黄色いキッチンカーが目印♪長井馬肉ラーメンが中華まんになっちゃった！∑(OωO; ) : Aideano Omochabako

４月２１日、新しい長井の道の駅がオープンしました。仕事で通りかかったら人出がわんさかで何事かと立ち寄ってみました。中に入るほどゆっくりはできませんので、長井市近辺を走り回っているこちらのお店の黄色いキッチンカーを見つけたので購入してきました。購入したのは、長井名物の馬肉ラーメンを肉まんにしてしまったという「馬肉ラーメン肉まん400円」です。

こちらの肉まんは基本的に初期設定からして結構でかい肉まんです。ラーメンが入ってるってんですから当然か…上にナルトをデコって、これは味には関係ないですね。ラーメン肉まんとしてのアイデンティティ、笑える自己主張ってなところです。

ひとくちかぶりつくと、出汁がきいた中華スープの風味が口の中に広がります。ふわふわの饅頭の内壁にスープの味が染みて「あ、ラーメンだ♪」と、思わずウケます。一般的な中華まんの風味にも似ていますが、よりラーメン風味が強いです。更に、デフォでコショウがきいているのが置賜のラーメンっぽく、長井馬肉よりは米沢ラーメンっぽくて笑えます。

コンテンツには、当然というべきか、中華麺も入っています。炭水化物in炭水化物♪お好み焼きやタコヤキをオカズにご飯を食べられる大阪人じゃありませんが、洒落で作った肉まんなら、洒落は徹底しなければなりません。中途半端の洒落は最悪です。だから、この手のものには麺もアリです。個人的にはかめやさんの太めのコシのある麺が好みですが、これだけ処理をされていると麺のコシは期待する方が無理でしょう。麺はラーメンとしてのこだわりを基本に置いた洒落です。


長井馬肉ラーメンの名店と言えば、かめや、まる久、新来軒、川西町のヤマキ…と数え上げれば切りがありません。しかし、この長井馬肉ラーメンを語る場合、抜きには語れないのは、やはり馬肉チャーシューです。でんと存在感を放つ馬肉チャーシューは、圧力鍋で先行調理したのかな？ほろほろと柔らかく、食べやすく仕上がっています。チャーシューの一部はスープと一緒に沈殿？ほろほろと崩れたミンチ状に肉まんの底に味の染みた状態で、口の中で中華まんと渾然一体となります。前処理のおかげか馬肉ラーメンのほどにクセはなく食べやすい…もっとも！馬肉ラーメンマニアの蛙の親分さんなんかには物足りないと言われちゃうかな？

トータルで非常に面白い中華まんに仕上がっています。前に喜多方の道の駅で食べた喜多方ラーメンバーガーよりは遥かに食べやすいですし、ファストフードとして仕上がりは意外にうまくまとまっています。個人的な希望を言うなら、食感よく味の染みた極太メンマでもあれば、食感のアクセントにも味のポジショニングにもベストかなと思いました。

以上、御馳走様でした。