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鱒の寿司というのは本来こういうものだったのかもしれない
有楽町の交通会館に新しいパスポートを受け取りに行った後、せっかくなので地下一階の富山県のアンテナショップに回ってみました。そちらで実演販売をやっていたのがこちらのお店。未だに国産の本鱒(サクラマス)使用にこだわっている富山市のお店です。
アンテナショップ内には通常の配送品も二種類くらいあってマスが裏まで巻き込まれた一見高級なのもありましたが、裏を見たらマスの産地はチリ。札幌や青森で国産のサクラマスの美味しさは実感していたので北海道産の新物を使っているというこちらのを購入しました。国産のサクラマスを使って1600円強というのはリーズナブルだと思います。
家でパッケージを開封。笹の葉を外していくと出てきたのは最大手源のような一見ごく普通のます寿司です。身がレアなわけでもなく、身が特別に厚いわけでもない。寿司飯の上面だけにマスの身が貼り付けられているタイプ。でも確かにマスの身の見た目はちょっと違う気がする。
食べてみると特徴的なのは酢の強さ。酢飯もマスの身も普段食べているものよりは酸味が強いと思います。そして見た目もちょっと違ったマスの身は食感も味も違う。酢で強めに締められているにしては身がしっとりしてキメが細かい。先日青森で焼きで食べたのに通じる美味しさです。
富山のます寿司といえばもともとは神通川を遡上するサクラマスを使ったのが最初らしいし、冷蔵手段も限られた昔には保存性を考えて酢は強めにしていたんじゃないかと思います。ます寿司とは本来こういうものだったんじゃないかという原点の味を頂きました。
Restaurant name |
Ganso Sekinoya
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Categories | Sushi、Regional Cuisine、Bento (Lunch box) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
076-421-0439 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
富山県富山市諏訪川原町3-4-12 |
Transportation |
富山地方鉄道富山軌道線「諏訪川原」停留場より徒歩3分 187 meters from Suwanokawara. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥1,000~¥1,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
3 Seats |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Food |
Particular about fish |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Service |
Take-out |
With children |
Kids are welcome(Babies are welcome,Preschool children are welcome,Elementary school students are welcome) |
Website |
富山市にある創業130年になる鱒寿司の老舗です。富山に数多くある鱒寿司のお店の中でこちらは鮭鱒類としては漁獲量が少なく最も高価なサクラマスだけを使用している数少ないお店。今は北海道産のものを使っているそうですが、神通川で採れたサクラマスを使うのが本来の富山の鱒寿司なんだそうです。
今回は有楽町交通会館に所用で立ち寄った際に地下一階の富山県アンテナショップで実演販売をやっているのを発見しました。自分の過去のレビューを見てみるとこちらのお店の実演販売で鱒寿司を買ったのはちょうど一年前。桜前線の北上と共に漁獲が始まることから名前が付いたという説もあるサクラマスの旬はちょうど今頃。この実演販売はその旬の新物の北海道産サクラマスの時期に合わせて定期的にやっているようにです。
店頭に並んでいたのは一重1600円、二重3000円、ミニサイズの「さくら」930円の三種類。中から昨年も買った一重のものを頂きました。
食べたのは家での夕食時。笹の葉を剥がすと程よく締められた綺麗なピンクの身が現れます。定かではありませんが、昨年買ったよりも身が厚い感じ。食べてみると鱒の身はしっとりしてキメ細やかな食感で旨味が濃い。昨年は酢がかなり強めに感じられましたが、今回はそんな感じはありません。140年続く製法をそんなに変えるとは思えないから、作ってからの時間の問題か、それともこちらの体調のせいか。
理由は判然としませんが、昨年よりも美味しく感じたのは確かです。チリやノルウェーからの輸入物に押されて国産の鮭鱒類(含む養殖)の国内消費に占めるシェアは20%程度にまで低下しているらしい。輸入品を使う鱒寿司のお店が多い中で北海道産のサクラマスにこだわるこちらのお店には是非頑張って欲しいです。