表敬訪問
タイトルの意味するところは、ひとつには当店のカレーが昨年後半の私の食性に最も影響を与えたことに対して、ということ。ヤサイを煮込みすぎず、キッチリ火が通ったら即食べるカレー。これをマネしてはマネしたものでした。そもそもヤサイ嫌いな私がヤサイのテクスチャーや味わいを楽しむ。少しは食性が進化できたのは当店のおかげなのです。ただし、いちからスパイスカレーを作るのはもうめんどくさくなってしまい、カレールーでカンタンにしちゃったけど。
もうひとつは、私は全然知らなかったのですが、当店のマスターは東京におけるスパイスカレー黎明期からの歴戦の兵だということを後続レビューから知ったから。あのときふと脳裏をよぎった店の印象のことも、あながち間違ってはなかったのかなと。
チキン野菜カレー:牛豚鶏と出す店では、大抵鶏のカレーが最もスパイシーなものです。それで今回はこれに。サラリとした粘度のカレーは香り爽やか、辛さもなかなか。金属的な刺激は…カルダモンかな?鶏のヤミツキ味に、よく見るとチャナも入っててインドカレーっぽい。
前回のビーフカレーはビーフのコテッ♥が強調されてて贅沢な感じ。こっちはとりの旨味の重奏感。あ当店ポークはないのか。じゃ次は…エビだよな。でもも一度ビーフやチキンを食べたい気も!すごく自分に合う味を見つけたと思ってる。
適度にエキゾチック
新しくできた当商店街の一番はずれ辺りに当店はある。隣の3米3でスイーツは食べたことあっても食事したことなかったんでそちらを目指していたんだけど、なんか当店に吸い込まれちゃった。
メニューは牛豚鶏の三本+日替わり。すべてヤサイが共通なのが特徴。オーダーはビーフに。メニューに画像はないんで、さてどんなのが出てくるか…。オオ!なんか贅沢な感じ!ゴロゴロ肉にゴロゴロヤサイ。そしてイイ香りだ!深遠な感じで、これは大陸を思わせますねえ。ではではいただきます!飯にぶっかけてひと口!
……ウームムム、最近のマイテーマ、「適度に火を通したヤサイ」がここにもある。クタクタにならずに各々の味香りを発揮してる。大ぶりに牛バラはむっちりホロリ、牛脂の甘さにビーフの香り。これにしてよかったと思わせてくれる。インドにはビーフカレーはないが、これは分類としてはインドカレーだなあ。たとえていうと、なんとはなしにエチオピア@神保町を連想したと言えばわかるか。これでチャナでも入ってたら。セットのチャイは濃厚これまた強い香り、ついてきたスイーツはなんだかふんだりけ@上石神井で似たようなのを食べた気が…。
お一人でやってるマスターは、かなり根詰めてこの味を出してきたことだろう。私的に大好きな味です。値段的にそうそう毎度というわけにはいかないが、また来たい。コロナ禍が明けて誰かを呼ぶときなどのためにも覚えておきたいぐらいで。
Restaurant name |
Beniya
|
---|---|
Categories | Curry |
Phone number (for reservation and inquiry) |
090-6654-6590 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都杉並区阿佐谷南2-40-1 |
Transportation |
JR阿佐ヶ谷駅 徒歩4分 380 meters from Asagaya. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
|
Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
---|---|
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Occasion |
|
---|
「カレーの先生」を表敬訪問。設備の関係で最近自作料理は御無沙汰だが、以前の自作カレーの最終形態は当店のをモチーフにしたものとなってた。そのキモはあえてヤサイを煮込まないこと。これで野菜の風味が活きる。野菜嫌いとして半世紀以上生きてきた自分が心から美味しいと思えるヤサイ料理に出会え、おかげでまた少し生き永らえたような気がしているのだ。
ビーフ野菜カレー:あ過去巡からいって今日は海老の番だったのに認識してなかった…。までも引っ越して阿佐ヶ谷がわずかに便利になったのでまたすぐ来るだろう。とろりとした脛肉?ビーフにサラリとスパイシーなマサラ。今日は薬膳的な香りよりも、何か甘い香りが漂う。手作りだから日ごとの差異か、あるいはマイチェンしたか。これが具材のサツマイモ(だったと思う)に当たるとお互いの味香りがシナジーを生み、そのひと口が異常に美味しい♥。ランチ帯には付属のチャイとパイナップルプリンにも、今日の味というか香りはメチャクチャ調和する感じ!
当店のをマネといっても、結局マサラ部はめんどくさくなってカレールー使っちゃったりしてものぐさカレーと化してるんだけど、また再開したくなった。これならひと口しかないカセットコンロでもなんとかなるしね。