Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Juju Horumon Kurabu
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Categories | Yakiniku (BBQ Beef)、Horumon (BBQ Offel)、Izakaya (Tavern) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3849-2304 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都足立区足立3-30-25 |
Transportation |
五反野駅から徒歩4分。 150 meters from Gotanno. |
Opening hours |
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Budget |
¥3,000~¥3,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
22 Seats ( テーブル5卓。) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
Smoking establishment Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
not allowed |
Drink |
Particular about Japanese sake (Nihonshu) |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Remarks |
じゅじゅの看板メニューはキングホルモンです。 |
3,227文字★
五反田(品川区)に比べると圧倒的にマイナーな五反野(足立区)。
ターミナル駅「北千住」から東武伊勢崎線で2駅、各駅停車しか停まらない小さな駅なのですが、
何故か牛の名店と豚の名店と鶏の名店があります(五反野「三獣士」と勝手に命名)。
都内の豚ホルモン焼き屋の中で最高峰と思う「まことや」(豚担当)。
ハツモト、サエズリといった希少部位に鶏刺しも楽しめる「我武者羅」(鶏担当)。
そしてレバー、ハツ、ハラミなど牛の赤モツ系が突き抜けて美味しい同店(牛担当)。
同じ週に足立区が誇る食べログ4.42のスタミナ苑(鹿浜)でも牛レバー、牛ハツを食べましたが、
個人的には同店のレバーとハツのほうが満足度高かったです。
食べログのスコアは現在3.02と低調ですがホルモン好きであれば同店の満足度は4.0級。
京成線の各駅停車しか停まらない立石(葛飾区)、堀切菖蒲園(葛飾区)。
東武伊勢崎線の各駅停車しか停まらない五反野(足立区)、実質各駅停車の東向島(墨田区)。
こういうローカル私鉄の不便な駅に意外と名店が隠れているので下町の食べ歩きが面白いのです。
店内は厨房前にカウンター2席、掘りごたつ式の座敷にテーブル5卓(計20席ぐらい)。
ホルモン焼きの火力は炭火の七輪となります。
五反野駅の目抜き通りからは少し離れた寂しい通り沿い(我武者羅と同じ通り沿い)にお店を構えますが、
月曜日からお客さん多数、食べログのスコアは3.02ですが地元の支持は受けているようです。
飲み物は黒ホッピー(430円、中200円)を注文。
サッポロ黒ラベルとアサヒスーパードライの大瓶が580円(内税)、サッポロ生ビール大590円。
下町足立区の五反野だけあって焼肉・ホルモンのお店でありながら大衆酒場のようなドリンク価格。
そして日本酒の会を開催するほど店主が日本酒好きのようです。
日によっては而今を500円で飲めたりと、運次第ではプレミアムな日本酒にも出会えます。
以前は焼酎をウリにしていたそうで、この日もマニアックな焼酎を楽しめたりしました。
ホッピーをおかわりすると1杯目より2杯目のほうがナカがたっぷり入っていたり、
日によってプレミアムな日本酒を入荷していたり、裏メニューがあったり。
常連になることで更に満足度の高くなるお店なのかも知れません。
店主のノリが独特で、そこは人によっては好みが分かれるところでしょうか。
食べた料理の寸評は以下の通り、【】内は個別の採点。
表示価格は内税です。
【3.3】お通しのレタス
生のレタスに胡麻ドレッシング、白すり胡麻、黒胡椒をかけてサラダ仕立てに。
キャベツではなくレタスのお通しは珍しいと思います、ボリュームたっぷりの下町仕様。
【3.3】キムチ盛り(650円)
手作り自家製という白菜キムチ、カクテキ(大根)、オイキムチ(胡瓜)。
日本人向けなのか辛味より甘味が強いのですが魚介の旨味をしっかり感じられる点は好印象。
市販メーカー品のキムチのようなケミカルな気持ち悪さを感じません。
白菜キムチにはニラ、カクテキには大根の葉っぱも使われていて構成も良いです。
これで辛味がもっと強ければ3.5を超えるのですが、日本人には好みが分かれてしまうのでしょう。
魚介の旨味しっかりのキムチなので残ったタレを他の料理に転用しても大活躍。
【3.2】自家製角煮(750円)
こちらも自家製とのことですが、キムチ同様に餡の味付けが甘めです。
豚のバラ肉とは思うのですが脂身少なくシットリ仕上がってホロホロ食感の角煮。
個人的にはもっと脂身たっぷりで脂身が蕩けるぐらいやわらかい角煮が理想。
【3.1】牛すじ煮込み(700円)
ピリ辛でこちらも甘めの味付け、同店の一品料理は甘みへの傾倒が強いのでしょうか。
キムチ、角煮、スジ煮と甘い料理が続きました。
お皿というより小鍋といった感じでボリュームはあります。
大サイズの豆腐、たっぷりの刻みネギ、煮込まれたスジ(スジより豆腐やネギのほうがボリューミー)。
デフォルトの状態ではスープの旨味が少し物足りなくて、
キムチの残ったタレを加えることで美味しくなっていきました。
【3.5】キングホルモン(690円)
味付けは「塩or味噌orワサビ」とのことで今回はワサビでお願いしました。
プリップリの脂身がたっぷりと付いたコプチャン(牛の小腸)。
添えられているワサビもたっぷりと盛られています。
大阪で出会ったような感動クラスに美味しいコプチャンに比べると旨味そこそこといった印象なのですが、
脂身プルプルしているのでワサビをたっぷりと付けても相性良かったです。
カットが大振りな点も個人的には支持したいところ。
【3.3】一本まるごと豚ハラミ(700円)
塩で下味が付いていますが、別皿に出された柚子ダレでサッパリ食べるのもオススメとのこと。
炭火の七輪で一本のまま焼いてハサミで好みの大きさにカット。
そこそこジューシーでそこそこ旨味もあるのですが、
豚のハラミに関しては三獣士の豚担当「まことや」のハラミと比べてしまうと物足りません。
同店では豚ハラミではなく牛ハラミに凄味を感じました。
【4.3】特レバ焼き(1,000円)
中心に僅かに臭みを感じてしまって最上位とまでは評価できないのですが甘くて濃厚。
「大人のチョコレート」とでも表現したくなる素晴らしい牛レバーに久しぶりに出会えました。
前述の通りスタミナ苑(鹿浜)の牛レバーを超える満足感。
しっかり中心まで火を通すのがお約束です。
【4.2】ハラミ(値段不明)
激旨ハラミ(1,100円)というメニューもありますが、こちらは裏メニューのハラミとなるのでしょう。
ポン酢を添えてありますが霜降り系というより赤身系のやわらかな肉質の和牛ハラミ。
キングホルモンのときのワサビと卓上の醤油を合わせ、ワサビ醤油で食べると最高でした。
赤身ならではの肉の旨味と内臓肉ならではの複雑な旨味とのハーモニーが堪りません。
日によっては和牛ではなく交雑牛となるようですが、ブランドではなく肉質にこだわっての仕入れとのこと。
枝肉の部位と異なりホルモン系はブランド牛かどうかはあまり関係無いと思うので、
ホルモン焼き屋の姿勢としては正しい方向性なのではないでしょうか。
【4.0】上焼きユッケ(1,600円)
「焼き」ユッケなので炭火の上に提供されます。
値段の割にボリュームは少ないのですが、古き良き時代を思い出すような甘めの味付けで、
ロースのような赤身系の肉の美味しさを最大限に引き出します。
炭火とはいえ火を通さないといけないのが残念に思えるほど美味しい。
【3.7】中落カルビ(590円)
少しスジっぽい硬さあるも脂身たっぷりな中落カルビ。
隠し包丁が入っているのでスジの硬さはかなり軽減されていると思います。
脂身から感じる旨味にもう一声欲しいところですが、590円であれば値段以上の価値があるでしょう。
【4.2】ハツ(800円or850円)
サービスで頂きました。
鮮度の良い和牛ハツを厚切りカット、噛み千切るときのブリンブリンとした抵抗感が堪りません。
ユッケのような甘いタレもハツに絡んで美味しさを昇華させていました。
前述の通りスタミナ苑(鹿浜)の牛ハツを超える満足感。
メニューを見ると豚ホルモンや手作り自家製という一品料理も色々と揃っているのですが、
お店の看板商品は「特レバ焼き」など牛の畜産副生物(所謂ホルモン)ではないでしょうか。
キングホルモンのような白モツも悪くないですが突き抜けて美味しかったのが赤モツ系。
ホルモン好きであれば同店のレバー、ハツ、ハラミ、ユッケのため五反野に訪れても損は無いと思います。