どら焼きも美味しいけど、他の菓子もとても美味しい
子どもの頃から慣れ親しんだ店。
うさぎやと言えばどら焼きが有名だが、美味しいのはそれだけじゃない。
個人的にはどら焼き、あんみつ、水羊羹が自分的スリートップで、それ以外のものも美味しい。
ちなみに、同じうさぎやを名乗っているものの、①上野広小路(本家筋)、②日本橋(本店と中央通り店。①の創業者の息子が暖簾分け)、③阿佐ヶ谷(①の創業者の娘が暖簾分け)は経営は別で、味もそれぞれ違っている。
さて、この日、この店で次の三品を購入した。
☆どら焼き(237円)
心地よい程度にしっとり、ふわっとした皮も美味しいが、特筆すべきは餡の美味しさ。
餡は程よい甘さで、上品な味わい。
上野広小路のうさぎやのどら焼きの王道的な味も好きだけど、この店のどら焼きの程よく上品な味わいも大好き。
☆豆大福(194円)
この店の豆大福を食べるのは初めて。
餅はもちもちとして、赤えんどう豆は豆の風味が豊かで、そしてなんと言っても餡は折り紙つき。
「うさぎやで豆大福?」と懐疑的だったが、食べたら美味しかった。
松島屋(泉岳寺)や高松屋(大崎)といった大福の評判が高い店に勝るとも劣らない豆大福かもしれない。
苺の季節にはいちご大福を売っているみたいなので、是非食べてみたいな。
☆上生菓子(晩秋、風化)(324円)
どちらも中心部にこし餡の入った季節の上生菓子。
このうち、こし餡を黄身餡でくるんで紅葉の形にして、表面を赤くした晩秋の方が見栄えもして味も好みかな。
また、前回レビュー後もちょくちょく買っていて、これまでに次の商品を購入していた。
最近の価格高騰前なので、金額は変わってるかも。
☆うさぎ饅頭(170円)
阿佐ヶ谷うさぎやの看板商品の一つ。
うさぎの形をした上用まんじゅう。
薄皮の中にこし餡。
シンプルながらも美味しい。
☆うさぎや餅(180円)
桔梗信玄餅みたいな外見だが、こちらの方が断然美味しい。
求肥と胡桃ときな粉のハーモニーが素敵。
☆兎月最中(200円)
最中の中に求肥と餡。
正直なところ地味な外見だったのであまり期待してなかったが、予想外に美味しかった。
やはりこの店の餡は美味しいと再認識。
餡は甘さ控えめで上品な味わい。
☆月影
ビスケットのような生地で黒糖の入ったこし餡をサンドした洋風な和菓子。
かなり前に食べたので感想は忘れてしまった…。
☆あんみつ
マイベストあんみつ。
入っているのは、紅白の求肥が3つずつ、寒天、こし餡、赤えんどう豆、黒蜜。
こし餡が美味いのは当然として、寒天が美味しい、求肥も美味しい。
それを黒蜜でまとめ上げて食べるときの美味しさといったら…。
大好きな和菓子屋さん。
いつまでも店が続いてほしい。
ご馳走さまでした。
百名店の阿佐ヶ谷うさぎやのあんみつ!
うさぎや。
言わずと知れたどら焼きの名店である。
普通の人は、上野広小路や日本橋の店を思い浮かべるだろうが、自分はうさぎやと言えば断然阿佐ヶ谷だ。
というか、近くのエリアで生まれ育ったので、ある程度の年齢になるまで阿佐ヶ谷の店しか知らなかった。
また、普通の人は、うさぎやと言えば阿佐ヶ谷の店でもどら焼きだろうが、自分は断然あんみつだ。
実家に寄った際に、以下を購入した。
あんみつ
どら焼き
うさぎや餅
あんみつは、なによりあんが素晴らしく美味しい。
求肥も、黒蜜も、寒天も美味しい。
塩豆さえも愛しい。
つまり全てが美味しい。
果物が入っていないのも潔くて良い。
一つが大きいので、妻と半分こして丁度良かった。
どら焼きは、上野広小路のものより味が薄めに感じた。
店主によれば、レシピは上野黒門町(上野広小路)と同じとのことだが、何故だろう。
ただし、あんこがとても美味しく、食べ終わりの後味がとても良かった。
現店主の祖父(上野広小路の創業者)の「(お菓子全般について)食べ終わったときにもう一つ食べたいと思われる余韻の甘さにしなさい」との言いつけを守っているそうだが、そうしたことも関係あるのだろう。
うさぎや餅は、くるみの風味が良い。
きなことよく合っている。
幼少期からの刷り込みが多分にあるとは思うが、流石の美味しさだった。
なお、上野広小路(本家筋)、日本橋(本店を名乗っているが、中央通り店に対しての本店というだけで、上野広小路の創業者の息子が暖簾分けしたもの)、阿佐ヶ谷(上野広小路の創業者の娘が暖簾分け)と、うさぎやの3店それぞれが百名店入りしているのは凄いと思う。
大満足。
ご馳走さまでした。
Restaurant name |
閉店Usagiya
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Categories | Japanese sweets、Dorayaki、Sweets |
Address |
東京都杉並区阿佐谷北1-3-7 |
Transportation |
JR中央線 阿佐ヶ谷駅 徒歩3分 187 meters from Asagaya. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
12 Seats ( テーブル4名卓 ×3 (現在コロナ禍により甘味コーナーは無期限休業中)) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables 灰皿は無いようなので |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Comfortable space |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Service |
Take-out |
With children |
Kids are welcome |
どら焼きで有名な阿佐ヶ谷のうさぎやが今日で店じまいした。
店主高齢と職人不足が原因らしい。
中央線沿線のこのエリアで生まれ育ち、この店のあんみつやら、どら焼きやらを子どもの頃から食べ親しんできた自分としては、とても残念でならない。
既に先月の時点で大行列していることは知っていたが、食べ納めに行かねばと、5月の連休の谷間に行ってきた。
昼12時過ぎに店に到着。
肌寒い雨が降る中、店の前の道路沿いに30〜40人ほどの行列が出来ていた。
若い人は居なくて、中年から年配の女性客が殆ど。
店員さんによれば、この時点で、購入可能な商品は、どら焼き、うさぎ饅頭、かのこ、みたらし団子のみになっていた。
えぇ~、あんみつはないのか…
この店のあんみつは一番好きなんだよなぁ…
もう食べられないと思うと、大袈裟ではなく、絶望的な気持ちになった。
列は思ったよりもサクサク進み、40分ほどで店内へ。
どら焼きは10個まで、他の商品は5個まで購入制限がかかっていたので、我ながらはしたないと思いつつ、どら焼きは購入可能枠一杯の10個を、他にはうさき饅頭2個、かのこ2個、みたらし2本を購入した。
どら焼き(259円)は、程よい甘さの粒あんとしっとり優しい甘さの皮の組み合わせが絶妙で、看板商品だけあって、いつも通りに美味しい。
うさぎ饅頭(216円)は、うさぎの姿を模した、こしあん入りの上用饅頭で、このこしあんも甘さが程よくて実に美味しい。
みたらし団子(151円)は、タレが程よい甘じょっぱさで、団子も美味しい。
どれもとても美味しかった。
ちなみに、かのこは、親にあげてしまったので感想なし。
この店の和菓子に共通しているのは、甘さが程よく上品なこと。
以前のレビューに書いたが、店主の祖父(上野広小路のうさぎやの創業者)の「食べ終わったときにもう一つ食べたいと思われる余韻の甘さにしなさい」との言いつけを守っていたそうだ。
あー、この店の和菓子が大好きだったので、ただただ残念…。