが最高!
クリスマスにケーキもいいけど、たまには鍋もいいんじゃないの、なんて提案したりして。
心配なことに、今年になってまだお店が始まってません。
昨年末から腰の具合が思わしくなく、只今療養中です。
クリスマスイブも「座ってるよりは立ってる方が楽なんですよ。」と言って、とっても辛そうでした。
ゆっくり治して、また元気な姿を見せて下さいね。
**2011.12.07*****
12月3日
昼営業の押上猫庫がオープンしたので昼間からお店に入り、そのままの流れで夜の部突入!
文庫さんの知り合いでもある山形県東光酒造のお酒壱石で飲みスタート。
壱石は先日開催されたBUNCO祭で同じテーブルになった方が持参された時、熱燗で飲んだような気がします。
その時の印象は熱燗でも飲みやすく、グイグイいけちゃうから危ないなぁ~みたいな記憶があります。
冷酒で飲んでみると、とっても軽い口当たりでフルーティー、ワインみたいな感じです。
福島県会津若松の地酒写楽には友情物語が隠されています。
宮城県の酒蔵が東日本大震災で被災してしまい、仕込みが出来なくなった宮城県産酒米「蔵の華」を引き取り造ったお酒です。
本来写楽には使わない「蔵の華」で仕込んだ貴重品、それにも増して友情が育んだ日本酒に乾杯!
スッキリとした飲み口で、後から追いかけるようにじんわりと日本酒らしさが押し寄せます。
料理メニューが少し変わりました。
通常のグランドメニューの他に、本日の一品が何種類か加わりました。
冬にピッタリのあら炊き大根は、魚のあらで取ったダシで大根を煮込んでいます。
おでんのようにたっぷりとダシを吸ってて旨旨、超辛い柚子胡椒で目がパッチリ。
里芋のステーキウニソースは、まったりとしたコクのあるウニをまとっていて、里芋が何んだか高級な食材に早変わり。
あん肝豆腐はあん肝で作った豆腐、でも豆腐は一切入ってません。
あん肝にダシを加えて固めただけ、口の中ですぐほぐれて旨味が広がります。
〆は鶏ぞうすい。
以前のご飯物は炊き込みご飯だけでしたが、周りからの要望が多くお茶漬けや焼きおにぎりも候補に挙がりましたが、最終的に鶏ぞうすいに決定しました。
大きめな鶏肉がゴロゴロ入ってご飯の量も多く、一人で食べるにはかなりヘビーです。
だけど、サラサラと一気に完食しちゃいました。
**2011.11.14*****
11月12日(土)18時からBUNCO祭が開催されました。
店主の文庫さんと平日営業の五嶋兄弟とのコラボ開催で、会費6,000円で日本酒が飲み放題!
五嶋兄弟の料理は通常営業はおでんがメインで、いろんな変わりダネがあるらしいです。
今回の料理はとっても独創的な創作料理で、どれも初めて食べる料理ばかり。
一番の目玉は海鮮しゃぶしゃぶで、白子や黒むつなどの高級食材をしゃぶしゃぶ!
最後は食材を全部投入して、海鮮鍋としていただきました。
乾杯はもちろん日本酒だし、その後も文庫さん自慢の地酒をたらふく飲ませてもらいました。
自分の地元千葉県佐倉の地酒旭鶴を2種類差し入れし、初めて地元の日本酒を飲むこととなりました。
押上文庫でいろいろ飲ませてもらったどの日本酒よりも、荒々しく口当たりもキツくて後味もかなり残る、強烈なインパクのある日本酒でした。
今までイベントやオフ会など一度も参加したことがなく、知らない人達ばかりで不安なスタート。
最初はなかなか周りの人達と話ができませんでしたが、お酒が進むに連れ段々と話せるようなりました。
印象的だったのが文庫さんのピアノの生徒さんで、お孫さんもいる和服を着た女性が凄かった。
明るくて超パワフルなおば様で、楽しい人生を送っているんだろうなと思っていたら、韓国ドラマにもなりそうな想像もつかない波乱万丈な人生を送っていて、とても信じられませんでした。
文庫さんの長野県松本の同級生もいらして、朝獲れ野菜を持って来てくれました。
その朝獲れ白菜を鍋にも使っていて、なんて贅沢なんだ。
帰りには朝獲れブロッコリーとかぶを購入、もう最後は野菜直売所と化していました。
**2011.10.24*****
文庫さんの13日のブログの答えがわかりました。
写真に載っていた信州の日本酒2本、仙醸の杜氏と湯川酒造店の女性社長が結婚されるということでした。
おめでとうございます。
前祝いとして、仙醸の黒松仙醸こんな夜にをいただきました。
生酒を2年間寝かせていて、口当たりがとってもマイルド。
日本酒が苦手な方でも、ジュース感覚で飲めるような優しい味です。
最近出身地信州の地酒のラインナップおが増えています。
その中から、純吟中汲み槽場直取り生香月を出してもらいました。
スッキリとした飲み心地で、どちらかというと辛口タイプ、少しピリリと感じました。
最初の黒松仙醸こんな夜にがかなりソフトだったので、余計辛口に思えたのかもしれません。
最後も信州の地酒、秋しぼり純米吟醸北光正宗で日本酒の日の10月1日に販売開始したばかりのお酒です。
出来立てホヤホヤの新酒は、最初飲んだ瞬間に甘口だと思ったら、後からどんどん日本酒らしさを主張してきます。
しぼり立てのフレッシュな風味と躍動感があり、まさに生きてる日本酒でした。
今回は2人なので、つまみも色々と堪能。
鶏と野菜のビール煮は、見た目はシチューですが味は全く違いました。
シンプルにサッポロ黒ラベルと塩だけで味付けし、ポトフのような素材を活かした料理です。
ビール効果で鶏肉は柔らかくて旨い。
野菜の甘さが存分に発揮され、上品で味わい深くなっていました。
コンニャクのピリ辛煮は、玉コンニャクを半分にカットし甘辛く煮込んでいます。
上にのせられた千切り唐辛子が、辛いような甘いような感じで、いいアクセントになっていました。
一夜干しホタルイカの炙りは、軽く炙ってマヨネーズでいただきます。
一匹丸ごと食べられるのでスルメイカよりも食べやすく、少し苦味があってお酒にピッタリです。
焼き茄子はグリルで焼いた後、丁寧にピンセットで皮を剥いてくれます。
焦げた香ばしさも残っていて、いつも食べてる茄子と違って新鮮味がありました。
小柱と三つ葉の辛味大根和えは、前回小柱が無くて断念した料理。
小柱も三つ葉もさっぱりとしている上に、おろし立ての辛味大根が爽快感をアップさせていました。
鶏の豆豉蒸しは、豆豉のちょっと変わった味噌味みたいなのが面白い。
醤油と味噌の中間のようで、和食のような中華のような両方を融合した味に感じました。
押上文庫は、現在土日祝の夜営業のみです。
11月からは、他の方に任せて昼営業、平日営業も予定しています。
昼営業はカフェ「押上猫庫(にゃんこ)」となり、平日営業も店名が変わるかもしれません。
昼営業と平日営業はそれぞれ別の方が担当し、たまたま今回お店で2人ともお会いしました。
押上猫庫は女性の方で、現在カフェ修業中です。
試作品の和菓子「すあま」をいただきました。
サイドメニューも着々と考案中のようです。
平日営業される方は、今までも飲食店の経験があり、日本酒のイベントも多数開催されているそうです。
これからどんどん進化していく押上文庫から、目が離せませんね。
**2011.10.09*****
10月1日の「日本酒の日」は、身内の用事があって急遽休業してしまい、この3連休が新たなスタートとなりました。
文庫さんのブログにも載っていた、出身地長野県篠ノ井の地酒積善は、前回訪問時にいただいた惣誉と同じ「ひやおろし」。
長野県産の酒米「ひとごこち」を使用し、そこに珍しいヒマワリの花酵母を加えています。
口当たりは非常に柔らかく、後から少しピリッとくる感じ。
同じく長野のお酒佐久乃花は、秋の純米吟醸という、いわゆる「ひやおろし」。
文庫さんの説明によると、「ひやおろし」は9月9日が解禁日ですが、それ以前に出荷するため「ひやおろし」とは銘打てずに「秋の純米吟醸」と記載しているそうです。
佐久乃花はとっても甘口でフルーティー、日本酒とは思えない果実酒のような飲み口です。
10月になって新作つまみも多数登場。
牡蠣の松前焼き(650円)は、昆布の上に牡蠣を乗せて焼き上げています。
牡蠣に昆布の風味がほのかに移り、まろやかな仕上がりで超美味。
めぎすの一夜干(450円)は、メスのキスかと思ったら、小っちゃなキスの一夜干とのこと。
旨味が凝縮していて、煮干しとしてダシにも使えそうです。
金目鯛の一夜干(650円)は、小さいので頭からボリボリいけちゃいます。
干物の塩加減の塩梅が、日本酒にピッタリはまります。
鯨のユッケ風(650円)は、以前はマグロのど肉のユッケでしたが、最近は日持ちする鯨に変えたそうです。
食べてみると、鯨もマグロも同じような食感と味で、どちらも美味しい。
今牛肉のユッケがなかなか食べられない状況ですから、鯨で代用も有りだと思います。
マグロほほ肉の塩焼き(850円)は、大きな1枚肉でボリューム満点。
ステーキを食べてる感覚なのにカロリーオフ、十分な満足感が得られてお得です。
豚の生姜焼き(650円)は、定食の定番でご飯のおかずですが、文庫さんが作るとお酒のつまみになってしまいます。
おろし立ての生姜と決め手の日本酒で豚肉をしばらく漬け、強火で軽く炙る程度で完成。
生姜焼き特有の甘辛ではなく、醤油と日本酒でキリッとした味付け、生姜の風味であっさり感を演出し、ご飯のお友からお酒のお友に変身しました。
毎週でも文庫さんに日本酒について、ご教授してもらいたいくらいです。
今度は押上に住む会社の人と一緒に行ってみようと思います。
**2011.09.30***
休日しか開店していないけど、ついつい寄っちゃいます。
まずは最近のお決まりで、サッポロ赤星をグイっと。
続いて冷酒を、花泉は福島南会津の地酒。
一口飲んで「エッ!日本酒?」と思わせる、とっても柔らかくて優しい味。
たぶん今までパンチのある酒や個性的な酒ばかり飲ませてもらったので、水のようにゴクゴク飲めるある意味独特なお酒でした。
舞美人は福井県美川酒造場のお酒。
蔵付酵母という酒蔵に住み着いた酵母を使用しているのが特徴。
ぐい呑みにお酒を注ぐと淡い黄色に色づいてて、ちょっと洋酒のような芳醇な味わいがありました。
惣誉は栃木の情熱純米生原酒。
ひやおろしという製法で作られていて、日本酒本来の活きた味が堪能できます。
油揚げのあぶり(550円)は、まな板くらい大きなサイズの油揚げでビックリ!
それをシンプルにあぶって、醤油と大根おろし、生姜、ネギの薬味でいただきます。
鯵の薬味和え(650円)は、食べやすく細かく切った鯵にかいわれ大根、大葉、ネギで和えてます。
鯵は全く生臭くないし、大葉がかなり主張していてサッパリとしています。
浅利の酒蒸し(650円)の味付けは日本酒のみ。
もともと浅利には自然な塩分があるので、あとは日本酒で風味付けするだけ。
最後に残った汁には、たっぷりの浅利エキスが溶けだしているので、もったいないから全部飲み干しました。
揚げ豆腐のそぼろあんかけ(650円)は、文庫さんお気に入りの豆腐屋から仕入れた揚げ豆腐を使用。
そこにマーボー豆腐のような、ちょっと中華風自家製そぼろあんをかけてあります。
ホタテの梅和えは見た目鮮やか。
小ぶりなベビーホタテに、その場で叩いた梅干しを和えています。
刻んだ大葉も加わって爽快な逸品でした。
いつもいつも日本酒の話や酒蔵情報を教えていただいてます。
10月1日は日本酒の日だそうです。
これを機に新メニューも考案中とのこと。
10月になって行くのが、すっごく楽しみです。
**2011.09.24***
早くも4度目の訪問。
かなり汗をかいていましたが、赤星が飲みたくて1時間前から水分を控えていました。
風呂上がりと同じくらい、ビールが格段に旨い!
体の隅々に浸み渡る気がしました。
今回いただいた冷酒は、黒牛という和歌山のお酒。
こちらの酒蔵は主に吟醸酒を作っているので、文庫さんのお気に入りという訳ではないそうです。
しかし、文庫さんの知り合いでもある武蔵小山の酒屋さんが、酒蔵から樽買いしているので市販の黒牛とはちょっと違うとか。
文庫さんが信頼している酒屋さんおすすめの黒牛は、すっきりとした飲み口で、口に含むとほわ~っと香りが広がります。
辛過ぎずちょっぴりフルーティー感があって、女性にも飲みやすいお酒です。
新作つめみメニューをいくつか。
おぼろ豆腐(550円)は、文庫さんお気に入りの豆腐屋から仕入れてます。
豆腐の味というより豆乳の味が超濃厚!
食感が生クリームのようにふんわりトロトロで、こうれはもう健康デザートです。
のどぐろの一夜干し(600円)は、ちょっと小ぶりなのが2匹。
ちっちゃいのに骨はしっかりしているけど、いい具合に焼かれて逆にカリカリ食感がいい。
よ~く見てみると喉の奥が真っ黒、頭からガブリとかじると、ハラワタの苦みがスパイス効果で旨さ倍増。
鶏砂肝とニンニクのバター醤油焼き(600円)は、大きくカットしたニンニクにビックリ!
こんなにニンニク食べたら大変!と思ったけど、ニンニクの臭みや辛さがほとんど無く、芋のようにホクホクしてて美味しい。
砂肝のコリコリとし食感も良く、醤油バターはご飯が欲しくなります。
くらげのウニ和え(500円)は、よくあるくらげときゅうりのサラダにウニを和えた物です。
いつもの料理に一手間掛け、ウニの旨味とコクが味を引き立てていました。
毎回違った日本酒、新作つまみを堪能しています。
平日に仕事をされているから、時間があまり無いと思いますが、これからも色々と新作をお願いしますね!
**2011.09.07*****
台風の影響で雨が降ったり止んだり。
突然のゲリラ豪雨で立石で30分雨宿り。
ようやく雨が止んで四ツ木橋を渡ったら、ちょうど押上文庫タイムになったので寄ってしまいました。
文庫さんも自転車で買い出しに行って雨に降られ、家に戻った途端に雨が止んだそうです。
また、あらかじめ2合まで!追加をお願いしても出さないで!と言ってスタート。
最初の冷酒は、さか松という大阪のお酒。
さか松の正式名称が浪花正宗というから、正統派な大阪の日本酒。
大阪のお酒を飲むのは初めて、とっても柔らかい口当たりで飲みやすいから、飲み過ぎに注意が必要です。
2杯目は鳳凰美田(栃木)をいただきました。
今回いただいた鳳凰美田は、一般には出回らない「荒ばしり」と「押切り」を合わせたお酒です。
荒ばしりは最初に絞った時ににじみ出てくる部分で、押切りは最後に圧力をかけて絞った部分、その2つを詰め合わせているのだそうです。
とってもフルーティーで甘さも豊か、しかもキリッとしていて喉越し爽やかです。
毎週新作のつまみが登場。
鶏レバーの生姜煮はフォアグラ?かと錯覚してしまいます。
煮込んでいるからなのか色白で、もしや幻の白レバーだったりして。
万願寺唐辛子焼は緑色の大きな唐辛子で辛そう~!
でも、食べてみると全然辛くなく、ピーマンよりも肉厚でジューシー。
するめいかの肝焼は肝のコクと旨味が秀逸、酒のツマミにピッタリです。
子供の頃はいかワタとか食べられなかったのに、お酒が飲めるようになったら、不思議と好きになりました。
小柱と三つ葉のおろし和えを頼んだら、小さなカブみたいな物を出してすりおろしていました。
聞いてみると辛味大根で結構ピリピリときて刺激的、最後の〆としていただきました。
冷酒2合を飲みきって、まだ飲み足らなそう自分を見て文庫さんが「サッポロの赤星ありますよ。」と声をかけてくれました。
サッポロラガーなら、東陽3丁目の江戸っ子でいつも飲んでるけど、赤星って聞いたことがなかった。
文庫さんによると昔ながらの製法で作られた昔ながらのビールなんだそうです。
赤星を飲んで見ると、確かに最近のビールとは全く違います。
どことなく外国のビールのような薄味に感じてしまいましたが、ビール本来の爽快さは十分ありました。
やっぱり、なんだかんだと長居しちゃうんだよね。
おっと!団体さんが来たのでバトンタッチしましょうか。
**2011.08.12*****
不覚にも飲み潰れてしまったので、翌週もリベンジで行って来ました。
最初から1時間だけ、日本酒2合までと決め、それ以上出さないでね!と文庫さんにお願いしてスタートしました。
冷酒で濃い目の辛口をお願いして、最初に出していただいたのが「強力」という、いかにもキツそうなネーミング。
あまり聞かない鳥取の地酒で、確かに今まで飲んだ日本酒で一番強烈かもしれない。
熱燗でもないのに、口に含むとカアッー!
キリッとした超辛口で、男の中の男といった日本酒です。
次にいただいたのが「鷹長」という奈良のお酒。
日本古来の製法「菩提元」で作られていることを文庫さんに教えてもらいました。
かなりの酸味があって、古酒なのかと思う程の独特の風味があります。
ただ酸味が強い訳ではなく、芳醇なコクがあって甘さも感じられる日本酒の変化球といったところでしょうか。
週替わりでツマミもいくつか変わっていました。
まぐろのど肉のユッケ風は、珍しいまぐろのど肉を使用していて、見た目は完全に牛肉のユッケ。
まぐろのど肉はシャリシャリとした歯応えがあり、例えるなら超柔らかい砂肝のようです。
たぶん、まぐろだと言わなければ、普通に牛肉と間違えてしまいそうです。
小茄子の煮びたしは、しっかりダシに漬かっていてヘタまで食べられます。
ちょっとピリ辛な味付けで、暑い夏にピッタリです。
大根の葉の白和えは、注文してから豆腐をすり鉢でトロトロに。
野性味ある大根の茎と葉を、白和えが優しく包んでいました。
自家製ポテトサラダは、スパイスを効かせていて一味違ってます。
じゃがいも、にんじん、きゅうり、玉ねぎの一般的なポテトサラダが、カレーとは違う南国の味になっていました。
最後の〆に、鮭ときのこのつみれ汁をいただきました。
鮭のつみれは初めて、いわしなどの青魚とは違った柔らかな歯ごたえと甘みがありました。
カマボコかと思ったエリンギに、しめじ、えのき、椎茸ときのこもたっぷり、椎茸嫌いな自分でも美味しくいただけました。
美味しい日本酒と、それによく合う美味しい料理。
それより何より、文庫さんとの楽しいトークが一番のご馳走です!
**2011.07.29*****
押上にあるスマイルキッチンの京子さんから、「日本酒の美味しいお店が出来ましたよ」と教えてもらい早速行ってきました。
場所は押上駅から四ツ目通り?を京島方面へ、東武亀戸線の踏切手前のボクシングジムの路地を入って2軒目にあります。
普通の民家の普通の玄関に暖簾が出ているだけで、本当にお店なのか恐る恐る入ってみました。
店内は奥行きがあって想像以上に広く、4人用テーブル4卓、3人用テーブル1卓、2人用テーブル1卓、厨房前のカウンター4席は特等席です。
お店に入って左側の食器棚には酒器のとっくりやぐいのみが一杯並んでいるし、一番奥にはグランドピアノが置かれていて、ちょっと不思議な空間。
店名「押上文庫」のイメージとしては図書館とかで、本が沢山あるのかと思いきや酒器ばかりです。
文庫とはご主人の本名で読み方は「ぶんご」ですが、店名は「ぶんこ」なんだそうです。
ご主人は珍しい経歴の方で、音大出身のピアニストです。
他のお客さんがいない時、お願いしたらバッハを弾いてくれました。なんて贅沢!
日本酒好きでいろいろと酒蔵を廻ったり、骨董好きでもあるので高級な酒器も揃っています。
文庫さんおすすめの冷酒をいただきました。
・相模灘(神奈川)
日本酒の良し悪しは全くわかりませんが、特別純米無濾過原酒とラベルに書いてありました。
スッキリとした辛口タイプで、日本酒の王道って感じです。
・乾坤一(宮城)
東日本大震災の被害に遭われた蔵元のお酒だそうです。
宮城県産酒造好適米『ひより』を使用した、純米吟醸原酒です。
とってもフルーティーで酸味と甘みが爽やか、女性向けな日本酒です。
・小左衛門(岐阜)
「ちょっと面白いですよ」と言って出してもらいました。
飲んだ瞬間、これ日本酒?と思う濃厚でまったりとした口当たり、まるでにごり酒のようでした。
一升瓶に付き物のラベルが無かったのも面白かったです。
・旭若松(徳島)
ほんのり黄色味がかっていて古酒かと思う程。
小左衛門よりは口当たりが軽く、酸味と甘さがあるのが特徴です。
・酉与右衛門(岩手)
上槽した後そのままの生原酒を瓶詰めした直汲みのお酒です。
だいぶ酔った後なので味の記憶が定かではありません。
・越の雄町(新潟)
一升瓶を包む包装紙が日経新聞の株価欄なのが面白い。
酒販店限定販売のお酒だそうです。
・笹の誉(長野)
さすがにここまで来ると飲んだ記憶すらない。
せっかくお酒を楽しむなら、美味しさがわかる程度の酔いを心がけましょう。
お酒に合うつまみもいただきました。
鶏ササミの昆布〆は、昆布の旨味成分が浸み渡ってて旨い。
まったりとした食感は鶏肉ではなく、ヅケマグロのようで超芳醇。
エビとブロッコリーの酒盗クリームソースは、茹でたエビとブロッコリーにチーズかと思う酒盗のソースがかかり、単にマヨネーズじゃないところがいいです。
マグロの紹興酒漬けは、全然紹興酒の味がしなくて意外とあっさり。
最初の鶏ササミといい、ヅケ料理はお酒にピッタリです。
鶏ハツのこさし焼きは、プリプリなハツを甘辛く焼いててご飯が欲しくなります。
自家製バラ肉の味噌煮は、バラ肉が角煮のように柔らかい。
大根とにんじんが入り、何となく豚汁風です。
他のお客さんが入店直後に注文していた炊き込みご飯は食べた記憶が無い。
後のモロコシインゲンのピーナッツ和えやチャーシューも全くわかりません。
お店はご主人の文庫さん1人で営んでます。
日本酒好き骨董好きが講じて、骨董の酒器で日本酒を提供するバー(文庫さんいわくサロン)を4月16日にオープンしました。
お店が軌道に乗るかまだわからない状況なので、平日は新橋の寿司屋で働き、土日の夜だけ営業しています。
新橋の寿司屋は自分も何度か行ったことがあるお店で、もしかしたら会ってたかもしれません。
自分より若くまだ30代だと思われる文庫さんは、とっても親しみやすくて居心地最高です。
当然ながら日本酒にも酒器にも精通されていて、通な話をたくさん聞かせてもらいました。
ピアニストでもある文庫さんですから、BGMはもちろんクラシックです。
今度10月に催し物があって、向島にある牛嶋神社の能楽堂で演奏会を行うそうです。
土日しか開店しない普通の民家で正に隠れ家。
日本酒と酒器にギャップのあるグランドピアノと、とっても個性的なお店でした。