2度目の訪問は、久しぶりの小宴会。味とCPが凄い戸越銀座の小料理屋さん… : Koryouri Asahi

2023年5月4日、友人7名での再訪問。

こちらのお店、戸越銀座駅のすぐ近くですが、穴場中の穴場の小料理屋さんです。

場所は、戸越銀座駅前の亀屋万年堂の路地を五反田方面に向かい、これまた隠れた名店『串焼しのぶ』さんの更に先にあります。

詳細は前回のレビューを読んで頂くとして、ひっそりと綺麗な佇まいのお店です。
店内は、カウンター5席と奥に小上がりがあります。

コロナ明けで初めての個室での宴会でした。
今回は、GWの真ん中に、食通＆酒好きな友人限定で小宴会をやることになり、自分が幹事で、ファーストコンタクトがめちゃ良かったこちらの小上がりを予約しました。

お通しは、しらすとわかめの酢の物。
何のことはない一品ですが、やはり逸品(笑)
期待が膨らみます。

頂いたお料理は、
『おまかせワンプレート』(2000円)
予め予約の際に、本日のおつまみを色々楽しめるこちらをお願いしておきました。
ただ、ワンプレートが数が足りないそうで、大皿2つに盛り付けて頂きました(笑)
・いぶりがっこ＆クリームチーズ…良くある組み合わせですが、いぶりがっこもクリームチーズも一級品のようで、風味が違いました。

・お刺身盛り合わせ…紋甲いか、たこ、活〆真鯛、生本鮪赤身、生本鮪大とろ、〆鯖。
どれも新鮮でレベルが高い。
特に大とろは、唸る美味さでした。

・国産牛ランプたたき 新玉のせ…霜降りの国産牛らしい風味のたたきです。
輸入牛で誤魔化さないとこが凄い。

・自家製コロッケ…揚げたてあつあつで、表面はサクッとしていて、中はクリーミーです。
出てきたソースは、大阪の㈱石見食品工業所製「ヘルメスとんかつソース」
このソースは、お初でしたが、予約1～2ヶ月待ちの希少なソースらしい。

・大粒カキフライ…まさに大粒の牡蠣です。
美味いなぁ～
こちらもヘルメスとんかつソースで頂きました。

・ホッケの西京焼き…ホッケは自分的には、大味の下魚のイメージでしたが、西京焼きにするといきなり高級魚になってしまいます。
このアイデアは◎

『出汁巻たまご』(600円)…本当にこちらのだし巻きは素晴らしい。
必食の逸品です。

『大山鶏手羽先(2本)』(500円)…こんがりジューシーで味が濃いです。

『浜名湖産うなぎ一本焼』(2000円)…白焼で頂きました。
皮目は、パリッと身はふっくらとしています。
国産鰻をこの価格で提供されているのは素晴らしい。

『きゅうりのにんにく一本漬け』(ー円)…メニューにはありませんでしたが、お酒に合うあてをリクエストして出して頂きました。
美味ーい！
口直しにぴったり。

頂いた飲み物は、
『サッポロパーフェクト黒ラベル(生)』(500円)
『金宮(ボトル)』(2000円)
『セット』(300円)…氷、レモンなど。
『割りもの』(600円)…炭酸など。
『酔鯨 DRUNKEN WHALE 純米吟醸(高知)』
『酔鯨 吟麗 summer 吟醸(高知)』
『寒菊銘醸 松尾自慢 MatsuoJiman-Re:make 純米吟醸(千葉) 』など。

※表示価格は、すべて税込。

【ここが凄い！】
どのお料理も味もCPも素晴らしい。
【だったら良いな…】
特になし。

こちらは、店主のワンオペなので、小上がりでは、製氷機からの氷や冷蔵庫からの割り材、果てや焼酎ボトルを飲み切ったら、業務用パックからボトルに注ぐのもセルフでやらせて頂きました。
めっちゃ楽しい。
上げ膳据え膳が良い方向きではありませんが、なんか民宿の宴会みたいだね、などと盛り上がっていました(笑)

お代は、込々で一人6100円。
驚きのCPです。

本当は、教えたくないお店の一つです。
今日は、カウンター席もほぼ満席でしたので、出来れば、予約を入れて行かれた方が良いと思います。

また寄らせて頂きます。
ごちそうさまでした。

2022年12月5日、友人と2名で初訪問。

武蔵小山の新規開拓をするつもりが、なぜか新規開店のお店はことごとく月曜定休(泣)
戸越銀座に移動して、マイレビさんからの情報でこちらに。

戸越銀座の駅前の龜屋万年堂の路地を入り、徒歩2分ほどの近さですが、ちょっと隠れ家感があり、良い雰囲気の佇まいです。

店内は、小料理屋と言うより、割烹に近い、凛とした雰囲気。
カウンターが5席、奥に小上がりがあり、8名くらいは入れそうで、店主お一人で切り盛りされています。

店主にお聞きしたところ、ご実家は茨城で割烹をされていたそうで、ご本人はイタリアンのシェフをされていたのだとか。

一番驚いたのは、以前戸越銀座にあった『魚貝串 やきだい えん』さんにいらして、お料理のプロデュースをされていたそうです。
このやきだいさん、鰻串や魚串などが美味しく、凄く気に入っていたのですが、いつの間にか閉店されていて、がっかりしたのを覚えています。
その後独立されて、こちらを6年ほど前に開店されたそうです。

お通しは、玉こんにゃく煮。
おぼろ昆布を載せた大変上品な一品です。
これだけで、期待は膨らみます。

頂いたお料理は、
『おまかせワンプレート』(おひとり様/2000円)
・鱈白子ポン酢…酸味を抑えたポン酢とクリーミーな白子が良く合います。
・ソーキ…骨までイケちゃいます。
甘辛の味つけがサワーにぴったり。
・しらす豆腐…箸休めに。
・鶏白レバー＆はつ塩焼…リクエストで入れて頂きました。
表面は塩味でさっぱりと、中は濃厚です。
美味い！
・真ダコ(千葉産)…ミズダコも美味しいですが、やっぱり地の真蛸は別格です。
・アカゼムロアジ(小田原産)…初めて頂きました。
調べてみると、幻のムロアジです。
ほとんど流通せずに、地元の漁師が獲れたら自分たちで食べてしまうそうで、小田原出身の知り合いに聞いても知りませんでした。
ムロアジは、干物用のイメージですが、アカゼは脂ののりが別物です。
味がめちゃめちゃ濃い。
・紋甲イカ…最近は、すみいかやスルメが主流で、紋甲は懐かしいイカです。
ねっとりとした歯触りが嬉しい。
・むじょかサバ(鹿児島県長島産)…これも初めて頂きました。
長島の漁師さんが拘り抜いて育てた養殖サバ。
“むじょか”は、長島弁で「可愛い」の意。
青魚独特の臭みがなく、身の締まりと脂の載りが絶妙です。
昔、初めて関サバを食べた時の衝撃が蘇りました。
※友人でもある全鯖連のロッキー松尾氏より追加情報を頂きました。
↓
“むじょかサバ”は、武蔵小山発祥の全日本さば連合会のイベントで、命名されたそうです。

『出汁巻たまご』(600円)…久しぶりに焼き立ての美味しいだし巻き玉子に出会えました。
ふんわりとしといて、上品な出汁の香りが広がります。

『紙鍋』(1300円)…鴨とねぎ。
めちゃめちゃ良い出汁が出ています。
寒い夜に芯から温まりました。

頂いた飲み物は、
『生しぼりサワー(国産レモン)』(500円)
『角ハイボール』(450円)
『真澄 あらばしり 純米吟醸(長野)』
『花の舞 超辛口 日本刀 純米吟醸(静岡) 』
日本酒は日替りで、1合800円～1000円。
『自家製梅酒ソーダ』(500円)…自家製の梅酒は、通常の倍、梅を使っているそうで、甘さ控えめで、香りが抜群に良いです。

※表示価格は、すべて税込。

【ここが凄い！】
素材を生かした丁寧な仕事ぶりが素晴らしい。
【だったら良いな…】
特になし。

戸越銀座にこんな名店があったのが驚きです。
開店して、6年も経つのに食べログノーマークなのにも驚きました。

本当に小さなお店で、常連さんがしっかり着いているようなので、あまり知られたくないので、レビューを書くか悩みましたが、素晴らしいお店なので敢えて書きました。

店主のワンオペなので、お料理の提供時間が多少係るのは、ご容赦を。
前述の通り小上がりはありますが、カウンター5席がメインなので、予約はされて行かれた方が良いと思います。

またお邪魔します。
ごちそうさまでした。