Restaurant name |
Fuu getsu
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Categories | Okonomiyaki (Japanese savory pancake) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0835-38-9517 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
山口県防府市新田175-6 |
Transportation |
防長バス 新田停留所 徒歩2分 2,094 meters from Hofu. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Accepted QR code payment Not Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
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Non-smoking/smoking |
Smoking establishment Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
OK |
Space/facilities |
Counter |
Drink |
Japanese spirits (Shochu) |
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Occasion |
Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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・・・「コレ、旨いですね」・・・「お客さん、広島の方ですか?」・・・
自然とこう言う会話になるのが、良いお好み焼き屋の一つの条件だと思ってる。そのための必須条件、カウンター鉄板が備わってる事。つまり、お好み焼きってのは、作り手と食べ手の間に、最小限の距離しか無いって事なのだ。食べ手は作り手の手技をキッチリ目撃できるし、作り手は食べての食べ方を何気に観察できる。ソコに生まれる機微。それが意思疎通の絶妙な端緒となるのだ。
2013年2月2日
【豚玉(そば入り、玉子ユルメ、ソース少なめ)】\700
カウンターに座って印象的なのは、一流の鉄板メンテ。この時点で、大将の並々ならぬ情熱が伝わる。先ず、生地を小さめに引いたら、同時に隣で袋麺を炒めにかかる。生地に太めに刻みの冬キャベツを結構少なめに盛って、あれ?もやしを使わない。コレは結構珍しいと思う。天かすを撒いて、豚バラ三枚、ココで「物体X」をチョコンと載せる。この物体、おおよそ何か察しは付くのだけれど、大将曰く、ナイショって事なので、ココで書く訳にも行くまい。繋ぎを少し垂らしたら、反転させて放置プレー。
一方、鉄板でジージー炙られてる麺、少しのソースとラードをくれてシャシャッと炒めたら、つんむり円形に丸めて、これまた放置プレー、再びジージー。本体も、途中で二、三度回転させるが、基本は手を出さない放置蒸しタイプ。素材元々の食感が色濃く残る、私好みの焼き方である。七、八分蒸し上げただろうか、最後にほんの軽くプレスをかけたら、速攻で麺と合体。二卵性玉子をユルメで仕上げて焼き上がりである。ソースはミツワヒガシマル、トッピングはガーリックパウダー、青海苔に白胡麻である。
早速テコを入れてみれば、やはり相当なハイレベル焼き。サクサクと小気味良く切り出せる。この日はまだ冬キャベツだったので、もうちょい、あと二分程も蒸らせば、これは完璧じゃあなかろうか!?と言うぐらい、旨みに満ちたキャベツ層。もやしを使わずキャベツ一本で来る潔さも相乗的効果がありそうだ。何故かイカ天のような風味の、絶妙カリカリ豚バラ肉も相当良い。更には、キャベツに乗せた「物体X」が、旨味にかなり効いてる。麺は生麺じゃなくて、お手軽袋麺だけど、それでもキッチリ火入れされてて、全くベタついた嫌味は無い。とにかく殆ど隙が見つけられない優等生焼き。余りに予想外だったので思わず口走っちゃった。「コレ旨いですね」・・・
【まとめ】
大将のキャラが乗り移った焼き。決して豪腕焼きじゃなく、繊細&華奢焼き。それでいて、クッキリとした背骨が感じられる所が名焼きの証である。広島「田の久」をもう少し繊細にした印象ながら、味の輪郭は文句なしにクッキリ。山口県下では有数の焼きと言って良い。これまで、知らぬが仏だったのが悔まれる。