「刺身でお腹一杯になっちゃう店」のラストは、「ミックス丼」! 大ぶりに切った鮪が10切れ、ウニもイクラもドカッと盛られて、大満足です♪
「刺身でお腹一杯になっちゃう店」
「メニューが豊富」
「マスターがサービスの1品を
提供してくれる」
東中野の飲み屋さんを語っていると、
必ずと言って良いほど噂にのぼる、かんじさん!
23時過ぎにもなると、
流石に席も空いてくるので、夜が遅い私にとっては、
これまた好都合なお店ですw
今回は、
◆「アスパラ豆腐」から
“短期集中コース”を、スタート!
こちらは「胡麻豆腐の、アスパラ版みたいな物ですか?」
そう聞くお客さんも居らっしゃるようですが…
これは、缶詰のホワイトアスパラを敷き詰めてから、
玉子豆腐を流し入れたよう。。。
ホワイトアスパラガスの透き通った甘味と仄かな酸味。
これに玉子のふくよかな旨みを伝える玉子豆腐。
これに、酸味を抑えた自家製マヨネーズがまろやかに包み込んで…
ホッとする美味しさ♪
ひと目見た時は、「焼き過ぎかな?」
そう思ってしまいましたが…
◆「焼きあさり」は、日本酒をふんだんに使って
あさりの澄んだ旨みに
日本酒の華やかな香りをまとわせ。
醤油が少し焦げた頃合いで仕上げた香ばしいひと品!
「ちょっと野菜が食べたいなあ。。。」
そんな気分で…
正直、あまり期待もせずに注文したら、嬉しい誤算でした!
◆「トマトフレンチサラダ」
“フレンチ”と言っても、
“白く乳化した、フレンチドレッシング”では無く。
“透明で、シャバシャバの醤油ドレッシング”に、
タップリの玉ねぎの旨みと甘みを活かして、
ちょっぴり中華風w
充分に熟れて、
トロッとした旨みと甘味を引き出した
トマトとよく合っていました♪
「はいコレ…
マスターからのプレゼント!」
出ました! かんじさん恒例・サービスのひと品は、
◆「芹のおひたし」
これは、“たっぷりの鰹節+たっぷりの生醤油”という、
即席バージョンw
頂き物に文句を言ってはいけないんですけど…
もう少し出汁を効かせて塩かどを控えてくれたら、
芹の風味が活きると思いました。。。
焼き場が混んでいたのか…随分と遅れて登場!
◆「焼き穴子」
周囲をハリの有る食感に焼き上げた穴子は、
中はしっとり!
穴子の濃厚なコクと旨みを凝縮させて。
今回のタレは、お鮨屋さんの“ツメ”より
少し辛口タイプ。
そう、ここは東中野でも有名な居酒屋さん。
酒をガンガン吞ませる為に、
“おつまみ仕様”にしているんですよねw
「ミックス丼、もうちょっと待って下さいね!」
あらら。。。 〆のミックス丼と共に注文したら、早くも
◆「はまぐりのお吸い物」が登場!
幅5~6cmのはまぐりは、
ふるっと、トロッと絶妙の食感!
はまぐりらしい濃厚な旨みと香りに溢れていて、こりゃ旨い!
お吸い物自体は、
“一般的な蛤のお吸い物より、醤油を効かせて”
こちらも、おつまみ仕様!?
まだ、お酒が有る時に登場して…
結果的には、良かったのかもw
“刺身でお腹一杯になっちゃう店”と定評が有るから、
ある程度のボリュームは、想定内でしたが…
厚さ1.5cmほどの鮪が10切れものった
こんな丼が登場するとは…
流石に想像できませんでした!
◆「ミックス丼」
そう、ウニもイクラも、
大さじでは、図り切れないほどの量が有りまして♪
“中トロに近い、赤身の鮪”は、
程よく脂がのっていて、
ゾクゾクするような脂の香り!
濃厚な旨み♪
これは、「ミックス丼」なんてシンプルな名前で
メニューの片隅に、ひっそり載せておいてはいけません!
宴会の〆に2~3人でシェアできそうな食べ応え♪
もちろん、独り呑みの私は
ごはんのひと粒も残さず、たいらげましたけどネ♪
分厚く切った霜降り馬刺を大鉢にドーンと、17切れ並べて¥1,100♪ 店主のサービスも、ツボを心得ています。。。
雑誌「おとなの週末」で
>霜降りの分厚い馬刺が、
驚くほどのボリュームで供される。
と、
三ツ星の評価をされていた居酒屋 かんじさん。
毎度の深夜の短期集中コース。
今回は噂の馬刺をいただきに伺いました!
はい、山菜に目が無い私は、メニューに見つけるや否や
真っ先にオーダーしました!
◆「うどの天ぷら」
ザクザクッと、10cmほどの長さに切り揃えられた天ぷらは、
香ばしい薄衣が油切れも良く、サックサク!
うどの食感と香りを活かす“サッと揚げ”で…
なおかつ、うっすらと付けた塩味が
うどの繊細な香りと旨みを活かして居る所が、
素晴らしい♪
タラの芽などの蒼い山菜とは違う、
淡白な旨みを飛び越えてくる、
うどのこの繊細な香り。
身体の奥底を心地良く揺さぶってくれます。。。
「馬刺はもう少しかかるから、
これでも摘んでおいて下さい。。。」
はい!かんじさんお得意の
“店主からの、サービスの一品”♪
要は、私が注文した「うどの天ぷら」を作った際に出来た
“うどの切れ端”をササッと茹でて
◆「うどのピーナッツ味噌和え」を作ってくれたんですが…
「エッ? 僕も良いんですか? ラッキー♪」
お裾分けを貰ったお隣さんは、大喜びw
昔ながらの居酒屋さんは、
ちょいちょいこういったサービスをされていましたが…
イマドキの若者は、こういった経験が無いのか
大喜びをしていました。。。
白味噌のコクと香りを活かして
ちょいと甘みを立たせたピーナッツ味噌。
サクサクッと、うどの爽やかな香りが炸裂して、
見事な調べでしたよ!
ここで満を持して
◆「馬刺」の登場!
私はかんじさんの刺し盛りは何度かいただいているから
免疫がついているけど…
大鉢にクラッシュアイスをたっぷり入れて。
これでもか~とばかりの豪快な盛り付けは…
「おとなの週末」の記者さんのみならず、
多くのお客を驚かせる事、間違い無しでしょうね♪
私も、これだけの霜降りは久しぶり!
舌にのせた段階で、
すぐにとろける脂のコクと香り!
そう、脂のコクと旨みと甘み。
しっかりと主張しながらも…
豚肉や牛肉の脂に比べ、
不思議としつこくない所が、上質な馬肉たる所以♪
この霜降り馬刺・17切れを
“風呂桶サイズの鉢”にドーンと並べて
¥1,100♪
私は独りでいただいちゃいましたが…
これは宴会を盛り上げる事、
間違いなしですね♪
「良かったら、コレも。。。」
1品のみならず、
サービスのダメ押しをする所が“かんじ流”w
いただいた
◆「牡蠣の炒り煮」は、
周囲を香ばしく炒っていながらも、
中は… ぷるるん&ジュワンと
生牡蠣の魅惑の吐息が活きていて。
加熱して濃厚さを増した牡蠣の旨みと醤油の香ばしさと、
牡蠣のミルキーな吐息。。。
こりゃあ、もっともっと酒を呑みたくなる
悪魔の囁きかも知れませんw
いただいた升酒は、
◆「金陵」
ひと口めは、主張が少ないかなと思いきや…
ひたひたと迫り来る、
米の旨みを充分に引き出した
コクのある味わいの中に、穏やかな香り。
しっかりと仕事をする、
名バイプレイヤーのようなお酒です。。。
〆ごはんに辿り着く前に、
“ダメ押しの一品”のお陰で、吞み過ぎましたw
でも、最後に気になって注文したのは
◆「まぐろ生ハム」
“角皿に、ちょこっと盛り”を想定していたら
サラダ仕立てで登場した所が、嬉しい誤算♪
あまり耳にする事の無い“まぐろ生ハム”は、
しっとりと舌に寄り添いながら、
ちょいと強めのスモーク感と熟成香を放って…
淡白な赤身の美味しさとスモークの
良い処取り♪
スモークサーモンよりも繊細な旨みが
さっぱりとした酸味のフレンチドレッシングと
良く合っていましたね。
“魚介に強い”かんじさんらしい、
小粋なひと品です。。。
Restaurant name |
Kanji
|
---|---|
Categories | Izakaya (Tavern) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3365-0064 |
Reservation availability |
Reservations available |
Address |
東京都中野区東中野1-35-1 はりまビル 2F |
Transportation |
JR中央線【東中野駅】東口 徒歩4分 392 meters from Higashi Nakano. |
Opening hours |
Hours and closed days may change, so please check with the restaurant before visiting. |
Average price(Based on reviews) |
¥6,000~¥7,999
|
Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
50 Seats |
---|---|
Private rooms |
Unavailable |
Private use |
Available For 20-50 people |
Non-smoking/smoking |
Smoking allowed The revised Health Promotion Act for passive smoking prevention has been in effect since April 1, 2020. Please check with the restaurant for the most up-to-date information. |
Parking |
Unavailable |
Space/facilities |
Counter seating |
Drink |
Sake (Nihonshu),Shochu (Japanese spirits),Particular about Sake (Nihonshu) |
---|---|
Food |
Particular about fish |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Hideout,A house restaurant |
Service |
Parties over 2.5 hours |
Remarks |
10名以上のコースなら、前日に予約があれば |
この店は、刺身の新鮮さとコスパの良さは
この界隈でも定評が有りますね!
「奥のテーブルへ、どうぞ!」
…そう店主に言われたので
「独りだから、カウンターで良いですよ。。。」
そう申し上げると…
「そうですか? 今、ネギを切りかけなので
匂うかと思っちゃいましてね。。」
私はネギ好きだから、な~んとも思わなかったけれど。
気さくな店主の何気ない気遣い、
嬉しくなる人も多いのではないでしょうか?
もう、コレがメニューに有ったら必ず注文してしまいます!
◆「ふきのとうの天ぷら」
ちょいと“開き気味”で、
まさに薹が立ったタイプだったけれど…
6個で¥650と、お値打ち価格ですから、
私はこれで充分!
ちょいと卵を立たせた天ぷら衣が
ふくよかな旨みと香ばしさ!
ふきのとうのキリッとした苦みをふんわりと
包み込んで、優しい余韻を残します。。。
「はい! マスターからプレゼント♪」
出ました! かんじさんのお得意技
サービスの波状攻撃の開始です♪
◆「ホタルイカ」は、
良くある“酢味噌”仕立てでは無く。
柔らかな醤油加減の中に
針生姜をキリリと利かせた“サッと煮”なところが粋ですね。。。
そして、“居酒屋”と言えば、
腕の見せ所とも言う人が居る
◆「〆鯖」
スーパーで売っている
“白くて、やたら酸っぱい〆鯖”
しか知らない人がこれを見たら…
「生なの?」って驚いてしまうかもw
しかも、かんじさんの場合は、
充分に塩をふって、鯖の生臭みを抜いているから…
充分にしまった身からキラキラと輝く、
脂の香りとコク♪
今回は、こんなにキラキラと輝く
“1cm強の厚みの〆鯖、”が、10切れで、¥800♪
まさにお値打ち価格です!
「これも、良かったら。。。」
はい、“サービスの波状攻撃”と申し上げたのは、
店主の気分次第で、サービス品が複数回、
供される事が多いからで…
◆「白子ポン酢」は、何かの事情で
白子が潰れちゃったから、
サービスで供されたのかも知れませんが…
穏やかなポン酢加減の中に、
トロットロの白子の、滑らかなる豊潤♪
いやあ… かんじさんが絶大なる支持を受けてる理由。
こうした“マスターの、太っ腹な所”に
キューンときちゃうお客が多い事も事実なんです。。。
さて、季節の物から、もう一品!
◆「新竹の子土佐煮」
もうちょっと、鰹節を“お上品”に使う
割烹もよく有りますがw
薄削り節を「これでもか~!」とばかりに
たっぷりとまとわせている所が、
酒呑みをプルッとさせる、艶姿♪
それも、グツグツ煮混んで、
“出汁がら”になった、鰹節では無く!
穏やかな醤油加減で炒り煮にした竹の子の、
仕上げにサッと、鰹節を絡めた感じだから…
鰹節の香ばしさや、“キリッとした旨み”が活きている♪
これこそ、居酒屋の粋!
“旬の味”を供する事だけに甘んじない、
気概のようなものを感じました。。。
こちらは、
かつて恵比寿のさいきさんで提供されていた逸品、思い出しました。。。
◆「焼きおにぎり」
さいきさんの場合は…
“炊き込みご飯+じゃこ”のような、
豊潤な香りのおにぎりを焼き上げるタイプでしたが…
かんじさんの場合は、
“のり粉”と炒りごまを混ぜ込んだご飯を、
外をバリッと、中をふんわりとした食感で焼き上げた
シブ~イ、焼きおにぎり!
板海苔というものは、
炙ってこそ香ばしく、
吸湿すると、生臭くなりがちだけれど。
これは、“海苔の旨み”“海苔の香り”を活かしながら、
炒りごまが香ばしく、コク豊かで…
一日の終わりにいただいた、さりげないご馳走♪
◆「豆腐のお味噌汁」は、
たっぷりの長ねぎから、
穏やかな甘みとホッとする芳醇な香りが
塩かどを抑えた味噌の香りと響きあって、
倖せな香り。。。
日本人に生まれて良かったと思える瞬間が
ここに在りました。。。