Restaurant name |
Marujuu Bekari(Marujuu Bekari)
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Categories | Bread、Sandwich |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3386-8866 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都中野区松が丘1-2-20 |
Transportation |
西武新宿線新井薬師前駅北口より徒歩2分 128 meters from Araiyakushi Mae. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
( テイクアウトのみ) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Food |
Breakfast |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Service |
Take-out |
With children |
Kids are welcome(Babies are welcome,Preschool children are welcome,Elementary school students are welcome) |
Website |
レビュー200回記念☆想い出の丸十パン、流山に続き、新井薬師前の此方にも行ってきました。
ご存じのように、父は生前パン屋を営んでおり、丸十製パンと深い関わりがあった為、想い出を
語らせていただきましたが、今回は丸十製パンについて、少しお話させていただこうと思います。
丸十の始祖(田辺氏)は、アメリカでパン製法を学び、日本で初めてイーストによる製パン法を
開発しました。それまでのパンは、ヨーロッパ式の塩味だけの硬いパンでしたが、廃棄されていた
ラードを入れることにより、柔らかくふっくらした現在の様な、アメリカ式のパンを作りました。
大正2年、食パン専門店として創業。大正8年コッペパンを開発。コッペパンの元祖と言われてます
その製パン法を学ぼうと、全国から弟子が集まり、その門弟が田辺家の家紋を商標に掲げ、全国に
広まっていきました。しかし時代の流れと共に、レトロなパンを扱うその弟子達も、高齢化により
後継者問題で閉店が相次ぎ、現在も存在しているお店は限られている、大変貴重なお店なのです。
酒粕あんぱんを開発した「木村屋」クリームパンを創案した「中村屋」たまごパンの「永藤パン」
カレーパンを考案した深川の「カトレア」と並ぶ、老舗ベーカリーということになります。
さて、私が住んでた東京の町シリーズ2回目ですが、まさか自分の住んでた駅に存在していたとは
食べログを始めなければ、ずっと気付かないままだったことでしょう。私の住居とは駅の反対側に
あり、日々学校とバイトに明け暮れていましたし、お洒落なパンが主流となった時代ですから
レトロなパンなど、全く眼中になかった頃でした。現在も存続に、嬉しくてたまりませんでした。
お父さんとお母さんは、もちろん私よりも年上ですが、それでも丸十にしては、かなりお若い方。
40年前、開業の為の土地を探していたところ、高校の正門前のこの場を見つけ、即決されたそう。
駅徒歩1分で高校前という好立地な上、長男さんという立派な後継者もおり、ご家族3人で頑張って
おられました。私の実家の話もさせていただき、やはり思った通り、通ずるものがありました…。
前回の流山よりも、此方のラインナップは、まさに父そのものでした。昭和レトロの代表的存在
甘食・シベリヤ(羊羹をカステラで挟んだ物)、三色パンのあんこ・クリーム・ジャムの形状も
カステラサンド(カステラにジャムを薄く乗せパンで挟んだ物)の形状も、父ソックリそのまま。
立ち話ですが、丸十パンに囲まれた場所で、店主さん達とのとても貴重な時間を過ごせました。
<追記> 駅前の町中華「丸長」も健在でした。当時のバイト仲間や彼氏と何度か行きました。
赤いテントは昔スナック「ひまわり」で、バイトを終え深夜に帰宅途中、マスターが
ナポリタンや焼うどんを作ってくれ、グチを聞いてくれた癒しの場所でした。