Shiyouro Sushi
(松露鮨)- Nearest station：
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ジャストサイズ、地元密着系鮨の良店
過日相方との夕餉。JR中央線中野駅南口にて新規開拓。久しぶりのレンガ坂。半ばにふっと佇むこちらに一見フリにて訪問。初めて伺ったにもかかわらず、店主もすでに楽しそうに飲み食いされていたご常連さんも、あたたかく迎えてくださり、アウェイ感は皆無。ありがたい。
店内は8席ほどのL字カウンターのみ。品書きは無く、店主との呼吸で注文する感じ。カウンター脇の液晶テレビからはBGM代りに日本国有放送のニュース、大谷翔平の話題。設えられたガラス冷蔵ケースにはきちんと仕込まれた本日の種、これから仕込むであろう貝類等が並び、庶民的雰囲気を醸し出している。
とりあえずの瓶ビールを頂いて、主お任せの酒肴を。
お通しに鱧が出て、お刺身盛合わせ、鰻白焼。お酒を焼酎のお湯割りに変えて酒肴数品。さっと湯引きした鱈白子が白眉。「いいとこ握ってください」と注文して、握りが六貫ほど。どれも町場のお鮨屋さんとしては吟味された仕入れと仕込みが伺われるものできちんと美味しい。その場で捌いて出された赤貝の握りが出色。
主人の応接の柔らかさと客筋のよろしさに由来するものなのだろう、店全体にゆるやかで明るい雰囲気が流れ、とても居心地よく過ごすことが出来た。昨今の高額鮨店ではデフォルトの、店主お任せ、客一並び提供ではなく、お任せもお好みもお決まりも対応されているようで、その懐の深さが嬉しい。
以上お一人様9,000円ほどの勘定はお値打ち感あり。
ジャストサイズの地元密着系鮨店。そりゃこのお値段でワンオペだから、走り名残の希少食材やら大間の本鮪なんぞの高額種やらお大尽向け応対やらを期待するのは野暮というものだけれど、身の丈でお値段以上のものを供されようとするご主人のその意気と力量、客を飽きさせないホスピタリティにはなかなかのものがあり、浮き沈み激しい中野の当地で先々代から粛々とご商売が続いているのもむべなるかな、フレキシブルに利用可能な良店。本レビュー投稿時現在（21/10/30）のレイティング3.07は、他レビュアー諸氏のレビューを鑑みても明らかに過小評価だろう。
忘れられない程度に通いたい…そんな感慨。
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Restaurant information
Details
| Restaurant name |
Shiyouro Sushi
|
|---|---|
| Categories | Sushi |
| Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3381-4076 |
| Reservation Availability |
Reservations available |
| Address |
東京都中野区中野3-35-7 |
| Transportation |
ＪＲ中央線、東京メトロ東西線【中野駅】南口 徒歩２分 119 meters from Nakano. |
| Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
| Budget |
￥4,000～￥4,999 |
| Budget（Aggregate of reviews） |
|
| Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted |
Seats/facilities
| Number of seats |
10 Seats （ カウンターのみ） |
|---|---|
| Private dining rooms |
not allowed |
| Private use |
OK |
| Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
| Parking lot |
not allowed 近くの有料駐車場：中野マルイ駐車場72台収容、ほか |
Menu
| Drink |
Japanese sake (Nihonshu) |
|---|---|
| Food |
Particular about fish |
Feature - Related information
| Occasion |
|
|---|
初めて伺ってから、忘れられない程度に伺っている当店。
季節ごとの旬の種を仕入れ、オーソドックスな酒肴と握り一式とお酒少々を頂いてなんとか10,000円でお釣り…の勘定に抑えているのは、ある意味「町のお寿司屋さん」としての大将の矜持。穴子は相変わらず美味しいし、鰹・シマアジ・鮪なぞも存外イイものを仕入れている。貝類や青魚も悪くないけれど、時々「ん、今日のはあまり良くないなぁ…」なんて言いながら供する正直さが嬉しい。
カウンター脇に設えられたテレビをぼーっと観ながら、馴染客も一見さんも妙な一体感にて寛ぎながら頂く中野スタイルも、慣れるととてもイイ感じ。あとは純米日本酒のいい奴を数種取り揃えてくれるととても嬉しいんだけど…。
ここのところ、開店時間にふらっと飛込で行ったりするとすでに予約で一杯の事も多く、事前予約が安心確実かも。
密やかに評点アップにて。