思い出のお酒と和えもの天国 : Sasagin

私もとうとう名店と名高い笹吟に来る時がやって来ました。
数日前に予約電話入れて来たので　午後７時ですね。

駅おりたすぐ歩いている人も
店内のお客さんを見ても　さすがに代々ウエは人の質が違います・・

店主も大勢のスタッフさんも職人のような白衣の正装されていて気持ちがいい。
私の身体も心も含め、身だしなみ完璧で来ましたから

背筋を伸ばして挑みたいと思います。

案内されたのはレジ横の一番はじっこのカウンター
空席には取り皿とお箸がすでに用意されています。

複数人だと賑やかなテーブル席がいいけど
やはり一升瓶を拝めるカウンターが最高です。

とにかくこのお店は、銘酒もお料理も目移りするものばかり。
笹吟の最大の特徴で変わったところでは創作「和え物」が豊富に用意されていること。

この和え物メニューが月替りっていうのですから恐れ入ります。
そう考えると１回コッキリしかお目にかかれない和え物もあるという訳です。

頼んだのは

● 鴨といちじくのブルーチーズ和え　￥９５０

● タコとスナップえんどうとベビーコーンのレモン和え　￥８５０

刺身や焼き物　揚げ物は目もくれず　私は和え物まっこう勝負といきました。
凡人にはまったく頭に浮かばない素材との組み合わせ和え物でも

「こんなのが食べたかったんだよ〜（涙」

そんな和え物がセンス光る極上のうつわに盛られて出てくるのですから感動
確実に言えることは、和え物のお品書きをだけを眺めるだけで

お酒が飲めます！

お酒は私の思い出の銘酒を選んでみました。

静岡の臥龍梅（ガリュウバイ）
気の知れた仲間で行った熱海の花火大会のお昼、蕎麦屋での宴を思い出す。

それと大阪池田の呉春（ゴシュン）
かつて通っていた大阪の酒場で初めて飲んだ銘酒

そこではアルミのチロリでほんのわずか温めるだけのお燗
笹吟ではしっかりしたお燗にして徳利と杯で。

本醸造は滅多に飲みませんが、やはり呉春はお燗がウマい。

されど和え物、さすがに手の込んだ一品一品なので調理には時間がかかる。
お次に飲みに行く予定もあり、後ろ髪ひかれるところではありますが

ほんの２品で終えることとしました。

最近、飲みに行った居酒屋で★評価４は、まず無かったので自分でも驚き。
また再訪する時あれば和え物４品ほどを並べて

銘酒をチビチビと嗜んでいる姿がもう見えてくる　そんな居酒屋でした。