Restaurant name |
Amei Pan(Amei Pan)
|
---|---|
Categories | Bread |
03-6426-4159 |
|
Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
東京都品川区中延5-9-10 村本ハイツ 1F |
Transportation |
東急大井町線荏原町駅から徒歩2分 151 meters from Ebara Machi. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999
|
Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Not Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
---|---|
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
− |
Parking lot |
not allowed |
Occasion |
|
---|---|
The opening day |
2020.12.23 |
この日は春のG1シリーズの最後を飾る宝塚記念のレース当日に当たりました。
JRAのファン投票によるグランプリレースと言えば暮れの有馬記念と相場が決まっていたのですが、1960年から有馬記念の関西版としてファン投票により出走馬を決めるレースとしての宝塚記念が始まり、1984年からはG1レースに格付けされました。
その記念すべきG1の最初のレースを勝ったのがカツラギエースで、以降、タマモクロス、メジロマックイーン、ビワハヤヒデ、マヤノトップガン、サイレンスズカ、グラスワンダー、テイエムオペラオーなどのスターホースが勝つことになります。
実施時期が初夏で、春のG1を走ってきた馬の体調管理が難しいことや、凱旋門賞やブリーダーズカップなどの秋の海外G1遠征を睨んだ準備期間にも当たるため、有力馬が出走しなかったりということは見られましたが、最近は、ファン投票選出馬がかなり出走するようになり、独自のファンファーレ効果もあったりして有馬記念並の盛り上がりを見せることもあります。
宝塚記念のもう一つの側面として、春の中央開催のフィナーレという意味合いがあり、このレースが終わると本格的な夏競馬、ローカル競馬のシーズン到来になります。
夏競馬では、2歳戦が始まり、来年のクラシックを睨んだ戦いが始まるわけで、これも競馬ファンには楽しみの一つですよね。
この日は、そんな宝塚記念デーだったので、競馬に集中するために食べログも抑え気味にして、住まい徒歩圏の場所での活動としました。
ランチは、旗の台駅近くの「餅うどん 功刀屋 旗の台本店」でなかなか個性的な餅うどんを楽しみました。
とにかくコシの強いうどんで、これまで食べてきたうどんとはひと味違う印象で新たな発見に繋がり何よりでした。
ランチの後は、お決まりのベーカリー巡りですが、今回は大井町線で旗の台駅の隣駅に当たる荏原町駅方面まで移動し、立会川緑道沿いにあるこちらのベーカリーを利用することにしました。
当店の場所では、以前、「ottoパン」という地元の人気店が営業していました。
私も2018年2月に利用しており、極めて高い評価をしていたのですが、オーナーさんが海外に行かれることとなって残念ながら2020年10月で閉店となり、その後に居抜きの形でオープン(2020年12月)したのが当店ということになります。
ただ、この物件は、2025年に取り壊すことが決まっているため、約4年間の期間限定営業ということでスタートしたみたいですね。
当店は、台湾出身のオーナーが手掛けるベーカリーで、その意味では異色の存在です。
品川経済新聞の記事によれば、オーナーは台湾でパティシエをしていたそうですが、日本のパンの味に感動してパン職人の道を歩む決意をしたそうです。
約3年間の修業を経て日本に渡り、専門学校を卒業した後、約10年間、さまざまなパン店や赤坂のステーキ店「ロウリーズ・ザ・プライムリブ」などで経験を積み、独立出店にこぎ着けたとのことで、色んなご苦労の末に今の姿があるようです。
店名の「阿美」は、オーナーのお祖母さんの名前からとったそうです。
扉の枠や庇は赤で統一しており、なかなか洒落たファサードですが、店頭には「当店のパンは自家製天然酵母、北海道産小麦粉、北海道産バターを使用しております。」との表記が見られます。
これだけでもパン作りに対するこだわりが感じられますね。
店内は対面販売方式で、2段のショーケースとその上部にパンが並べられています。
アイテム数は40種類程度で、日本で普通に売られているお馴染みのパンも多いですが、中には台湾らしいパンも混ざっているほか、期間限定で自家製のパイナップルケーキなども販売しているようです。
お値段は、際立って安いわけでもありませんが、高くても@300円台前半くらいまでと高級ベーカリーとは一線を画している感じで、お店の雰囲気から見ても庶民的なベーカリーと言えると思います。
お店は女性スタッフが接客していますが、この方は日本語が完璧ですので、日本人なのかもしれませんね。いずれにせよ、元気の良い丁寧な接客でとても感じが良いです。
今回は、以下3点を購入しました。
・エピベーコン@250円
・ローシャ@280円
・台湾メロンパン@230円
合計760円
コスパの目安としている2個でワンコイン水準ですので、お値段的にはギリギリ普段使い可能というレベル感です。
持ち帰って、翌日の朝食に供しました。
エピベーコンは、レンジで20秒チンした後、600Wのオーブンで3分間加熱していただきました。
北海道産小麦の生地に厚切りベーコンを絡めたエピで、サイズは小型ですが、生地がとても引きが強くもっちりしています。
ベーコンもたっぷり入っており、美味しさが凝縮されている感じですね。
なかなか美味しかったです。
ローシャは、レンジで15秒チンした後、600Wのオーブンで2分間加熱し、1300Wで1分間仕上げ焼きしていただきました。
ローシャというのは、台南発祥のパンで、生地に水を使わず、材料は小麦粉のほか、牛乳とバター、卵のみだそうです。
バターを塗りながら焼き上げるのが特徴のパンなので、濃厚なバターの風味が楽しめます。
日本人の舌に合うように少しアレンジをしているそうですが、なかなか美味しかったです。
台湾メロンパンは、何が台湾なのかよく分かりませんが、普通のメロンパンのようにきれいな網目が無く、この自然な焼き上がりが“台湾”なのかなという感じですね。
表面に焦げ目もあり、塩味のしっかり効いているメロンパンで素朴な美味しさがありました。
当店のパンは完成度は高くないかもしれませんが、却ってそこが台湾パンらしくて好感が持てます。
このお店での営業は残り2年程度と思われますが、まだまだ発展途上のお店と思われますので、その後も何処かでお店を続けてもらい、是非日本に定着してもらいたいですね。