Restaurant name |
Izakaya Kappou Ichiraku
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Categories | Japanese Cuisine、Izakaya (Tavern) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0735-38-8019 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
和歌山県新宮市神倉4-3-15 |
Transportation |
新宮駅から徒歩15分 815 meters from Shingu. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥5,000~¥5,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted |
Number of seats |
17 Seats ( カウンター5席、テーブル4人席3つ) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK Up to 20 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Counter |
Drink |
Particular about Japanese sake (Nihonshu),Particular about Japanese spirits (Shochu) |
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Food |
Particular about fish |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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新宮市の観光で立ち寄った居酒屋。主に大阪や東京で修業したご主人が、地元の南紀に戻って昨年オープンさせたそうですが、出汁やポン酢などのクオリティーが高く、ご主人の実力の高さを感じさせてくれる居酒屋でした。
■料理・味(税込表示)
2名で伺い、おおよそ11,000円でした(明細失念!)。注文したのは、お造り(カツオ858円、炙り鰆858円)、アサヒガニ塩ゆで2,068円、熊野牛すじポン酢638円、生シラス1,078円、肉うどん&サラダ(価格失念)、に「太平洋」という地酒含む各種お酒。
【あさひがに】
南紀では、ゾウリエビとかセミエビとか、珍しい甲殻類が多いようですが、アサヒガニも珍しいカニらしい。
一般に甲殻類は、エビ→ヤドカリ(タラバガニ・ハナサキガニも同類ですが収斂進化してカニのような姿になった)→カニという風に変化しますが(進化の系統は不明)、アサヒガニは分類上「カニ」ではあるものの、ちょうどヤドカリとカニの中間的な存在。
当然初体験。身は繊維が太目で食べ応えがあります。確かにズワイガニや毛ガニなどと比べると、タラバガニ寄りのような荒ぶる身の食感で非常に美味。これは確かに食べたことがない貴重なカニです。
【カツオと炙り鰆】
ちょうど旬だというカツオは、既に何度もいただきましたが、ここのも実が厚くてカツオならではの滑らかな食感はたまりません。鰆は厚めに切って皮を炙ってあるので生と皮の絡みもならでは、です。
【熊野牛すじのポン酢】
熊野牛の筋を煮込んで大根おろしとともに、ポン酢で食べるのですが、なによりも美味なのは、自家製ポン酢で、上品で出汁のきいた見事なポン酢。
【肉うどん】
大阪での修業(というか経験)が長かったとのことで、全般的に味付けは関西風ですが、「肉うどん」は大阪なんばの名物「肉吸い」をベースにしたうどん。、本場「千とせ」の肉吸いのツユを再現、というかこっちのほうが明らかに、混じりけのないすっきりしてうまみのあるツユが秀逸で美味い。
■サービス・雰囲気
ご夫婦で営業している店。大阪出身で東京でも働いていたおかみさんの丁寧で気の利いた接客。
店内は、カウンターと3つぐらいだったかのテーブル席。
関東方面からは、なかなか行くことはできないエリアですが、もしいけるのならまたお伺いしたい居酒屋。
地元しか食べられない食材が、大阪・東京水準の調理人の調理で味わえる、貴重な居酒屋ではないかと思います。