Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
SAKAI COFFEE(SAKAI COFFEE)
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Categories | Cafe、Pancake、Omurice |
03-6426-1567 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
東京都品川区荏原3-5-4 かなめのもりのビル 2F |
Transportation |
東急目黒線 武蔵小山駅から徒歩7分 523 meters from Musashi Koyama. |
Opening hours |
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Budget |
¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted (Transportation electronic money(Suica)、Rakuten-Edy、WAON、iD、QUICPay) QR code payment Not Accepted |
receipt |
Invoice-compliant receipts can be issued Registration NumberT9010401024101 *For the latest registration status, please check the IRS Invoice System Qualified Invoice Issuing Business Publication website or contact the restaurant. |
Table money/charge |
なし |
Number of seats |
74 Seats ( テーブル74席(4名席13卓・2名席11卓)) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed 近隣に武蔵小山パルム商店街直営駐車場(24h)あり自転車駐輪場サービスあり |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Wide seat,Sofa seats,With power supply,Free Wi-Fi available,Wheelchair accessible |
Food |
Breakfast |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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With children |
Kids are welcome(Babies are welcome,Preschool children are welcome,Elementary school students are welcome),Children menu available,Baby strollers accepted
子ども用椅子あり |
Website | |
The opening day |
2023.5.16 |
一時期武蔵小山駅周辺には東急ストアが3つ併存していました。
一つは駅ビルのエトモの2階にある東急ストアで、これは今も健在なのですが、その他に現在は食品スーパーの「オオゼキ 武蔵小山店」になっているところと、パルム4の現在は「成城石井 武蔵小山店」と「ニトリ デコホーム 武蔵小山パルム店」になっているところにも東急ストアがあったんですね。
スーパーの併存ということになると、例えば武蔵小杉には駅の両側にイトーヨーカドーがある(イトーヨーカドー 武蔵小杉駅前店、イトーヨーカドー グランツリー武蔵小杉店)といった例も見られますが、さすがに3店と言うのは少ない(と言うかまず無い)と思われます。
この日ランチでお邪魔した当店のある場所は、前述の旧東急ストアのうち現在は成城石井とニトリになっている場所なのですが、こちらで営業していた東急ストアには更に前身があり、それは「阪急共栄ストア」という食品スーパーだったんですね。
阪急と東急と言えば、2020年に連携して「SDGsトレイン2020」というラッピング列車を運行したことで話題になりましたが、実は両社の縁は大正時代まで遡り、東急の実質的な創業者である五島慶太は、鉄道を軸にした都市開発の面で阪急創業者の小林一三の手法に大きな影響を受けたと言われています。
ですので、そんなご縁の延長で東急系の東急ストアが阪急系のスーパーを引き受けたとしても違和感は無いかもしれませんね。
私が子供の頃は阪急ブレーブスの全盛期で、1967年~1978年の12年間で9回のリーグ優勝や日本シリーズ3連覇などを成し遂げていますので、頻繁に優勝記念セールが行われていた記憶があります。
優勝記念セールも、今は色んなスーパーや百貨店などでやっているのでありふれたものに成り下がってしまいましたが、当時の阪急共栄ストアの優勝記念セールはお得度満載で大混雑だったと記憶しています。
ということで、この日は、その旧阪急共栄ストア、旧東急ストアである成城石井&ニトリの2階にあるこちらのコーヒー専門店でのランチとなりました。
当店=さかい珈琲を運営しているのは、株式会社J・ART。1987年10月に前身の有限会社サカイ産業として設立されました。
代表の坂井哲史氏は、名前から想像される人もいるかもしれませんが、あの「焼肉屋さかい」の創業者でもあります。
創業会社の有限会社サカイ産業は、その後2009年に株式会社化し、更に2010年には商号を株式会社J・ART産業に変更、そして2015年に株式会社J・ART産業が株式会社J・ARTを吸収合併する形で株式会社J・ARTに商号変更して現在に至っています。
他方、焼肉屋さかいの方について見てみると、運営母体の源流は1980年創業の岐阜王将で、1990年には商号をジェイアートフーズに改めています。焼肉屋さかいは1993年に1号店を出店(岐阜県各務原市)し、フランチャイズによる経営拡大を図り、ピーク時には100店を超える店舗網を誇り、「元町珈琲」というコーヒー専門店なども手掛けますが、運営自体は、ベンチャーキャピタルによる株式買い付けなどを経て現在は焼肉坂井ホールディングスに受け継がれています。
坂井哲史氏は、色んな背景事情の中で、巨大化した焼肉屋さかいは専門家の手に委ねる形で経営から手を引く形を採り、当店を中心とした身の丈にあった飲食店オーナーとして引き続き君臨しているという構図みたいです。その見返りとして、有り余るキャッシュが懐に入ったであろうことは想像に難く無く、今の事業は道楽みたいなものかもしれませんね。
現在の株式会社J・ARTのブランドは、当店=さかい珈琲の他にうなぎの「美濃金」、味噌煮込みうどんの「煮込うどん亭丸坂」といったブランドもありますが、それぞれ1店づつであり、その他に餃子の王将のFC店(岐阜市の千手堂店)も手がけているくらいですので、ほぼさかい珈琲専業と言ってもいいくらいかと思います。
そのさかい珈琲は、2007年に岐阜市入舟町に1号店(さかい珈琲 本店)をオープンし、現在は北は北海道から南は鹿児島まで37店舗を展開しています。
ただ、北海道では何故かローカル都市の帯広市に2店あったり、県庁所在地では無い島根県の大田市や江津市に出店したりと、出店エリアには偏りが見られます。
単に「さかい珈琲の本店は岐阜にある」なんてことだけ書かれていると何故?ということになるのですが、上記の通り岐阜発祥の焼肉屋さかいとの関係が深いと聞けばなるほどと理解が深まりますよね。
店舗数から見るといわゆる全国チェーンというほどの規模では無いので、私のレビュー対象にはなるのですが、当店はパンケーキが有名なので、カフェ利用の機会を伺っていたところ、我が家の娘たちが利用して「ここのパンケーキは高くつくので止めておいた方がいい。」と言われたこともあり、今回はランチ利用してみました。
お店のある2階へは、建物の外付けの階段かエレベーターで上がります。
当店の出入口は、階段を上がって直進する砂利道の方にある扉のみで、店内側(「無添くら寿司 武蔵小山店」の入口隣り)は扉はあるのですが、使用されていません。
なので、雨の日はパルムからでも傘を差してアプローチする必要があるのは利便性の点でマイナスですね。
この日は11時50分くらいの訪店になりましたが、店内はガラガラでした。
客席はかなりゆったりと配置されていますが、2人以下の客は2人用テーブルの方へ誘導されるので、4人用テーブルはガラガラでも2人用テーブルのコーナーは混んでいるという歪な形になっています。
このあたりは改善の余地ありと思います。
私は2人用テーブルに着席しました。
卓上には1枚紙のランチメニューと季節限定メニューがありますが、ランチは単品でも1,000円以下はホットサンド@780円のみとかなり高めの設定です。
ランチのセット割引はドリンクセットとスイーツセットがありますが、ドリンクセットは+300円、スイーツセットは+450円とかなり割高です。
注文は、チーズオムライス デミグラスソース@1,180円にしました。
安くはありませんが、諸物価高騰の折ですので、もはや諦めの境地です。
待つこと6〜7分ほどで注文の品が出来上がってきました。
チキンライスを包む玉子焼きにはシュレッドチーズが埋め込まれています。そして、その玉子焼きがとても分厚いです。小麦粉などの増量剤の入っていない純粋な玉子焼きでとても美味しいですが、この分量だと最低でも卵が3~4個くらいは使われていると思います。コレステロールが気になる方は避けた方が良いかもしれませんね。
チキンライスは黒米か雑穀が入っているのでしょうか。サラッとしたベチャベチャしていないチキンライスで、デミグラスソースをかけてようやくしっとりする感じですが、これもなかなか美味しいです。
デミグラスソースも濃厚なコクが感じられ、全体にとても美味しいオムライスに仕上がっており、これは予想以上でした。
もちろんお値段が高いのは事実なので手放しで高い評価は出来ないのですが、このクオリティならと多少は納得出来ます。
この日の客入り具合だとこの先の営業は必ずしも安泰では無いと思いますが、客のニーズを良く聞いて頑張ってもらいたいですね。