Restaurant name |
Musashino(Musashino)
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Categories | Soba、Udon |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3715-2241 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都目黒区中町1-40-6 |
Transportation |
東急東横線「学芸大学駅」東口から徒歩14分 902 meters from Gakugei Daigaku. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
20 Seats ( テーブル12席:4人席✕3卓、小上がり8席:4人席✕2卓) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Comfortable space,Tatami seats |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu) |
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Occasion |
With family/children |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Secluded restaurant,House restaurant |
With children |
Kids are welcome(Babies are welcome,Preschool children are welcome,Elementary school students are welcome),Baby strollers accepted |
旨い蕎麦屋がある。そう聞いて訪問させていただきました。
日曜日の昼も営業しているこちら「目黒 武蔵野」は目黒通りの清水の信号を目黒側から来ると右に曲がってすぐのところにありました。
50年続く老舗です。お父様である先代が創業され、お嬢様である現在の女将さんが引き継ぎ蕎麦を打ち、料理をする老舗としてひっそりと存在している静かなる主張しない素敵な名店でした。
なんと言っても蕎麦が実に旨い。旨くてびっくりします。
紹介をしてくれた人は二八蕎麦と勘違いしていたようで、「二八で美味しい。」と思い行ってみました。しかしながら、食べてこれは二八では無いなと瞬間的に理解しました。二八にはある小麦粉のツル感がなく、十割の食感と香りがします。でも質問を「十割ですか?」とお聞きすると万が一「違います。」の一言だった時に、十割好きの人が聞いてきたと思うと、結局は答えもしてもらい辛くなり、何割かがわからなくなりそうだと思い「これって二八ですか?」とお聞きします。僕はどちらかと言うと賢い人に見えるより、相手にたくさん話してもらえる何も知らないバカな人になりたいからです。笑笑
「ウチはもうほとんど蕎麦粉だけで打っていて、調べてみたら9割5分蕎麦粉でつなぎは5%以下なんです。」とのこと。
旨いと思ったらさすが、なんと九つ半の蕎麦だった。外一なら90.9%になりそれより蕎麦粉の割合が多い、しかも極限まで蕎麦粉で打ちたいと思って打っているので調べてみないと、わからないと言うのは計算でやっているのではなく旨い蕎麦を作るためにやっていた結果の繋ぎと言うだけの話。十割よりいいのがしっかり麺になっているところ。崩れすぎないし、香りも立つし。更科粉にしてあるようで、もうほとんど白い。少しグレー味がかっているけど、白い蕎麦。
せいろは量が少なめのため、せっかく行ったのなら大盛りでお願いすると良いと思います。これでも量は少なめの普通盛りの量です。天せいろは二段重ねで風情のある美しい出たち。天重もなんとも美しい。天重もご飯は極薄く下に優しく置いてあるくらいの量なので、ガッツリ食べたい時には大盛りなどにしてもらう方がいいとは思います。
値段が高いとか云々言う方がいるかもしれませんが、手打ちでここまで旨い蕎麦を打ってくれて、安い値段は払えません。
丁寧な気持ちのこもったそばにお金を払って幸せをいただく。
充分払おうではないですか。こんなに旨い蕎麦はなかなか無いです。
店内は外からはわからぬくらいに上質な空間です。古くはありますが行き届いた清掃と、なんとも言えぬ素敵な空気感が流れています。
派手に生きたいやけではなく丁寧に生きて行きたい。そんな雰囲気が伝わってきます。
印象的なのは小上がりに古い書で「和顔愛語」の書がかかっている。
経では「わげんあいご」と読みます。無量寿経の中で和やか、穏やかな愛情あふれる顔で、愛情溢れる言葉で、接することの重要さを解いている言葉です。
所詮どんな事を言おうと僕らの住むこの社会は人の世の中。
僕らはその相互の中で人間社会を生きている。
そんな時に、争い、憎しみベースでなく包容し、許し、愛情を表現する事で円滑に人は動き、社会が性善説ベースに動き出す。
さあ、旨いもの食べて、和顔愛語で参りましょう。
楚々として、主張せず、静かに存在する素敵な美しい店でした。また参ります。よろしくお願いします。