Chuugoku Touhoku Ryourisei Sei
(中国東北料理 晟成)- Nearest station：
- Categories：
- Budget：
-
- Fixed holidays：
- Monday
この場所にして、この味！？あっと驚く完成度の高い中国東北料理。
いかにもな中国カラーのテントと提灯。板橋のハズレで見かけたら、「まあ良くても中国の田舎の家庭の味か・・」と、思うのは普通の成り行きだが、食べてみるとこれが、あっと驚くほどの料理！ちゃんとした料理人の店なのだ。これはうまい！
（2022年）12月の6日にオープンしたばかりだという。
東武練馬の南口の旧川越街道沿いにある、謎のシャッター商店街「北町アーケード」の横の道に面した出口あたりにポツンとある。黒竜江省から来たという夫婦らしきお二人が始めた中国東北料理の店だ。
店内は、比較的綺麗にリニューアルされてはいるが、おそらく以前の店の居抜きだろうか？5人ほどのカウンターと、小上がりになった座敷にはテーブルが3つある。
ガランとしてるかと思えば、すでに常連にでもなったのか近所の人らしき先客が2組いた。
生ビールは、PSB（サントリー）中500円。ノンアルもある。
お料理のメニューを見て、まず驚くのはその内容の充実ぶり。この場所で、二人でオペしているとは考えられないメニューだ。
日本人向けに、一般的な中華（＝チャーシューやよだれ鶏、エビチリソース、回鍋肉、土鍋の麻婆豆腐、チャーハン、麺類）などもあるのだが、注目すべきは大半を占める、羊料理や土鍋料理が豊富な中国東北料理、さらにはモンゴル系の内陸の点心、串焼きなどだ。
羊料理にはこだわりがあるようで、現地っぽさがすごいラム・スペアリブ、羊のタン、ラムの薄切りなどをそれぞれ茹でて、塩胡椒やタレで食べる特選料理のほか、東北料理系ではよく見かける、ラムや羊スジ肉などの串焼き類、羊肉餃子や、「羊貴妃羊湯館」などで出す羊の内臓のスープ、羊肉の入った蒙古風の焼餅、ラム肉の麺まで揃う。
煮込み料理は東北だけなく、牛のハチノスや、ジャガイモなどの汁なし鍋、白身魚や牛／豚の煮込みなど、四川料理も多い。
選ぶのにやや思案したが、この日は、千切りジャガイモの和え物（580円）、ラムの香り揚げ（1,080円）、羊肉と高菜、豆腐の土鍋（980円）、水餃子（880円）、モングル肉餅ー羊肉（580円）、ラム肉まん（450円）と、生ビール（相棒は運転のためノンアルも）注文した。
「モングル肉餅」もちろん「モンゴル」だろうが、とりあえずメニューにはこう書いてあった（笑）。
ウーバーの注文も入る中、面倒なものをたくさん頼んでしまったか？と思ったが、料理人は手際も良く、次々料理が出てくる。
まずはジャガイモの和え物。東北料理の定番だが、この店のものは酸味も塩味も非常にまろやかでうまい。上品だ。
次には土鍋料理が登場。ラムのスープに入った薄切り羊肉と豆腐と高菜。しかし、想像するより、ずっとあっさり味。なんというか、ほんのりラム味の湯豆腐をたべているようだ。
他は全部羊を頼んだので水餃子は、「豚肉と酸っぱい白菜」というのをチョイス。ま、わざわざ訳してくれているが、中国東北の漬物「酸白菜」と豚肉の餃子だろう。自家製の皮もツルツルで、これが実にうまい。非常に職人スキルを感じる水餃子である。
ラムの香り揚げは、要するにクミンが香るラム肉の唐揚げなのだが、肉の柔らかさと味の浸透具合がバランスが良く、どんどん進む味だ。
料理が一つ一つ全部ウマイが、この日一番感動したのは、”モングル”肉餅とラム肉まん。
ラム肉まんは、肉まん風ではなくて、要するにラム肉で作ったスープ入り小籠包である。これが絶妙にうまい！ラムのスープの味が出ているが、味はあくまで穏やかで素晴らしい出来栄えだ。
肉餅は、油で焼き上げるので、油っぽくなる店も多いのだが、この店のは、そんな感じは一切ない。包まれているのは味のついたラムの挽肉だが、味は濃すぎず、高級店で頼んだ肉餅のような感じである。
ご主人は、あちらではやはりかなり大きな店で仕事をしてら料理人らしい。
この場所なので、中国人客だけを相手にしてゆくつもりもないだろうが（メニューも完全日本語）、今の所実に高級な味の「ガチ中華」の仲間に入るだろう。
奥さん（だと思う）は、比較的日本語もできるので注文に問題はない。
味を考えれば、もちろん価格も十分リーズナブルである。
さっさと、もう一度行って、今度は羊の餃子を食わなくちゃ！
Restaurant information
Details
| Restaurant name |
Chuugoku Touhoku Ryourisei Sei（Chuugoku Touhoku Ryourisei Sei）
|
|---|---|
| Categories | Chinese |
| Phone number (for reservation and inquiry) |
03-6906-9135 |
| Reservation Availability |
Reservations available |
| Address |
東京都練馬区北町2-17-15 |
| Transportation |
188 meters from Tobu Nerima. |
| Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
| Budget |
￥2,000～￥2,999 ～￥999 |
| Budget（Aggregate of reviews） |
|
| Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Accepted |
Seats/facilities
| Number of seats |
21 Seats |
|---|---|
| Private dining rooms |
not allowed |
| Private use |
OK |
| Non-smoking/smoking |
Smoking establishment Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
| Parking lot |
not allowed |
| Space/facilities |
Comfortable space,Tatami seats |
Menu
| Drink |
Japanese spirits (Shochu) |
|---|
Feature - Related information
| Occasion |
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|---|---|
| Service |
Take-out |
| The opening day |
2022.12.6 |
22年年末に再訪問。羊餃子もすばらしかったが、内モンゴル系の「茹でラムスペアリブ」（1,380円）のうまさには悶絶。
「牛ハチノスの汁なし四川風鍋」（1,180円）は、鍋料理とは言わないと思うが、ビールのつまみに最適だ。
麺類は、手つくり麺と既製品を選べるというので、羊肉入りの麺を手作り麺でお願いしたら、ほぼ「河南羊肉烩面」のようなものが出てきた！店主は謙遜していたが十分うまい。