阿佐ヶ谷の地下に毛鹿鮫を見た、の巻 : Sushi Shunsuke

Sushi Shunsuke

(鮨 しゅん輔)
Budget:
Fixed holidays
Sunday
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4.9

¥30,000~¥39,999per head
  • Cuisine/Taste5.0
  • Service5.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks5.0
2024/05Visitation25th

4.9

  • Cuisine/Taste5.0
  • Service5.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks5.0
JPY 30,000~JPY 39,999per head

阿佐ヶ谷の地下に毛鹿鮫を見た、の巻

土曜日の夜です。

阿佐ヶ谷です。

今夜はおよそ三か月ぶり【鮨 しゅん輔】さんにお伺いしました。

朝から歩き続けて、この時点ですでに三万歩。疲れた身体に日本酒が染みわたるに違いない。

六時ちょうどに地階から、階段をトントントンと昇ってくる足音。扉が開いて若い衆が二人。

前の方に続いて予約名を告げようとすると、『まいどぉ (^◇^)』とスルーされるラッコ。

顔パスかい?
恥ずかしいな。

いつもの右から三番目の席に座り、生ビールの小さいグラスをお願いします。

『お久しぶりです』と高岡氏。
『えへっ、前回が二月だから三か月ぶりっすよ』
『空きすぎっすよぉ~』
『だって、予約、入れてくれないんやもん』

破顔一笑。
爽快な笑顔で目じりを下げる高岡氏。

『アイヤァ、ブーメランですね。口は禍の元。今夜はおとなしくしていよ』

カウンターはいつもの通り十二名で満席ですが、そのどなたとも、イジリりともとれる会話で距離を縮めます。

騒々しくなる手前でお店の空気は締め、にこやかで和やかな時間を作る高岡氏。

多くのお客様が集まる訳も、ここら辺にあるのかもしれませんね。

さてさてそれでは本題です。
いただいたお皿は以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。


<まとめ>
立ち止まって守りに入ることもなく、日々、お酒に合うつまみを創り出す高岡氏。
この日はとりわけ、毛鹿鮫のホシ(心臓)と大動脈の刺身、ミンク鯨の畝須の西京味噌漬けに悶絶。日本酒は四種類まで、と決めていたのに、グラスが進む進む。
いつものごとく十四代を含めた銘酒を六種類いただき、足取りも軽く家路を急ぐラッコでした。

<つまみ>
⚫︎茶碗蒸し:蛤
⚫︎真鯛:宮城
⚫︎桜鱒:桜チップ漬け、北海道
⚫︎煮蛸
⚫︎青柳:酢醤油
⚫︎小柱:酢醤油
⚫︎蛍烏賊:炙り
⚫︎毛鹿鮫:心臓、大動脈、胡麻油、塩
⚫︎平貝:炙り、海苔佃煮乗せ
⚫︎眼高鮑:蒸し
⚫︎鮟肝:お揚げ、胡瓜
⚫︎ミンク鯨:畝須、西京味噌漬け
⚫︎太刀魚:塩焼き

<握り>
⚫︎白イカ
⚫︎春子鯛:昆布〆
⚫︎北寄貝:別海、酢橘
⚫︎中トロ:塩釜
⚫︎中トロ:蛇腹寄り、シャリ温度高め厚切り
⚫︎小肌
⚫︎金目鯛:藁燻し、柚子胡椒
⚫︎ボタン海老:増毛、海老味噌乗せ
⚫︎馬糞ウニ:手巻き
⚫︎漬け:太巻き
⚫︎潮汁:鯛
⚫︎玉子:プリン仕立て

<お酒>
・生ビール:小グラス
・ひと夏の恋:純米吟醸、大崎
・十四代:吟撰、吟醸、村山
・黒龍:大吟醸、クリスタル、福井県
・福寿:純米吟醸、神戸
・惣邑:純米吟醸、特約飲食店別誂、長井
・たかちよ:純米大吟醸、南魚沼

4.22

  • Sushi Shunsuke - 最初は茶碗蒸しで胃を温めます

    最初は茶碗蒸しで胃を温めます

  • Sushi Shunsuke - 中に蛤の切り身が潜みます。上澄みは蛤のお出汁

    中に蛤の切り身が潜みます。上澄みは蛤のお出汁

  • Sushi Shunsuke - 宮城県沖の真鯛です。これから刺身に切り分けます

    宮城県沖の真鯛です。これから刺身に切り分けます

  • Sushi Shunsuke - 桜鱒の桜チップ漬け

    桜鱒の桜チップ漬け

  • Sushi Shunsuke - 最初のツマミの完成。これから配膳です

    最初のツマミの完成。これから配膳です

  • Sushi Shunsuke - 宮城県沖の真鯛。繊維がほど良く口どけしたので、熟成が進んでいる証左

    宮城県沖の真鯛。繊維がほど良く口どけしたので、熟成が進んでいる証左

  • Sushi Shunsuke - 北海道の桜鱒。桜チップに漬け込みました

    北海道の桜鱒。桜チップに漬け込みました

  • Sushi Shunsuke - 桜鱒のお腹。脂が甘いヾ(≧▽≦)ノ

    桜鱒のお腹。脂が甘いヾ(≧▽≦)ノ

  • Sushi Shunsuke - 煮蛸です

    煮蛸です

  • Sushi Shunsuke - 初夏に相応しい宮城の銘酒

    初夏に相応しい宮城の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 青柳とその小柱。産地は別ですが、小柱は大星に近い大き目を仲卸に選別してもらっているとのこと。酢醤油和え。シンプルが一番です

    青柳とその小柱。産地は別ですが、小柱は大星に近い大き目を仲卸に選別してもらっているとのこと。酢醤油和え。シンプルが一番です

  • Sushi Shunsuke - 蛍烏賊の炙りです

    蛍烏賊の炙りです

  • Sushi Shunsuke - こぶし大の毛鹿鮫の心臓を切り分けます

    こぶし大の毛鹿鮫の心臓を切り分けます

  • Sushi Shunsuke - 奥が心臓。手前が大動脈の細切りです。胡麻油と塩と摺り胡麻が薬味。レバ刺しと同じですね。臭みは全くなく、噛めば滋味があふれ出しました

    奥が心臓。手前が大動脈の細切りです。胡麻油と塩と摺り胡麻が薬味。レバ刺しと同じですね。臭みは全くなく、噛めば滋味があふれ出しました

  • Sushi Shunsuke - 山形の銘酒です

    山形の銘酒です

  • Sushi Shunsuke - 平貝の炙り。海苔の佃煮でいただきます

    平貝の炙り。海苔の佃煮でいただきます

  • Sushi Shunsuke - この塊は何だろう、と見つめていると、切り分ける断面で分かりました。鯨ベーコンで良くみる畝須です

    この塊は何だろう、と見つめていると、切り分ける断面で分かりました。鯨ベーコンで良くみる畝須です

  • Sushi Shunsuke - 半分ほど切り分けた残りです。夜の二回転目に再登場の筈です

    半分ほど切り分けた残りです。夜の二回転目に再登場の筈です

  • Sushi Shunsuke - 鯨の下顎から胸にかけての畝須。ラッコの二重顎の部位ですね(^◇^)

    鯨の下顎から胸にかけての畝須。ラッコの二重顎の部位ですね(^◇^)

  • Sushi Shunsuke - 畝酢を赤身と脂部位に先ず切り分けます

    畝酢を赤身と脂部位に先ず切り分けます

  • Sushi Shunsuke - こちらは畝酢の赤身

    こちらは畝酢の赤身

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝を切り分ける俊輔さん

    鮟肝を切り分ける俊輔さん

  • Sushi Shunsuke - 蒸した眼高鮑を斬り付けます

    蒸した眼高鮑を斬り付けます

  • Sushi Shunsuke - 三種類の垂涎のツマミが揃います

    三種類の垂涎のツマミが揃います

  • Sushi Shunsuke - 奥から鮟肝、畝須、眼高鮑です

    奥から鮟肝、畝須、眼高鮑です

  • Sushi Shunsuke - そろそろ鮟肝の季節も終盤か?

    そろそろ鮟肝の季節も終盤か?

  • Sushi Shunsuke - 眼高鮑の蒸し物

    眼高鮑の蒸し物

  • Sushi Shunsuke - ミンククジラの畝酢。西京味噌で引き出された旨味と甘味が口中を支配します

    ミンククジラの畝酢。西京味噌で引き出された旨味と甘味が口中を支配します

  • Sushi Shunsuke - 福井県の銘酒。クリスタルドラゴンです

    福井県の銘酒。クリスタルドラゴンです

  • Sushi Shunsuke - 太刀魚の塩焼き

    太刀魚の塩焼き

  • Sushi Shunsuke - 握りの最初は白イカです

    握りの最初は白イカです

  • Sushi Shunsuke - 神戸の銘酒

    神戸の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 春子鯛。完璧な水出しと塩入れです

    春子鯛。完璧な水出しと塩入れです

  • Sushi Shunsuke - 別海町の北寄貝。柱と紐はあぶってまかないに・・・ヾ(≧▽≦)ノ

    別海町の北寄貝。柱と紐はあぶってまかないに・・・ヾ(≧▽≦)ノ

  • Sushi Shunsuke - 山形の銘酒

    山形の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 中トロです。塩釜です

    中トロです。塩釜です

  • Sushi Shunsuke - こちらは厚切りの中トロ

    こちらは厚切りの中トロ

  • Sushi Shunsuke - 小肌です

    小肌です

  • Sushi Shunsuke - 蛇腹寄りの中トロ。厚めに切りつけ、シャリの温度も上げました

    蛇腹寄りの中トロ。厚めに切りつけ、シャリの温度も上げました

  • Sushi Shunsuke - 金目鯛を藁で燻しました。薬味は山葵ではなく柚子胡椒

    金目鯛を藁で燻しました。薬味は山葵ではなく柚子胡椒

  • Sushi Shunsuke - 増毛のボタン海老です。海老味噌をトッピング

    増毛のボタン海老です。海老味噌をトッピング

  • Sushi Shunsuke - 新潟の銘酒

    新潟の銘酒

  • Sushi Shunsuke - バフンウニの手巻き

    バフンウニの手巻き

  • Sushi Shunsuke - 穴子です

    穴子です

  • Sushi Shunsuke - 漬け鮪の太巻き

    漬け鮪の太巻き

  • Sushi Shunsuke - 真鯛の骨出汁の潮汁

    真鯛の骨出汁の潮汁

  • Sushi Shunsuke - 玉子です

    玉子です

2024/02Visitation24th

4.9

  • Cuisine/Taste5.0
  • Service5.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks5.0
JPY 30,000~JPY 39,999per head

阿佐ヶ谷の地下に昇り龍を見た、の巻

土曜日の夜です。

阿佐ヶ谷です。

今夜は二か月ぶりのこちら、【鮨 しゅん輔】さんにお伺いしました。

中野駅南口の【大勝軒】で、つけ麺の美味しさに目覚めたラッコ。
膨らんだお腹を右手でさすりながら、大久保通りを西へノテノテノテ。環七を渡ると遭遇したのが高円寺の商店街。

北口は詳しいけれど、南口にもこんな昭和の商店街が延びているなんて、高円寺ってやはり素敵な街。

ぐるぐると周辺をめぐって更に西に向かい、阿佐ヶ谷駅に到着。意外に近い・・・
喫茶店でちょっとだけ休んで、六時前にお店に向かうと、いつも通り一番乗り。毎回毎回そうだけど、ラッコってせっかちなんかな、アハッヾ(≧▽≦)ノ

六時の時報が有線で流れ始めると地下からトントントンと階段を登ってくる音。カワユイ女子が引き戸を開けてご案内。

ラッコはお一人様の指定席に座り、生ビールで喉を湿らせます。

右手を見ると、ご常連様からのプレゼントらしきバカラの龍の置物が鎮座。その横には食べログシルバーの楯が輝きます。

『これって、猫なんですよ』と高岡氏。
『そう思えば猫にみえてきた、グフッ』とラッコ。
『角度を変えるとラッコですよ』
『ええっ、ホンマや』
『そんな訳ないじゃないですか』

イジり返そうと思ったけど、やはり寄り切られてしまった、アハッ(^◇^)

さてさてそれでは本題です。
いただいたコース内容は以下の通り。ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。

そしてご馳走様でした。


<まとめ>
年男の高岡氏。龍年生まれなので、まさに昇り龍の如き勢い。
今夜のお客さん十二名を脇板とふたりで的確に差配するさまは、若き親方としての威風さえ漂います。
ツマミの味付けは、素材の地味を壊さない最小限の足し算。
『味を入れ過ぎちゃうと、何を食べているのか分かんなくなっちゃうじゃないですか』とにこやかに微笑みます。
コースのお値段は24に上がりましたが、それでも破格の設定。
しばらく通うな、酒飲みのラッコとしては、グフッヾ(≧▽≦)ノ

<つまみ>
なんといっても今夜は加治木の湯霜と漬け。これは抜群にウンマイ!
数の子の酒粕白味噌漬けにも呆然。これはお酒の親友やねん。
鰊と鰯のなめろうも癖の強い薬味は控え、その地味と滋味を最大限に引き出します。

⚫︎茶碗蒸し:蛤
⚫︎真鯛:塩
⚫︎加治木:湯霜、漬け、山葵
⚫︎煮蛸:山葵
⚫︎白海老:昆布〆、煎り酒和え、富山
⚫︎平貝:炙り、海苔佃煮、柚子胡椒、七味
⚫︎数の子:酒粕、白味噌
⚫︎なめろう:鰯、鰊
⚫︎蒸し鮑:蝦夷鮑、北海道
⚫︎鮟肝:お稲荷、胡瓜、寿都
⚫︎鰆:西京味噌焼き

<握り>
ネタにより白シャリと赤シャリを使い分け。更にシャリの温度も変化させます。ネタとシャリと薬味のバランスも良く。やはり他店との違いは明らか。
今夜は八幡浜の白甘鯛が飛びぬけて美味しかったヾ(≧▽≦)ノ

⚫︎墨烏賊:小柴、塩酢橘
⚫︎白甘鯛:真昆布〆、八幡浜
⚫︎中トロ:背ナカ、勝浦
⚫︎大トロ:腹カミ、塩釜
⚫︎小肌
⚫︎金目鯛:藁炙り、柚子胡椒
⚫︎しめ鯖巻き:大葉、ガリ
⚫︎車海老:宇部
⚫︎馬糞ウニ:手巻き
⚫︎穴子
⚫︎鮪:全部入り太巻き
⚫︎玉子
⚫︎潮汁:真鯛

<お酒>
・生ビール
・豊能梅:純米吟醸、おりがらみ、香南
・作:純米吟醸、雅乃智、鈴鹿
・十四代:純米吟醸、槽垂れ、生原酒、村山
・惣邑:純米吟醸、長井
・南方:超辛口純米、和歌山
・たかちよ:純米大吟醸、南魚沼

  • Sushi Shunsuke - 最初は生ビールでスタート

    最初は生ビールでスタート

  • Sushi Shunsuke - この器はなんでしょう?

    この器はなんでしょう?

  • Sushi Shunsuke - 茶碗蒸しでした

    茶碗蒸しでした

  • Sushi Shunsuke - 茶碗蒸しの中身は蛤のチャンク。その旨味が玉子に染み込んで、これも抜群にウンマイ

    茶碗蒸しの中身は蛤のチャンク。その旨味が玉子に染み込んで、これも抜群にウンマイ

  • Sushi Shunsuke - 左が真鯛、右が加治木です

    左が真鯛、右が加治木です

  • Sushi Shunsuke - 真鯛は千葉だったかな。塩でいただきました

    真鯛は千葉だったかな。塩でいただきました

  • Sushi Shunsuke - 加治木です。湯霜にしてから薄めの下地に軽く漬けこみます

    加治木です。湯霜にしてから薄めの下地に軽く漬けこみます

  • Sushi Shunsuke - 煮蛸です。甘さは控え目。たっぷりの山葵でいただきます

    煮蛸です。甘さは控え目。たっぷりの山葵でいただきます

  • Sushi Shunsuke - 高知の銘酒です

    高知の銘酒です

  • Sushi Shunsuke - 真昆布〆に富山の白海老。煎り酒で和えているのでお酒に合う

    真昆布〆に富山の白海老。煎り酒で和えているのでお酒に合う

  • Sushi Shunsuke - 平貝の炙りです。薬味は海苔の佃煮と柚子胡椒と七味

    平貝の炙りです。薬味は海苔の佃煮と柚子胡椒と七味

  • Sushi Shunsuke - 三重の銘酒

    三重の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 日本酒はすりきりです

    日本酒はすりきりです

  • Sushi Shunsuke - 数の子の酒粕と白味噌漬け。お酒を呼びます

    数の子の酒粕と白味噌漬け。お酒を呼びます

  • Sushi Shunsuke - 鰊と鰯のなめろう。青魚の香りが口中に充満しました

    鰊と鰯のなめろう。青魚の香りが口中に充満しました

  • Sushi Shunsuke - 山形の銘酒

    山形の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 手前が寿都の鮟肝と蝦夷鮑

    手前が寿都の鮟肝と蝦夷鮑

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝の最初の一切れは山葵でいただき、二切れ目は胡瓜と一緒にお揚げに包んでいただきます

    鮟肝の最初の一切れは山葵でいただき、二切れ目は胡瓜と一緒にお揚げに包んでいただきます

  • Sushi Shunsuke - 北海道産の蝦夷鮑です。これも日本酒に合う

    北海道産の蝦夷鮑です。これも日本酒に合う

  • Sushi Shunsuke - 鰆の西京味噌漬け

    鰆の西京味噌漬け

  • Sushi Shunsuke - 勝浦の背トロが並びます

    勝浦の背トロが並びます

  • Sushi Shunsuke - 包丁を入れるときの真剣な眼差し

    包丁を入れるときの真剣な眼差し

  • Sushi Shunsuke - 山形の銘酒

    山形の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 小柴の墨烏賊。塩と酢橘でいただきます

    小柴の墨烏賊。塩と酢橘でいただきます

  • Sushi Shunsuke - 真昆布〆の白甘鯛。八幡浜です。今夜の最高のネタでした

    真昆布〆の白甘鯛。八幡浜です。今夜の最高のネタでした

  • Sushi Shunsuke - 勝浦の中トロ。背ナカです

    勝浦の中トロ。背ナカです

  • Sushi Shunsuke - 塩釜の腹カミの大トロです

    塩釜の腹カミの大トロです

  • Sushi Shunsuke - 和歌山の銘酒

    和歌山の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 小肌

    小肌

  • Sushi Shunsuke - 藁で燻した金目鯛。薬味は柚子胡椒です。この香りがタマラン

    藁で燻した金目鯛。薬味は柚子胡椒です。この香りがタマラン

  • Sushi Shunsuke - 〆鯖巻き。大葉とガリが巻き込まれています

    〆鯖巻き。大葉とガリが巻き込まれています

  • Sushi Shunsuke - マグロ部位全部入りの太巻きの準備です

    マグロ部位全部入りの太巻きの準備です

  • Sushi Shunsuke - 宇部の車海老。中に尻尾の身を挟みます

    宇部の車海老。中に尻尾の身を挟みます

  • Sushi Shunsuke - 肉厚の車海老でした

    肉厚の車海老でした

  • Sushi Shunsuke - バフンウニの手巻きです

    バフンウニの手巻きです

  • Sushi Shunsuke - 新潟の銘酒

    新潟の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 穴子です

    穴子です

  • Sushi Shunsuke - 鮪の太巻き

    鮪の太巻き

  • Sushi Shunsuke - 真鯛の骨の潮汁です

    真鯛の骨の潮汁です

  • Sushi Shunsuke - 〆の玉子

    〆の玉子

  • Sushi Shunsuke - まさに昇り龍のしゅん輔さん

    まさに昇り龍のしゅん輔さん

2023/12Visitation23th

4.8

  • Cuisine/Taste5.0
  • Service5.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks5.0
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に名馬を見た、の巻

日曜日の夜です。

阿佐ヶ谷です。

今夜はおよそ二ヶ月ぶりのこちら、【鮨 しゅん輔】さんにお伺いしました。

六時丁度に扉が開き、地下への階段をトントントン。高岡氏の正面に座って、先ずは生ビールで唇を湿らせます。

カウンターにはご夫婦が三組、仕事仲間と思しき男子二人と女子の三人組、それからオヤジの二人連れとラッコの計十ニ名。

個室には他にも五、六名のお客さんがいらっしゃるようです。

ラッコはいわゆる、クリぼっちっす\(//∇//)\

『あっしがお相手しましょう』と、優しく呟く高岡氏。

『えっ、ホント(^◇^)』
『タップリ、呑ませますから、アハッ』

何だよぉ〜、呑ませるだけかヨォ。グフッ\(//∇//)\
いつになったらサウナにご一緒してくれんねん。

ちょっと話が変な方向にズレていきそうなので、それはともかく、本題です。

今夜のコース内容は以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。

そしてご馳走さまでした。


<まとめ>
今夜は何と言っても福井の鰤の湯霜の漬け。
一瞬、カジキかと思いましたが、その桜色に艶めく地肌が何とも言えず、美しい。
それに舌に乗せると、漬けの仄かな塩味が味蕾をくすぐります。
松島の大穴子の炙りもウンマイ。炭で焼き切った皮目のパリパリが最高、アハッ\(//∇//)\

<つまみ>
⚫︎茶碗蒸し:白子、擦り流し
⚫︎鰤:湯霜、漬け、福井
⚫︎真鯛
⚫︎煮蛸
⚫︎煮牡蠣:牡蠣出汁の葛粉餡
⚫︎鰆:炙り、答志島、四日目
 ・西京味噌添え
⚫︎香箱蟹
⚫︎鮟肝:お揚げ、胡瓜
⚫︎蒸し鮑
⚫︎タラコ:炙り
⚫︎穴子:蒲焼き、松島、450g

<握り>
⚫︎墨烏賊:出水
⚫︎九絵:昆布〆
⚫︎中トロ:戸井、延縄、大トロ寄り
⚫︎中トロ:戸井、延縄、腹ナカ、シャリ温度高め
⚫︎小肌:赤シャリ
⚫︎金目鯛:藁燻し
⚫︎しめ鯖巻き:五島
⚫︎車海老
⚫︎馬糞ウニ:手巻き、丸共海苔
⚫︎穴子:対馬
⚫︎太巻き:赤身漬け
⚫︎玉子

<お酒>
・生ビール:小グラス
・羽州誉:純米大吟醸、山武
・上喜元:純米吟醸、酒田
・十四代:純米吟醸、槽垂れ原酒、生酒、村山
・駿:純米、福岡
・帰山:純米吟醸、超辛口、佐久
・菊の司:心星、岩手
・竹泉:純米、朝来

  • Sushi Shunsuke - 同じ中トロですが、シャリの温度を上げました

    同じ中トロですが、シャリの温度を上げました

  • Sushi Shunsuke - 戸井の延縄。大トロに近い部位の中トロ

    戸井の延縄。大トロに近い部位の中トロ

  • Sushi Shunsuke - 藁で燻した金目鯛。この香りが好き

    藁で燻した金目鯛。この香りが好き

  • Sushi Shunsuke - 昆布〆の九絵

    昆布〆の九絵

  • Sushi Shunsuke - 鰤の湯霜の漬け。えっ、エロい(^◇^)

    鰤の湯霜の漬け。えっ、エロい(^◇^)

  • Sushi Shunsuke - 最初は真鱈の白子の擦り流しの茶碗蒸し。意を温めて準備は万端

    最初は真鱈の白子の擦り流しの茶碗蒸し。意を温めて準備は万端

  • Sushi Shunsuke - 真鯛のお腹部分

    真鯛のお腹部分

  • Sushi Shunsuke - 煮蛸です

    煮蛸です

  • Sushi Shunsuke - 踊り子さんの準備です。こちらは戸井の延縄。大トロ寄りの中トロです

    踊り子さんの準備です。こちらは戸井の延縄。大トロ寄りの中トロです

  • Sushi Shunsuke - 煮牡蠣。そのお出汁を葛でまとめました

    煮牡蠣。そのお出汁を葛でまとめました

  • Sushi Shunsuke - 答志島のトロ鰆。手前の西京味噌と抜群に合う

    答志島のトロ鰆。手前の西京味噌と抜群に合う

  • Sushi Shunsuke - 答志島のトロ鰆。さばいて四日目。皮目を炙りました

    答志島のトロ鰆。さばいて四日目。皮目を炙りました

  • Sushi Shunsuke - 香箱です

    香箱です

  • Sushi Shunsuke - 蒸し蝦夷鮑と鮟肝きつね、炙ったタラコ

    蒸し蝦夷鮑と鮟肝きつね、炙ったタラコ

  • Sushi Shunsuke - こちらの鮟肝はプリンのようなプルプル仕上げです

    こちらの鮟肝はプリンのようなプルプル仕上げです

  • Sushi Shunsuke - 蒸した蝦夷鮑

    蒸した蝦夷鮑

  • Sushi Shunsuke - 炙ったタラコ

    炙ったタラコ

  • Sushi Shunsuke - 松島の大穴子の炙り

    松島の大穴子の炙り

  • Sushi Shunsuke - 穴子と山葵は合う\(//∇//)\

    穴子と山葵は合う\(//∇//)\

  • Sushi Shunsuke - 墨烏賊です

    墨烏賊です

  • Sushi Shunsuke - 小肌です

    小肌です

  • Sushi Shunsuke - しめ鯖巻き。五島であがりました

    しめ鯖巻き。五島であがりました

  • Sushi Shunsuke - 車海老です

    車海老です

  • Sushi Shunsuke - 馬糞ウニの手巻きです。丸友の海苔とよく合います

    馬糞ウニの手巻きです。丸友の海苔とよく合います

  • Sushi Shunsuke - 馬糞ウニを手巻きにしたところ

    馬糞ウニを手巻きにしたところ

  • Sushi Shunsuke - 対馬の穴子

    対馬の穴子

  • Sushi Shunsuke - 赤身の漬けの太巻き。実は端っこ部分です

    赤身の漬けの太巻き。実は端っこ部分です

  • Sushi Shunsuke - 玉子

    玉子

  • Sushi Shunsuke -
  • Sushi Shunsuke - このグラスで半合かな?

    このグラスで半合かな?

  • Sushi Shunsuke - 羽州誉。初めてのお酒でした

    羽州誉。初めてのお酒でした

  • Sushi Shunsuke - 山形の銘酒

    山形の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 酒田の銘酒

    酒田の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 福岡の銘酒

    福岡の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 佐久の銘酒

    佐久の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 岩手の銘酒

    岩手の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 兵庫の純米。古酒のような雰囲気です

    兵庫の純米。古酒のような雰囲気です

2023/10Visitation22th

4.8

  • Cuisine/Taste5.0
  • Service4.5
  • Atmosphere5.0
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks5.0
JPY 30,000~JPY 39,999per head

阿佐ヶ谷の地下に奔馬を見た、の巻

木曜日の夜です。

阿佐ヶ谷です。

今夜は前回からほぼ一ヶ月の短いスパンですが、こちらの″鮨 しゅん輔″さんにお伺いしました。

これまでの訪問は二十回を超えますが、それでも通い続ける理由は、ひとつ、【叔父貴と慕ってくれる】ふたつ、【場を乱すハシャギ過ぎの客をたしなめる男気】、みっつ【お客の笑顔が大好物】、といったところでしょうか。

複数での予約だと来年後半になりますが、ラッコは一人枠ということで、なんとかかんとか、座席を確保出来ている現実に感謝。

ところで今夜も十二席の内、半数の六席が女子。
絡みつくような熟女ビームを軽くいなしながら、爽やかな笑顔ですべてのお客に等しく応対する高岡氏。

今宵も素敵な時間を共有させていただきました。

さてさてそれでは本題です。
いただいたコース内容は以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。

そしてご馳走さまでした。


<まとめ>
前月にお伺いした際、『内容はほぼほぼ同じになるかもしれません\(//∇//)\』なんて、一厘刈りの頭を下げられる高岡氏。
『オッケーっす。だってこちらのお店の空気に浸かりに来ているんですから・・・』なんて、還暦ジジイの余裕を見せるラッコ。
とは言え、マナ鰹の炙りはお初だし、マグロの蛇腹は明らかに脂乗りが違うし、こんだけ希少な銘酒も呑むことがかなったし、いやぁ、コイツは毎月お伺いしても楽しめるんやないかな、なんて・・・
おっと待ったぁ!
いくら一人もんでも、そんなショートスパンで予約は通らないじゃん、アハッ\(//∇//)\

<つまみ>
⚫︎茶碗蒸し:浅利出汁と生海苔
⚫︎真鯛
⚫︎カジキ:漬け、気仙沼
⚫︎水蛸
⚫︎煮蛸
⚫︎マナ鰹:皮目炙り、西京味噌焼き味噌
⚫︎姫サザエ:酒蒸し
⚫︎新イクラ:湯引き、塩茹で
⚫︎鰯:ナメロウ
⚫︎鮟肝
⚫︎メガイ:蒸し
⚫︎秋刀魚:根室
⚫︎焼き穴子:酢漬け茗荷

<握り>
⚫︎墨烏賊:出水
⚫︎甘鯛:昆布〆、煎り酒
⚫︎鰊:あたりネギ
⚫︎赤身:塩釜
⚫︎蛇腹:塩釜
⚫︎小肌
⚫︎キンキ:藁炙り、柚子胡椒
⚫︎縞海老:海老味噌乗せ
⚫︎馬糞ウニ:手巻き
⚫︎穴子
⚫︎太巻き:鮟肝、奈良漬け
⚫︎玉子

<お酒>
・生ビール
・陸奥八仙:ピンクラベル、火入れ、吟醸、青森
・十四代:中取り純米吟醸、山形
・天賦:純米大吟醸、鹿児島
・惣邑:特約飲食店別誂、純米吟醸、山形
・磯自慢:純米吟醸、東条特A山田錦、静岡
・初亀:純米吟醸、からからべっぴん、静岡


  • Sushi Shunsuke - 縞海老です。海老味噌をトッピング

    縞海老です。海老味噌をトッピング

  • Sushi Shunsuke - ニシンです。薬味はあたりネギです

    ニシンです。薬味はあたりネギです

  • Sushi Shunsuke - マナ鰹です。皮目を炙って薬味は西京味噌を焼きました

    マナ鰹です。皮目を炙って薬味は西京味噌を焼きました

  • Sushi Shunsuke - 新イクラです。軽く蒸して塩漬けに。

    新イクラです。軽く蒸して塩漬けに。

  • Sushi Shunsuke - 穴子の炙り

    穴子の炙り

  • Sushi Shunsuke - 最初は胃を落ち着かせるために、茶碗蒸しでスタート

    最初は胃を落ち着かせるために、茶碗蒸しでスタート

  • Sushi Shunsuke - 浅利出汁です。アオサは浜名湖産かな?山葵を勝手にトッピングしました

    浅利出汁です。アオサは浜名湖産かな?山葵を勝手にトッピングしました

  • Sushi Shunsuke - 真鯛です。塩と酢橘でいただきます

    真鯛です。塩と酢橘でいただきます

  • Sushi Shunsuke - 気仙沼のカジキマグロの漬けです

    気仙沼のカジキマグロの漬けです

  • Sushi Shunsuke - 北海道の水蛸です

    北海道の水蛸です

  • Sushi Shunsuke - 煮蛸です

    煮蛸です

  • Sushi Shunsuke - 日本海側の山口の姫サザエです

    日本海側の山口の姫サザエです

  • Sushi Shunsuke - 姫サザエを剥いたところ

    姫サザエを剥いたところ

  • Sushi Shunsuke - イワシのナメロウ。これはお酒が進みます

    イワシのナメロウ。これはお酒が進みます

  • Sushi Shunsuke - 楽しそうにあん肝を切りそろえる高岡氏

    楽しそうにあん肝を切りそろえる高岡氏

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝とメガイ、根室の秋刀魚です

    鮟肝とメガイ、根室の秋刀魚です

  • Sushi Shunsuke - 蒸した鮟肝

    蒸した鮟肝

  • Sushi Shunsuke - 根室の秋刀魚。皮目を軽く炙って脂を溶かします

    根室の秋刀魚。皮目を軽く炙って脂を溶かします

  • Sushi Shunsuke - 蒸したメガイです。産地は書けません

    蒸したメガイです。産地は書けません

  • Sushi Shunsuke - 皮目がパリパリです。これはラッコの大好物!

    皮目がパリパリです。これはラッコの大好物!

  • Sushi Shunsuke - 墨烏賊です。出水産です

    墨烏賊です。出水産です

  • Sushi Shunsuke - 甘鯛の昆布〆です。軽く煎り酒を塗っています

    甘鯛の昆布〆です。軽く煎り酒を塗っています

  • Sushi Shunsuke - 塩釜の赤身

    塩釜の赤身

  • Sushi Shunsuke - 塩釜の蛇腹。軽く蒸して脂を溶かして提供

    塩釜の蛇腹。軽く蒸して脂を溶かして提供

  • Sushi Shunsuke - 小肌です

    小肌です

  • Sushi Shunsuke - 藁で炙ったキンキ。薬味は柚子胡椒

    藁で炙ったキンキ。薬味は柚子胡椒

  • Sushi Shunsuke - 馬糞ウニ

    馬糞ウニ

  • Sushi Shunsuke - 穴子です

    穴子です

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝の太巻き

    鮟肝の太巻き

  • Sushi Shunsuke - 玉子

    玉子

  • Sushi Shunsuke - 駆けつけの生ビール

    駆けつけの生ビール

  • Sushi Shunsuke - 山形の銘酒です

    山形の銘酒です

  • Sushi Shunsuke - 青森の銘酒でスタート

    青森の銘酒でスタート

  • Sushi Shunsuke - 鹿児島の銘酒です

    鹿児島の銘酒です

  • Sushi Shunsuke - これは他店ではお目にかかれません

    これは他店ではお目にかかれません

  • Sushi Shunsuke - 静岡の銘酒です

    静岡の銘酒です

  • Sushi Shunsuke - 静岡の銘酒

    静岡の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 外観

    外観

2023/09Visitation21th

4.8

  • Cuisine/Taste5.0
  • Service4.5
  • Atmosphere5.0
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks5.0
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に麒麟児を見た、の巻

土曜日の夜です。

阿佐ヶ谷です。

今夜はおよそ三ヶ月ぶりのこちら”鮨 しゅん輔”さん。
六時の会にお伺いしました。

時間丁度に地下からトントントントンと階段を駆け上がる音。照明を灯してカワユイ女子お二人が受付をスタートします。

『チョメチョメさんですね?』
『あっ、ハイ・・・』

顔ばれか?
お一人様はひとりきりなので、それから推察されたのか?

それはともかく階段を下りて、いつもの通り、高岡氏の正面に席を引かれます。

生ビールの小グラスで喉を湿らせていると、カウンター十二席のお客様が勢ぞろい。奥の個室にも数名のお客様がいらっしゃるようです。

ところでそのカウンターですが、八名が妙齢の女史。
オヤジ達も蕩けるその熱い視線を、一厘刈りの高岡氏が爽快な笑顔で一手に引き受けます。
いつもながら、良い漢ですね。今回のタイトルは”麒麟児”にしちゃお、アハッヾ(≧▽≦)ノ

さてさてそれでは本題です。
いただいたコース内容は以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。

そしてご馳走様でした。


<まとめ>
高岡氏の男気に惚れて通い詰めているラッコですが、酒飲みの我儘なハートに刺さる、滋味と地味を活かしたツマミの仕立てに惹かれているのもまた事実。

今宵の出色は五点。
先ずは出始めの鰆の味噌漬け炙り。
捌いた鰆を軽く炙ってから白味噌に投入。味噌のエグ味を浸透させ過ぎない和食の技ですね。
軽く漬けこみ白味噌の風味だけを纏わせ、皮目を炙ってご提供。ムッチリモッチリ食感とねっとりとした旨味に悶絶。

次いで鰯とガリのタタキの酢和え。
酢漬けではありません。〆ているわけではなく、酸味の調整がしやすいよう、後から酢で和えました。
『箸休めですよぉ~』と注意されたものの、酢が好きなラッコはアムアムハムハム、これは好き!

三点目は新イクラ。
軽く塩水で湯通ししているので、プチプチというよりややネットリとした食感。振り柚子の香りを何故か木の芽山椒と感じてしまうラッコ。ええっ、これってまさかのケミカル・リアクション?

そして松島の大穴子の炙り。
500gの大物。五時間かけて皮目をじっくりと炙り、パリパリ食感を演出。鰻だと脂をくどく感じる時があるけれど、穴子の脂は切れが良くて間違いなし。

最後の五点目は根室の秋刀魚。
嬉しいヾ(≧▽≦)ノ
今年初めての秋刀魚。内臓ソースを中に挟みます。やはり、サンマはウンマイ。


<つまみ>
⚫︎茶碗蒸し:浅利出汁、生海苔
⚫︎真鯛:淡路
⚫︎加治木:漬け、三陸
⚫︎水蛸
⚫︎煮蛸
⚫︎鰆:白味噌漬け炙り
⚫︎姫サザエ:酒蒸し、山口
⚫︎新イクラ:塩湯引き
⚫︎鰯:ガリタタキ、大葉、酢、銚子
⚫︎メガイ鮑:蒸し、佐渡
⚫︎鮟肝:稲荷
⚫︎焼穴子:松島

<握り>
⚫︎墨烏賊:塩酢橘、出水
⚫︎甘鯛:真昆布〆、煎り酒
⚫︎北寄貝:酢橘
⚫︎赤身:樋長、ボストン
⚫︎中トロ:樋長、ボストン
⚫︎小肌
⚫︎キンキ:藁炙り、柚子胡椒
⚫︎秋刀魚:根室、内臓ソース
⚫︎縞海老:寿都
⚫︎穴子:対馬
⚫︎太巻き:鮟肝
⚫︎玉子

<お酒>
・生ビール:小グラス
・義侠:純米、岐阜
・雨後の月:純米大吟醸、ひやおろし、広島
・天賦:純米大吟醸、鹿児島
・酔鯨:純米吟醸、高知
・三井の寿:純米吟醸、大辛口、福岡
・作:純米大吟醸、中取り、三重
・たかちよ:純米大吟醸、新潟

  • Sushi Shunsuke - 最初は生ビール

    最初は生ビール

  • Sushi Shunsuke - 『ええっ、生ビールですか?』とスマホをのぞくお茶目な麒麟児

    『ええっ、生ビールですか?』とスマホをのぞくお茶目な麒麟児

  • Sushi Shunsuke - 最初の器は何やろ?

    最初の器は何やろ?

  • Sushi Shunsuke - 生海苔の茶碗蒸しです。浅利の出汁が効いています

    生海苔の茶碗蒸しです。浅利の出汁が効いています

  • Sushi Shunsuke - 加治木の漬け。山葵でいただきます

    加治木の漬け。山葵でいただきます

  • Sushi Shunsuke - 淡路の真鯛。塩でいただきます

    淡路の真鯛。塩でいただきます

  • Sushi Shunsuke - 岐阜の銘酒

    岐阜の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 生の水蛸です

    生の水蛸です

  • Sushi Shunsuke - 真蛸の煮物です

    真蛸の煮物です

  • Sushi Shunsuke - 鰆の白味噌漬け。

    鰆の白味噌漬け。

  • Sushi Shunsuke - 呉の銘酒

    呉の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 山口の姫さざえ。定番の白バイ貝からの変化球

    山口の姫さざえ。定番の白バイ貝からの変化球

  • Sushi Shunsuke - こんな感じ。出汁も残さず飲み干します

    こんな感じ。出汁も残さず飲み干します

  • Sushi Shunsuke - 塩水で軽く湯通しした新イクラ

    塩水で軽く湯通しした新イクラ

  • Sushi Shunsuke - 鰯とガリと大葉を和えて、酢でまとめました

    鰯とガリと大葉を和えて、酢でまとめました

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝を触って思わず笑みのこぼれる高岡氏

    鮟肝を触って思わず笑みのこぼれる高岡氏

  • Sushi Shunsuke - 鹿児島の銘酒

    鹿児島の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 佐渡のメガイ鮑を斬り付けます

    佐渡のメガイ鮑を斬り付けます

  • Sushi Shunsuke - こちらも定番になりました

    こちらも定番になりました

  • Sushi Shunsuke - 佐渡のメガイ鮑。旨味が芳醇なので、何もつけずにそのままいただきます

    佐渡のメガイ鮑。旨味が芳醇なので、何もつけずにそのままいただきます

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝はラッコの大好物。”すが弥”というより”鮨あらい”に近い仕立て

    鮟肝はラッコの大好物。”すが弥”というより”鮨あらい”に近い仕立て

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝を稲荷で包んでアンムッ

    鮟肝を稲荷で包んでアンムッ

  • Sushi Shunsuke - 松島の大穴子の炙りです

    松島の大穴子の炙りです

  • Sushi Shunsuke - 不動明王のような横顔です

    不動明王のような横顔です

  • Sushi Shunsuke - 高知の銘酒

    高知の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 出水の墨烏賊

    出水の墨烏賊

  • Sushi Shunsuke - 真昆布〆の甘鯛です

    真昆布〆の甘鯛です

  • Sushi Shunsuke - 福岡の銘酒

    福岡の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 人気銘柄です

    人気銘柄です

  • Sushi Shunsuke - 北寄貝です。酢橘でいただきます。肉厚!

    北寄貝です。酢橘でいただきます。肉厚!

  • Sushi Shunsuke - 樋長です。最後のボストン産です

    樋長です。最後のボストン産です

  • Sushi Shunsuke - ボストンの中トロ

    ボストンの中トロ

  • Sushi Shunsuke - 小肌です

    小肌です

  • Sushi Shunsuke - キンキの藁炙りです

    キンキの藁炙りです

  • Sushi Shunsuke - 三重の銘酒

    三重の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 今年の初秋刀魚です。根室です

    今年の初秋刀魚です。根室です

  • Sushi Shunsuke - シマエビです。寿都産です。禁断の二尾つけ

    シマエビです。寿都産です。禁断の二尾つけ

  • Sushi Shunsuke - バフンウニです

    バフンウニです

  • Sushi Shunsuke - こんな感じ

    こんな感じ

  • Sushi Shunsuke - 対馬の穴子です

    対馬の穴子です

  • Sushi Shunsuke - 新潟の銘酒です

    新潟の銘酒です

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝の太巻き

    鮟肝の太巻き

  • Sushi Shunsuke - 玉子です

    玉子です

2023/06Visitation20th

4.8

  • Cuisine/Taste5.0
  • Service4.5
  • Atmosphere5.0
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks5.0
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に若狛を見た、の巻

土曜日の夜です。

阿佐ヶ谷です。

これまで何度かご一緒した猫顔女子が香港に帰国されるとのことで、こちらの”鮨 しゅん輔”で歓送会を設けます。

六時前に改札前で待ち合わせ、高架下をノテノテノテ。
総武線の遅れの影響で六時スタートを少々過ぎての入店となりましたが、ちゃんと高岡氏の正面がニ席ほど空けてありました。

有難く着席し、先ずは生ビールをゴキュゴキュゴキュ。

前回が四月なのでおよそ二か月ぶり。
さてさて今夜はどんな魚が登場するのかな?

それでは本題。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。

そしてご馳走様でした。


<まとめ>
ご一緒した女子と波長が合うのか、いつにも増してお茶目な高岡氏。柵を斬り付ける際の涼しい視線とのギャップに、男でなくても思わず萌ええええええっ、ってか、アハッヾ(≧▽≦)ノ

それはともかく今夜の出色は板鱒サイズのキングサーモン。釧路の昆布森で揚がりました。
いわば鮭界の超肥満児。その20cm以上はある体高に惚れ惚れしてしまいます。背身と腹身をひと切れずついただき、おもわず隣の女子にショルダーアタック。その女子もお口に手をあて真ん丸でつぶらな瞳を大きく見開き、お返しのショルダーアタック。
これは抜群にウンマカッタ。肥満児、好き。ポッチャリ女子も大好き、グフッ・・・

それに加えてこの六月初旬にも拘らず、鱒子の登場にはビックリポン。晩夏の新イクラになる前の小粒。卵としてのコクはまだまだ幼いものの、そこは粕漬けで風味を添加。
これはお酒を呼びます。隣の女子が『小声で十四代、呑みたいですぅ』と呟きます。
すかさず『純吟、お持ちしましょう』と高岡氏。カワユイ女子にはやはり弱いのか・・・、妬けるな、ダハッ!

<つまみ>
⚫︎茶碗蒸し:蛤、九十九里
⚫︎伊佐木:薄塩
⚫︎桜鱒:漬け、20kg超えの板鱒サイズ、昆布森
⚫︎水蛸:酢橘
⚫︎煮蛸
⚫︎バイ貝:島根
⚫︎白海老:昆布〆、煎り酒
⚫︎鱒子:粕漬け
⚫︎鮟肝:寿都、お稲荷
⚫︎蒸し鮑
⚫︎太刀魚炙り

<握り>
⚫︎白いか:山口、三枚重ね
⚫︎鳥貝:舞鶴
⚫︎春子鯛:煎り酒、昆布〆
⚫︎蛇腹:腹ナカ、壱岐
⚫︎蛇腹:腹ナカ、壱岐、シャリ温高め
⚫︎小肌:天草
⚫︎金目鯛:藁焼き、柚子胡椒
⚫︎車海老
⚫︎馬糞ウニ:手巻き
⚫︎鮟肝:胡麻、奈良漬、太巻き
⚫︎干瓢巻き

<お酒>
⚫︎ひと夏の恋:純米吟醸、宮城
⚫︎十四代:中取り、純米吟醸、山形
⚫︎初亀:純米吟醸、からからべっぴん、静岡
⚫︎十四代:中取り、特別純米、山形
⚫︎義侠:はるか、純米、東条特A山田錦、愛知
⚫︎十四代:純米大吟醸、山形
お酒は三合強ぐらい

  • Sushi Shunsuke - 最初は生ビール

    最初は生ビール

  • Sushi Shunsuke - 蛤の茶碗蒸し。中には九十九里の蛤がゴロゴロしておりました

    蛤の茶碗蒸し。中には九十九里の蛤がゴロゴロしておりました

  • Sushi Shunsuke - 右は伊佐木、左は桜鱒(キングサーモン)です

    右は伊佐木、左は桜鱒(キングサーモン)です

  • Sushi Shunsuke - 20kg超の板鱒サイズ。産地は昆布森です。塩と山葵でいただきました

    20kg超の板鱒サイズ。産地は昆布森です。塩と山葵でいただきました

  • Sushi Shunsuke - こちらは伊佐木。薄塩仕立て。旬の白身はウンマイ

    こちらは伊佐木。薄塩仕立て。旬の白身はウンマイ

  • Sushi Shunsuke - 生の水蛸です。噛めば噛むほど旨味が滲み出ます

    生の水蛸です。噛めば噛むほど旨味が滲み出ます

  • Sushi Shunsuke - 煮蛸です。繊維がほどけてホロホロでした

    煮蛸です。繊維がほどけてホロホロでした

  • Sushi Shunsuke - 伯楽星と同じ酒蔵の銘酒

    伯楽星と同じ酒蔵の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 島根のバイガイ

    島根のバイガイ

  • Sushi Shunsuke - 白海老の昆布〆。薬味は煎り酒です

    白海老の昆布〆。薬味は煎り酒です

  • Sushi Shunsuke - 鱒子の粕漬け。この時期にいわゆる新イクラの子供がいただけるなんてビックリポン

    鱒子の粕漬け。この時期にいわゆる新イクラの子供がいただけるなんてビックリポン

  • Sushi Shunsuke - UFOが地球を攻めて来たみたい、アハッヾ(≧▽≦)ノ

    UFOが地球を攻めて来たみたい、アハッヾ(≧▽≦)ノ

  • Sushi Shunsuke - 寿都の鮟肝と蒸し鮑

    寿都の鮟肝と蒸し鮑

  • Sushi Shunsuke - 蒸し鮑です

    蒸し鮑です

  • Sushi Shunsuke - 寿都の鮟肝。ひとつは山葵で。二つ目はお稲荷さんに包んでいただきます

    寿都の鮟肝。ひとつは山葵で。二つ目はお稲荷さんに包んでいただきます

  • Sushi Shunsuke - 十四代の純吟です

    十四代の純吟です

  • Sushi Shunsuke - 太刀魚の塩焼き

    太刀魚の塩焼き

  • Sushi Shunsuke - 藤枝の銘酒

    藤枝の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 山口の日本海側の白イカ。薄く斬り付けた三枚重ね

    山口の日本海側の白イカ。薄く斬り付けた三枚重ね

  • Sushi Shunsuke - 舞鶴の鳥貝。今が旬。ウンマイ!

    舞鶴の鳥貝。今が旬。ウンマイ!

  • Sushi Shunsuke - 十四代の中取り純米です

    十四代の中取り純米です

  • Sushi Shunsuke - 春子鯛。煎り酒

    春子鯛。煎り酒

  • Sushi Shunsuke - 腹ナカの蛇腹。樋長さんからピンピンの壱岐産がとどきました

    腹ナカの蛇腹。樋長さんからピンピンの壱岐産がとどきました

  • Sushi Shunsuke - 腹ナカの蛇腹の握り

    腹ナカの蛇腹の握り

  • Sushi Shunsuke - 大トロの蛇腹。シャリの温度を高めて食べ比べ

    大トロの蛇腹。シャリの温度を高めて食べ比べ

  • Sushi Shunsuke - 天草の小肌

    天草の小肌

  • Sushi Shunsuke - 義侠、大好き

    義侠、大好き

  • Sushi Shunsuke - 金目鯛です。山葵は使用せず柚子胡椒でいただきます。藁で燻した香りが素敵

    金目鯛です。山葵は使用せず柚子胡椒でいただきます。藁で燻した香りが素敵

  • Sushi Shunsuke - ふぉつおい車海老です

    ふぉつおい車海老です

  • Sushi Shunsuke - 北海道産のバフンウニ。海苔は船橋の丸友

    北海道産のバフンウニ。海苔は船橋の丸友

  • Sushi Shunsuke - 包むとこんな感じ

    包むとこんな感じ

  • Sushi Shunsuke - 穴子です

    穴子です

  • Sushi Shunsuke - 十四代の純大吟です

    十四代の純大吟です

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝と奈良漬けを太巻きで

    鮟肝と奈良漬けを太巻きで

  • Sushi Shunsuke - 玉子。プリン仕立て

    玉子。プリン仕立て

  • Sushi Shunsuke - 追加の干瓢巻きです

    追加の干瓢巻きです

2023/04Visitation19th

4.8

  • Cuisine/Taste5.0
  • Service4.5
  • Atmosphere5.0
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks5.0
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に天馬を見た、の巻

日曜日の夜です。

阿佐ヶ谷です。

今夜は昨年末、美会さんの貸切会にお呼びした猫顔インフルエンサー女子をお誘いし、鮨しゅん輔さんにお伺いしました。

阿佐ヶ谷駅の改札外で待ち合わせ、六時チョイと前に到着。幸い通り雨も止んだので、傘も刺さずに佇んでいると、ものの数分でお弟子さんが階段を駆け上がり、ご案内。

いつもの手前側の列に陣取り、いきなりの日本酒でスタート。

さてさてそれでは本題です。
いただいたコース内容は以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。

そしてご馳走さまでした。


<まとめ>
前回から二週間しか空いておりませんが、それでも大阪湾の生鳥貝の登場には舌を巻きました。
湯掻くとゴムのような食感に変化する鳥貝。なんと言っても活のはんなりとした味わいが真骨頂。
カジキはシーズンオフということで、好みの生ハム仕立てこそ有りませんでしたが、そこは白バイ貝で定位置を穴埋めします。
ご一緒した猫顔女子も大喜び。
実は二回目とのことでしたが、その前回はしゅん輔さん前ではなかったとのことで、今夜、ようやく本懐を遂げた嬉しさがヒシヒシと伝わります。

<つまみ>
鰊と鰯のなめろうはこれから定番ツマミの仲間入りかな?

●茶碗蒸し:蛤
●真鯛
●桜鱒:漬け
●煮蛸
●白バイ貝:酒蒸し
●白海老:昆布〆、煎り酒
●鰊と鰯:なめろう
●蛍烏賊:ウルイ、新ワカメ
●鮟肝:稲荷したて
●鮟肝:塩と酢橘
●鱈子:唐墨仕立て、炙り
●太刀魚:塩焼き

<握り>
活の鳥貝はただただ甘く、大阪湾の底力を垣間見ました、
それに加え、黒ムツの藁燻しに絶句。薬味の七味が抜群の組み合わせ。山葵は無用。悶絶級の破壊的な美味しさでした。

●墨烏賊
●鳥貝:大阪湾
●春子鯛:昆布〆、煎り酒
●中トロ:銚子
●大トロ:銚子
●小肌
●馬糞ウニ:手巻き
●黒ムツ:藁燻し、七味
●車海老:ツマミしたて、シャリ無し
●穴子
●鮟肝:太巻き
●玉子

<お酒>
翌日がお仕事なので、控えめに三合で打ち止め。

・豊能梅:純米吟醸、おりがりみ生酒、高知
・金澤屋:特別純米、福島
・菊の司:心星、岩手
・南方:純米、和歌山
・十四代:純米吟醸、山田錦、山形
日本酒は三合弱

  • Sushi Shunsuke - 高知の銘酒でスタート

    高知の銘酒でスタート

  • Sushi Shunsuke - 最初のお通しです

    最初のお通しです

  • Sushi Shunsuke - 蛤の茶碗蒸しでした

    蛤の茶碗蒸しでした

  • Sushi Shunsuke - 桜鱒の漬け。たっぷりの山葵でいただきます

    桜鱒の漬け。たっぷりの山葵でいただきます

  • Sushi Shunsuke - 真鯛です。熟成が進み、ネットリ食感に変化しておりました

    真鯛です。熟成が進み、ネットリ食感に変化しておりました

  • Sushi Shunsuke - 蛸の煮物

    蛸の煮物

  • Sushi Shunsuke - 白バイ貝です。高岡氏の大好物なんだそう

    白バイ貝です。高岡氏の大好物なんだそう

  • Sushi Shunsuke - 白海老の昆布〆。煎り酒が振られておりました。お酒がひたすら進みます

    白海老の昆布〆。煎り酒が振られておりました。お酒がひたすら進みます

  • Sushi Shunsuke - 福島は喜多方の銘酒

    福島は喜多方の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 鰊と鰯を8対2で混ぜ合わせたなめろう。最強の日本酒のアテです

    鰊と鰯を8対2で混ぜ合わせたなめろう。最強の日本酒のアテです

  • Sushi Shunsuke - 蛍烏賊とウルイ、新ワカメです

    蛍烏賊とウルイ、新ワカメです

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝と鱈子の唐墨仕立て

    鮟肝と鱈子の唐墨仕立て

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝です。プリンみたい。半分は山葵で、残りの半分はお揚げに包んでいただきます

    鮟肝です。プリンみたい。半分は山葵で、残りの半分はお揚げに包んでいただきます

  • Sushi Shunsuke - 酢橘を振った鮟肝。塩でいただきました

    酢橘を振った鮟肝。塩でいただきました

  • Sushi Shunsuke - 太刀魚の塩焼きです

    太刀魚の塩焼きです

  • Sushi Shunsuke - 岩手の銘酒

    岩手の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 墨烏賊

    墨烏賊

  • Sushi Shunsuke - 大阪湾の活の鳥貝

    大阪湾の活の鳥貝

  • Sushi Shunsuke - 春子鯛の昆布〆

    春子鯛の昆布〆

  • Sushi Shunsuke - 銚子の中トロ

    銚子の中トロ

  • Sushi Shunsuke - 和歌山の銘酒

    和歌山の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 銚子の大トロ。ちょっとだけブレました

    銚子の大トロ。ちょっとだけブレました

  • Sushi Shunsuke - 小肌です

    小肌です

  • Sushi Shunsuke - 藁で燻した黒ムツ。薬味は山葵ではなく七味です。これが抜群に合う!

    藁で燻した黒ムツ。薬味は山葵ではなく七味です。これが抜群に合う!

  • Sushi Shunsuke - 車海老です。大きなサイズなので、ツマミでいただきました

    車海老です。大きなサイズなので、ツマミでいただきました

  • Sushi Shunsuke - 穴子です

    穴子です

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝の太巻き

    鮟肝の太巻き

2023/03Visitation18th

4.8

  • Cuisine/Taste5.0
  • Service4.5
  • Atmosphere5.0
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks5.0
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に優駿を見た、の巻

金曜日の夜です。

阿佐ヶ谷です。

暫く腰の具合が思わしくなかったラッコ。

先週は銀座と木挽町の二軒をドタキャンしてしまい、予約していただいたにも関わらずお一人でお伺いさせてしまった女子、急遽打席に立っていただいたフォロワー様、ご迷惑をおかけしてしまいました。

行けるかなぁ~、行きたいなぁ~、とギリギリまで引っ張るラッコの食い意地のせいと、笑ってお許しくださいませ。

大人しくしていたせいか、腰の具合も次第に改善されてきたので、今夜は一週間ぶりの外食再開。お伺いしたのはおよそ二か月ぶりのこちら、”鮨しゅん輔”さん。

いつもの通り、高岡氏の正面に席をひかれ、生ビールでスタート。

さてさてそれでは本題です。
いただいたものは以下の通り。ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。

そしてご馳走様でした。


<まとめ>
なんでもかんでも値上がりする中、この内容で諭吉三枚でお釣りのお会計には、いつものことながら大満足。
初めての珍しいツマミに、グビグビグビッとお酒もハイピッチ。
ラッコをふくめ、十二名の方達の素敵な笑顔に囲まれながらあっという間の二時間半。
さあってと、それではのんびりと巣に戻りますかね。

<つまみ>
今夜の出色はなんといっても、加治木。
無駄な汗を落とす仕込み時の振り塩が完璧。食感は極上の生ハムそのもの。
加えて鰊のミンチがやばかった。
旨味の塊の地味に加え、少量の鰯で青魚風味を添加。酢味噌と煮切り醤油で味を調え、半分はそのまま、残りの半分は大葉と海苔で包んでアムアムアムッ。
毎度のことながら、酒呑みのハートと胃袋を掴んで離しませんね。

●茶碗蒸し:蛤
●真鯛
●加治木
●桜鱒:漬け
●煮蛸
●煮牡蠣:大船渡、葛餡
●鰊:ミンチ、鰯、酢味噌
●蛍烏賊:酢味噌
●鮟肝:お揚げ
●蝦夷鮑
●鱈子:唐墨仕立て、炙り
●太刀魚:塩焼き

<握り>
春子鯛の完璧な脱水に思わず唸りました。この数年、あらゆるお店で口にしましたが、この夜の春子に勝るものなし。
加えて春のマグロとは思えない天端のムッチリ感、腹ナカの中トロに悶絶。

●墨烏賊
●春子鯛:昆布〆、三日、煎り酒

●天端:塩釜
●中トロ:塩釜、腹ナカ
●小肌
●金目鯛:藁燻し、柚子胡椒
●鯖巻き
●車海老
●馬糞ウニ:手巻き
●穴子:対馬
●鮟肝:太巻き、奈良漬
●玉子

<お酒>
・生ビール:小グラス
・惣邑:純米吟醸、別誂、山形
・しらぎく:純米吟醸、高知
・十四代:中取り純米、無濾過、山形
・義侠:はるか、純米、愛知
・心星:菊の司、純米、岩手
・南方:超辛口純米、和歌山
・たかちよ:無調整生原酒、新潟
日本酒は四合弱

  • Sushi Shunsuke - 最初は生ビールで気道を確保

    最初は生ビールで気道を確保

  • Sushi Shunsuke - 最初のお碗です

    最初のお碗です

  • Sushi Shunsuke - 蛤の茶碗蒸し。夜は冷えてきたので温かい仕立てが嬉しい

    蛤の茶碗蒸し。夜は冷えてきたので温かい仕立てが嬉しい

  • Sushi Shunsuke - 真鯛です。3kg超の大物なので、すばらしき肉厚さ

    真鯛です。3kg超の大物なので、すばらしき肉厚さ

  • Sushi Shunsuke - 加治木です。これは破壊的な美味しさ

    加治木です。これは破壊的な美味しさ

  • Sushi Shunsuke - しゅん輔さんにお伺いしたら、やはり特約飲食店別誂の惣邑

    しゅん輔さんにお伺いしたら、やはり特約飲食店別誂の惣邑

  • Sushi Shunsuke - 漬けの桜鱒です

    漬けの桜鱒です

  • Sushi Shunsuke - 真蛸の桜煮

    真蛸の桜煮

  • Sushi Shunsuke - 大船渡の煮牡蠣です。もちろんお汁まで飲み干します

    大船渡の煮牡蠣です。もちろんお汁まで飲み干します

  • Sushi Shunsuke - 鰊のミンチのフワフワ仕上げ。これだけで一合のお酒が消えちゃいました

    鰊のミンチのフワフワ仕上げ。これだけで一合のお酒が消えちゃいました

  • Sushi Shunsuke - 鰊のミンチです。残りの半分は大葉と海苔で包んで

    鰊のミンチです。残りの半分は大葉と海苔で包んで

  • Sushi Shunsuke - 高知の銘酒です

    高知の銘酒です

  • Sushi Shunsuke - 蛍烏賊の酢味噌です

    蛍烏賊の酢味噌です

  • Sushi Shunsuke - 口開けをいただきました

    口開けをいただきました

  • Sushi Shunsuke - お酒のアテシリーズ

    お酒のアテシリーズ

  • Sushi Shunsuke - タラかの唐墨風仕上げ。風干しして余分な水分を飛ばし炙りました

    タラかの唐墨風仕上げ。風干しして余分な水分を飛ばし炙りました

  • Sushi Shunsuke - 蝦夷鮑です

    蝦夷鮑です

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝です

    鮟肝です

  • Sushi Shunsuke - 太刀魚の塩焼き。これは塩が良いのかな、抜群に美味しかった

    太刀魚の塩焼き。これは塩が良いのかな、抜群に美味しかった

  • Sushi Shunsuke - 東条特A山田錦です

    東条特A山田錦です

  • Sushi Shunsuke - 墨烏賊です

    墨烏賊です

  • Sushi Shunsuke - 三日寝かせの春子鯛の昆布〆。煎り酒を塗りました。これは抜群にウンマイ

    三日寝かせの春子鯛の昆布〆。煎り酒を塗りました。これは抜群にウンマイ

  • Sushi Shunsuke - 岩手の銘酒

    岩手の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 天端です

    天端です

  • Sushi Shunsuke - 中トロです

    中トロです

  • Sushi Shunsuke - 和歌山の銘酒

    和歌山の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 小肌です

    小肌です

  • Sushi Shunsuke - 金目鯛を藁で燻しました。柚子胡椒の風味が効いています

    金目鯛を藁で燻しました。柚子胡椒の風味が効いています

  • Sushi Shunsuke - 鯖巻きです

    鯖巻きです

  • Sushi Shunsuke - 車海老です

    車海老です

  • Sushi Shunsuke - バフンウニの手巻き。半分齧っちゃいました

    バフンウニの手巻き。半分齧っちゃいました

  • Sushi Shunsuke - 新潟の銘酒

    新潟の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 穴子です

    穴子です

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝と奈良漬けの太巻

    鮟肝と奈良漬けの太巻

  • Sushi Shunsuke - 玉子です

    玉子です

2023/01Visitation17th

4.8

  • Cuisine/Taste5.0
  • Service4.5
  • Atmosphere5.0
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks5.0
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に若駒を見た、の巻

日曜日の夜です。

阿佐ヶ谷です。

上野から阿佐ヶ谷に移動。今夜は二か月ぶりのこちら、”鮨 しゅん輔”さん。

駅のコンコースを抜けて通りに出ると、アイヤァ、建物の前に人だかり。数えてみると十五、六名。
そうか、個室のお客様も既にお見えなんですね。

六時ちょうどに階段を駆け上る足音が聞こえ、若い衆がご案内。ラッコは高岡氏の正面に席を引き、松が明けてから随分と断ちましたが、『今年もよろしくお願いいたします』とご挨拶。

小さいグラスで生ビールをいただき、白子の摺り流しで胃を温めます。

さてさてそれでは本題です。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。

そしてご馳走様でした。


<まとめ>
いつにも増してなんとも心地良い雰囲気。
カウンターの十一名はみなさんご常連の様子。実に明るく楽しく、満面の笑みを浮かべながらツマミを頬張り、十四代などの銘酒の海に漂います。
今夜のウリは何と言っても千葉の加治木。生ハム仕立ての白身が舌の上で溶けてしまいました。
他にも子持ち昆布の酒粕味噌漬け、鱒の介の漬けが秀逸。
時期的にイカの塩辛を期待しておりましたが、それは残念、敢え無くヤマ。
握りはクエ、腹シモの中トロ、金目鯛の藁の燻製が何とも言えず口に合いました。

<つまみ>
●茶碗蒸し:白子の擦り流し
●鮃:福島
●加治木:塩〆、生ハム仕立て、千葉
●煮蛸
●鱒の介:漬け
●煮牡蠣:葛粉餡、大船渡
●子持ち昆布:酒粕白味噌、三日漬け
●平貝:炙り、海苔の佃煮、柚子胡椒パウダー、七味
●蒸し鮑
●鱈子:唐墨風炙り
●鮟肝:余市、お揚げ
●鰆:西京味噌焼き

<握り>
●墨烏賊:酢橘、塩味
●九絵:昆布〆、天然18kg、煎り酒
●赤身:塩釜
●中トロ:腹シモ、塩釜
●小肌:佐賀
●金目鯛:長崎、藁燻し、七味、柚子胡椒
●しめ鯖
●車海老:養殖、宇部
●馬糞ウニ:手巻き、浜中
●穴子:対馬
●太巻き:鮟肝、胡麻、奈良漬け
●玉子

<お酒>
・生ビール
・羽根屋:純米吟醸、生酒、富山
・瀧自慢:純米大吟醸、名張
・十四代:生酒、おりからみ、荒走り、村山
・福寿:純米吟醸、神戸
・石鎚:純米吟醸、西条
・十四代:角新本丸秘伝玉返し、村山
・天狗舞:石蔵、山廃純米、白山
日本酒は六合弱

  • Sushi Shunsuke - 最初は温かい器です

    最初は温かい器です

  • Sushi Shunsuke - 白子の摺り流しの茶碗蒸しです

    白子の摺り流しの茶碗蒸しです

  • Sushi Shunsuke - 奥は鮃、手前はカジキです

    奥は鮃、手前はカジキです

  • Sushi Shunsuke - このカジキはまるで生ハム

    このカジキはまるで生ハム

  • Sushi Shunsuke - 鮃です

    鮃です

  • Sushi Shunsuke - 煮蛸です

    煮蛸です

  • Sushi Shunsuke - 鱒の介の漬け

    鱒の介の漬け

  • Sushi Shunsuke - 煮牡蠣です。牡蠣出汁の葛粉餡かけ。大船渡産です

    煮牡蠣です。牡蠣出汁の葛粉餡かけ。大船渡産です

  • Sushi Shunsuke - 子持ち昆布の酒粕味噌漬けを斬り付ける高岡氏

    子持ち昆布の酒粕味噌漬けを斬り付ける高岡氏

  • Sushi Shunsuke - この子持ち昆布は酒に合う

    この子持ち昆布は酒に合う

  • Sushi Shunsuke - 平貝の炙りです

    平貝の炙りです

  • Sushi Shunsuke - 左から余市の鮟肝、蒸し鮑、たらこの唐墨風の炙りです

    左から余市の鮟肝、蒸し鮑、たらこの唐墨風の炙りです

  • Sushi Shunsuke - 一見、カラスミかと思いましたが、たらこでした

    一見、カラスミかと思いましたが、たらこでした

  • Sushi Shunsuke - この煮鮑の食感も素敵

    この煮鮑の食感も素敵

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝はプリンのようなフワフワ仕立て

    鮟肝はプリンのようなフワフワ仕立て

  • Sushi Shunsuke - 鰆の西京味噌漬け。抜群に酒に合います

    鰆の西京味噌漬け。抜群に酒に合います

  • Sushi Shunsuke - 墨烏賊です

    墨烏賊です

  • Sushi Shunsuke - クエです

    クエです

  • Sushi Shunsuke - 赤身です

    赤身です

  • Sushi Shunsuke - 腹シモの中トロです

    腹シモの中トロです

  • Sushi Shunsuke - 佐賀の小肌です

    佐賀の小肌です

  • Sushi Shunsuke - 藁で燻した長崎の金目鯛

    藁で燻した長崎の金目鯛

  • Sushi Shunsuke - 鯖の棒鮨です。胡麻が効いている

    鯖の棒鮨です。胡麻が効いている

  • Sushi Shunsuke - 宇部の養殖車海老

    宇部の養殖車海老

  • Sushi Shunsuke - 浜中の馬糞ウニです

    浜中の馬糞ウニです

  • Sushi Shunsuke - 浜中の馬糞ウニの手巻き

    浜中の馬糞ウニの手巻き

  • Sushi Shunsuke - 対馬の穴子です

    対馬の穴子です

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝の太巻き

    鮟肝の太巻き

  • Sushi Shunsuke - 玉子

    玉子

  • Sushi Shunsuke - 最初は生ビールで気道を確保

    最初は生ビールで気道を確保

  • Sushi Shunsuke - 富山の銘酒です

    富山の銘酒です

  • Sushi Shunsuke - 名張の銘酒です

    名張の銘酒です

  • Sushi Shunsuke - 村山の銘酒

    村山の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 神戸の銘酒です

    神戸の銘酒です

  • Sushi Shunsuke - 西条の銘酒

    西条の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 二種類目の十四代

    二種類目の十四代

  • Sushi Shunsuke - 白山の銘酒

    白山の銘酒

2022/11Visitation16th

4.8

  • Cuisine/Taste5.0
  • Service4.5
  • Atmosphere5.0
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks5.0
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に好男子を見た、の巻

日曜日の夜です。

阿佐ヶ谷です。

今夜は凡そ二ヶ月ぶりのこちら、鮨しゅん輔さん。日曜日にお伺いするのは初めてかもしれません。

小雨降る中待つこと数分。六時ちょうどに地下から若い衆が駆け上がって来てご挨拶。地階に降りて、いつものしゅん輔さんの正面に座ります。

なんだか微妙にふっくらとされて来たような、アハッ

『10kgも太っちゃいました。もうユルユルっす、グフッ』と、微かな照れ笑い。イケメンでもやはり冬が近づいて来ると脂肪を溜め込むのかな、ラッコとおんなじように?

アハッ、そんなわけないない。
それにふっくらと言ってもね、ラッコから見れは痩身であることに変わりなし。

さてさてそれでは本題です。
いただいたものは以下の通り。ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。

そしてご馳走さまでした。


<まとめ>
最初の茶碗蒸しで胃を温めるところからスタート。
浅利の出汁も効いていて、なんだかホッとする味わいに早くも加齢臭漂うオヤジの吐息が漏れて来ます。
続いて、めくるめくツマミの数々。
とりわけカジキの漬け、塩漬けイクラ、蝦夷鮑に鰆の西京味噌漬けで、もうね、お酒が止まらない。明日も四時半起きなのに、四合弱も呑んじまったやないかい。
でもね、仕方ありませんね。だって居心地が良いんだもん、アハッ\(//∇//)\

<つまみ>
●茶碗蒸し:浅利出汁、生海苔
●真鯛:外房
●カジキ:漬け、青森
●水蛸:酢橘、山葵
●太刀魚:蒸し、タタキネギ
●漬け:手巻き、大間
●バイ貝:酒蒸し
●イクラ:塩漬け
●鰯:タタキ、穂紫蘇、茗荷、胡麻、大葉
●蝦夷鮑:北海道
●鮟肝:余市
●鰆:西京味噌漬け

<握り>
●墨烏賊
●クエ:真昆布〆、下関、11日寝かせ
●中トロ:大間、延縄、腹カミ三番
●中トロ:大間、シャリ温度高め、厚み増し
●小肌:佐賀
●鰤:藁炙り、柚子胡椒
●しめ鯖:芽ねぎ、北海道
●牡丹海老:味噌乗せ
●馬糞ウニ:手巻き、浜中
●穴子
●太巻き:鮟肝、胡麻、奈良漬け

<お酒>
『ラッコさん、惣邑、お好きっしょ?』
『はっ、はい。大好きっす!』
ラッコの好みを覚えていらっしゃるので、日本酒はお任せに限ります。

・生ビール:小グラス
・惣邑:純米大吟醸、山形
・東一:純米大吟醸、佐賀
・十四代:中取り純米、無濾過
・福寿:純米吟醸、神戸
・磯自慢 水響華:大吟醸、静岡
・たかちよ:魚沼清酒、新潟
お酒は四合弱

  • Sushi Shunsuke - 中トロです。腹カミ三番です

    中トロです。腹カミ三番です

  • Sushi Shunsuke - 大間の延縄。中トロです。厚く切ってシャリの温度も上げました

    大間の延縄。中トロです。厚く切ってシャリの温度も上げました

  • Sushi Shunsuke - 特大ボタン海老とその味噌乗せです

    特大ボタン海老とその味噌乗せです

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝の太巻き。痛風と仲良しです

    鮟肝の太巻き。痛風と仲良しです

  • Sushi Shunsuke - クエです。鶏肉のような食感

    クエです。鶏肉のような食感

  • Sushi Shunsuke - なんかなぁ?

    なんかなぁ?

  • Sushi Shunsuke - 茶碗蒸しでした。生海苔の香りが大好きっす

    茶碗蒸しでした。生海苔の香りが大好きっす

  • Sushi Shunsuke - 外房の真鯛です。11日経過しているので、太い肉繊維まで程よく舌の上で溶けて来ました

    外房の真鯛です。11日経過しているので、太い肉繊維まで程よく舌の上で溶けて来ました

  • Sushi Shunsuke - カジキの漬け。三陸沖か青森とのこと。これは抜群にウンマイ\(//∇//)\

    カジキの漬け。三陸沖か青森とのこと。これは抜群にウンマイ\(//∇//)\

  • Sushi Shunsuke - 北海道の水蛸です。振り酢橘と山葵でいただきました

    北海道の水蛸です。振り酢橘と山葵でいただきました

  • Sushi Shunsuke - 半合よりも入っていそう

    半合よりも入っていそう

  • Sushi Shunsuke - 蒸した太刀魚です。程よく水分が身に残り、炙りとはまた異なる食感でした

    蒸した太刀魚です。程よく水分が身に残り、炙りとはまた異なる食感でした

  • Sushi Shunsuke - 叩いたネギです

    叩いたネギです

  • Sushi Shunsuke - 大間のマグロの漬けを海苔で手巻きにしました

    大間のマグロの漬けを海苔で手巻きにしました

  • Sushi Shunsuke - バイ貝です。この肝はヤバイ

    バイ貝です。この肝はヤバイ

  • Sushi Shunsuke - 塩漬けしたイクラ。半熟卵黄に塩を振りかけたような味わいでした

    塩漬けしたイクラ。半熟卵黄に塩を振りかけたような味わいでした

  • Sushi Shunsuke - 嬉野の銘酒。百周年記念ボトルです

    嬉野の銘酒。百周年記念ボトルです

  • Sushi Shunsuke - 鰯のタタキです。脂が乗って来たので、胡麻や茗荷や大葉との相性もバッチし

    鰯のタタキです。脂が乗って来たので、胡麻や茗荷や大葉との相性もバッチし

  • Sushi Shunsuke - 余市の鮟肝に蝦夷鮑です

    余市の鮟肝に蝦夷鮑です

  • Sushi Shunsuke - この蝦夷鮑も立派ですね。炊いてこの大きさですから

    この蝦夷鮑も立派ですね。炊いてこの大きさですから

  • Sushi Shunsuke - プリンのような食感の鮟肝。一切れはそのまま山葵で。もう一切れはお揚げに包んでいただきます

    プリンのような食感の鮟肝。一切れはそのまま山葵で。もう一切れはお揚げに包んでいただきます

  • Sushi Shunsuke - 鰆の西京味噌焼き。焦がさずにしっかりと火が入っているのが凄い

    鰆の西京味噌焼き。焦がさずにしっかりと火が入っているのが凄い

  • Sushi Shunsuke - 墨烏賊です

    墨烏賊です

  • Sushi Shunsuke - 佐賀の小肌

    佐賀の小肌

  • Sushi Shunsuke - 藁で燻した鰤

    藁で燻した鰤

  • Sushi Shunsuke - しめ鯖です。振り柚子の香りが合う

    しめ鯖です。振り柚子の香りが合う

  • Sushi Shunsuke - 浜中産の馬糞ウニです。中のウニが見えない\(//∇//)\

    浜中産の馬糞ウニです。中のウニが見えない\(//∇//)\

  • Sushi Shunsuke - 穴子です。撮影に手間取っているとツメが流れてしまいました

    穴子です。撮影に手間取っているとツメが流れてしまいました

  • Sushi Shunsuke - 玉子です。フカフカのベッドみたいです

    玉子です。フカフカのベッドみたいです

  • Sushi Shunsuke - 他店ではなかなかありつけない山形の銘酒。それも限定品だもんね、アハッ。

    他店ではなかなかありつけない山形の銘酒。それも限定品だもんね、アハッ。

  • Sushi Shunsuke - 魚沼の銘酒

    魚沼の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 焼津の銘酒

    焼津の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 神戸の銘酒

    神戸の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 此方に来たら十四代は外せません

    此方に来たら十四代は外せません

  • Sushi Shunsuke - 階段の手前の看板です

    階段の手前の看板です

2022/09Visitation15th

4.8

  • Cuisine/Taste5.0
  • Service5.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks4.5
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に男伊達を見た、の巻

土曜日の夜です。

阿佐ヶ谷です。

今夜はおよそ二か月ぶりのこちら、鮨 しゅん輔さん。
ここ二回ほど続けて二人でお伺いしていたので、久しぶりのお一人様時間。誰に気を使うこともなく、のんびり、マッタリ、心地良い時間に漂います。

いつもの通り高岡氏の正面に座り、ご挨拶。
蒸し暑い夕暮れだったので、迷わず小さめの生ビールをお願いし一気呵成に飲み干します。

今夜は余裕をもって配置された十席のカウンター。
ラッコの他のお客様は、ほとんどが地元の方達のようです。みなさん静かに盃を重ねておられました。

ラッコのスマホのトップ画面を覗く高岡氏。

『xxxさんの奥様のお写真、いつも素敵だなぁ、と思って』と、口角が上がります。

『えっ、そうすか。そいではスマホを高岡さんに向けて置くようにしましょうか、アハッ』と照れるラッコ。

『なかなか家内と二人で出かけられるような商売じゃないんで、ホント、羨ましいっす』とちょっとだけ寂しそう。

男伊達の好漢は例外なく優しい。
きっと高岡氏の奥様もお子様も幸せなこと、間違いありません。

さてさてそれでは本題です。
いただいたものは以下の通り。

ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。

そしてご馳走様でした。


<まとめ>
台風の接近で魚が揃うのか心配しておりましたが、そこは万全の準備で臨まれた高岡氏。
『海が荒れることは分かっていたので、その前からちょっと多めに仕込んだり、いろいろと八方手を尽くしました。これでご満足いただけないようでしたら、もう店をたたむしかありません』
『そうですか、そいじゃ期待しちゃお、アハッ』
『お手柔らかにお願いします』
いつにも増して楽しい会話。
そして、肝心のつまみも握りも一切の隙なし。これは通い続けますね。

<つまみ>
●茶碗蒸し:浅利出汁、生海苔
●真鯛:五日寝かせ、塩
●九絵:五日寝かせ、昆布〆、本山葵
●水蛸:酢橘
●煮蛸
●加治木:漬け
●煮バイ貝
●新イクラ
●鰯の薬味和え:茗荷、ガリ、大葉、胡麻
●岩モヅク酢
●蒸し鮑
●鮟肝:稲荷、胡瓜
●真魚鰹:西京味噌焼き

<握り>
●白イカ:塩、酢橘
●カマス:昆布〆
●石陰貝:三陸
●赤身:漬け、戸井
●大トロ:戸井
●小肌:舞阪
●ボタン海老:海老味噌乗せ
●喉黒:藁炙り
●手巻き:ムラサキ、馬糞ウニ
●穴子
●太巻き:鮟肝、干瓢
●玉子

<お酒>
日本酒はお任せでお願いしました。

・生ビール:小サイズ
・ゆきの美人:純米吟醸、ひやおろし、秋田
・駿:純米、福岡
・十四代:吟撰、夏季限定、山形
・日高見:超辛口純米、石巻
・石鎚:純米吟醸、西条
・惣邑:純米大吟醸、山形
・竹泉:2012BY古酒、純米、兵庫
日本酒は五合弱くらい

  • Sushi Shunsuke - 最初は生ビール。小さめのグラスでお願いしました

    最初は生ビール。小さめのグラスでお願いしました

  • Sushi Shunsuke - 最初は茶碗蒸しからスタート

    最初は茶碗蒸しからスタート

  • Sushi Shunsuke - 生海苔の茶碗蒸し。お出汁は浅利です

    生海苔の茶碗蒸し。お出汁は浅利です

  • Sushi Shunsuke - 生海苔の香りが好き

    生海苔の香りが好き

  • Sushi Shunsuke - 秋田の銘酒でスタート

    秋田の銘酒でスタート

  • Sushi Shunsuke - 五日寝かせた真鯛です。塩でいただきました

    五日寝かせた真鯛です。塩でいただきました

  • Sushi Shunsuke - やはり五日寝かせたクエ。表面のチリチリが素敵。こちらは山葵でいただきます

    やはり五日寝かせたクエ。表面のチリチリが素敵。こちらは山葵でいただきます

  • Sushi Shunsuke - 水蛸です。塩と振り酢橘で味わいます

    水蛸です。塩と振り酢橘で味わいます

  • Sushi Shunsuke - 加治木です。メカジキとのこと

    加治木です。メカジキとのこと

  • Sushi Shunsuke - 加治木です。こいつはネットリして最高の味わいでした

    加治木です。こいつはネットリして最高の味わいでした

  • Sushi Shunsuke - バイガイです。地味をいかすため、薄めの出汁で煮付けています

    バイガイです。地味をいかすため、薄めの出汁で煮付けています

  • Sushi Shunsuke - 福岡の銘酒

    福岡の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 新イクラです。濃ゆい、上質な卵黄です

    新イクラです。濃ゆい、上質な卵黄です

  • Sushi Shunsuke - 鰯を千切りにして、大葉、ガリ、茗荷、胡麻と和えました。日本酒を呼びます

    鰯を千切りにして、大葉、ガリ、茗荷、胡麻と和えました。日本酒を呼びます

  • Sushi Shunsuke - 夏季限定の十四代が出てきました

    夏季限定の十四代が出てきました

  • Sushi Shunsuke - 岩モヅクの酢のものです

    岩モヅクの酢のものです

  • Sushi Shunsuke - 手前は余市の鮟肝。お揚げと胡瓜を巻いていただきます。奥は蒸し鮑

    手前は余市の鮟肝。お揚げと胡瓜を巻いていただきます。奥は蒸し鮑

  • Sushi Shunsuke - 蒸し鮑です。塩をまぶして脱水し、蒸し上げます。余分なお酒は使いません

    蒸し鮑です。塩をまぶして脱水し、蒸し上げます。余分なお酒は使いません

  • Sushi Shunsuke - マナガツオの最強味噌焼きです

    マナガツオの最強味噌焼きです

  • Sushi Shunsuke - 石巻の銘酒

    石巻の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 新イカです。薄く削ぎ切りしているので、全く歯にあたりません

    新イカです。薄く削ぎ切りしているので、全く歯にあたりません

  • Sushi Shunsuke - 愛媛の銘酒

    愛媛の銘酒

  • Sushi Shunsuke - カマスの昆布〆。片面しか昆布をあてないので、昆布の旨味が入り過ぎず仄かなかおりが漂う仕立て

    カマスの昆布〆。片面しか昆布をあてないので、昆布の旨味が入り過ぎず仄かなかおりが漂う仕立て

  • Sushi Shunsuke - 石陰貝。鳥貝と青柳と北寄貝を足して割ったようなお味

    石陰貝。鳥貝と青柳と北寄貝を足して割ったようなお味

  • Sushi Shunsuke - 赤身の漬け。戸井に揚がりました

    赤身の漬け。戸井に揚がりました

  • Sushi Shunsuke - 戸井の大トロ

    戸井の大トロ

  • Sushi Shunsuke - 大トロです。結構、厚切りです

    大トロです。結構、厚切りです

  • Sushi Shunsuke - 戸井の大トロ。シャリの温度が上がりました

    戸井の大トロ。シャリの温度が上がりました

  • Sushi Shunsuke - 山形の銘酒です

    山形の銘酒です

  • Sushi Shunsuke - 舞阪の小肌

    舞阪の小肌

  • Sushi Shunsuke - ボタン海老が勢ぞろい

    ボタン海老が勢ぞろい

  • Sushi Shunsuke - ボタン海老に海老味噌がトッピング

    ボタン海老に海老味噌がトッピング

  • Sushi Shunsuke - 藁で燻したノドグロです

    藁で燻したノドグロです

  • Sushi Shunsuke - 左が馬糞、右がムラサキだったかな?

    左が馬糞、右がムラサキだったかな?

  • Sushi Shunsuke - ウニ二種の手巻きです

    ウニ二種の手巻きです

  • Sushi Shunsuke - 十年物の古酒です。ビールのような色合いでした。この熟成香が好き

    十年物の古酒です。ビールのような色合いでした。この熟成香が好き

  • Sushi Shunsuke - 穴子です

    穴子です

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝?を和えた干瓢太巻き

    鮟肝?を和えた干瓢太巻き

  • Sushi Shunsuke - 玉です

    玉です

2022/07Visitation14th

4.8

  • Cuisine/Taste5.0
  • Service5.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks4.5
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に稀代の寵児を見たのだ、の巻

土曜日の夜です。

阿佐ヶ谷です。

今夜は食べ友女子とふたりで”鮨 しゅん輔”さんにお伺いしました。

いつもの通り、俊輔さんの正面に座り、ご挨拶。
日本酒で乾杯しながら、いきなりその女子が食いつきます。アハッ、ツマミじゃなくて俊輔さんにですけどね。

『包丁で魚を斬ってるときに口角が上がってる。きっと斬ることが好きに違いないわ』と呟く、自称、元峰不二子。

『うん。確かにあの笑顔で、数多の女子を斬りつけて来たに違いない、グフッ』とラッコ。

フッ、フフフ、と小さく肩の震える俊輔さん。必死に笑いをこらえているようです。

さすが山梨が育んだ、自称、元峰不二子嬢。
破壊的なダイナマイトバディ(色んな意味で)と上目遣いの眼差し(カウンタに座っているので自然とそうなります)で、お初にもかかわらず、いきなり俊輔さんの懐に飛び込みます。

『ねっ、どうしてそんな小麦色の肌なのかしら?』

『エッ、アッ、イヤ、アハッ、休みの日に公園で子供を遊ばせていたら・・・』

『なんだ、お子さんがいらっしゃるのね、ザン、ネン』

ルパン三世のように手玉に取られる俊輔さん。でもなんだか嬉しそう。きっと気が合うんだな。

さてさて、それでは本題。

ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。

そしてご馳走様でした。


<まとめ>
星鰈とトキシラズの旨味に悶絶。地焼きの穴子のパリッパリの皮に思わず頬の緩むラッコ。
元不二子嬢と俊輔さんの掛け合いも楽しく、実に和やかな時間となりました。
さぁってと、駅前で二次会かな。

<ツマミ>
●茶碗蒸し:蛤
●星鰈:宮城
●トキシラズ:北海道
●煮蛸
●水蛸:北海道
●カジキマグロ:西京味噌漬け
●白バイ貝
●白海老:昆布〆
●平貝:海苔佃煮
●黒アワビ:勝浦
●鮟肝お揚げ
●穴子:地焼き、対馬

<握り>
●白イカ
●カマス
●北寄貝
●鯵:出水
●中トロ:境港、121kg
●背トロ:境港
●小肌:佐賀
●牡丹海老
●金目鯛
●三陸ムラサキウニと利尻の馬糞ウニ:手巻き
●痛風巻:鮟肝

<お酒>
・土佐しらぎく:純米吟醸、微発泡生
・豊能梅:純米吟醸、おりがらみ生、高知
・平井六右衛門 心星:純米吟醸、岩手
・十四代:純米吟醸、龍の落とし子、山形
・義侠 はるか:東条特A山田錦、愛知
・惣邑 雪の女神:純米大吟醸、斗瓶取り、山形
・菱湖 JUICE:純米吟醸、生酒、新潟
日本酒は六合弱

  • Sushi Shunsuke - 夏の濁り酒でスタート

    夏の濁り酒でスタート

  • Sushi Shunsuke - 茶碗蒸し。そこにタップリの蛤が潜みます

    茶碗蒸し。そこにタップリの蛤が潜みます

  • Sushi Shunsuke - 高知の銘酒

    高知の銘酒

  • Sushi Shunsuke - トキシラズです。これはウンマイ

    トキシラズです。これはウンマイ

  • Sushi Shunsuke - 星鰈です。塩と山葵でいただきます

    星鰈です。塩と山葵でいただきます

  • Sushi Shunsuke - 高知の銘酒

    高知の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 煮蛸です。歯がいらない

    煮蛸です。歯がいらない

  • Sushi Shunsuke - 北海道の水蛸です。酢橘と塩でいただきます

    北海道の水蛸です。酢橘と塩でいただきます

  • Sushi Shunsuke - 塩で余分な水を出し、その隙間に西京味噌を浸透させました。生ハムのような食感です

    塩で余分な水を出し、その隙間に西京味噌を浸透させました。生ハムのような食感です

  • Sushi Shunsuke - 岩手の銘酒

    岩手の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 白バイ貝です

    白バイ貝です

  • Sushi Shunsuke - 白海老の昆布〆

    白海老の昆布〆

  • Sushi Shunsuke - 平貝。海苔の佃煮乗せ

    平貝。海苔の佃煮乗せ

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝お揚げと勝浦の黒アワビです

    鮟肝お揚げと勝浦の黒アワビです

  • Sushi Shunsuke - 山形の銘酒

    山形の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 対馬の穴子の地焼き

    対馬の穴子の地焼き

  • Sushi Shunsuke - 愛知の銘酒

    愛知の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 白イカです。薄い水平切りを二枚重ねました

    白イカです。薄い水平切りを二枚重ねました

  • Sushi Shunsuke - カマスです

    カマスです

  • Sushi Shunsuke - 北寄貝です

    北寄貝です

  • Sushi Shunsuke - 山形の銘酒

    山形の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 鯵です

    鯵です

  • Sushi Shunsuke - 中トロです

    中トロです

  • Sushi Shunsuke - 背トロです。シャリの温度を上げました

    背トロです。シャリの温度を上げました

  • Sushi Shunsuke - 本峰不二子が邪魔をします\(//∇//)\

    本峰不二子が邪魔をします\(//∇//)\

  • Sushi Shunsuke - 小肌

    小肌

  • Sushi Shunsuke - 牡丹海老です

    牡丹海老です

  • Sushi Shunsuke - 金目鯛です。本峰不二子がちょっかいを出してきます\(//∇//)\

    金目鯛です。本峰不二子がちょっかいを出してきます\(//∇//)\

  • Sushi Shunsuke - 七本目に突入してしまった。新潟の銘酒です

    七本目に突入してしまった。新潟の銘酒です

  • Sushi Shunsuke - 二種類のウニの手巻きを頬張るオヤジ

    二種類のウニの手巻きを頬張るオヤジ

  • Sushi Shunsuke - 利尻の馬糞と三陸のムラサキです。隣のおじさんが開いて見せてくれました

    利尻の馬糞と三陸のムラサキです。隣のおじさんが開いて見せてくれました

  • Sushi Shunsuke - たしかに耳たぶがデカい\(//∇//)\

    たしかに耳たぶがデカい\(//∇//)\

  • Sushi Shunsuke - 対馬の穴子

    対馬の穴子

  • Sushi Shunsuke - 対馬の穴子、二貫目かな?覚えてないや、アハッ\(//∇//)\

    対馬の穴子、二貫目かな?覚えてないや、アハッ\(//∇//)\

  • Sushi Shunsuke - 痛風の敵。鮟肝ご飯

    痛風の敵。鮟肝ご飯

  • Sushi Shunsuke - 玉子

    玉子

2022/06Visitation13th

4.8

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service5.0
  • Atmosphere5.0
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks4.5
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に迸る男気、の巻

土曜日の夜です。

今夜はおよそ三か月ぶりのこちら、鮨 しゅん輔さんにお伺いしました。

いつもは一人でゆっくり、マッタリ、阿佐ヶ谷の夜を愉しむところですが、今夜はくだんのひまわり娘とご一緒します。

駅の改札でひまわり娘を待つラッコ。
LINEが届きます。

『お店の前で待っててチョー...』
『オッケー』とネコウサギのアイコンで返信したものの、えっ、まっ、まさか...

玄関先で待っていると、アイヤァ~、スマイルホテルの角を右折するひまわり娘を発見。
髙橋尚子さんのシドニーの姿が重なります。

はっ、速い。
ラッコの百メートル走より明らかに速い。

バンザ~イ、と諸手を上げてラッコのもとに駆け込むグリコ印のひまわり娘。

『イエィ~!』
自宅から11キロ、歩道を走ってきたみたい。

『小一時間かな、アハッ、でもっ、トッ、トイレ、トイレ』

地下に案内し、トイレで汗を拭き拭き、着替えも済ませます。

高岡氏の正面に座り、駆けつけの生ビールを二杯立て続けに飲み干すひまわり娘。

『ウッミャイ、アハッ』と、ニコニコ微笑みます。

呆然と固まる高岡氏。
でも何だか嬉しそう。

そりゃそうですよね。
会話の流れでタメと知り、更に距離が近づいたようです。

さてさてそれではいただいたものは以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお読みいただければ幸いです。

そしてご馳走様でした。


<まとめ>
今夜は何と言っても宮城の星鰈。4.7kgの大物なので、小さめの座布団くらいの大きさかな。鮃や眞子とは明らかに異なる旨味に朦朧としてしまいました。
プリンのようにフワフワ仕立ての鮟肝もまた嬉し。
それにラッコは初めてでしたが、対馬の焼穴子も抜群にウンマかったっす。

<つまみ>
●茶碗蒸し:蛤
●縞鯵:愛媛
●星鰈:宮城
●水蛸:塩、酢橘
●煮蛸
●白バイ貝:酒蒸し、島根
●加治木:塩〆して西京味噌漬け
●白海老:昆布〆、富山
●平貝:海苔佃煮、柚子胡椒
●鮟肝:お稲荷、胡瓜
●メガイ:酒蒸し、勝浦
●穴子:雉焼き酢茗荷、対馬

<握り>
●白イカ
●エボ鯛:昆布〆
●鳥貝:舞鶴
●鯵:出水
●中トロ:塩釜
●中トロ:塩釜、シャリ温度違い
●小肌
●牡丹海老:海老味噌乗せ
●加治木
●バフンウニ:手巻き
●穴子
●鮟肝:太巻き、奈良漬
●干瓢巻き

<お酒>
・愛宕の松:ひと夏の恋、純米吟醸、宮城
・駿:純米、福岡
・十四代:純米吟醸、酒未来、山形
・福寿:純米吟醸、神戸
・大号令:純米、広島
・磯自慢 水響華:大吟醸、焼津
日本酒は約五合くらい

  • Sushi Shunsuke - 最初は生ビール。だって蒸し暑いもんね

    最初は生ビール。だって蒸し暑いもんね

  • Sushi Shunsuke - 最初の器は何でしょう?

    最初の器は何でしょう?

  • Sushi Shunsuke - 茶碗蒸しでした。蛤の切り身が中に潜んでおります

    茶碗蒸しでした。蛤の切り身が中に潜んでおります

  • Sushi Shunsuke - 宮城の星鰈、珠玉の味わい

    宮城の星鰈、珠玉の味わい

  • Sushi Shunsuke - 愛媛のシマアジです。健全な甘い脂

    愛媛のシマアジです。健全な甘い脂

  • Sushi Shunsuke - 水蛸です

    水蛸です

  • Sushi Shunsuke - 真蛸の柔らか煮

    真蛸の柔らか煮

  • Sushi Shunsuke - 島根の白バイ貝の酒蒸しです

    島根の白バイ貝の酒蒸しです

  • Sushi Shunsuke - 加治木の西京味噌漬け。お酒に合う

    加治木の西京味噌漬け。お酒に合う

  • Sushi Shunsuke - 福岡の銘酒。しゅん輔さんだけに”駿”

    福岡の銘酒。しゅん輔さんだけに”駿”

  • Sushi Shunsuke - 富山の白エビの昆布〆

    富山の白エビの昆布〆

  • Sushi Shunsuke - 平貝の海苔佃煮のせ。粉末は乾燥させた柚子胡椒です

    平貝の海苔佃煮のせ。粉末は乾燥させた柚子胡椒です

  • Sushi Shunsuke - 山形の銘酒です

    山形の銘酒です

  • Sushi Shunsuke - フワフワの鮟肝

    フワフワの鮟肝

  • Sushi Shunsuke - 勝浦のメガイの酒蒸し

    勝浦のメガイの酒蒸し

  • Sushi Shunsuke - 対馬の穴子の付け焼きです。こいつは大好き

    対馬の穴子の付け焼きです。こいつは大好き

  • Sushi Shunsuke - 神戸の銘酒

    神戸の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝は半分残してお揚げに包んでいただきます

    鮟肝は半分残してお揚げに包んでいただきます

  • Sushi Shunsuke - 白イカ

    白イカ

  • Sushi Shunsuke - エボ鯛の昆布〆

    エボ鯛の昆布〆

  • Sushi Shunsuke - 舞鶴の鳥貝

    舞鶴の鳥貝

  • Sushi Shunsuke - 出水の鯵

    出水の鯵

  • Sushi Shunsuke - 塩竃の中トロ

    塩竃の中トロ

  • Sushi Shunsuke - 中トロ二貫目。シャリ温度違い

    中トロ二貫目。シャリ温度違い

  • Sushi Shunsuke - 小肌

    小肌

  • Sushi Shunsuke - 広島の銘酒

    広島の銘酒

  • Sushi Shunsuke - ボタンエビ

    ボタンエビ

  • Sushi Shunsuke - 加治木

    加治木

  • Sushi Shunsuke - ウニの手巻き

    ウニの手巻き

  • Sushi Shunsuke - 焼津の銘酒

    焼津の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 穴子

    穴子

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝の太巻き

    鮟肝の太巻き

  • Sushi Shunsuke - 干瓢巻き

    干瓢巻き

2022/03Visitation12th

4.8

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service5.0
  • Atmosphere5.0
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks4.5
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に駿馬を見た!、しゅん輔だけに、アハッ、の巻

土曜日の夜です。

中野から移動し阿佐ヶ谷へ。
お店の前で待っていると、時間ちょうどに階段を駆け上がる音。

『お待たせしましたぁ』と若い衆。

昨年十二月以来の”しゅん輔”さん。
板の正面に座り、『今更ですが、今年もよろしくお願いします』と呟くラッコ。

『こちらこそ。でも今年、お初でしたっけ。なんだか毎週お会いしているような気が...アハッ』と若き駿馬。

相変わらず、落ち着いた爽やかさ。
気持ち良いっすね。

さてさて今夜のコース内容は以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお読みいただければ幸いです。

そしてご馳走様でした。


<つまみ>
一昨日がお雛様ということで、蛤の茶碗蒸しからスタート。
『季節柄、むっちゃ、高かったっす』と駿馬。
上物をお使いだから仕方ありません。伊勢だか鹿島灘か分からないけど、この蛤の汗は凄い。まさに濃縮蛤汁。
4.5kgの房総の鮃。メジの腹カミの若くて健全な脂にも悶絶。
子持ち槍烏賊や鮟肝など、ひと手間掛けたツマミは、素材の滋味と地味をいかした薄味の仕立て。
『味をつけ過ぎると、ナンの味だか分かんなくなっちゃいますからね』と、眼を見て几帳面に呟く駿馬。
お酒が進む進む。

●蛤:茶碗蒸し
●鮃:房総
●メジ鮪
●水蛸:北海道
●水蛸:柔らか煮
●太刀魚:炙り、竹岡
●煮牡蠣
●平貝:炙り、海苔佃煮、乾燥柚子胡椒
●ノレソレ:三杯酢
●子持ち槍烏賊:菜花添え
●鮟肝と蒸し黒鮑:お揚げと胡瓜
●鰆:西京焼き

<握り>
白魚の昆布〆が最高でした。子を持っている個体もあるので、シャリシャリ感がまた心地良い。
金目鯛は藁で燻してひと手間を加えます。この薫香に最早、意識が朦朧とするラッコ。

●墨烏賊
●白魚:真昆布〆、宍道湖
●北寄貝
●赤身:三崎、天端近く
●中トロ:三崎
●小肌
●金目鯛:藁焼き
●〆鯖
●車海老
●ウニ:手巻き
●穴子:対馬
●鮟肝:中巻き
●卵焼き

<お酒>
日本酒は駿馬に全て一任。
広島の大号令が取り分け口に合いました。

●ハイボール
●あたごのまつ:はるこい、純米吟醸、濁り生、大崎
●十四代:純米吟醸、おりからみ荒走り、村山
●大号令:純米生原酒、広島
●日高見:辛口純米、石巻
●磯自慢:純米吟醸、東条特A山田錦、焼津
●初亀:純米吟醸、からからべっぴん、藤枝
●義侠:純米原酒、東条特A山田錦、愛西
日本酒はグラス七匁として五合くらい。

  • Sushi Shunsuke - ハイボールでスタート。濃ゆい、この濃さが大好き

    ハイボールでスタート。濃ゆい、この濃さが大好き

  • Sushi Shunsuke - これは何かな?

    これは何かな?

  • Sushi Shunsuke - 茶碗蒸しでした

    茶碗蒸しでした

  • Sushi Shunsuke - 中からは蛤が。そうか、一昨日はお雛様でしたもんね

    中からは蛤が。そうか、一昨日はお雛様でしたもんね

  • Sushi Shunsuke - 鮃です。4.5kgの大物

    鮃です。4.5kgの大物

  • Sushi Shunsuke - メジマグロです。畳んだ状態でこの大きさ

    メジマグロです。畳んだ状態でこの大きさ

  • Sushi Shunsuke - メジマグロを拡げたところ。腹カミ部位ですね

    メジマグロを拡げたところ。腹カミ部位ですね

  • Sushi Shunsuke - 水蛸を塩と柚子でいただきます

    水蛸を塩と柚子でいただきます

  • Sushi Shunsuke - 蛸の柔らか煮。歯が要らないっす

    蛸の柔らか煮。歯が要らないっす

  • Sushi Shunsuke - 竹岡の太刀魚。皮目を炙ります

    竹岡の太刀魚。皮目を炙ります

  • Sushi Shunsuke - あたごのまつです

    あたごのまつです

  • Sushi Shunsuke - 良いですね。この薄桃色

    良いですね。この薄桃色

  • Sushi Shunsuke - 名残の煮牡蠣

    名残の煮牡蠣

  • Sushi Shunsuke - 平貝の炙り。海苔の佃煮乗せ。薬味は乾燥させた柚子胡椒です

    平貝の炙り。海苔の佃煮乗せ。薬味は乾燥させた柚子胡椒です

  • Sushi Shunsuke - のれそれ。デカい!

    のれそれ。デカい!

  • Sushi Shunsuke - 山形の銘酒

    山形の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 季節ですね。子持ち槍烏賊です

    季節ですね。子持ち槍烏賊です

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝と黒鮑の蒸し

    鮟肝と黒鮑の蒸し

  • Sushi Shunsuke - 広島は熊野のに大号令。初めてのお酒です

    広島は熊野のに大号令。初めてのお酒です

  • Sushi Shunsuke - 鰆の西京焼き

    鰆の西京焼き

  • Sushi Shunsuke - 石巻の銘酒

    石巻の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 墨烏賊です

    墨烏賊です

  • Sushi Shunsuke - 宍道湖の白魚の真昆布〆

    宍道湖の白魚の真昆布〆

  • Sushi Shunsuke - 北寄貝です

    北寄貝です

  • Sushi Shunsuke - 焼津の銘酒

    焼津の銘酒

  • Sushi Shunsuke - ルビー色の軍団

    ルビー色の軍団

  • Sushi Shunsuke - 赤味です

    赤味です

  • Sushi Shunsuke - ど~れにしようかな、アハッ

    ど~れにしようかな、アハッ

  • Sushi Shunsuke - 三崎の中トロ

    三崎の中トロ

  • Sushi Shunsuke - 藤枝の銘酒

    藤枝の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 小肌です

    小肌です

  • Sushi Shunsuke - 金目鯛。薫香を纏います

    金目鯛。薫香を纏います

  • Sushi Shunsuke - しめ鯖です

    しめ鯖です

  • Sushi Shunsuke - 愛西の銘酒

    愛西の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 車海老。太い

    車海老。太い

  • Sushi Shunsuke - バフンウニの手巻き

    バフンウニの手巻き

  • Sushi Shunsuke - 対馬の穴子。大人の離乳食のようなフワフワ食感

    対馬の穴子。大人の離乳食のようなフワフワ食感

  • Sushi Shunsuke - 痛風さん、こんにちは。鮟肝巻です。

    痛風さん、こんにちは。鮟肝巻です。

  • Sushi Shunsuke - たまご

    たまご

2021/12Visitation11th

4.8

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service5.0
  • Atmosphere5.0
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks4.5
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に若鷲を見た!、の巻

金曜日の夜です。

阿佐ヶ谷です。

およそ一ヶ月ぶりに訪れたのは、こちらの“鮨 しゅん輔“さん。以前、水天宮のお寿司屋さんでお世話になったフォロワーさんと二人でお伺いしました。

9時スタートなので、終電に間に合わないことは織り込み済み。フォロワーさんはホテルをお取りですが、ラッコは小田急で行けるところまで行って、あとはタクシーで巣に戻ることに。

さてさて今夜のお客さんですが、ラッコ達の他は皆さんお若いカップルさんが五組。

お鮨をつまんだ後は、ハッスル、ハッスル、なんちゃって、お昼の洋食屋さんの気分がまだ抜けきれていませんね、アハッ\(//∇//)\

今夜のおつまみですが、一週間寝かせた下関の九絵、スルメイカの塩辛、大船渡の煮牡蠣、氷見の鰤の漬けが秀逸。素材の地味を失わない薄味の仕立てが、ことの他口に合います。

握りは、なんと言っても久慈産の大トロ。
津軽海峡を無事抜けて尻労で親潮にぶつかり南下したところで、アイヤァ、岩手の延縄に捕まっちゃいました。コイツは、ウンマイ。銀座や東麻布の名店にも引けを取らない、素晴らしい魚体でした。

詳しくは写真欄にコメントを記載しておりますので、画像とともにお楽しみいただければ幸いです。

そしてご馳走さまでした。


<つまみ>
●茶碗蒸し:白子摺流し
●九絵:真昆布〆、15kg、一週間寝かせ、下関
●鮃:一日寝かせ、宮城
●水蛸:生、柚子の香
●煮蛸
●煮牡蠣:大船渡
●香箱
●スルメイカ:塩辛
●蝦夷鮑:蒸し、北海道
●鮟肝:余市
●寒鰤:漬け、氷見
●鰆:西京焼き

<握り>
●墨烏賊
●勘八:22kg、3日寝かせ、三重
●北寄貝
●大トロ:腹かみ一番、久慈、樋長
●大トロ:カマスジ、久慈、樋長
●小肌
●金目鯛:藁焼き
●鯖寿司
●天然車海老
●馬糞ウニ:手巻き
●穴子:対馬
●鮟肝:中巻き
●玉子

<お酒>
●生ビール
●磯自慢:純米吟醸、東条特A山田錦、焼津
●十四代:中取り純米吟醸、山形
●十四代:中取り純米、山形
●惣村:限定中取り、純米吟醸、山形
●義侠 はるか:純米吟醸、東条特A山田錦、愛知
●松の司:純米大吟醸、滋賀
●義侠:純米、愛知
●たかちよ:純米大吟醸、新潟
日本酒は八匁として六合超え

  • Sushi Shunsuke - 最初は生ビール

    最初は生ビール

  • Sushi Shunsuke - 最初は胃を温めるために温かいお椀が出てきました

    最初は胃を温めるために温かいお椀が出てきました

  • Sushi Shunsuke - 白子の摺流しの茶碗蒸しです。猫舌なので、ハフハフ、ホフホフ、冷ましながら食べますが、十二人のお客さんの中で一番遅かった、アハッ

    白子の摺流しの茶碗蒸しです。猫舌なので、ハフハフ、ホフホフ、冷ましながら食べますが、十二人のお客さんの中で一番遅かった、アハッ

  • Sushi Shunsuke - すかさず、焼津の銘酒にシフト

    すかさず、焼津の銘酒にシフト

  • Sushi Shunsuke - 左側一日寝かせた宮城の鮃。塩でいただきます。右が一週間寝かせた下関の九絵。15KGって、デッカいですよね、アハッ

    左側一日寝かせた宮城の鮃。塩でいただきます。右が一週間寝かせた下関の九絵。15KGって、デッカいですよね、アハッ

  • Sushi Shunsuke - 1日寝かせて適度に余計な水分が抜け落ちました。弾力のある歯触りな感嘆

    1日寝かせて適度に余計な水分が抜け落ちました。弾力のある歯触りな感嘆

  • Sushi Shunsuke - この九絵はもはや、肉。昆布〆ですが、真昆布なのでしつこいあみのさんはなく、程よい香りに朦朧としちゃいました

    この九絵はもはや、肉。昆布〆ですが、真昆布なのでしつこいあみのさんはなく、程よい香りに朦朧としちゃいました

  • Sushi Shunsuke - 九絵に山葵を乗っけてアンムッ。まるで鶏肉やねん\(//∇//)\

    九絵に山葵を乗っけてアンムッ。まるで鶏肉やねん\(//∇//)\

  • Sushi Shunsuke - 煮蛸。色見ほど味は濃くなく、蛸本来の地味を生かします

    煮蛸。色見ほど味は濃くなく、蛸本来の地味を生かします

  • Sushi Shunsuke - 水蛸の生。振り柚子の香りでいただきます

    水蛸の生。振り柚子の香りでいただきます

  • Sushi Shunsuke - 大船渡産の煮牡蠣。エキスの染み出たお汁当然全て飲み干します

    大船渡産の煮牡蠣。エキスの染み出たお汁当然全て飲み干します

  • Sushi Shunsuke - 季節ですからね、香箱です。脚肉と外子。内子と脚肉の混ぜシャリが敷かれております。これくらいの量がちょうど良いかも

    季節ですからね、香箱です。脚肉と外子。内子と脚肉の混ぜシャリが敷かれております。これくらいの量がちょうど良いかも

  • Sushi Shunsuke - 山形の銘酒

    山形の銘酒

  • Sushi Shunsuke - スルメイカの塩辛。ひとつづつ大事につまみながら、銘酒と合わせます。もうね、最高の夜なのだ

    スルメイカの塩辛。ひとつづつ大事につまみながら、銘酒と合わせます。もうね、最高の夜なのだ

  • Sushi Shunsuke - 氷見産の鰤の漬け。日本海を降りてきました、お腹が真っ白な寒鰤様。まるで生ハムみたいっす

    氷見産の鰤の漬け。日本海を降りてきました、お腹が真っ白な寒鰤様。まるで生ハムみたいっす

  • Sushi Shunsuke - 寒鰤を広げたところ。これはもうね、抜群の美味さっす(^◇^)

    寒鰤を広げたところ。これはもうね、抜群の美味さっす(^◇^)

  • Sushi Shunsuke - 右は蝦夷鮑の蒸し。左は余市の鮟肝

    右は蝦夷鮑の蒸し。左は余市の鮟肝

  • Sushi Shunsuke - 十四代はなんでもウンマイ

    十四代はなんでもウンマイ

  • Sushi Shunsuke - 余市の鮟肝をキツネさんで包みます。まるで鮟肝がスフレかプリンみたい。溶けて無くなってしまいました

    余市の鮟肝をキツネさんで包みます。まるで鮟肝がスフレかプリンみたい。溶けて無くなってしまいました

  • Sushi Shunsuke - 寒鰆の西京焼き。お酒が進みます

    寒鰆の西京焼き。お酒が進みます

  • Sushi Shunsuke - しゅん輔さんにお伺いしたら、この特約店別誂えの惣邑をいただかない訳にはまいりません

    しゅん輔さんにお伺いしたら、この特約店別誂えの惣邑をいただかない訳にはまいりません

  • Sushi Shunsuke - 墨烏賊。つるんつるんの食感。酢橘の酸味でいただきます

    墨烏賊。つるんつるんの食感。酢橘の酸味でいただきます

  • Sushi Shunsuke - するめいかの塩辛。ちょっとずついただいているので、握りに入ってからもお酒でチビチビやってます

    するめいかの塩辛。ちょっとずついただいているので、握りに入ってからもお酒でチビチビやってます

  • Sushi Shunsuke - 三重産の22キロのカンパチ。デッカイっすね。三日寝かせで旨味が充満

    三重産の22キロのカンパチ。デッカイっすね。三日寝かせで旨味が充満

  • Sushi Shunsuke - 義侠の東条特A山田錦の銘酒です

    義侠の東条特A山田錦の銘酒です

  • Sushi Shunsuke - 北寄貝。内臓のモフモフがウンマイ

    北寄貝。内臓のモフモフがウンマイ

  • Sushi Shunsuke - 久慈の腹カミ一番。これはもう言葉になりません

    久慈の腹カミ一番。これはもう言葉になりません

  • Sushi Shunsuke - 同じく久慈のカマ筋

    同じく久慈のカマ筋

  • Sushi Shunsuke - 握りになってからも日本酒が好き

    握りになってからも日本酒が好き

  • Sushi Shunsuke - 小肌です。ちょうど良いサイズ。塩梅も最適

    小肌です。ちょうど良いサイズ。塩梅も最適

  • Sushi Shunsuke - 金目鯛の藁焼きです。脂が多目なので、赤酢のシャリに合わせました

    金目鯛の藁焼きです。脂が多目なので、赤酢のシャリに合わせました

  • Sushi Shunsuke - 鯖すし。サバはホントにエライ!

    鯖すし。サバはホントにエライ!

  • Sushi Shunsuke - 五百万石の義侠

    五百万石の義侠

  • Sushi Shunsuke - 日本酒は摺り切り一杯のグラスで供されます。八匁くらいでしょうか?

    日本酒は摺り切り一杯のグラスで供されます。八匁くらいでしょうか?

  • Sushi Shunsuke - 天然の車海老。デカいっす

    天然の車海老。デカいっす

  • Sushi Shunsuke - バフンウニの手巻き。半分ほどいただいたところです。汚くてごめんなさい

    バフンウニの手巻き。半分ほどいただいたところです。汚くてごめんなさい

  • Sushi Shunsuke - 新潟の銘酒です

    新潟の銘酒です

  • Sushi Shunsuke - 対馬の穴子。このツメだけで一合、呑めちゃいそう

    対馬の穴子。このツメだけで一合、呑めちゃいそう

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝の中巻き。もうね、スフレというか、プッチンプリンというか、舌の上で溶けてなくなりました

    鮟肝の中巻き。もうね、スフレというか、プッチンプリンというか、舌の上で溶けてなくなりました

  • Sushi Shunsuke - たまごです

    たまごです

  • Sushi Shunsuke - イケメンのしゅん輔さん。次回が早くも待ち遠しい

    イケメンのしゅん輔さん。次回が早くも待ち遠しい

2021/11Visitation10th

4.8

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service5.0
  • Atmosphere5.0
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks4.5
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に若鯱を見た!、の巻

土曜日の夜です。

阿佐ヶ谷です。

前回が八月でしたので、およそ三ヶ月ぶり。
おひとり様なので、いつもの通り、しゅん輔さんの正面に案内されます。

『すいません。キャンセル待ちをお願いしておきながら、相方の都合がつかず、ご迷惑をお掛けしました。イケメン大好きな女子をお連れする予定だったのですが・・・』

『いえいえ、おいくつくらいの女子ですか?』
『ハンカチ王子と同学年と言うておりました』
『えっ、タメだ。おんなじですぅ』
『あっ、そいでは、是非是非、連れてきます』

なんて約束しながら、二人の席だと土曜日縛りで七月って、アハッ\(//∇//)\

それはともかく、今夜も素敵な時間をありがとうございます。

しゅん輔さんの柔らかく、素材の邪魔をしない優しい味付けが好きなラッコ。取り分け今夜は、鰤と鰹が口に合いました。

もちろん、名酒揃いなのも嬉しい限り。

次回は来月。
遅い時間にお伺いいたします。

いただいたものは以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお読みいただければ幸いです。

そしてご馳走さまでした。


<つまみ>
●養老蒸し:山芋と銀杏
●九絵:昆布〆、下関
●真鯛
●水蛸
●煮蛸
●戻り鰹:気仙沼
●蒸し牡蠣
●塩イクラ
●鰤:藁焼き
●鮟肝:余市
●蝦夷鮑:蒸し
●鰆:西京焼き

<握り>
●墨烏賊
●鯵:出水
●赤身:延縄、戸井
●中トロ:腹シモ、延縄、戸井
●小肌:天草
●喉黒:藁炙り
●秋刀魚
●〆さば:青森
●車海老
●雲丹:手巻き、噴火湾
●穴子:対馬
●鮟肝:中巻き
●玉子

<お酒>
●ハイボール
●福寿:純米吟醸、神戸
●十四代:中取り、純米吟醸、山形
●十四代:超特選、純米大吟醸、山形
●磯自慢:水響華、大吟醸、焼津
●東一:純米吟醸、嬉野
●南方:純米、和歌山
●たかちよ:おりがらみ、新潟
日本酒は五合程度

  • Sushi Shunsuke - この鰤も最高。北海道産です

    この鰤も最高。北海道産です

  • Sushi Shunsuke - 気仙沼の戻り鰹。赤身なのに脂がすごい。煌めいております。これは悶絶級の美味さ!

    気仙沼の戻り鰹。赤身なのに脂がすごい。煌めいております。これは悶絶級の美味さ!

  • Sushi Shunsuke - 戸井の中トロ。厚切りです

    戸井の中トロ。厚切りです

  • Sushi Shunsuke - 海のプッチンプリンでした

    海のプッチンプリンでした

  • Sushi Shunsuke - 鯵。出水です

    鯵。出水です

  • Sushi Shunsuke - 養老蒸し。すりおろした山芋の上にカツオ出汁を張り、銀杏をトッピング。胃が喜ぶ味わい。

    養老蒸し。すりおろした山芋の上にカツオ出汁を張り、銀杏をトッピング。胃が喜ぶ味わい。

  • Sushi Shunsuke - 真鯛です

    真鯛です

  • Sushi Shunsuke - 下関産のクエの昆布〆。四日目です。まるで求肥のような食感に変化しておりました

    下関産のクエの昆布〆。四日目です。まるで求肥のような食感に変化しておりました

  • Sushi Shunsuke - 真鯛に塩をトッピングします

    真鯛に塩をトッピングします

  • Sushi Shunsuke - クエには山葵をトッピング

    クエには山葵をトッピング

  • Sushi Shunsuke - 生の水蛸です

    生の水蛸です

  • Sushi Shunsuke - 此方は煮蛸

    此方は煮蛸

  • Sushi Shunsuke - 蒸し牡蠣

    蒸し牡蠣

  • Sushi Shunsuke - 塩イクラ。イクラ本来の地味を楽しめます

    塩イクラ。イクラ本来の地味を楽しめます

  • Sushi Shunsuke - 鰤に山葵が合う

    鰤に山葵が合う

  • Sushi Shunsuke - 余市産の鮟肝。プッチンプリンのような食感に仕上げてありました。一切れは山葵で。もう一切れはお揚げに包んでいただきます。奥は蝦夷鮑の酒蒸し

    余市産の鮟肝。プッチンプリンのような食感に仕上げてありました。一切れは山葵で。もう一切れはお揚げに包んでいただきます。奥は蝦夷鮑の酒蒸し

  • Sushi Shunsuke - 鰆の西京焼き

    鰆の西京焼き

  • Sushi Shunsuke - 墨烏賊。切り込みを入れず、ツルンツルンの食感を愉しみます

    墨烏賊。切り込みを入れず、ツルンツルンの食感を愉しみます

  • Sushi Shunsuke - 戸井の延縄。樋長さんから届きます

    戸井の延縄。樋長さんから届きます

  • Sushi Shunsuke - 天草の小肌

    天草の小肌

  • Sushi Shunsuke - 喉黒です。藁で燻しました。ヒントが甘く、すいません

    喉黒です。藁で燻しました。ヒントが甘く、すいません

  • Sushi Shunsuke - 秋刀魚です。内臓の苦味が秀逸

    秋刀魚です。内臓の苦味が秀逸

  • Sushi Shunsuke - シメサバ、青森です

    シメサバ、青森です

  • Sushi Shunsuke - 車海老。デカい

    車海老。デカい

  • Sushi Shunsuke - 噴火湾の馬糞ウニの手巻き

    噴火湾の馬糞ウニの手巻き

  • Sushi Shunsuke - 対馬の穴子

    対馬の穴子

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝の中巻き

    鮟肝の中巻き

  • Sushi Shunsuke - 玉子

    玉子

  • Sushi Shunsuke - 今夜はハイボールでスタート

    今夜はハイボールでスタート

  • Sushi Shunsuke - 出ました。山形の銘酒

    出ました。山形の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 十四代の純米大吟醸です

    十四代の純米大吟醸です

  • Sushi Shunsuke - 新潟の銘酒

    新潟の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 神戸の銘酒でスタート

    神戸の銘酒でスタート

  • Sushi Shunsuke - 和歌山の銘酒

    和歌山の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 佐賀の銘酒

    佐賀の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 焼津の銘酒、磯自慢です

    焼津の銘酒、磯自慢です

2021/08Visitation9th

4.8

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service5.0
  • Atmosphere5.0
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks4.5
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に若き麒麟を見た

土曜日の夜です。

上野の国立科学博物館で三時間ほど知識欲を満たし、神田で乗り換え、阿佐ヶ谷に到着。

予約時間の十分前に到着すると一番乗り。
別に早く来てもギリギリにきても座る席は決まっているので、もう少しノンビリ歩いてきても良かったかな。

杉並区の有線放送から♪夕焼け小焼け♪が流れる中、階段を駆け上がる音がトントントン。

引き戸を開けて顔を覗かせる高岡氏。
正面に立つラッコを見て、思わず笑みがこぼれます。

『xxxさん、いっ、いつも面白いっすね』

えっ、何のことやろ。
立ち姿のことかな?
確かにカワウソ君みたいだし...

まじめな顔に戻った親方。

『いつものところにお座りください』
『はい。分かりました』

トコトコトコと階段を降りるラッコ。

おやっ、今夜は八席のようですね。

『やはりコロナ対策で間引かれているんですか?』

『いえ、そういう訳では無くて、一週間前にショートメールをお送りするんですけど、そこでキャンセルが出まして...』と悲しげな瞳。良い男はどんな表情も絵になる!

『七名がギリギリでしょうか。六名になるとお待ちのお客様にご案内するようにしているんですけど』

なるほど、カウンターは十二席なので、さすがに半分になるとちょっと寂しいですもんね。

さてさて、八月下旬の魚はどんなんでしょう?
いただいたものは以下の通りです。

ひとつひとつの詳細なコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお読みいただければ幸いです。

そしてご馳走様でした。

<つまみ>
今夜のツマミはいつにも増して強力なラインアップ。
定番は勿論のこと、カマスの炙りと黒鮑に悶絶。カマスの皮はウンマイ。独特な芳香なんですよね。
黒鮑はメガイに近い個体のようですが(鮑は交雑が複雑でなにがなんだか素人には分かりません)、地味と滋味に溢れておりました。塩もみしてそのまま蒸し器にかけるだけ。お酒も水も入りません。内側に閉じ込められた鮑の汗を堪能します。
ハシリの新イクラにも舌鼓を打ちます。まだまだ若いので、粒も小さく、濃厚な黄身の旨味と言うよりは良質なウズラ卵のような柔らかい味わいでした。これはこれでウンマイ。

●養老蒸し:山芋と枝豆
●真鯛:塩
●縞鯵:山葵
●鰹:タタキ
●水蛸:酢橘
●煮蛸
●白海老昆布〆:煎り酒
●新イクラ
●平貝:炙り、海苔佃煮乗せ、柚子胡椒と七味
●黒鮑:蒸し
●北寄貝
●カマス:炙り
●マナガツオ:西京焼き

<握り>
甘鯛、カナダから空輸された大トロ、鯵、ノドグロ、穴子に悶絶。なかでも藁で燻したノドグロには我儘な舌も胃も喜びます。

●白イカ:薄切り三枚重ね
●石垣貝
●新子:三枚付け、天草
●甘鯛:昆布〆
●大トロ:カナダ、樋長
●大トロ:カナダ、腹ナカの蛇腹、樋長
●鯵:兵庫
●喉黒:藁炙り
●鰯:中巻き
●車海老
●ムラサキウニ:手巻き
●穴子:対馬
●マグロ:中巻き
●玉子

<お酒>
割愛します

  • Sushi Shunsuke - 最初は小さなお椀からスタート

    最初は小さなお椀からスタート

  • Sushi Shunsuke - 中身は養老蒸し。山芋の摺り流しです。枝豆の青臭さと合う

    中身は養老蒸し。山芋の摺り流しです。枝豆の青臭さと合う

  • Sushi Shunsuke - 真鯛です。塩でいただきます。捌きたてのカチカチではなく、良い感じに馴染んでいます

    真鯛です。塩でいただきます。捌きたてのカチカチではなく、良い感じに馴染んでいます

  • Sushi Shunsuke - シマアジです。軽く煮切りを塗っているので、これは山葵をたっぷりとのっけてアンムッ。健全な脂に舌鼓

    シマアジです。軽く煮切りを塗っているので、これは山葵をたっぷりとのっけてアンムッ。健全な脂に舌鼓

  • Sushi Shunsuke - 鰹のタタキです。まだ脂はそんなの乗っておらず、むしろ青魚の酸味を感じます。鰯や秋刀魚を食べているのかな?

    鰹のタタキです。まだ脂はそんなの乗っておらず、むしろ青魚の酸味を感じます。鰯や秋刀魚を食べているのかな?

  • Sushi Shunsuke - 水蛸です。定番のツマミですね。酢橘の香りと塩でいただきます

    水蛸です。定番のツマミですね。酢橘の香りと塩でいただきます

  • Sushi Shunsuke - 煮蛸です。甘さは抑えめで、蛸自体の地味を引き出した仕立て

    煮蛸です。甘さは抑えめで、蛸自体の地味を引き出した仕立て

  • Sushi Shunsuke - 白エビの真昆布〆です。仕上げに煎り酒。こいつはもうね、タマラン!

    白エビの真昆布〆です。仕上げに煎り酒。こいつはもうね、タマラン!

  • Sushi Shunsuke - 初秋が旬の新イクラ。もうそんな季節になりました。ハシリなので、まだ小さく味わいも濃厚な黄身と言うよりはウズラ卵のような爽やかさ

    初秋が旬の新イクラ。もうそんな季節になりました。ハシリなので、まだ小さく味わいも濃厚な黄身と言うよりはウズラ卵のような爽やかさ

  • Sushi Shunsuke - 平貝を軽く炙り、柚子胡椒を混ぜた海苔の佃煮でいただきます。七味のピリッと感と合う

    平貝を軽く炙り、柚子胡椒を混ぜた海苔の佃煮でいただきます。七味のピリッと感と合う

  • Sushi Shunsuke - 左から北寄貝。蒸し黒鮑、カマスの炙りです

    左から北寄貝。蒸し黒鮑、カマスの炙りです

  • Sushi Shunsuke - 北寄貝。肉厚でした

    北寄貝。肉厚でした

  • Sushi Shunsuke - カマスの炙り。焼けた皮の香りがたまりません。こいつは好き!

    カマスの炙り。焼けた皮の香りがたまりません。こいつは好き!

  • Sushi Shunsuke - 常磐の黒鮑。塩もみしてそのまま蒸すだけ。鮑の滋味と地味が閉じ込められた身に悶絶必至

    常磐の黒鮑。塩もみしてそのまま蒸すだけ。鮑の滋味と地味が閉じ込められた身に悶絶必至

  • Sushi Shunsuke - 北寄貝の裏のモフモフ。鮮度の証です

    北寄貝の裏のモフモフ。鮮度の証です

  • Sushi Shunsuke - マナガツオの西京味噌漬けの炙り。ウンメイ!

    マナガツオの西京味噌漬けの炙り。ウンメイ!

  • Sushi Shunsuke - マナガツオのお腹部位です。最高っす!

    マナガツオのお腹部位です。最高っす!

  • Sushi Shunsuke - 白イカの薄切りの三枚重ね。イカの身は内側に旨味が充満しているので、この仕立ては大正解

    白イカの薄切りの三枚重ね。イカの身は内側に旨味が充満しているので、この仕立ては大正解

  • Sushi Shunsuke - 岩手の石垣貝。鳥貝と北寄貝の中間のような味

    岩手の石垣貝。鳥貝と北寄貝の中間のような味

  • Sushi Shunsuke - 天草のシンコ。三枚付け

    天草のシンコ。三枚付け

  • Sushi Shunsuke - 甘鯛の昆布〆。ほのかに漂う昆布の香りが食欲をそそります

    甘鯛の昆布〆。ほのかに漂う昆布の香りが食欲をそそります

  • Sushi Shunsuke - 大トロ。カナダです。仲卸は樋長さん。今は近海物より、ボストンやアイルランド、カナダがベストと感じます

    大トロ。カナダです。仲卸は樋長さん。今は近海物より、ボストンやアイルランド、カナダがベストと感じます

  • Sushi Shunsuke - こちらもカナダの大トロ、蛇腹部位です、腹カミではなく腹ナカとのこと。どんだけおデブなマグロさんなんやねん

    こちらもカナダの大トロ、蛇腹部位です、腹カミではなく腹ナカとのこと。どんだけおデブなマグロさんなんやねん

  • Sushi Shunsuke - 兵庫産の鯵です。日本海側かな?

    兵庫産の鯵です。日本海側かな?

  • Sushi Shunsuke - ノドグロです。脂が多いのでシャリは酸が強めの赤酢を効かせます。藁で炙ったその香りに悶絶

    ノドグロです。脂が多いのでシャリは酸が強めの赤酢を効かせます。藁で炙ったその香りに悶絶

  • Sushi Shunsuke - 鰯の中巻きです

    鰯の中巻きです

  • Sushi Shunsuke - 車海老。でっぷりと太っておりました

    車海老。でっぷりと太っておりました

  • Sushi Shunsuke - 中は見えないけどムラサキウニだったはず

    中は見えないけどムラサキウニだったはず

  • Sushi Shunsuke - 対馬の穴子

    対馬の穴子

  • Sushi Shunsuke - 鮪の中巻き

    鮪の中巻き

  • Sushi Shunsuke - 〆の玉子です

    〆の玉子です

2021/05Visitation8th

4.8

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service5.0
  • Atmosphere5.0
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks4.5
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に若き益荒男を見た

土曜日の夕暮れです。

今夜は三か月ぶりの阿佐ヶ谷の夜。
訪れるのは勿論、こちらの”鮨 しゅん輔”さん。

予約時間の十分ほど前に到着すると、すでに二組が外でお待ちでした。

ほどなくすると、杉並区の有線放送から『夕焼け小焼け』の童謡が流れ始めます。

♪カラスと一緒に帰りましょう~♪
うん。お鮨をいただいてからね、アハッヾ(≧▽≦)ノ

トントントンと階段を上がる音。
扉を小さく開け、顔を覗かせる高岡氏。

どうやら個室をご予約のお客様を確認されているようです。入り口が別なのでこれは欠かせません。若いお弟子さんに指示を済ませると、カウンターへのご案内がスタート。

ラッコはお一人様なので、いつもの指定席、親方の正面に椅子を引かれます。

『お久しぶりです』と、まな板に両手を置き、頭を板に擦り付けるように下げる高岡氏。ラッコも軽く会釈を返しますが、依然として頭を下げ続けていらっしゃいます。

慌てて頭を下げ直すラッコ。

頭を上げる呼吸をつかもうと上目遣いでチラ見しますが、高岡氏は頭が重過ぎるのか(ゴメン)、平身低頭のまま、しばし五、六秒くらいが経過。

『アヤヤッ、間合いがつかめないっす』と泣きに入るラッコ。

やおら顔を上げ、ええっ、何事、とガン見している両脇のお客様に、『叔父貴なんです』と呟く高岡氏。

『えっ、ホントですか?』と驚く両脇のカップル。
『アッ、いやいや、血はつながっていませんが、心は繋がっていると思います』と返すラッコ。

ニヤリとキラースマイルの高岡氏。

ズッキュン!
まるで若き益荒男。

高鳴る胸。初恋みたいやないかい、アハッ。

初っ端からいじられますが、この阿吽の呼吸が大切。
カウンターは相性ですものね。この出会いは大切にしたいと思います。

さてさて、それでは今夜のコースは以下の通り。

出色は真蛸の柔らか煮、春子鯛、鯵、カマ筋の大トロ。
地味を損なわない薄めの味付けに舌も喜びます。

次回は八月。
夏の魚も楽しみですね。

ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しましたので、画像と一緒にお読みいただければ幸いです。

そしてご馳走様でした。

<つまみ>
●生海苔の茶碗蒸し:浅利の出汁
●鰈
●桜鱒:青森、漬け
●水蛸:北海道
●真蛸:気仙沼
●白海老:昆布〆
●バイ貝:酒蒸し
●のれそれ:土佐酢と振り柚子
●平貝:炙り
●鮟肝と蝦夷鮑:お揚げ添え
●太刀魚の塩焼き:竹岡

<握り>
●白イカ:薄造り
●春子鯛:昆布〆、出水
●鯵:淡路
●大トロ:カマ筋、塩釜
●大トロ:腹カミ、塩釜
●小肌:江戸前
●鰯:梅巻き
●車海老:姫島
●馬糞ウニ:手巻き、浜中
●穴子:対馬
●玉子:プリン仕立て

<追加>
●皮ギシ:手巻き

  • Sushi Shunsuke - 最初のお椀です。中身は次の写真で

    最初のお椀です。中身は次の写真で

  • Sushi Shunsuke - 浅利出汁の茶碗蒸しです。トッピングは生海苔。この潮の香りが大好き

    浅利出汁の茶碗蒸しです。トッピングは生海苔。この潮の香りが大好き

  • Sushi Shunsuke - 左は眞子鰈、右は青森産の桜鱒の漬け

    左は眞子鰈、右は青森産の桜鱒の漬け

  • Sushi Shunsuke - 眞子鰈です。塩と山葵でいただきます

    眞子鰈です。塩と山葵でいただきます

  • Sushi Shunsuke - 桜鱒の漬け。そろそろ名残の時期でしょうか?

    桜鱒の漬け。そろそろ名残の時期でしょうか?

  • Sushi Shunsuke - 北海道産の生の水蛸。まだ生きているかのようでした。塩と酢橘でいただきます

    北海道産の生の水蛸。まだ生きているかのようでした。塩と酢橘でいただきます

  • Sushi Shunsuke - 気仙沼産の真蛸の柔らか煮。なんでこんなに柔らかく仕上がるんやろう?

    気仙沼産の真蛸の柔らか煮。なんでこんなに柔らかく仕上がるんやろう?

  • Sushi Shunsuke - 富山湾の白エビ。繊細な味を損なわないよう真昆布を軽くあてています。薬味は鰹節と梅と日本酒で作る煎り酒

    富山湾の白エビ。繊細な味を損なわないよう真昆布を軽くあてています。薬味は鰹節と梅と日本酒で作る煎り酒

  • Sushi Shunsuke - バイ貝の酒蒸し。これはデッカイ

    バイ貝の酒蒸し。これはデッカイ

  • Sushi Shunsuke - のれそれ。土佐酢と振り柚子でいただきます

    のれそれ。土佐酢と振り柚子でいただきます

  • Sushi Shunsuke - 平貝の炙り。トッピングは海苔の佃煮です。磯辺巻きの変化球ですね。薬味はパウダー柚子胡椒と七味でした

    平貝の炙り。トッピングは海苔の佃煮です。磯辺巻きの変化球ですね。薬味はパウダー柚子胡椒と七味でした

  • Sushi Shunsuke - 手前は宮城県産の蝦夷鮑の酒蒸し。奥は青森産の鮟肝。この鮟肝はプリンのような食感でした

    手前は宮城県産の蝦夷鮑の酒蒸し。奥は青森産の鮟肝。この鮟肝はプリンのような食感でした

  • Sushi Shunsuke - 千葉の竹岡の太刀魚。シンプルな塩焼きが一番旨い

    千葉の竹岡の太刀魚。シンプルな塩焼きが一番旨い

  • Sushi Shunsuke - 白イカです。写真では分かりにくいのですが、表面の硬い皮を剥ぎ、内側の柔らかい部位の薄造り(コンマ数ミリ)を複数枚重ねています

    白イカです。写真では分かりにくいのですが、表面の硬い皮を剥ぎ、内側の柔らかい部位の薄造り(コンマ数ミリ)を複数枚重ねています

  • Sushi Shunsuke - 出水の春子鯛。こちらでは旬の四月と五月しか使用されないとか。真昆布で軽く旨味を添加。完璧な味わいです

    出水の春子鯛。こちらでは旬の四月と五月しか使用されないとか。真昆布で軽く旨味を添加。完璧な味わいです

  • Sushi Shunsuke - 淡路産の鯵

    淡路産の鯵

  • Sushi Shunsuke - カマ筋の揃い踏み

    カマ筋の揃い踏み

  • Sushi Shunsuke - 塩釜のカマ筋大トロ

    塩釜のカマ筋大トロ

  • Sushi Shunsuke - 腹カミの大トロ

    腹カミの大トロ

  • Sushi Shunsuke - 江戸前の小肌

    江戸前の小肌

  • Sushi Shunsuke - 鰯の梅巻き

    鰯の梅巻き

  • Sushi Shunsuke - 姫島の車海老です

    姫島の車海老です

  • Sushi Shunsuke - 浜中産のバフンウニを手巻きでいただきます

    浜中産のバフンウニを手巻きでいただきます

  • Sushi Shunsuke - 対馬の穴子

    対馬の穴子

  • Sushi Shunsuke - プリンのような卵

    プリンのような卵

  • Sushi Shunsuke - 追加のネギトロの手巻きです。部位は皮ギシ。スプーンでこそぎ取りました。文句なくウンマイ

    追加のネギトロの手巻きです。部位は皮ギシ。スプーンでこそぎ取りました。文句なくウンマイ

2021/02Visitation7th

4.8

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service5.0
  • Atmosphere5.0
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks4.5
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に若武者を見た

土曜日の夜です。

阿佐ヶ谷です。

今夜はおよそ三か月ぶりのこちら、”鮨 しゅん輔”さん。

都の指導に従い、夜の二回転を一回転に変更。六時スタートも五時に前倒ししての営業です。

以前と同じ高岡氏の正面の座席に案内され、ハイボールで唇を湿らせます。
シーバス、それともグレンフィディック?
このスモーキーさで胃も目覚めますね。

『すいません。五時に前倒ししてしまいまして...』と、低く頭を下げられる高岡氏。
マスク姿でもわかる、若武者のごとき凛々しさ。

声も良いんだよなぁ~!
惚れてまうやないかい!

絶対、一緒にサウナに入ったる!
ちゅうか、以前、オッケーを貰っていたかな、
アハッヾ(≧▽≦)ノ

なんだか妖しい方向に進みそうなので、軌道修正。

さてさて肝心のつまみと握りですが、変わらず納得の味。酒飲みオヤジの琴線を捉えて離さない技量と適切な距離感のサービス。

出るのはただただ、感嘆のため息のみ。
なんと居心地の良いことか。

取り分け、藁で燻して軽く漬けた寒ブリの旨味には目を瞠りました。他にもイカの塩辛、自家製唐墨の炙りなどなど、お酒が進む進む。

握りもビックリポン。

『このネタが分かれば、今お飲みのお酒、お会計は頂戴いたしません』とドヤ顔の若武者。

見れば乳白色の身。桜色にも煌めきます。
表面に浮かぶ脂のせいか、身の繊維は見えません。
身の付き方からして、ホウボウかなぁ、でもこんなに脂ギッシュじゃ無いよなぁ?

手に取り、頬張るラッコ。

『う~ん。この脂は深海魚系かなぁ、目鯛!』
『ブウ~ッ』
『えっ、えええっ、何やろう?』
『ラストチャンスです』
『うっ、ううっ、ゲンゲ?』
『生ではちょっと...』

ここで隣のカップルの女子が右手を挙げて、
『八角ですぅ~』と一言。

『大正解っす』と破顔一笑の若武者。

訊けばその女子、以前小樽寿司屋通りで食したことが有ったんだそうです。

『ウワッ、嬉しい。感動っす』とラッコ。

『珍しい魚が入荷したら分けてね、と仲卸にお願いしているんです』と若武者。

初めていただいた八角の旨味に悶絶したラッコ。
冬場の北の魚の実力に完敗です。

お酒も入手困難な数々の銘醸をいただき、ほろ酔い加減で気持ち良くお会計。

次回は初夏の魚を愛でに五月かな。

いただいたものは以下の通り。
詳細なコメントは写真欄に記載しましたので、画像とともにお読みいただければ幸いです。

そしてご馳走様でした。


<おつまみ>
●茶碗蒸し:白子の摺り流し
●鮃:三日寝かせ
●寒鰤:軽く燻して漬け
●水蛸:生
●水蛸:柔らか煮
●煮牡蠣
●烏賊の塩辛
●平貝:新海苔の佃煮添え
●煮鮑
●鮟肝:キツネ包み
●鰆:西京焼き
●唐墨:炙り

<握り>
●墨烏賊
●白魚:軽く昆布〆
●八角
●赤身
●中トロ
●小肌
●金目鯛:藁燻し
●〆鯖
●車海老
●馬糞ウニ:手巻き
●穴子
●玉子

<お酒>
●ハイボール
●三井の寿:純米吟醸、大辛口、福岡
●十四代:純米大吟醸、大極上、山形
●磯自慢:純米吟醸、焼津
●惣邑:純米吟醸、山形
●東洋美人:純米吟醸、萩
●墨廼江:大吟醸、石巻


  • Sushi Shunsuke - 今夜はハイボールでスタート

    今夜はハイボールでスタート

  • Sushi Shunsuke - 新しい容器かな?

    新しい容器かな?

  • Sushi Shunsuke - 蓋を開けると鰹節の太い香りと白子の甘いコクが立ち上がります

    蓋を開けると鰹節の太い香りと白子の甘いコクが立ち上がります

  • Sushi Shunsuke - つまみの斬りつけが終わります。おひとりキャンセルされたようで、十一人分でした。奥は鮃。手前は対馬産の寒ブリです

    つまみの斬りつけが終わります。おひとりキャンセルされたようで、十一人分でした。奥は鮃。手前は対馬産の寒ブリです

  • Sushi Shunsuke - 板には塩と本山葵。この山葵、香りが良い。これだけで日本酒が一合、いけちゃいそう

    板には塩と本山葵。この山葵、香りが良い。これだけで日本酒が一合、いけちゃいそう

  • Sushi Shunsuke - 三日ほど寝かせた鮃。余分な水分が抜けて、求肥のような食感に変化。旨味も充満しています

    三日ほど寝かせた鮃。余分な水分が抜けて、求肥のような食感に変化。旨味も充満しています

  • Sushi Shunsuke - 寒ブリを藁で燻して軽く漬けこみます。背中とお腹の部位をひと切れずつ。これはウンマイ。今夜のナンバーワン。海の生ハムかな

    寒ブリを藁で燻して軽く漬けこみます。背中とお腹の部位をひと切れずつ。これはウンマイ。今夜のナンバーワン。海の生ハムかな

  • Sushi Shunsuke - 生の水蛸。酢橘を絞っています。塩でいただきました

    生の水蛸。酢橘を絞っています。塩でいただきました

  • Sushi Shunsuke - 同じく水蛸ですが、こちらは柔らか煮。山葵をトッピングしてアンムッチョ。大根と紅茶?の香りが鼻腔を駆け抜けました

    同じく水蛸ですが、こちらは柔らか煮。山葵をトッピングしてアンムッチョ。大根と紅茶?の香りが鼻腔を駆け抜けました

  • Sushi Shunsuke - 煮牡蠣。でかい。温かい海のミルクが充満しておりました

    煮牡蠣。でかい。温かい海のミルクが充満しておりました

  • Sushi Shunsuke - たまらず日本酒にシフト。福岡の銘酒です

    たまらず日本酒にシフト。福岡の銘酒です

  • Sushi Shunsuke - 摺りきり一杯です

    摺りきり一杯です

  • Sushi Shunsuke - イカの塩辛。昨年の秋口にいただいたゴロより遥かに濃厚。やはり冬場のイカの内臓はウンマイ

    イカの塩辛。昨年の秋口にいただいたゴロより遥かに濃厚。やはり冬場のイカの内臓はウンマイ

  • Sushi Shunsuke - 塩辛の残ったエキスに本山葵を混ぜていただきます

    塩辛の残ったエキスに本山葵を混ぜていただきます

  • Sushi Shunsuke - 山形の銘酒。入手困難な純米大吟醸でした。これはホントにもう、ヤバイっす

    山形の銘酒。入手困難な純米大吟醸でした。これはホントにもう、ヤバイっす

  • Sushi Shunsuke - 平貝の磯辺のしゅん輔ふう仕立て。新海苔の季節なので、生海苔の自家製佃煮を添えます

    平貝の磯辺のしゅん輔ふう仕立て。新海苔の季節なので、生海苔の自家製佃煮を添えます

  • Sushi Shunsuke - 生海苔に本山葵をトッピング。もうどうにもお酒が止まらない、ウッ!

    生海苔に本山葵をトッピング。もうどうにもお酒が止まらない、ウッ!

  • Sushi Shunsuke - 左は鮟肝。下敷きはキツネです。右は蒸し鮑

    左は鮟肝。下敷きはキツネです。右は蒸し鮑

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝のどアップ。砂糖や醤油の味付けは薄く、鮟肝そのものの地味を生かした仕立てです

    鮟肝のどアップ。砂糖や醤油の味付けは薄く、鮟肝そのものの地味を生かした仕立てです

  • Sushi Shunsuke - 蒸し鮑。噛むと迸る鮑の滋味。もう悶絶もの!

    蒸し鮑。噛むと迸る鮑の滋味。もう悶絶もの!

  • Sushi Shunsuke - 冷蔵庫から取り出したのは何でしょうね

    冷蔵庫から取り出したのは何でしょうね

  • Sushi Shunsuke - 下田だったかな、177kgの魚体の腹ナカです。津軽海峡を横断した本マグロさんは、尻労沖を南下して下田までやってきちゃいました。鰯でも追いかけているのかな?

    下田だったかな、177kgの魚体の腹ナカです。津軽海峡を横断した本マグロさんは、尻労沖を南下して下田までやってきちゃいました。鰯でも追いかけているのかな?

  • Sushi Shunsuke - 柵どりです。動画から切り取りました。動画はインスタのraccostar_にアップしています

    柵どりです。動画から切り取りました。動画はインスタのraccostar_にアップしています

  • Sushi Shunsuke - ああっ、この左手に撫でられたい、グフッ、軽い冗談ですヾ(≧▽≦)ノ

    ああっ、この左手に撫でられたい、グフッ、軽い冗談ですヾ(≧▽≦)ノ

  • Sushi Shunsuke - 鰆の西京焼き。これも日本酒に合う!

    鰆の西京焼き。これも日本酒に合う!

  • Sushi Shunsuke - 自家製の唐墨です。炙ってあるので、クッキーのような食感。握りのネタを準備される間、ちょこちょこちょこと齧って大人しく待ちます

    自家製の唐墨です。炙ってあるので、クッキーのような食感。握りのネタを準備される間、ちょこちょこちょこと齧って大人しく待ちます

  • Sushi Shunsuke - 墨烏賊。ネットリ感が半端ありませんでした。強めの酢との相性が抜群

    墨烏賊。ネットリ感が半端ありませんでした。強めの酢との相性が抜群

  • Sushi Shunsuke - 山形の銘酒。特約店のみの限定品

    山形の銘酒。特約店のみの限定品

  • Sushi Shunsuke - 白魚です。きれいに並んで出番待ち

    白魚です。きれいに並んで出番待ち

  • Sushi Shunsuke - 白魚。軽く昆布で〆ています。内臓の苦味と背骨のシャリシャリ感が堪りません

    白魚。軽く昆布で〆ています。内臓の苦味と背骨のシャリシャリ感が堪りません

  • Sushi Shunsuke - これが八角です。切れの良い脂と芳醇な旨味に悶絶しました

    これが八角です。切れの良い脂と芳醇な旨味に悶絶しました

  • Sushi Shunsuke - 下田で水揚げされた赤身です。このルビー色というかワインレッド色にはときめいてしまいます

    下田で水揚げされた赤身です。このルビー色というかワインレッド色にはときめいてしまいます

  • Sushi Shunsuke - 萩の純米吟醸。銘酒が続きます

    萩の純米吟醸。銘酒が続きます

  • Sushi Shunsuke - 同じく下田の中トロ。脂が豊富なので強めの酢が効いたシャリとの相性も抜群でした

    同じく下田の中トロ。脂が豊富なので強めの酢が効いたシャリとの相性も抜群でした

  • Sushi Shunsuke - 天草産の小肌。ちょうど良いサイズでした

    天草産の小肌。ちょうど良いサイズでした

  • Sushi Shunsuke - 石巻の銘酒。一度火入れした大吟醸です

    石巻の銘酒。一度火入れした大吟醸です

  • Sushi Shunsuke - 金目鯛です。香り良し。訊けば握り直前に厨房の奥で藁で燻したとのこと

    金目鯛です。香り良し。訊けば握り直前に厨房の奥で藁で燻したとのこと

  • Sushi Shunsuke - 〆鯖です。この仕立ても面白くて好きですね

    〆鯖です。この仕立ても面白くて好きですね

  • Sushi Shunsuke - 車海老。でっかいサイズでした。中には尻尾の身を潜ませます

    車海老。でっかいサイズでした。中には尻尾の身を潜ませます

  • Sushi Shunsuke - 浜中産のバフンウニ。軍艦ではなく手巻きで供します。もうなんも言えねぇ~!

    浜中産のバフンウニ。軍艦ではなく手巻きで供します。もうなんも言えねぇ~!

  • Sushi Shunsuke - バフンウニの手巻き。海苔は千葉のxxx商店ですが、江戸前ではなく有明産です。ウニは海苔との相性が抜群ですね

    バフンウニの手巻き。海苔は千葉のxxx商店ですが、江戸前ではなく有明産です。ウニは海苔との相性が抜群ですね

  • Sushi Shunsuke - 対馬産の穴子。文句なし

    対馬産の穴子。文句なし

  • Sushi Shunsuke - 仕上げの玉子。芝海老と帆立が入っています

    仕上げの玉子。芝海老と帆立が入っています

2020/11Visitation6th

4.7

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.5
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks4.5
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に若大将を見た!の巻

土曜日の夜です。

今夜はおよそ四か月ぶりの阿佐ヶ谷の夜。
握り寿司のダブルヘッダーとなりましたが、そんなの全く問題無し。

っていうか、栄養的にはバランス悪いよなぁ〜、なんて一応反省してはみるものの、単なるポーズ。

だって酢飯が好きなんだもんね。

六時からの会ですが、十三席が満席となる大盛況。
それも宜なるかな。

決して出過ぎず、むしろ控え目な若大将の笑顔に、皆さん、魅了されているのでしょう。

今夜の出色は、鰤の炙り漬け、煮蛸、青柳、香箱蟹、甘鯛昆布〆、黒むつでしょうか。

素材の持ち味を生かした品の良い薄味に、殊の外、ラッコのワガママな舌も喜びます。

前夜に引き続き、八種類、四合のお酒をきこしめ、余は満足じゃ、なんてノテノテとフラつきながら改札に向かうラッコでした。

いただいたものは以下の通りです。
コメントは写真欄に記載しておりますので、併せてお読みいただければ幸いです。

そしてご馳走さまでした。


<つまみ>
●白子:摺流し
●真鯛
●鰤
●水蛸
●煮蛸
●イクラ:塩漬け
●煮牡蠣
●青柳
●イカの塩辛
●香箱蟹
●鮑と鮟肝:稲荷添え
●鰆:西京焼き

<握り>
●墨烏賊
●甘鯛:昆布締め
●本鮪:赤身
●本鮪:大トロ
●小肌
●黒むつ:藁炙り
●鯖:押し寿司
●車海老
●馬糞ウニ
●穴子
●玉子焼き

<お酒>
最初のハイボールが残り少なくなったあたりで『今夜はいかがいたしましょう』と若大将に問われます。
『八種類でお願いします』とラッコ。
日本酒のストックが40〜70本?とのことなので、そこから変化をつけてお出しになる順番を考えていただきました。

●ハイボール
●日高見:純米、宮城
●墨廻江:純米、宮城
●義俠:純米、東条特A、愛知
●十四代:純米吟醸、口開け、山形
●上喜元:純米吟醸、山形
●惣邑:純米吟醸、山形
●瀧自慢:純米大吟醸、口開け、三重
●南方:純米、和歌山
日本酒は合計四合

  • Sushi Shunsuke - なんだろう。学が無いので花の名前が分からない\(//∇//)\

    なんだろう。学が無いので花の名前が分からない\(//∇//)\

  • Sushi Shunsuke - 最初はハイボールで気道の洗浄

    最初はハイボールで気道の洗浄

  • Sushi Shunsuke - 白子の摺流しです。人肌より若干、温かいくらい。胃が活動し始めました。

    白子の摺流しです。人肌より若干、温かいくらい。胃が活動し始めました。

  • Sushi Shunsuke - 左は鹿島産の真鯛、右は余市産の鰤です

    左は鹿島産の真鯛、右は余市産の鰤です

  • Sushi Shunsuke - 鰤は一度炙ってから漬け込みます。無駄な脂が落ちて、その隙間に漬け汁が染み込みます。文句無しにウンマイ!

    鰤は一度炙ってから漬け込みます。無駄な脂が落ちて、その隙間に漬け汁が染み込みます。文句無しにウンマイ!

  • Sushi Shunsuke - 真鯛には塩を乗せていただきます

    真鯛には塩を乗せていただきます

  • Sushi Shunsuke - ここで一本めに突入

    ここで一本めに突入

  • Sushi Shunsuke - 半合計算ですが、摺り切りなので、6匁は有りそう。

    半合計算ですが、摺り切りなので、6匁は有りそう。

  • Sushi Shunsuke - 生の水蛸です。噛むほどに味わい深い甘味が滲み出てきました

    生の水蛸です。噛むほどに味わい深い甘味が滲み出てきました

  • Sushi Shunsuke - いくらの塩漬けを並べているところ

    いくらの塩漬けを並べているところ

  • Sushi Shunsuke - 煮蛸です。太い。大根のジアスターゼのような香りにただただ溜息

    煮蛸です。太い。大根のジアスターゼのような香りにただただ溜息

  • Sushi Shunsuke - 名残りの新イクラです。皮目はまだ固く無いものの、九月の秋鮭に比べると、それはやはり・・・。塩のみで脱水しているので、混じり気のない卵黄のような味わいでした。

    名残りの新イクラです。皮目はまだ固く無いものの、九月の秋鮭に比べると、それはやはり・・・。塩のみで脱水しているので、混じり気のない卵黄のような味わいでした。

  • Sushi Shunsuke - 大船渡産の煮牡蠣です。ズッシリとした重量感。牡蠣の旨味が閉じ込められておりました。お酒を呼んじゃいます\(//∇//)\

    大船渡産の煮牡蠣です。ズッシリとした重量感。牡蠣の旨味が閉じ込められておりました。お酒を呼んじゃいます\(//∇//)\

  • Sushi Shunsuke - 苫小牧産の青柳。デカイ、分厚い、太い、そして潮の香りも強い。柚子の搾り汁で和えた大根おろしが添えてありました。

    苫小牧産の青柳。デカイ、分厚い、太い、そして潮の香りも強い。柚子の搾り汁で和えた大根おろしが添えてありました。

  • Sushi Shunsuke - イカの塩辛。旬ですね。ゴロがまったく生臭くない。これはウンマイッス!

    イカの塩辛。旬ですね。ゴロがまったく生臭くない。これはウンマイッス!

  • Sushi Shunsuke - イカのゴロから滲み出た脂です。なんだろう、小さなイワシでも食べてるのかな?

    イカのゴロから滲み出た脂です。なんだろう、小さなイワシでも食べてるのかな?

  • Sushi Shunsuke - 三本目です。東条特A山田錦100%の純米。おおっ、なんてこったい(⌒▽⌒)

    三本目です。東条特A山田錦100%の純米。おおっ、なんてこったい(⌒▽⌒)

  • Sushi Shunsuke - タップリの香箱蟹。この半分しか出さないお店が多い中、奮発してらっしゃいます。『ムクの大変っすね』と水を向けると』楽さしてもらってます』と若い衆に笑顔を向ける高岡氏。こりゃあ、みんなついていくよな。

    タップリの香箱蟹。この半分しか出さないお店が多い中、奮発してらっしゃいます。『ムクの大変っすね』と水を向けると』楽さしてもらってます』と若い衆に笑顔を向ける高岡氏。こりゃあ、みんなついていくよな。

  • Sushi Shunsuke - 嬉しい口開け。この山形の銘酒はウンマイ

    嬉しい口開け。この山形の銘酒はウンマイ

  • Sushi Shunsuke - 三陸産の蒸し鮑と鮟肝。お揚げに包むのはお止めになったようです

    三陸産の蒸し鮑と鮟肝。お揚げに包むのはお止めになったようです

  • Sushi Shunsuke - この艶やかな鮟肝の肌。まるで赤ちゃんの頬っぺたみたいです。

    この艶やかな鮟肝の肌。まるで赤ちゃんの頬っぺたみたいです。

  • Sushi Shunsuke - 鰆の西京焼き。もう、タマンねぇ(⌒▽⌒)

    鰆の西京焼き。もう、タマンねぇ(⌒▽⌒)

  • Sushi Shunsuke - 山形の銘酒が続きます

    山形の銘酒が続きます

  • Sushi Shunsuke - 大間の279kg。腹中の大トロと赤身が出番待ち

    大間の279kg。腹中の大トロと赤身が出番待ち

  • Sushi Shunsuke - 出水産の墨烏賊。甘い。今年ナンバーワンの墨烏賊でした

    出水産の墨烏賊。甘い。今年ナンバーワンの墨烏賊でした

  • Sushi Shunsuke - これも山形の銘酒です

    これも山形の銘酒です

  • Sushi Shunsuke - 甘鯛の昆布締め。確か真昆布だったかな。魚の地味を引き立てる名脇役です

    甘鯛の昆布締め。確か真昆布だったかな。魚の地味を引き立てる名脇役です

  • Sushi Shunsuke - 大間の本鮪の赤身。良いっすね。ルビー色の煌めきに朦朧としてしまいます

    大間の本鮪の赤身。良いっすね。ルビー色の煌めきに朦朧としてしまいます

  • Sushi Shunsuke - 大間の本鮪の腹ナカ。厚切りです。もうなんも言えねー\(//∇//)\

    大間の本鮪の腹ナカ。厚切りです。もうなんも言えねー\(//∇//)\

  • Sushi Shunsuke - 三重の純大吟

    三重の純大吟

  • Sushi Shunsuke - 出水産の小肌。赤酢を強めのシャリに変更

    出水産の小肌。赤酢を強めのシャリに変更

  • Sushi Shunsuke - 黒むつ。炙った藁の香りに溜息が出てしまいました

    黒むつ。炙った藁の香りに溜息が出てしまいました

  • Sushi Shunsuke - 和歌山の銘酒。これで八種類となりました

    和歌山の銘酒。これで八種類となりました

  • Sushi Shunsuke - 鯖の押し寿司

    鯖の押し寿司

  • Sushi Shunsuke - 天然の車海老

    天然の車海老

  • Sushi Shunsuke - 馬糞ウニです。浜中産の天然もの。

    馬糞ウニです。浜中産の天然もの。

  • Sushi Shunsuke - 対馬の穴子

    対馬の穴子

  • Sushi Shunsuke - 玉子焼きです

    玉子焼きです

2020/07Visitation5th

4.7

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.5
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks4.5
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に”絵になる男”を見た!の巻

金曜日の夜です。

鮨 なんば 阿佐ヶ谷改め、鮨 しゅん輔 阿佐ヶ谷にお伺いします。

師の難波氏からお店を任されて三年目の初夏、高岡俊輔氏が満を持してご自身の名をお店に冠せられます。

『正直、急なことでしたし、暖簾にはあえて”なんば”の文字を残しました。師への憧れもありますし...』と伏し目がちに唇を結んで呟かれる高岡氏。

良い男だなぁ~!
ラッコの若いころに似ている...、訳もないか。

『そんなの失礼でしょ』なんて、ラッコの今の姿をご存じの方から、お叱りの声が聞こえてきそうです。

前回お伺いしたのは、コロナ騒動の前の三月。お会計時に、金曜日か土曜日の一回転目縛りで空きスロットを探します。

できれば五月か六月が良かったのですが、十二席二回転とはいえ、そこは阿佐ヶ谷の名店、最短で四か月後の今日のこの日となりました。

六時数分前にお店の前に到着。
霧雨を避けて庇の下に立っていると、続々と今夜のお客様が集まり始めます。

六時を知らせる区の有線放送が遠くに流れる中、お弟子さんが地下から駆け上がり、木戸を引かれます。

階段を降り、”なんば”の文字の残る暖簾をくぐります。

高岡氏が柔らかな笑みを浮かべながら『どうぞこちらへ。お久振りです』と、正面の椅子に掌を差し出されます。

『ご無沙汰しておりました。この数か月はいかがでしたか?』

『もう、それはもう、ホントに大変でして、お弁当でなんとか凌ぎました』

『お弁当、私も近ければお伺いしたのに、残念です』
『お届けも出来ますよ』
『えっ、二時間かけてですか?』
『小田急線でお運びしましょう』

なんて軽い冗談で身も心も優しくマッサージ。

八銘柄程度の日本酒をお任せでお願いし、この一週間を振り返りながら、美味い肴と質実な酒、繊細な握りに舌鼓を打つこと三時間弱。

いただいたものは以下の通りです。

そしてご馳走様でした。


<総論>
暖簾をくぐるといきなり本山葵の爽快な香りが鼻腔をくすぐります。

エッジの立つほどキリッと冷えたおしぼりは、ミント?で香りづけ。

壁のアンスリウムと木いちご?が控え目で上質な空間を演出します。調べれば、アンスリウムの西洋花言葉は”hospitality(温かいおもてなし)とのこと。

完璧なプロローグに早くもTKOの気配。

さて本番ですが、これまでで最高のつまみの数々。
”しゅん輔”としての意気込み、というか静かなる秘めた熱を眼と肌と舌で感じ取り、フゥ~~~ッ、と緩く細く長いため息を吐きだし虚空を見つめる小デブ。
思わずうれし涙が零れ落ちそう。

<つまみ>
詳細なコメントは写真とともにどうぞ

●生海苔の茶碗蒸し
●星鰈
●時鮭
●水蛸
●真蛸
●バイ貝
●甘海老
●真魚鰹
●鰯
●鮟肝お稲荷
●鮎の有馬煮
●蒸し鮑
●太刀魚

<握り>
●白イカ
●エボ鯛
●鯵
●中トロ
●中トロ:シャリ温度高め
●小肌
●喉黒
●ワカメ:梅酢ジュレ
●車海老
●馬糞ウニ
●穴子
●玉子焼き

<お酒>
●ひと夏の恋:純米吟醸、宮城
●惣村:純米吟醸、特約飲食店別誂、長井
●美潮:純米吟醸、高知県
●文佳人:純米吟醸、高知県
●上喜元:純米吟醸、酒田
●山川流:純米、四国中央
●松の司:純米大吟醸、滋賀県
●東一:純米吟醸、嬉野
合計五合弱

  • Sushi Shunsuke - 伯楽星の酒蔵からスタート

    伯楽星の酒蔵からスタート

  • Sushi Shunsuke - 100mlです

    100mlです

  • Sushi Shunsuke - アンスリウムと木いちご? 落ち着きます。センス良し。奥様の手になるのかな

    アンスリウムと木いちご? 落ち着きます。センス良し。奥様の手になるのかな

  • Sushi Shunsuke - まずは胃を覚醒させます

    まずは胃を覚醒させます

  • Sushi Shunsuke - 生海苔の茶碗蒸し。浅利出汁と生海苔の塩味のみ。これは胃に優しい

    生海苔の茶碗蒸し。浅利出汁と生海苔の塩味のみ。これは胃に優しい

  • Sushi Shunsuke - 茨城の星鰈。三、四キロはありそうな上物でした。四日寝かせです

    茨城の星鰈。三、四キロはありそうな上物でした。四日寝かせです

  • Sushi Shunsuke - 星鰈を拡げます

    星鰈を拡げます

  • Sushi Shunsuke - 星鰈に山葵を挟み、たたんでアムッ、ウンマイ

    星鰈に山葵を挟み、たたんでアムッ、ウンマイ

  • Sushi Shunsuke - 時鮭の軽い漬け。スモーキーな脂に悶絶

    時鮭の軽い漬け。スモーキーな脂に悶絶

  • Sushi Shunsuke - 時鮭のお腹。いわゆる大トロ部を分けていただきました。『xxxさんがいらっしゃるので取っておきました』なんて嬉し涙が出てきそうです

    時鮭のお腹。いわゆる大トロ部を分けていただきました。『xxxさんがいらっしゃるので取っておきました』なんて嬉し涙が出てきそうです

  • Sushi Shunsuke - 水蛸。タコは生もウンマイ

    水蛸。タコは生もウンマイ

  • Sushi Shunsuke - こちらは真蛸の桜煮。以前より味付けが濃くなったのかな、ドストライクです

    こちらは真蛸の桜煮。以前より味付けが濃くなったのかな、ドストライクです

  • Sushi Shunsuke - 長井の銘酒にシフト。別誂。都内には数本しか入らず

    長井の銘酒にシフト。別誂。都内には数本しか入らず

  • Sushi Shunsuke - バイ貝。山口県の日本海側

    バイ貝。山口県の日本海側

  • Sushi Shunsuke - 真昆布締めの甘海老。のっかるのは頭の味噌をすり鉢であたり、若干のお酒でまとめたもの。最強のアテ

    真昆布締めの甘海老。のっかるのは頭の味噌をすり鉢であたり、若干のお酒でまとめたもの。最強のアテ

  • Sushi Shunsuke - マナガツオ。西京味噌を塗って軽く炙ります。香ばしさが際立ちます

    マナガツオ。西京味噌を塗って軽く炙ります。香ばしさが際立ちます

  • Sushi Shunsuke - 鰯の酢洗い。旬の魚はウンマイ

    鰯の酢洗い。旬の魚はウンマイ

  • Sushi Shunsuke - 美潮。高知の酒蔵です。初めてでした。うんまい

    美潮。高知の酒蔵です。初めてでした。うんまい

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝胡瓜のお稲荷と若鮎の有馬煮、蒸し鮑の三点盛り

    鮟肝胡瓜のお稲荷と若鮎の有馬煮、蒸し鮑の三点盛り

  • Sushi Shunsuke - 舞鶴産の蒸し鮑。歯茎を押し返す弾力というか、グムッ、というグリップ感が素晴らしい

    舞鶴産の蒸し鮑。歯茎を押し返す弾力というか、グムッ、というグリップ感が素晴らしい

  • Sushi Shunsuke - 若鮎の有馬煮。サイコー

    若鮎の有馬煮。サイコー

  • Sushi Shunsuke - 宮城産の鮟肝と胡瓜をお稲荷さんで包みます

    宮城産の鮟肝と胡瓜をお稲荷さんで包みます

  • Sushi Shunsuke - 山葵を乗っけました。お稲荷の甘煮と鮟肝の脂、胡瓜の瑞々しさが高い次元でがっちりと握手

    山葵を乗っけました。お稲荷の甘煮と鮟肝の脂、胡瓜の瑞々しさが高い次元でがっちりと握手

  • Sushi Shunsuke - 高知の銘酒

    高知の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 千葉は竹岡の太刀魚の塩焼き。ほど良い油

    千葉は竹岡の太刀魚の塩焼き。ほど良い油

  • Sushi Shunsuke - 山形は酒田の銘酒

    山形は酒田の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 手になじむサイズ

    手になじむサイズ

  • Sushi Shunsuke - 白いか。開いて三枚に水平切り。真ん中の最も柔らかい部位を握ります。超絶、アンまい

    白いか。開いて三枚に水平切り。真ん中の最も柔らかい部位を握ります。超絶、アンまい

  • Sushi Shunsuke - 愛媛の梅錦酒造

    愛媛の梅錦酒造

  • Sushi Shunsuke - エボ鯛の昆布締め

    エボ鯛の昆布締め

  • Sushi Shunsuke - 浜田さんの鯵

    浜田さんの鯵

  • Sushi Shunsuke - 境港の腹シモの中トロ

    境港の腹シモの中トロ

  • Sushi Shunsuke - 滋賀県の銘酒

    滋賀県の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 腹シモの中トロ。シャリの温度を上げて脂を溶かします

    腹シモの中トロ。シャリの温度を上げて脂を溶かします

  • Sushi Shunsuke - 佐賀産の小肌。赤酢は強めの浅漬け

    佐賀産の小肌。赤酢は強めの浅漬け

  • Sushi Shunsuke - 喉黒。藁で炙ります。薫香と赤酢のコラボレーション

    喉黒。藁で炙ります。薫香と赤酢のコラボレーション

  • Sushi Shunsuke - 口直しの若芽の梅酢和え

    口直しの若芽の梅酢和え

  • Sushi Shunsuke - 絵になる男

    絵になる男

  • Sushi Shunsuke - 嬉野の銘酒

    嬉野の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 知多半島産の車海老。デカいサイズ

    知多半島産の車海老。デカいサイズ

  • Sushi Shunsuke - バフンウニの手巻き

    バフンウニの手巻き

  • Sushi Shunsuke - 対馬の穴子

    対馬の穴子

  • Sushi Shunsuke - 玉子焼き

    玉子焼き

  • Sushi Shunsuke - 小デブの予約をなんとか土曜日に入れようと悩んでいただきます

    小デブの予約をなんとか土曜日に入れようと悩んでいただきます

  • Sushi Shunsuke - 看板

    看板

2020/03Visitation4th

4.7

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.5
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks4.5
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に若鷹を見た!の巻

土曜日の夜です。

今夜は阿佐ヶ谷でお鮨をいただきます。

四回目の訪問となるこちらは、高岡氏があずかる珠玉の名店。

その高岡氏、過去のレビューで、好漢、快男児、若獅子、なんて勝手に表現してまいりましたが、心底、惚れてしまうような良いオトコ。

六時に地下に案内されます。

『こんちには。お元気そうで。いつもの所にお座りください』と高岡氏が眼を見て呟きます。

右手には春を告げる生け花が、しっとりとした上質な空間を演出しております。

『梅っ?』と半可通の小デブが問いかけます。

『いえっ、桜とトルコキキョウになります』と、蕾に優しく触れながら呟く好漢。

奥様の手によるものでしょうか?
いやいや、もし高岡氏の手となれば、もう、どんだけぇ〜!

花や鳥の名前をサラっと言える大人はカッコ良い。
ましてや生け花にも造詣が深いとなると、とても小デブの短い物差しでは測りきれない魅力に溢れます。

コロナの影響もなんのその。十二席すべてが埋まりました。快男児と同世代の方が多いように見受けます。いつになく賑やかな空気の中、ひとり静かに美味い肴と銘酒を楽しみます。

そしてご馳走さまでした。

いただいたものは以下の通りです。
コメントは写真とともにどうぞ。


<つまみ>
いずれの皿も繊細で薄目の味付け。素材の地味を活かしきります。それが高岡氏の流儀。
殊の外、口に合います。

●白子の茶碗蒸し
●鱒:漬け
●真鯛
●水蛸:酢橘で味付け
●煮蛸:太い。大根の香りを感じます
●蛍烏賊
●蒸し牡蠣
●皮剥
●平貝
●絹もずく酢:能登
●鮟肝と蒸し鮑
●喉黒の炙り

<握り>
ネタにより、赤酢の強弱と温度を徹底管理したシャリを駆使します。

●墨烏賊
●赤甘鯛の昆布〆
●細魚
●中トロ
●小肌
●金目鯛:皮目を藁で燻し、香りが違う
●鯖
●車海老:天本置きで遊ぶ
●馬糞ウニ手巻き
●穴子
●玉子

<お酒>
・生ビール:小グラス
・みむろ杉:無濾過生酒、桜井
・鳳凰美田:純米大吟醸、小山
・壱・生酛純米、灘
・十四代:角新本丸、生酒、村山
・石鎚:純米吟醸、西条
・初亀:純米吟醸、藤枝
・東洋美人:おりがらみ、萩
・たかちよ:純米大吟醸、南魚沼
日本酒はグラス100mlなので四合強といったところ

  • Sushi Shunsuke - 八幡浜産。寝かした甘鯛を八時間ほど真昆布に包みます、劇的にウンマイ!

    八幡浜産。寝かした甘鯛を八時間ほど真昆布に包みます、劇的にウンマイ!

  • Sushi Shunsuke - 閂の細魚。塩〆も酢〆も無し。何も足さない、何も引かない。細魚の青魚の地味が爆発しました

    閂の細魚。塩〆も酢〆も無し。何も足さない、何も引かない。細魚の青魚の地味が爆発しました

  • Sushi Shunsuke - 惚れちゃいました

    惚れちゃいました

  • Sushi Shunsuke - 金目鯛。皮目を藁で燻します。香りが最高

    金目鯛。皮目を藁で燻します。香りが最高

  • Sushi Shunsuke - 静謐で小粋

    静謐で小粋

  • Sushi Shunsuke - 鱒の漬け。青森産。八甲田を流れる川で捕まっちゃったのかな? 漬け込みは八時間ほど。身の繊維は柔らかく舌の上で溶けますが、その奥に鱒本来の地味と一緒に漬けた桜のほのかな香りが残ります

    鱒の漬け。青森産。八甲田を流れる川で捕まっちゃったのかな? 漬け込みは八時間ほど。身の繊維は柔らかく舌の上で溶けますが、その奥に鱒本来の地味と一緒に漬けた桜のほのかな香りが残ります

  • Sushi Shunsuke - 長崎の喉黒の炙り。太平洋側と異なり、身の繊維一本一本にまで脂が染み込んでおります

    長崎の喉黒の炙り。太平洋側と異なり、身の繊維一本一本にまで脂が染み込んでおります

  • Sushi Shunsuke - 最初の器は胃を温める仕掛けかな?

    最初の器は胃を温める仕掛けかな?

  • Sushi Shunsuke - 白子の摺流しでした。肌理細かく裏ごしし、鰹出汁に合わせます。もう悶絶

    白子の摺流しでした。肌理細かく裏ごしし、鰹出汁に合わせます。もう悶絶

  • Sushi Shunsuke - 真鯛。甘い。塩でいただきます

    真鯛。甘い。塩でいただきます

  • Sushi Shunsuke - 滑川産の蛍烏賊。酸味が尖っておりません。これはウンマイ

    滑川産の蛍烏賊。酸味が尖っておりません。これはウンマイ

  • Sushi Shunsuke - 大船渡の蒸し牡蠣。噛めば噛むほど牡蠣本来の地味が迸ります。キレの良い旨味に悶絶

    大船渡の蒸し牡蠣。噛めば噛むほど牡蠣本来の地味が迸ります。キレの良い旨味に悶絶

  • Sushi Shunsuke - 取り出したのは220kgの勝浦の本鮪。腹シモです

    取り出したのは220kgの勝浦の本鮪。腹シモです

  • Sushi Shunsuke - 皮剥です。肝を中に挟んで、酸味を添加した肝ソースを纏わせます。これもウンマイ

    皮剥です。肝を中に挟んで、酸味を添加した肝ソースを纏わせます。これもウンマイ

  • Sushi Shunsuke - 愛知の平貝の磯辺巻き。平貝は味噌漬け。お酒に合います

    愛知の平貝の磯辺巻き。平貝は味噌漬け。お酒に合います

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝を斬りつけます。確か宮城産。脂が落ち始めですが、まだまだいけるかな

    鮟肝を斬りつけます。確か宮城産。脂が落ち始めですが、まだまだいけるかな

  • Sushi Shunsuke - 奥の淡紅藤色の暖簾が粋

    奥の淡紅藤色の暖簾が粋

  • Sushi Shunsuke - 能登半島の絹もずく酢。その名の通り、絹のように細い

    能登半島の絹もずく酢。その名の通り、絹のように細い

  • Sushi Shunsuke - 青森の鮑の酒蒸し。何も付けずにいただきます。鮑の地味と滋味が舌を愛でます

    青森の鮑の酒蒸し。何も付けずにいただきます。鮑の地味と滋味が舌を愛でます

  • Sushi Shunsuke - 宮城産の鮟肝。そろそろ終わりの頃でしょうか、最盛期より体脂肪率は改善されたようです、アハッ

    宮城産の鮟肝。そろそろ終わりの頃でしょうか、最盛期より体脂肪率は改善されたようです、アハッ

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝には山葵っしょ

    鮟肝には山葵っしょ

  • Sushi Shunsuke - 中トロが勢揃い。柵から斬りつける際に『もうヤンバイっす、刃に吸い付きます』と笑顔の高岡氏

    中トロが勢揃い。柵から斬りつける際に『もうヤンバイっす、刃に吸い付きます』と笑顔の高岡氏

  • Sushi Shunsuke - 墨烏賊

    墨烏賊

  • Sushi Shunsuke - 勝浦の中トロ

    勝浦の中トロ

  • Sushi Shunsuke - 天草の小肌

    天草の小肌

  • Sushi Shunsuke - 鯖巻きって呼んで良いのかな、アハッ

    鯖巻きって呼んで良いのかな、アハッ

  • Sushi Shunsuke - 車海老。天本置きで遊びます

    車海老。天本置きで遊びます

  • Sushi Shunsuke - 釧路?の馬糞ウニ

    釧路?の馬糞ウニ

  • Sushi Shunsuke - 南魚沼の銘酒

    南魚沼の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 穴子。お腹部分。フワフワ

    穴子。お腹部分。フワフワ

  • Sushi Shunsuke - 芝海老とトロロ芋の玉子焼き

    芝海老とトロロ芋の玉子焼き

  • Sushi Shunsuke - 最初はプレモルでしょ

    最初はプレモルでしょ

  • Sushi Shunsuke - 村山の銘酒

    村山の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 栃木の銘酒

    栃木の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 萩の銘酒

    萩の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 藤枝の銘酒

    藤枝の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 灘の銘酒

    灘の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 愛媛県の西条の銘酒

    愛媛県の西条の銘酒

2019/12Visitation3th

4.7

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.5
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks4.5
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に若獅子を見た!の巻

土曜日の夜です。

阿佐ヶ谷です。

凡そ二ヶ月ぶりの訪問。
今夜も高岡氏の正面で至極の時間を過ごせました。

季節もようやく冬らしくなり、魚も健全な脂を纏い始めます。取り分け、真鯛、寒ブリ、鮪の剥がし、真鯖は悶絶ものでした。

惣邑の口開け三銘柄もいただき、ちょうど良いほろ酔い気分。中野まで線路沿いを夜のお散歩と洒落込み、小さな幸せを噛みしめます。

そしてご馳走さまでした。

いただいたものは以下の通りです。


<つまみ>

強い味付けは施さない流儀。素材の持ち味を素直に丁寧に活かしきります。香箱蟹など、三杯酢で和えたいところですが、敢えてそのまま。蟹本来の旨味を愉しませます。
コメントは写真とともにどうぞ。
特に口に合ったものには★印をつけました。

●真鱈の白子の摺流し
●★真鯛:鹿島灘産
●★寒ブリ:佐渡島産
●★水蛸の桜煮
●★水蛸
●牡蠣:酒蒸し
●★スルメイカの塩辛:八戸産
●★香箱蟹
●★北寄貝:長万部産
●★鮟肝:余市産
●★蒸し鮑:宮城産
●鰆:西京焼き

<握り>

シャリは人肌より温かめでした。

●★墨烏賊:竹岡産
●★皮剥:和歌山産
●★甘鯛:真昆布〆
●★赤身:大間産
●★剥がし:大間産
●★小肌:天草産
●★真鯖:松輪産
●車海老:
●馬糞ウニ:手巻き
●★穴子:対馬
●干瓢巻き

<お酒>

・生ビール:プレモル
・惣邑:純米吟醸、酒未来、山形
・惣邑:純米吟醸、出羽燦燦、山形
・惣邑:純米大吟醸、雪女神、山形、34本限定瓶詰め
・石鎚:純米吟醸、愛媛県西条
・十四代:本丸、
・梅錦 山川流:純米、愛媛
・大信州:純米吟醸、松本
・黒龍:特吟、福井
日本酒は凡そ五合

  • Sushi Shunsuke - 先ずはプレモルで喉を洗います

    先ずはプレモルで喉を洗います

  • Sushi Shunsuke - 最初の器はなんでしょう?

    最初の器はなんでしょう?

  • Sushi Shunsuke - 真鱈の白子の摺流しでした。このコクがたまりません

    真鱈の白子の摺流しでした。このコクがたまりません

  • Sushi Shunsuke - 山葵を乗せて味変

    山葵を乗せて味変

  • Sushi Shunsuke - 惣邑の口開け。酒米は酒未来

    惣邑の口開け。酒米は酒未来

  • Sushi Shunsuke - 真鯛の腹側。シットリとした味わい。健全な脂を纏っているからですね。目の前で斬り付けるさまを眺めますが、包丁に吸い付くような肌合いにうっとりします

    真鯛の腹側。シットリとした味わい。健全な脂を纏っているからですね。目の前で斬り付けるさまを眺めますが、包丁に吸い付くような肌合いにうっとりします

  • Sushi Shunsuke - 寒ブリ。佐渡島まで降りてきました。今年の鰤は素晴らしい

    寒ブリ。佐渡島まで降りてきました。今年の鰤は素晴らしい

  • Sushi Shunsuke - 水蛸の桜煮。奥歯で噛み締めると、蛸の地味が迸ります。ただ単に甘いだけではなく、この地味を失わない仕込みに感動しました

    水蛸の桜煮。奥歯で噛み締めると、蛸の地味が迸ります。ただ単に甘いだけではなく、この地味を失わない仕込みに感動しました

  • Sushi Shunsuke - 水蛸。塩と酢橘?ですでに味付けされています。ウンマイ!

    水蛸。塩と酢橘?ですでに味付けされています。ウンマイ!

  • Sushi Shunsuke - 牡蠣の酒蒸し。デカイ。産地は聞き忘れましたが、おそらく仙鳳趾では?

    牡蠣の酒蒸し。デカイ。産地は聞き忘れましたが、おそらく仙鳳趾では?

  • Sushi Shunsuke - 別誂。たった34本の瓶詰め。取り扱いはなんばさんと都内の卸屋さんの二店舗のみだそうです

    別誂。たった34本の瓶詰め。取り扱いはなんばさんと都内の卸屋さんの二店舗のみだそうです

  • Sushi Shunsuke - 八戸産のスルメイカの自家製塩辛。一夜干しして余分な水分を抜き、ゴロ(内臓)と塩のみで味付け。この季節だけの贈り物

    八戸産のスルメイカの自家製塩辛。一夜干しして余分な水分を抜き、ゴロ(内臓)と塩のみで味付け。この季節だけの贈り物

  • Sushi Shunsuke - 脂の煌きが見えるでしょうか?ゴロから滲み出た脂です。このお皿を舐めたい

    脂の煌きが見えるでしょうか?ゴロから滲み出た脂です。このお皿を舐めたい

  • Sushi Shunsuke - 香箱蟹。余計な味付けはなく、蟹本来の地味を愉しませます。お酒が止まりません

    香箱蟹。余計な味付けはなく、蟹本来の地味を愉しませます。お酒が止まりません

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝をさばく高岡氏

    鮟肝をさばく高岡氏

  • Sushi Shunsuke - 酒米は雪女神。こいつは最高!

    酒米は雪女神。こいつは最高!

  • Sushi Shunsuke - 北寄貝。敢えて裏側の内臓を残しますので、軽く炙って仕上げます。シャリシャリ、シコシコした歯触りに悶絶

    北寄貝。敢えて裏側の内臓を残しますので、軽く炙って仕上げます。シャリシャリ、シコシコした歯触りに悶絶

  • Sushi Shunsuke - 蒸し鮑です。殻についた根元の部分を厚切りしていただきました。味が濃ゆい!

    蒸し鮑です。殻についた根元の部分を厚切りしていただきました。味が濃ゆい!

  • Sushi Shunsuke - 余市の鮟鱇の肝。素材の持ち味を活かした薄味仕立て。舌の上でゆるく溶け始めます

    余市の鮟鱇の肝。素材の持ち味を活かした薄味仕立て。舌の上でゆるく溶け始めます

  • Sushi Shunsuke - 鰆の西京焼き

    鰆の西京焼き

  • Sushi Shunsuke - 愛媛の銘酒

    愛媛の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 千葉の竹岡産の墨烏賊

    千葉の竹岡産の墨烏賊

  • Sushi Shunsuke - 山形の銘酒

    山形の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 皮剥。内側に生の肝を忍ばせます。アサツキの香りと渾然一体の美味さ

    皮剥。内側に生の肝を忍ばせます。アサツキの香りと渾然一体の美味さ

  • Sushi Shunsuke - 甘鯛の真昆布〆。昆布の旨味が上顎から降りてきます。もう悶絶

    甘鯛の真昆布〆。昆布の旨味が上顎から降りてきます。もう悶絶

  • Sushi Shunsuke - 赤身と剥がしの勢揃い

    赤身と剥がしの勢揃い

  • Sushi Shunsuke - 愛媛の銘酒、梅錦

    愛媛の銘酒、梅錦

  • Sushi Shunsuke - 樋長さんから仕入れた大間の腹中の赤身。シットリとネットリが頂点の味わい。酸味と甘味のバランスも抜群。

    樋長さんから仕入れた大間の腹中の赤身。シットリとネットリが頂点の味わい。酸味と甘味のバランスも抜群。

  • Sushi Shunsuke - 腹シモに近い部分。筋が多いので、スプーンで身を剥がしとります

    腹シモに近い部分。筋が多いので、スプーンで身を剥がしとります

  • Sushi Shunsuke - 天草の小肌。三日目なのに塩と酢が入り過ぎておらず、ジューシーな味わい

    天草の小肌。三日目なのに塩と酢が入り過ぎておらず、ジューシーな味わい

  • Sushi Shunsuke - 長野の銘酒

    長野の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 松輪の真鯖。旨味の詰まった健全な脂。鯖は偉い!

    松輪の真鯖。旨味の詰まった健全な脂。鯖は偉い!

  • Sushi Shunsuke - 真鯖の紋様。綺麗ですね

    真鯖の紋様。綺麗ですね

  • Sushi Shunsuke - この真鯖は最高でした

    この真鯖は最高でした

  • Sushi Shunsuke - 車海老が勢揃い

    車海老が勢揃い

  • Sushi Shunsuke - 車海老は軽くボイルした方が甘味も際立ち、ウンマイ

    車海老は軽くボイルした方が甘味も際立ち、ウンマイ

  • Sushi Shunsuke - 見えにくいけど、馬糞ウニの手巻きです

    見えにくいけど、馬糞ウニの手巻きです

  • Sushi Shunsuke - 福井の銘酒

    福井の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 対馬の穴子。お腹部分です

    対馬の穴子。お腹部分です

  • Sushi Shunsuke - 山葵タップリで所望した干瓢巻き

    山葵タップリで所望した干瓢巻き

2019/10Visitation2th

4.7

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.5
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks4.5
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に快男児を見た!の巻

月曜日の夜です。

阿佐ヶ谷です。

予約時間の十分前に到着したところ、既に五~六名の方が外で開店をお待ちのようです。

六時丁度にお弟子さんが木戸を開け、おもむろに皆さん、地下への階段を降り始めます。ほどなくすべての席が埋まり、私を入れて十三名。

高岡氏の正面に案内されます。

『お久しぶりです。二か月ぶりでしょうか?』と、ラッコの小さな眼をしかと見つめて呟きます。

『そうですね、八月でしたから...』と、両頬のえくぼをガン見しながら、話をつなぐラッコ。

良い男だなぁ、まさに快男児。

初回の時からそうでした。

ビジネスでチームを組むなら、若頭として絶対必要なタイプ。ラッコも三十代の頃、諸先輩からそう思われていたのかなぁ? そうあって欲しいなぁ、と生ビールのグラスに唇を近づけます。

『今日はお酒はいかがいたしましょう?』と高岡氏

『三合で打ち止めしたいと考えているのですが』と呟くラッコ

『100から110程度入っておりますので、五銘柄を目安にしましょうか?』と適切なご提案

心地良いなぁ。
わずか二回目の訪問なのに、既に昔ながらのご常連様になったような心持ち。

ラッコのセクハラギリギリの際どい表現にも、爽やかな笑顔を作りながら『大丈夫ですよ。私も好きですから』なんて、きっと波長が合うんですね。

この出会い、前回お連れしてくださったフォロワー様に感謝です。

いただいたものは以下の通り。
次回の予約をお願いし、九時前にお店を後にします。

そしてご馳走様でした。


<つまみ>
●茶碗蒸し:
生海苔をトッピング。四万十川産です。香りが抜群。ラッコはお店で見かければ必ず購入し、小海老などと生海苔パスタに仕上げます

●真鯛:
薬味は塩。板前の正面なので、冊を斬りつける所作をガン見します。包丁はその形から佐賀の二葉商会(先日のNHKプロフェッショナルにも登場されておりました)製かと想像しましたが、高岡氏に拠れば『業者の方にお持ちいただいた中から選んだので、二葉さんのことは存じ上げないんです』とのこと。ただ、その後で『斬れ味は抜群ですね』とニヤリ。奥様方はこの笑顔に胸キュン間違いなし。オトコもだけど...

●シマアジ:
天然。煮切り醤油と山葵でいただきます。これは抜群。脂は乗っているけど、決してくどくありません。流石、海のスプリンター。健全な脂に悶絶します

●真蛸:
桜煮だと思われます。太い部位をいただきましたが、硬さと柔らかさがちょうど良い塩梅。肉繊維が壊れていないので、叩いているわけでは無さそう。煮る温度帯と時間に秘訣ありと見ました

●バイ貝:
酒蒸し。ネットリとした肝が美味い。煮汁は出汁と日本酒と味醂かな。やや強めの甘味がバイ貝の持ち味を引き出しているように感じます

●北寄貝:
肉厚の極上品。根元の内臓部位は軽く炙って提供。裏のモフモフが生きています。甘い。鮮度抜群。柱と紐は供されなかったけど、恐らくまかないで皆様の胃の中に消えたのでしょう

●煮鮑:
何もつけずにそのままいただきます。鮑の滋味が舌の上に迸ります。フリンジ部分を器に戻されていたのですが、ラッコの圧に耐えかねたのか、二つに切り分けてトッピングしていただきました

●鮟肝:
常磐や北海道ではなく、こちらでは宮城産をお使いとのこと。安定して上物が入荷するというのがその理由のようです。味付けは敢えての薄目。鮟肝の脂肪のコクをより堪能させる狙いでしょうか

●鯵のなめろう:
酒に合う。鮟肝や煮鮑と同様、お酒との相性を考えて薄めの味付け。口に合います

●黒ムツの塩焼き:
旬の白身。ムツより高価で希少な高級魚。見た目はグロいけど、鯛や平目にも負けない上質な味わいでした

●タチの塩焼き:
いわゆる真鱈の白子。北海道産。いよいよ冬の魚の季節が到来しました

<握り>

ネタによって白シャリと赤シャリを使い分けます。

●墨烏賊:
旬物です。柔らかい。歯茎で噛み切れそう

●甘鯛:昆布〆
日本海の萩産。この控え目な旨味は真昆布に違いない。『その通りです』と高岡氏。羅臼のように強すぎると魚の味が失われるし、日高だと弱すぎるので(ラッコの勝手な経験上の推測です)

●赤身:
●中トロ:腹シモ
樋長さんから仕入れた塩釜の旋網。192kgの大物。ちょうど捌かれる日にあたり、七~八キロの塊を拝見します。腹カミか腹ナカと思いましたが、なんと腹シモとのこと。巨体なので、ほとんど寸胴鮪なんでしょうか?
明らかに上物です。赤身部位はルビーの輝き。大トロ部位は煌く桜色。溜息しかありません。斬りつけながら、高岡氏の頬が緩みます。
『吸い付いてきますね。もう刃をいれた途端、ビビッと掌に何とも言えない、他では感じられない肌合いが伝わります』とのこと。室温に馴染んできたせいか、お皿の上の赤身と中トロの表面に、ジンワリと健全な脂が浮きはじめます。まるで鮪神に射す後光か。味わいは酸味と旨味のバランスが良く、まさに絶品。今夜は大当たりでした。勿論、最後に追加します

●小肌:
天草産。三日目でしたでしょうか。その割には酢が入り過ぎず、滑らかな食感を堪能しました

●新イクラ:手巻き:
手でほぐし、熱湯に15秒ほど晒して生臭さを処理。卵の黄身だけいただいているかのようなネットリとした甘味。海苔は江戸前、船橋の丸友。しっかりと褌をつけ、イクラが零れ落ちないように仕立てます。丁寧な仕事にほれぼれします

●〆鯖:
真鯖です。芽ネギ、胡麻、大葉で和えた赤酢のシャリを挟みます。ただただ悶絶

●車海老:
愛知産。天然なのでサイズがばらつきますが。お客の食の進み具合を見計らい、年齢なども見極めたうえで、選別されておりました。ラッコは勿論、その中でも特大サイズ。
甘い。エビはボイルに限る。赤と白の縞々が、まさにブロッサムジャパン。感動を有難う。南アは強かった

●馬糞ウニ:
刷毛で塗った煮切り醤油が煌きます。間違いのない浜中産

●穴子:
対馬産。舌の上で淡雪のように溶けてなくなります。文句なしにウンマイ

●玉子:
中は半レア、もはやケーキ

--------------- 追加 ---------------

●中トロ鉄火:手巻き
酸味と旨味が高い頂点で調和している今夜の鮪を食し、追加しない手は有りません。中トロの手巻を所望します。冊取りしたばかりの長方形の板から、皮に隣接した部位、いわゆる皮岸を長手方向に切りつけていただきます。これだけ上質の鮪であれば、ネギや沢庵などの薬味はノイズにしかなりません。うんまい。大満足の〆となりました


<お酒>
●生ビール:中グラス
●惣邑:純米吟醸、酒未来、山形
●十四代:純米大吟醸、極上、山形
●醸し人九平次:純米大吟醸、愛知
●美丈夫:純米超辛口、高知
●みむろ杉:純米大吟醸、奈良
●十四代:秘伝玉返し、山形
●安芸虎:純米吟醸、ひやおろし、高知
五種類の予定が結局七種類をいただきます。
100ml換算として計約四合

隣の妙齢の女子四人には東洋美人を供されます。
ニクいなぁ!

  • Sushi Shunsuke - 最初は生ビール

    最初は生ビール

  • Sushi Shunsuke - これは何でしょう?

    これは何でしょう?

  • Sushi Shunsuke - 生海苔の茶碗蒸しでした

    生海苔の茶碗蒸しでした

  • Sushi Shunsuke - 真鯛を斬りつける高岡氏

    真鯛を斬りつける高岡氏

  • Sushi Shunsuke - 真鯛です

    真鯛です

  • Sushi Shunsuke - シマアジです。勿論、天ねん

    シマアジです。勿論、天ねん

  • Sushi Shunsuke - 真蛸の桜煮

    真蛸の桜煮

  • Sushi Shunsuke - 日本酒に切り替えます。山形の銘酒。十四代の酒未来を使用しています

    日本酒に切り替えます。山形の銘酒。十四代の酒未来を使用しています

  • Sushi Shunsuke - バイ貝の酒蒸し

    バイ貝の酒蒸し

  • Sushi Shunsuke - 北寄貝

    北寄貝

  • Sushi Shunsuke - 北寄貝の根元。軽く内側の内臓部位を炙ります

    北寄貝の根元。軽く内側の内臓部位を炙ります

  • Sushi Shunsuke -
  • Sushi Shunsuke - 鮟肝の揃い踏み

    鮟肝の揃い踏み

  • Sushi Shunsuke - 鮑の酒蒸し、紐乗せ

    鮑の酒蒸し、紐乗せ

  • Sushi Shunsuke - 鮟肝、宮城産

    鮟肝、宮城産

  • Sushi Shunsuke -
  • Sushi Shunsuke - 樋長さんからの腹シモ

    樋長さんからの腹シモ

  • Sushi Shunsuke - 鯵のなめろう

    鯵のなめろう

  • Sushi Shunsuke - クロムツの塩焼き

    クロムツの塩焼き

  • Sushi Shunsuke - 愛知の銘酒

    愛知の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 赤身と中トロの揃い踏み

    赤身と中トロの揃い踏み

  • Sushi Shunsuke - 生姜

    生姜

  • Sushi Shunsuke - 墨烏賊と甘鯛の昆布〆

    墨烏賊と甘鯛の昆布〆

  • Sushi Shunsuke - 墨烏賊

    墨烏賊

  • Sushi Shunsuke - 高知の銘酒

    高知の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 甘鯛の昆布〆

    甘鯛の昆布〆

  • Sushi Shunsuke - 赤身

    赤身

  • Sushi Shunsuke - 中トロ

    中トロ

  • Sushi Shunsuke - 奈良の銘酒

    奈良の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 小肌

    小肌

  • Sushi Shunsuke - 新イクラの手巻

    新イクラの手巻

  • Sushi Shunsuke - 真鯖

    真鯖

  • Sushi Shunsuke - 山形の銘酒

    山形の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 天然車海老

    天然車海老

  • Sushi Shunsuke - 天然車海老、内側に尻尾が忍びます

    天然車海老、内側に尻尾が忍びます

  • Sushi Shunsuke - タチ。真鱈の白子

    タチ。真鱈の白子

  • Sushi Shunsuke - 高知のひやおろし。口開け

    高知のひやおろし。口開け

  • Sushi Shunsuke - バフンウニ

    バフンウニ

  • Sushi Shunsuke - 穴子の集団

    穴子の集団

  • Sushi Shunsuke - 対馬の穴子

    対馬の穴子

  • Sushi Shunsuke - スフレ状の卵

    スフレ状の卵

  • Sushi Shunsuke - 追加の中トロ手巻き。冊の皮岸部位を斬りつけていただきます

    追加の中トロ手巻き。冊の皮岸部位を斬りつけていただきます

  • Sushi Shunsuke - 皮岸の手巻

    皮岸の手巻

  • Sushi Shunsuke - ラッコが手巻きの写真を撮っていると、隣の女子に無理やり写真を撮られました。私の手をつかんでいるのが女子です。さすが帰国子女? 大胆です。参りましたら

    ラッコが手巻きの写真を撮っていると、隣の女子に無理やり写真を撮られました。私の手をつかんでいるのが女子です。さすが帰国子女? 大胆です。参りましたら

2019/08Visitation1th

4.7

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.5
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks4.5
JPY 20,000~JPY 29,999per head

阿佐ヶ谷の地下に好漢を見た!の巻

金曜日の夜です。

阿佐ヶ谷です。

予約困難店の二回転目、九時スタートの会にお誘いいただきました。

およそ二時間半のコースとのことなので、日付が変わる寸前まで食べて呑み続けることに。

う~む。五十を過ぎた身には少々辛い仕打ちかも。
それに終電には明らかに間に合わないし・・・

しばし頭を冷やして考えますが、悩むまでもなく答えは決まっております。日々の飽食を戒めようと努力する自分へのポーズに過ぎません。

言い訳を考え始めます。

『だってさ、このチャンスを逃しちゃうとさ、これから下り坂を迎え、日々老いていくだけの時間、おそらく二度と暖簾に手をかけることなんて出来ないかもよぉ〜!』

右脳に潜む悪魔のラッコが囁きます。

『う〜ん、もうっ。飲み過ぎはダメですからね!』と、常に寄り切られる左脳に潜む天使のラッコ。

まぁ素直に考えれば、新宿の岩瀬さんでは毎回六時から十一時まで五時間食べて呑み続けているわけですから、身も蓋もありません。

良い子になろうとしても土台無理な話。

速攻でオッケーとの返事をお返しし、それからの三ヶ月間というもの、様々なレビューに目を通して用意は万端。

歌舞伎町で映画を見て時間を調整し、十分前にお店の前に到着。引き戸を開けて階段を降りた地下一階が店舗のようです。

通り沿いには既に他のお客様が待機中。
八時半に第一部が終了し、用意が整い次第、入店する仕組みのようです。

ちなみに、脇の別の入口は”離れ”に通じる階段。
お忍びのVIP用かと思いきや、旧店舗の荻窪時代から通われる古いご常連様のための特別なスペース。

人気が沸騰すると、古いお馴染みさんが通いにくくなるのが世の常。これなら馴染み客も一見客もお店も、み〜んなwin-winの関係。有難い仕組みですね。

程なく、ご相伴させていただく方達もご来店。
お弟子さんからの声もかかり、天国への階段をくだります。

店内は正三角形の造り。
両方の短辺に六名づつ、計十二名のカウンター。

ラッコたちはちょうどその頂点に案内されます。
互いが軽く首を傾けるだけで視線が交錯し、話しやすさもひとしお。私たちが三名なので、おそらくそれを意図されたのでしょう。

親方は齢三十一の好漢。典型的な快男児。
英雄、英傑のオーラを感じ取ります。

こちらのお店にカップルで来店するのはお勧めいたしません。

なぜって、ひとたびカウンターに座ろうものなら、女子の目には一瞬にしてハートマークが点火。男子はただのお財布係になってしまいます。

『サウナ、好きですよ!』なんて、ラッコのジャブも軽く受け止め、なんてこったい、オヤジも惚れちまうじゃないですか。

決めた。
通う。
ぜったい通い続ける。

親方の、壮年、熟年、老練、枯淡にいたる一本道を、手を取りながら(冗談です)ともに歩みたい、見届けたい。

あ~って、ホントに困った。
通うべきお店がまた一つ増えてしまいました。

いただいたものは以下の通り。

お皿のコメントは写真とともにどうぞ。
基本はコースですが、追加ももちろん可能。

そしてご馳走さまでした。


<つまみ>

どのお皿も素材の持ち味を最大限に引き出した薄目の調味。取り分け真蛸の桜煮は悶絶品でした。甘過ぎず、蛸の地味が噛めば噛むほど迸ります。炊き時間と温度帯が決め手なのかなぁ。
『親方から教えられた通りに仕込んでおります』と高岡氏。カウンターでその技をお聞きした私が迂闊なお調子者でした。

●茶碗蒸し:生海苔
●真鯛
●間八
●真蛸:桜煮
●バイ貝:酒蒸し
●白海老:昆布〆
●もずく酢
●梭子魚:炙り
●鮑:メガイの酒蒸し
●鰯:酢洗い
●太刀魚:炙り

<握り>
肴によって白シャリと赤シャリを使い分けされます。
とりわけ中トロの赤シャリは人肌以上の温度。脂が解け始めるポイントを狙います。築地の佐竹より熱いかもしれません。
十四代の銘酒に朦朧とし、更にお誘いいただいた方との会話に集中するあまり、曖昧な記憶のものが幾つかあります。間違っていたら御免なさい。

●喉黒:炙り、赤シャリ
●石垣貝
●白イカ
●春子鯛
●新子
●中トロ
●鯵
●白身:悶絶して記憶がすっとんでしまいました
●バフンウニ
●新イクラ?
●穴子
●玉子

こっこでコースは終了。
終電を逃したので、悩まず追加します。

●干瓢巻き
●小肌

<お酒>

●生ビール:プレモル
●磯自慢:純米吟醸、焼津
●菊の司:平井六右衛門、純米吟醸、心星、盛岡
●十四代:中取り純米吟醸、播州愛山、山形
●十四代:七垂二十貫、純米大吟醸、愛山、山形
●十四代:極上純米大吟醸、山形
●たかちよ:純米大吟醸、魚沼
各七匁として五合弱

  • Sushi Shunsuke - 入口。引き戸を開けないと看板が見えません

    入口。引き戸を開けないと看板が見えません

  • Sushi Shunsuke - 最初はプレモルで乾杯

    最初はプレモルで乾杯

  • Sushi Shunsuke - 塩を山葵をお好みで

    塩を山葵をお好みで

  • Sushi Shunsuke - 中身はなんでしょう

    中身はなんでしょう

  • Sushi Shunsuke - 蓋を開けると潮の香りが充満。ラッコの鼻腔をヒクヒクと振動します

    蓋を開けると潮の香りが充満。ラッコの鼻腔をヒクヒクと振動します

  • Sushi Shunsuke - 最初の突き出しの茶碗蒸し。表面を生海苔が覆いつくします。胃に優しい。プロローグとしては完璧

    最初の突き出しの茶碗蒸し。表面を生海苔が覆いつくします。胃に優しい。プロローグとしては完璧

  • Sushi Shunsuke - 真鯛、確か明石産だったかなぁ? 記憶が曖昧です

    真鯛、確か明石産だったかなぁ? 記憶が曖昧です

  • Sushi Shunsuke - 天然間八。筋肉質だけど健全な脂に舌がしびれます

    天然間八。筋肉質だけど健全な脂に舌がしびれます

  • Sushi Shunsuke - 真蛸の桜煮。目が覚めました。甘みは控え目。真蛸の旨味が半端ない

    真蛸の桜煮。目が覚めました。甘みは控え目。真蛸の旨味が半端ない

  • Sushi Shunsuke - 焼津の銘酒

    焼津の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 半合用のグラスですが、ギリギリの注ぎなのでおよそ七匁くらいでしょうか?

    半合用のグラスですが、ギリギリの注ぎなのでおよそ七匁くらいでしょうか?

  • Sushi Shunsuke - バイ貝、日本海側の山口県産

    バイ貝、日本海側の山口県産

  • Sushi Shunsuke - 富山の白海老の昆布〆

    富山の白海老の昆布〆

  • Sushi Shunsuke - 口直しのモズク酢。つまみのリズムも完璧

    口直しのモズク酢。つまみのリズムも完璧

  • Sushi Shunsuke - 盛岡の銘酒

    盛岡の銘酒

  • Sushi Shunsuke - カマスの炙り、竹岡産。噛めばわかるカマスの滋味

    カマスの炙り、竹岡産。噛めばわかるカマスの滋味

  • Sushi Shunsuke - 伊豆産のメガイ鮑の酒蒸し、肝和えのせ

    伊豆産のメガイ鮑の酒蒸し、肝和えのせ

  • Sushi Shunsuke - 北海道産の鰯の酢洗い。口中を酢で洗い、握りへ移行します

    北海道産の鰯の酢洗い。口中を酢で洗い、握りへ移行します

  • Sushi Shunsuke - 十四代が勢ぞろい

    十四代が勢ぞろい

  • Sushi Shunsuke - 播州愛山です

    播州愛山です

  • Sushi Shunsuke - 石垣貝、宮城産、でかっい上物です

    石垣貝、宮城産、でかっい上物です

  • Sushi Shunsuke - 白イカ

    白イカ

  • Sushi Shunsuke - 呑む前にお値段をお聞きしました。半合で1,500円とのこと。お酒で儲ける気はさらさらないようです

    呑む前にお値段をお聞きしました。半合で1,500円とのこと。お酒で儲ける気はさらさらないようです

  • Sushi Shunsuke - 春子鯛。完璧な脱水に思わず脱帽

    春子鯛。完璧な脱水に思わず脱帽

  • Sushi Shunsuke - 新子の一枚付け、もちろん舞阪産。新子は二枚か一枚に勝るものはありません

    新子の一枚付け、もちろん舞阪産。新子は二枚か一枚に勝るものはありません

  • Sushi Shunsuke - 樋長さんから仕入れた塩竃の中トロ。赤シャリの温度は人肌以上

    樋長さんから仕入れた塩竃の中トロ。赤シャリの温度は人肌以上

  • Sushi Shunsuke - またまた十四代

    またまた十四代

  • Sushi Shunsuke - 鯵、出水産、薬味はアサツキのみ

    鯵、出水産、薬味はアサツキのみ

  • Sushi Shunsuke - ハタだっかなぁ?なんだか忘れちゃいました

    ハタだっかなぁ?なんだか忘れちゃいました

  • Sushi Shunsuke - 確か浜中産の馬糞だったような気が?

    確か浜中産の馬糞だったような気が?

  • Sushi Shunsuke - 新イクラ?

    新イクラ?

  • Sushi Shunsuke - 魚沼の銘酒

    魚沼の銘酒

  • Sushi Shunsuke - 穴子のお腹部位

    穴子のお腹部位

  • Sushi Shunsuke - 玉子

    玉子

  • Sushi Shunsuke - 干瓢巻き

    干瓢巻き

  • Sushi Shunsuke - 追加の小肌、天草産

    追加の小肌、天草産

Restaurant information

Details

Restaurant name
Sushi Shunsuke(Sushi Shunsuke)
Categories Sushi
Phone number (for reservation and inquiry)

03-3391-3118

Reservation Availability

Reservations available

【注意事項】キャンセルポリシー:前日100%、当日100%

月初にキャンセル分を受付。
HPの所からオンライン予約が出来るみたいですね。

Address

東京都杉並区阿佐谷南3-44-4 B1F

Transportation

2-3 minutes walk from Asagaya Station ■Exit the south exit, go past the police box and go straight down the narrow road to the end. ■You will see the Smile Hotel on your right, so turn right there. ■Soon there will be a road to the left, so turn left and go straight for about 30m. (There are two roads to the left, so turn at the one closest to you.) ■You will see Sushi Shunsuke on your right.

168 meters from Asagaya.

Opening hours
  • Mon

    • 18:00 - 00:00
  • Tue

    • 18:00 - 00:00
  • Wed

    • 18:00 - 00:00
  • Thu

    • 18:00 - 00:00
  • Fri

    • 18:00 - 00:00
  • Sat

    • 18:00 - 00:00
  • Sun

    • Closed
  • ■ 営業時間
    (二部制)
    前半 18:00~20:50
    後半 21:00~24:00

    ■ 定休日
    不定期で月曜日

Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting.

Budget

¥20,000~¥29,999

Budget(Aggregate of reviews)
¥20,000~¥29,999¥20,000~¥29,999

Check the distribution of amounts spent

Method of payment

Credit Cards Accepted

(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)

Electronic money Not Accepted

QR code payment Not Accepted

Seats/facilities

Number of seats

12 Seats

( 12 counter seats)

Private dining rooms

not allowed

Private use

OK

Non-smoking/smoking

No smoking at all tables

Parking lot

not allowed

Space/facilities

Comfortable space,Wide seat,Counter

Menu

Drink

Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Particular about Japanese sake (Nihonshu),Particular about Japanese spirits (Shochu)

Food

Particular about fish

Feature - Related information

Occasion

With friends/colleagues

This occasion is recommended by many people.

Location

Secluded restaurant

The opening day

2011.6.15

Remarks

Photography is not permitted inside the restaurant. However, you can take photos of the food with a silent mobile phone or camera. It is not advisable to take multiple photos with a large camera. (Check with the restaurant.) All types of credit cards accepted.