ちょっとﾒﾆｭｰが偏り過ぎ：笑　(13) : Tama Doubutsu Kouen Afurika En Kyuukeijo

東京・日野市の多摩動物公園。
園内は大きく分けるとｱﾌﾘｶ園、ｱｼﾞｱ園、ｵｰｽﾄﾗﾘｱ園、昆虫園の4区画で構成。
ここは文字通りｱﾌﾘｶ園ｴﾘｱにある、無料休憩所兼ｾﾙﾌ方式のﾚｽﾄﾗﾝ。
園内でﾚｽﾄﾗﾝと銘打っているのはここだけ。

ﾒﾆｭｰは、ｶﾚｰﾗｲｽやﾊﾝﾊﾞｰｸﾞやﾗｰﾒﾝなどの簡単なもののみ。
うどんはあるけどそばは無い。（しかもうどんは“けんちんうどん”と渋い：笑）
生ﾋﾞｰﾙ（￥550）の他、地ﾋﾞｰﾙの多摩の恵（同額）が用意されている。
ﾋﾚｶﾂｶﾚｰ（￥800）なんか、「これﾋﾚかよ？」って感じだけれど、腹は立たない。
ｵﾘｼﾞﾅﾘﾃｨがあるのが、ﾁﾝﾊﾟﾝｼﾞﾝｼﾞｬｰ（￥320　価格はすべて内税）。
はちみつ漬けになったきんかんが丸ごと入ったｼﾞﾝｼﾞｬｰｴｰﾙで、なかなか美味しい。

身も蓋もない言い方をすると、ああだこうだ言うほど大したものは出てこない。
ただ、こういうところのこういう食堂ってのはもともとそんなもんだから、
「こんなもんだよね」という想定内のものは出てくる。
そういう点で言うなら合格。（連体詞ばかりでｽﾏﾇ）

一方、これは店側の問題ではないんだけれど、利用客の子連れの親御さんたち、
今や、動物園は子供たちだけのものではないのだから、もうちょっと周りに
気を配れないものかなあ、と思う。
騒がしかったり、ﾃｰﾌﾞﾙを引きずって移動させる際は、ひとこと周囲に断るべき。
この店、そういった居心地の悪さを考えると不合格。

動物園っていうのはしっかり見ようと思ったら、半日は滞在することになるんだから
たとえば『ﾛｲﾔﾙﾎｽﾄ』や『ﾃﾞﾆｰｽﾞ』みたいなﾌｧﾐﾘｰﾚｽﾄﾗﾝでも構わないので、
本当はもうちょっとしっかりした食事施設を入れるべきなんだと思うけど、
こういうところだから、こんな食堂でいいだろうという運営側と、
こういうところだから、こんな食堂でしょうがないという利用者側の考え方が
変な部分ですり合わさっちゃってるうちは、だめなんだろうなあ。