富士そば/プリンスのブレックファスト
東京は、今日は曇り。
昨日はいつもの Bar でまた三時まで飲んでしまったが、Sちゃんはそれからアフター、そして同い年の店のバイトの女の子といっしょにラーメン屋まで巡ったとのこと。
―― 恐るべし ! 女子大生 ……
<H30.5.26 王子>
余裕ぶっこいてたんだけど、上映時刻から移動時間やうんちタイム (こら !) なんかを考えて逆算していくと、けっこうぎりぎりじゃないかとはたと気付き、ここは線路をくぐって「富士そば」に。
またしても“特選冷やし”のボタンに指が吸い寄せられてしまったが、今回は“蕎麦前”じゃなくってちゃんとしたブレックファスト (そんな時間じゃね~だろ !!/笑) なので、後ろめたさを感じることもない。
あの平打ちのような力強いそばでくるのは、“特選冷やし”だけか、でも今日もふつうの、いつもの富士そばのそばである。とすると、店舗によるのか、それとも深夜のみの対応なのか、未だにそれを突き詰めようとしていないことは、全く以てこの私の怠慢である
※ と思ってとうとう調べちゃったところ、これは“乱切りそば”と銘打たれていて、私がマイコンでたどりついた記事では、全国六店舗でしか提供されていないレアなものであったことが判明。偶然にもその中に東十条店が入っていた為、私は運良くそれを体験できたということのようである
【以下映画の話】
「仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判」
窓口で迷った。
お姉さんに何と言って切符をとったらよいか。“アマゾンズ”と言って逃げようか。でも私にはそんな選択肢はなかった。たとえ笑いものになろうとも、仮面ライダーを前に自分の信念は絶対に曲げられない。だから私は、窓口のお姉さんに向かって信念の、そして正義の言葉を敢然と言い放ったのだ !
「仮面ライダー、大人ひとり !!」
Restaurant name |
Nadai Fujisoba
|
---|---|
Categories | Soba、Udon |
|
|
Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
東京都北区岸町1-1-11 幸栄駅前ビル 1F |
Transportation |
JR王子駅 北口改札から徒歩約1分 119 meters from Oji Ekimae. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
~¥999 ~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999~¥999
|
Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Accepted (Transportation electronic money(Suica)) QR code payment Not Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
---|---|
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Occasion |
|
---|---|
Website |
きみがまだ女子大生だった頃、ぼくたちは仲良しで、居酒屋やらBarやら焼き肉屋やら、さんざん飲みまくったね。
そのとき東十条の「富士そば」さんは特別で、パイロット店舗として全世界の中で数店舗しか出していなかった“乱切りそば”をやっていて、ぼくはそれをきみに勧めた。
そしたらきみは、そこで間髪容れずにラーメンを注文したよね。
そんなきみの強固なる意思表示に気付かぬフリをするぼくの臆病と、老舗そば屋の静謐に(老舗 ? 静謐 ?)舞い降りた孤高のラーメンどんぶりの尋常じゃない気高さとの対比にとことん打ちのめされた夜だったけれど、でも今でもそんなことを生きる糧にしてる人間がいるってことだけ、覚えていて欲しい ……
<R4.8.22>
「富士そば 王子店」
十条に見放され、国鉄王子駅に漂着した。
親水公園側でスマホにあたると、線路沿いの二つのラーメン屋のうち一つはかなり評点が高く、依って先ずそちらを覗いてみたが案の定賑わっており、座れないほどではなかったが尻込みしてしまう。続きもう一方の店も覗けば、そこもそこそこ賑わっており、やはり尻込みしてしまって、逃げるように目の前にあった倖せに縋りついてしまった。
そして自動販売機にずらりのボタンを前に、半ばその着陸点を決めていたはずのぼくの人差し指が、まるでこっくりさんに支配されたように何者かの強力な意思よって引っ張られていくのを、ただ他人事のように傍観することしか出来なかった
“味噌ラーメン” @幾らか忘れたけど、500円するかしないかだったと思う
完全にエマルジョンを果たした味噌スープは、お婆ちゃんのおつけのようにちょっと放っておくと直ぐ様澄まし汁と味噌とに分離するようなこともなく(でも最近そ~ゆ~味噌汁ってあんま見なくない !?)、遮断性の強いカラーリングでシナチクその他の具と麺を覆い隠していたが、そんな中でナルトだけが、自らの浮力を存分に活かして自己主張を続けるその姿に、あのときさきこが注文したラーメンどんぶりの孤高がにわかに、そして鮮やかに蘇る !
同時に「富士そば」さんのアイデンティティとも言える存在であるワカメも、さり気なく浮いていた
いたたまれないとも違う。同情でもない。
強いて言えばリスペクトにも似た感情に激しく突き動かされ、私はバスウッドの角断面割り箸を神速でsplitし、私の会得した北斗犬神拳最高奥義、“天翔王沢田研二”(あまかけるプリンスのときめきにしす)を繰り出した !
そば屋でラーメンを注文するという罪、またそのことに依って課される罰は、ラーメンの食いっぷりに多少は連動するものの、しかし本質的に変わりないということは承知の助。
半分ゆで卵はあくまでも中立。でもシナチクはどちらかといえばぼくの味方に思え、そしてワカメがぼくを“小津”へと、厳かではなく、ごく軽く誘ってくれた
ラーメンはおつゆがうまい。でもラーメンという料理はうまいだけじゃいけなく、安くなくっちゃいけない。
逆に言えば、安いということこそがラーメン ! という考え方が成り立つのであれば、このどんぶりは紛うことなきラーメンであろう。もやし炒めが無駄に大量に盛られていないことにも好感が持てた