Restaurant name |
Edomae Shibahama
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Categories | Japanese Cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3453-6888 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都港区芝2-22-23 |
Transportation |
274 meters from Shibakoen. |
Opening hours | |
Budget |
¥15,000~¥19,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥15,000~¥19,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted |
Table money/charge |
チャージ無し |
Number of seats |
15 Seats |
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Maximum party size | 8people(Seating) |
Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK Up to 20 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Wide seat,Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Wine,Particular about Japanese sake (Nihonshu) |
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Food |
Particular about fish |
Occasion |
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Location |
Secluded restaurant |
The opening day |
2021.6.28 |
こちらのお店を知ったのは、敬愛するマイレビ様の投稿。なかなかタイミングが合わず、ようやく今回の訪問です。「江戸料理」という漠としたジャンルですので、若干の下調べを。小泉武夫先生の著書によれば、日本橋の料亭「百川」がペリー一行に提供した料理にその一端が垣間見れます。一方、Wikiによれば、「江戸近郊の野菜や、江戸前の新鮮な魚介」、調味料は醤油・塩・味噌・砂糖を使いつつも、「素材の味を生かしたあっさりした料理」、このあたりが原点かなと想像を膨らませつつの訪問です。
場所は芝公園から数分あるいた静かな一角にあります、カウンターにつき早速ビールを。
いただいたものは、
◆ 味噌まめ
ふっくらと炊かれたお豆、素朴な風味の一品
◆ そら豆
◆ 野芹とはまぐりの潮汁
芹のシャキシャキとした食感と香りのよさ、はまぐりは小ぶりながら濃厚なうまみ
◆ サクラマスとはまぼうふうのお造り
皮目をあぶられたサクラマスは上品な脂と甘味が印象的
◆ 芝海老の真薯椀
代表的な一品、すりおろされた芝海老は、ていねいにとられたお出汁の中でとても香りがよく上品な甘味
◆ 鹿と独活の天ぷら
鹿の天ぷらは初めてだが、高温でからりとあがった鹿はクセもなく滋味深さを感じる、江戸の人も食したのか
◆ 山菜シオデと湯葉
山のアスパラとも呼ばれるシオデ、いただくのは初めてだが、さわやかな香り、微かな苦み・えぐみが印象的
◆ ねぎま鍋
火を通すことで、上質なマグロのうまみが増幅、マグロ本来の味・うまみが口中に広がる
◆ ごはんもの
やや固めに炊かれたご飯は香りもよい、赤身づけとともにいただく至福
お酒は扶桑鶴(島根)、猫魔の雫(福島)、しろやま桜(東京)といただきました。いずれも初めていただく銘柄でしたが、しろやま桜は、スッキリとした口当たりの後、爽やかでかつ芳醇な香りが広がり、ねぎま鍋とよく合いました。
江戸料理ということで少し構えて臨んでしまいましたが、里山・里海の恵みを感じることができるお料理。豊穣な海に囲まれ四季にも恵まれた自然豊かな日本でとれる山海のめぐみ、その本来の味を生かすべく最小限の調味料で仕上げた素朴だが豊かなお料理。現在の日本料理の原点ともいえるお料理に触れることができ、たいへん豊かな心持ちとなりました。