Restaurant name |
BOULANGERIE SUSU CRIER(BOULANGERIE SUSU CRIER)
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Categories | Cake、Sweets 、Bread |
03-6432-3501 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
東京都世田谷区上野毛1-25-5 |
Transportation |
上野毛駅から徒歩1-2分 59 meters from Kaminoge. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB) Electronic money Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
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Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Occasion |
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Service |
Take-out |
The opening day |
2021.7.15 |
東急大井町線の沿線のうち自由が丘駅から二子玉川駅の間というのは、各駅停車しか停まらない駅が続くこともあり、これまであまり訪れたことがありませんでした。
「行った」記録を紐解いてみても、駅周辺500mで検索すると、九品仏駅6店、尾山台駅10店、等々力駅10店、上野毛駅0件となっています。
自分ではあまり気にしていなかったのですが、上野毛駅は食べログで下車したことは無かったんですね。
確か、二子玉川のお店を訪れた時に帰路上野毛まで歩いた記憶はあり、上野毛駅を利用したことはあったのですが、上野毛駅周辺500mのお店が訪問ゼロとは想定外でした。
上野毛と言えば、世田谷区の南西部に位置するエリアで、玉川地域ということになります。
世田谷区内の隣接するエリアは北側で瀬田、東側で中町、南側で野毛、西側で玉川ということになりますが、南西側では多摩川を挟んで神奈川県川崎市高津区の北見方&諏訪地区と隣接します。
上野毛駅は、駅周辺と環八通り沿いに商店街があり、南の多摩堤通り沿いが河川敷となっている他は主に住宅地として利用され、一部には高級住宅街も形成しています。
この日は、その上野毛での食べログ活動ということになり、ランチは創業半世紀を超える老舗中華「鴻龍」で絶品の桜エビチャーハンと餃子を楽しみました。
その後のベーカリー巡りで訪れたのが当店ということになります。
当店を運営しているのは、株式会社ポジティブアンドブレイン。
1999年4月に設立された会社で、本社は恵比寿に置いています。
イタリアンを中心に焼肉や寿司、パティスリーなど店舗数は少ないながらも多彩な飲食店を経営しており、イタリアンは、フラッグシップ的店舗(2000年4月オープン)でもある恵比寿の路地裏イタリアン「ブラチェリア デリツィオーゾ イタリア」を始め、同じ恵比寿にナポリピッツァと南イタリア料理の「ヴァカンツァ」(2002年8月オープン)、新丸ビル内に産直魚介と肉炭火焼きにこだわるイタリアン「デリツィオーゾ フィレンツェ」(2007年7月オープン)、東銀座にヴァカンツァと類似業態の「ヴォメロ」(2012年4月オープン)の4店舗を展開しており、いずれも食べログでは高く評価されています。
以前は、東銀座に「ヴィーニ エ サラーメ」というこじんまりとしたイタリアンも経営していましたが、そちらは閉店しているようです。
焼肉は黒毛和牛とホルモン&ワインの店「肉や恵比寿まる福」(2005年オープン)といったお店もありますが、今年=2023年4月には銀座三丁目に完全予約制の寿司店「鮨いつつ」を出店しています。
パティスリーについても、三軒茶屋に当店の母体的存在の「パティスリー シュシュクリエ」(2011年3月オープン)があり、2014年11月に武蔵小杉のグランツリーに(シュシュクリエ グランツリー武蔵小杉店)、2015年9月に有楽町イトシアの地下に(ガトーシュシュクリエ)、2018年8月に丸ビル地下1階に(シュシュクリエ 丸の内店)と拡大戦略を採りましたが、残念ながら現在は三軒茶屋本店とグランツリー武蔵小杉店の2店のみとなっています。
当店は、そのシュシュクリエの名前を冠したブーランジェリーとして、国内の有名店を渡り修業を積んだシェフAさんを招聘して2021年7月に出店しました。
当店の場所は上野毛駅の中央改札から上野毛通りを右に出て最初の信号を超えた左手にあります。
駅から徒歩1分程度の好立地です。
自動扉を開けて入店すると3か所ほどに分かれてパンが並べられており、食パン、ハード系、惣菜系、ヴィエノワズリーと多彩なラインナップです。
ただ、お値段がやや高めなのは否めず、明太子フランス@389円、ソーセージロール@346円、ベーコンエピ@292円、メロンパン@270円と普段使いにはやや厳しいお値段となっています。
今回は以下3点を購入しました。
・キタノカオリ@314円
・塩パン@206円
・十勝特選あんドーナツ@260円
小計780円
比較的プレーンのパンを中心にしつつも、コスパの目安である2個でワンコインを超えてしまいましたので、やはり値段は高いと思います。
持ち帰って、翌日の朝食に供しました。
キタノカオリは、レンジで15秒チンした後、650Wのオーブンで3分間加熱してマーガリンをつけていただきました。
小麦の品種キタノカオリを商品名にしたパンですが、その通り、小麦は100%キタノカオリです。
キタノカオリは製パン適性の高い秋蒔き小麦のエース的な存在ですが、春よ恋などとブレンドされることも多く、単一品種のパンはなかなかお目にかかれません。
しかも加水率130%だそうなので、チャバタ以上。
あの「シニフィアン・シニフィエ」の志賀勝栄シェフが開発したチャバタの上をいく「オ・ドゥ・ブレ十勝」(帯広のますやパンやシニフィアンシニフィエで販売)を彷彿とさせます。
どこかで志賀シェフと交流があったのかもしれませんね。
小麦の香りをしっかりと感じることの出来るモチモチ感たっぷりのパンでとても美味しかったです。
塩パンは、レンジで15秒チンした後、650Wのオーブンで2分間加熱していただきました。
見た目が普通の塩パンと比べてクルッと丸まった形状をしていますが、見た目通り食感もしっかりしています。
独自の技術となってますが、食感からはドイツパンで使われるラウゲン液に漬けてから焼いているのではないかという気がしました。
底面も表面もカリッと焼かれており、中からバターの芳醇な香りが染み出してくるパンでなかなか美味しかったです。
十勝特選あんドーナツは、十勝産の小豆を使ったこし餡がたっぷり包まれたあんドーナツですが、これはごく普通のあんドーナツという感じで、@260円とあんドーナツにしてはやや割高なお値段もあり、満足度はそれほど高くないですね。
全体として国産小麦の使用に力が入っているのが分かり、それを味として活かすことの出来る製パン技術を含めて共感出来る面も多いお店ですが、本音を言うと、お値段が2割くらい安く出来ないかなというのが正直なところです。
食料安保の問題もあり、これからは国産小麦の時代になっていくのはほぼ間違いないと思いますので、その中でコスパ的にも満足出来る国産小麦パン作りを目指してもらいたいものです。