目立たない中華料理店 ＃２７６７ : Hiryuu Saikan

今日のランチは青物横丁で。

青物横丁は色んなお店がありますが、ランチ用のお店は少なめ。時間も無かったので、駅からすぐ近くにあった「飛龍菜館 本館」にお邪魔しました。

ジュネーブ平和通り沿いにあるビルの１階ではありますが、入口はかなり奥まっており、あまり目立たない店構え。入店すると、店内はかなり暗めの照明で、奥にはテレビがあります。

さて注文です。ランチは６種類で、中から「麻婆豆腐定食」をお願いしました。

その「麻婆豆腐定食」は、大皿の麻婆豆腐とスープ・サラダ・ご飯・デザート（杏仁豆腐）のセット。思ったよりもボリュームがあります。

「麻婆豆腐」は唐辛子や辣油は確認出来るのですが、辛さは非常に控えめです。豆腐は絹ごしで、豚挽肉は比較的多め。少し粘度があり、でも残念ながら豆板醤や甜麺醤があまり感じられず、味わいは平板で深みが無いですね。どちらかと言えば日本人向けの「ご飯のおかずとしての麻婆豆腐」に近い感じですが、そこまで和風でもありません。卓上の辣油を多めに加えると、少しは辛味が出てきました。

スープは街中華によくあるタイプ。サラダは比較的量があり、キャベツ主体ながらしっかりと食べられるレベルです。

そしてイマイチだったのが「杏仁豆腐」。舌触りがザラザラしており、おそらく業務用のものをそのまま出しているのではないでしょうか。個人的意見ですが、中華料理店の実力がよくわかる料理の一つが「杏仁豆腐」だと思います。少なくとも、料理に感動したお店のそれが不味かったことはありません。その意味からも、不満の残る一品でした。

お勘定は800円。この立地で非常に頑張られていることは理解出来ますが、安いだけではお客様の満足感を得られない様な気もします。

ご馳走様でした！