打ち上げ、忘年会、懇親会。そして最後はお土産。 : Kissa Sherute

第三秋元屋で程よく酔っ払った我々二人であるが、
一緒に飲んでいた人妻が付き合って欲しいところがあると言うではないか。
ここから一番近いラブホテルだと高円寺駅のあそこだなとか、新しいパンツを履いてたかなとか考えていたらこの店の前に着いた。

古びた喫茶店なのだが、お店で作ったケーキの販売もしてる店だ。
どうやら彼女の目的はここでケーキをお土産に買って帰ることのようである。

それなら何も私を誘わずに一人で寄ればいいではないかと傍らでふて腐れていたのだが、
せっかくついて来たのでこの店のレビューでも書くかと何か購入することにした。

ケーキの入ってるショーウインドウを覗くと、小ぶりだし野暮ったい感じはするもののどれも安い。
ベイクドチーズケーキ（税込200円）とアップルパイ（税込200円）で悩んだのだが、
チーズケーキを購入し帰宅した。

自宅にて一口食べてみると、予想していたチーズケーキの食感と大きく異なる。
よく見るとケーキは三層に別れており、
上がいわゆるベークドチーズケーキ、真ん中がスポンジケーキ、最下層がタルト生地となっていた。

大部分をしめる中央のスポンジなのだが、割とみっしりとした感じの古典的タイプ。
上の部分が生クリームであればそっちから水分が補われてちょうどいいのだが、ベークドチーズではそうもいかない。
さらに下のタルト生地も水分を奪うので口の中がパサパサになってしまった。

おかげで一緒にコーヒーを２杯飲むこととなりかなり満腹となった。
味のほうはともかく200円のケーキでお腹が満ちたのだから、コストパフォーマンスはいいと言えるだろう。

ただしケーキの7割りがスポンジケーキであるこのケーキを、そもそもベークドチーズケーキと呼んでいいかは疑問が残る。
さらに言えばそもそも私はケーキを食べたかったかどうかも疑問が残る。

なんだか他のものを食べるつもりだったような気がするなぁ。