Restaurant name |
Umisachi(Umisachi)
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Categories | Izakaya (Tavern) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
04992-2-2942 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都大島町元町4-10-3 |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥4,000~¥4,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
17 Seats ( 店主一人で営業している日は13席) |
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Private dining rooms |
not allowed 現在、座敷はCLOSEしています |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables 屋外に喫煙スペースあり |
Parking lot |
OK 向かいの駐車場の「魚味幸」と書かれたところ |
Space/facilities |
Comfortable space,Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine |
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Food |
Particular about fish |
Occasion |
Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Remarks |
■混雑時は2時間制 |
魚味幸(うみさち)@伊豆大島
伊豆大島の中心地・元町港からほど近い場所にある居酒屋「魚味幸」。島ならではの魚介を中心に季節の野菜など、旬の地物を味わえる離島の名酒場。
元町港エリアの中でもやや奥まった人通りの少ない場所にあるので、夜になると周辺は真っ暗で通りすがりの観光客は訪れないようなお店だが、休日は地元客で賑わい予約で満席の日も多いそうだ。
この日は土曜日の訪問前に電話で空きを確認して20時過ぎに訪問。ちょうどカウンターのお客さんが会計して帰ったところということで、運よく当日予約で入店できた。店内はカウンター7席、4人掛けテーブル2つで15席ほどの小さなお店。
この日は調理担当の店主とお手伝いの女性2人の3人体制だったが、平日は店主1人で営業する日もあり、ワンオペの場合は席数も減らし、瓶ビールや焼酎などドリンクもセルフサービスになるそうだ。
お通し(350円)はイカと里芋の煮物。スルメイカの旨味が里芋にしっかり染み込んでいて、イカ本体よりもイカらしい味わいだ。
●刺身(うめいろ 700円+さびせごし 700円)
「ウメイロ」も「サビ」も島近海で獲れる代表的な魚。どちらもここのところ不漁が続いて一週間ぶりに入荷したそうだ。「ウメイロ」は紫がかった青色と背びれ付近や尾びれが黄色のカラフルな色合いが特徴の魚。白身魚らしい淡白な味わいだが、噛めば噛むほど身の繊維の間にある脂が広がり、旨味もしっかり感じられる。
「サビ」は標準和名を「クロシビカマス」という深海魚で、金属の錆(さび)を思わせる黒ずんだ色の体が特徴。相模湾周辺では「スミヤキ」と呼ばれたりもする。皮付近に強い骨のある魚なので鱧(ハモ)のように皮の方から細かく骨切りした“せごし”という切り方で提供される。皮と身の間に脂の層があり、ピリッとした青唐辛子とあわせていただくと脂の旨味と青唐辛子の爽やかな辛味が絶妙。
●あしたぼ椿油炒め 500円
伊豆大島では明日葉を「あしたぼ」と呼ぶそうだ。島名産の明日葉を海苔とあわせて椿油で炒めたもの。醤油ベースの味わいで野草らしい独特のほろ苦さがお酒のアテにもぴったり。明日葉は生命力が強く、今日摘んでも明日は芽が出るというので「明日葉」という名前なのだそう。
伊豆諸島は葉だけでなく茎も使い、天ぷらやお浸し、胡麻和え、炒め物、漬物、サラダなど様々に料理に利用される。島のそこら中に自生していて最近は栽培利用もされているが、お店で出しているのは三原山裏砂漠で採ってきた野生のもので、そこの明日葉が一番美味しいそうだ。
●和牛たたき風 1200円
中までしっかり火が通った霜降りの和牛の薄切りを生姜のきいた特製ソースでいただく。島の新鮮な魚もいいけど、やっぱり牛肉は魚とは全く違う脳内快感物質(ドーパミン)が出る感じだ。離島だと地元の人は漁業関係者が多くて、みんな家では魚ばかり食べているから、外食では肉料理を頼むことが多いと聞いたこともあるが、伊豆大島のそうなのだろうか。
●くさや 600円
伊豆諸島名産品の「くさや」。ムロアジやトビウオなど新鮮な魚を「くさや液」と呼ばれる魚醤に似た独特の臭いの発酵液に浸潤させた後、天日干しにした食品。炙ると銀杏を踏んづけたときのような独特の臭いが漂ってくる。河川の少ない伊豆諸島では水が貴重で、米の代わりに塩を年貢として納めていたこともあり、水と塩を節約して魚の干物を作るため、魚を漬け込む塩水を何度も使い回した結果、くさやが誕生したそうだ。
個人的には初めてくさやを食べたけど、意外と大丈夫だった。臭いレベルとしては夏場の牧場みたいな感じ。こちらのお店のくさやは自家製で、お土産などで売っているものと比べると臭いはマイルドなのだそう。
●ぶだいひもの 700円
日本全国の太平洋側の広い地域でとれる魚で、刺身や煮物で食べることが多いが、伊豆諸島では開きの干物にすることで有名。こちらでは三枚におろした切り身を干物にしていて、骨もなく食べやすい。分厚くてプリプリした身の食感が島焼酎にぴったり。
●新じゃがフライ 600円
柔らかくてほくほくした新じゃがのフライ。ハーブソルトがまぶしてあって、新じゃがのほのかな甘みとハーブの香りが相性抜群。
●地鶏塩焼き 700円
皮付き鶏モモ肉一枚焼き。パリッとした皮の香ばしさとふっくらしたもも肉のジューシィさが格別。魚だけでなく肉料理もちゃんと美味しい。