Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
パサージュ/田町回遊
曇り気味ながら、肌寒くもなくまずまずの陽気。
田町の駅を下りたらまずご飯と決めていたが、目的地へと一直線に脚を向けてしまうこの性格が果たして損か得か、その自己分析はまだ済ませていないし、突き詰めないほうが得策とも思える ……
わずか十年ちょっとのことでの街並みの変化で、この通りが私がまだ前職の頃にルートとしていた小路だと一瞬分からなかったのだが、最近はさすがにそれに気付いてしまった。当時新人の私にこのコースの引き継ぎをしてくれたおじさんは、このワンウェイ小路の入口(或いは出口か)付近の中華屋をお気に入りとしていたのだが、麻婆豆腐しか食べることの出来ない私にとって、それはとりわけ魅力的に映るものでもなく、スルー。欧風カレー屋とインドカレー屋の並列も、そのどちらもスルーすると、営業中の洋食屋さんをみつけ、店頭の看板で既に料理を決め、中の様子の覗えないドアをオープンセサミさせた
<H31.3.22>
「食采洋房 Le Passage」
フロアに足を踏み入れれば、その天井も高く、意外な広さに先ず驚かされる。
暖色系のゆったりとした店内。イタリアンと言えば少々ハテナマークだが、洋食屋としても、ちょっとハテナ(笑)。先客の姿なく、一瞬視線を宙に泳がせると、直ぐ様ホールの女性が私を、ざっくり言ってL字型のフロアのその短辺のほうへと誘ってくれた。足を進めてパーティションの影に隠れていた女性お一人様の姿を見付けたことに、べつに極度の寂しがり屋でもないんだけど、そこはかとなく安心させられた。
店内を泳ぐBGMはレゲエ。
私はこの音楽ジャンルを知らない。いや、知っているとしたならば、私の一人飲み原点となった駒込の「Penny Rain」というShot Barでよく流れていたなぁということが一つ。因みに頭上のモニターから繰り返し流されていた映像は、ダリオ・アルジェント総指揮に依る「デモンズ」。理由は、終始映像がダークし続ける為に、店内を不要に明るくしない為とのこと。そしてもう一つは、ジョー山中に憧れてYouTubeを立ち上げたときに、彼が気持ち良さげに歌っているその調べ。
―― その駒込「Penny Rain」は、こないだ散歩したときに気になって敢えて目の前まで言ってみたらついに廃業されていて。硝子越しの店内に無造作に積まれた椅子をみた時には、何とも言えぬ寂しさが募った。またジョー山中さんには、何故にレゲエに傾倒しているのか知らないけど、お願いだから「人間の証明」だけを熱唱していただきたいなと ……
“ハンバーグ&海老フライ” @1,030也。
久々のミネストローネのRossoとの再会に胸が躍る。
たとえそれが「銀座 シチリア」のそれとは比べるべくもないものだと最初から分かっていたとしても。
滞りなくハンバーグの皿も到着。直感的ながら、今日のところはレモンを絞ることはやめておく。海老フライは小振りなもの2尾ながら、例の蝋細工でないということが良い。付け合わせはポテトとサヤインゲン。このお洒落なテーブル席上に塩と胡椒の入れものを見付けられたことは奇跡であって、早速それらをふりふりさせていただく。
ハンバーグも感動ものってわけにはいかないんだけど、そういえば久しぶりに洋食屋さん気分味わえたのかなあと。
お店は半ばアイドルタイムに入っていたが、フロアのレイアウトが厨房から客席を巡回できるようになっているらしく、私含めお客が都合2名しかいないにも関わらず、ご主人が定期的に、それとなく(笑)回遊してお客さんに目配りを怠らないという姿勢が立派だと思った
Restaurant name |
Pasaju
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Categories | Italian、Izakaya (Tavern)、Bar |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5868-9493 |
Reservation Availability |
Reservations available
13名様以上は、お席がコネクトできません。 |
Address |
東京都港区芝浦3-15-2 山本ビル 1F |
Transportation |
3 minutes walk from JR Tamachi Station Shibaura Exit / 5 minutes walk from Subway Toei Mita Line Mita Station 395 meters from Tamachi. |
Opening hours |
|
Budget |
¥3,000~¥3,999 ~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥4,000~¥4,999¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Table money/charge |
5% |
Number of seats |
54 Seats |
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Maximum party size | 60people(Seating)、70people(Standing) |
Private dining rooms |
OK For 20-30 people、Over 30 people semi-private room |
Private use |
OK For 20-50 people、Over 50 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed Coin parking available nearby |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Wide seat |
Set menu |
All you can drink |
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Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Cocktails,Particular about wine,Particular about cocktails |
Food |
Particular about vegetable,Particular about fish |
Occasion |
With family/children |Banquets/party |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Secluded restaurant |
Service |
Extended party hours (more than 2.5 hours),(Surprise) Party accommodations,BYOB,Take-out |
With children |
Kids are welcome(Babies are welcome,Preschool children are welcome,Elementary school students are welcome) |
Phone Number |
03-3451-3056 |
Remarks |
5% service charge Lunch prices include tax Dinner prices exclude tax |
国鉄山手線を芝浦側、すなわち寂しい側に下りると、濃淡のあるgrayの空から雨粒がはらり。
自分のことよりも先ず、お客様への謝罪の為にと上野松坂屋で仕入れてきた、愛され続けて270年(って270年 !?)、「風月堂」のゴーフレットの包装が濡れてしまうことが心配だった。
なんでも仕事上の謝罪というのは、その約7割だったっけかな ? 兎も角多くの場合、自分が直接仕出かしてしまったことではないことに謝らなければならないという、そういう理不尽なものなのだ、ということを、どこかのセミナーで聞いた気がする。
今日のがまさにそれだったが、それほど気が重たくないのは、既に問題解決しているということと、何よりお客さんも怒っているわけではなく、寧ろ事後対応には感謝すらされているところへ、私が強引に、何としても謝ってやるのだ ! と我儘言ってるだけだから(笑)。
そして「風月堂」なら松坂屋の地下に下りなくても、向かいに立派な本店があるではないか ! ということには、どうぞ突っ込まないでいただきたく ……
<R3.6.24>
「パサージュ」
未だ午後一に達する前の時間。
歩いていたらいよいよ空が暗くなり、雨がはらりどころではなくなってきたので、朝飯前ならぬ昼飯前に仕事をやっつけてしまうつもりであったが、目の前にあったRestaurantに堪らずに縋りついてしまった。
こちらへはもう3度目くらいであろうか。
余裕の広々とした暖色系の店内を懐かしむ間も与えられず、お母さんが何としても注文をとってやろうとびくとも動かなかったので(笑)、でもホワイトボードを見たって私にやれるものも限られており、絶対オレこの店でこれしか頼んでないよなぁ、ってやつをまたしても注文しちゃう。
こちらの料理には、味はふつう、そしてボリウムはやや少なめ、という素晴らしい印象が残っているが(笑)、果たして ……
“ハンバーグとエビフライ” @1,050也。
通りに面した壁の上部に嵌めこまれたガラス越しに鉛色の空を見上げていると、サラダとミネストローネがやってきた。
サラダは量はちょびっとだが、ドレッシングのonion擦りおろしの香はフレッシュ ! そして紅きミネストローネは、その階調に准ずる酸味と塩っ気を十分に纏っており、本格的な野菜のうま味 ! というタイプではなかったが、私には十分納得のいくもの。
そしてメインの皿がやってくる。
今日のドミソースは、これはワインのアルコールが飛びきってないのかなぁ ? ちょっぴり大人の味がする。さやいんげんとポテトと海老フライには卓備え付けの塩を振り、塩本来の味を引き出せば、当然白いご飯とのマッチングも申し分なく。
しかしそれってご飯をふりかけで食べるのとかわらなくない ? との迷い、そしてやはり漂いはじめた“食った気がしない”感を埋めてくれるものを辺りに探してみたところで、何ら救済されるべくもなく
女心の未練というものであろうか、きれいになった皿を未練がましく見つめてる。
洗い場からカトラリーを揉み洗うガチャガチャという派手なnoiseが、BGMのバッハ、「主よ、人の望みの喜びよ」に絡みついてくるが、そのバッハすら元々ボサノヴァにアレンジされているので(笑)、本来生ギター一本であるはずの楽曲が無駄にプログレッシブしてきた !
おもての雨はやんだだろうか。
ふとこのまま、何もかも捨て去っても、この上野風月堂のゴーフレットだけは抱えて(笑)誰もいないどこかへ逃げたくなる、そんな気分の昼下がり ……