山口帰省旅 Vol.16 維新を感じ萩焼を愛でる「萩の宿 常茂恵」〜〜〜♪
2018.01.27(2日目)
友人を連れて半年ぶりの山口帰省旅
故郷の長門市を観光し、お隣の萩市にある2日目の宿
「萩の宿 常茂恵(ともえ)」に16:30に到着です〜♪
田舎の実家は誰も住んでいなく、先日の寒波で水道管が破裂して
お風呂やトイレが使えないと姉から連絡が入ったので
友人をそんなところに泊めるわけにもいかず
今回の帰省旅の宿を半月前に一休.comから探しました。
この時期に泊まるのなら河豚を満喫するコースがいいだろうと
当初は、安倍首相とプーチン大統領の日露首脳会談の宿である
長門市湯本温泉の「大谷山荘」を考えましたが
露天風呂付客室で天然とらふくフルコースだと1人7万円以上もかかるw
それはあまりに豪華なので、お手軽なところを探して見つけたのが
ここ「萩の宿 常茂恵」さんだったのです。
維新の城下町 "萩" の迎賓館として大正14年に創業した宿で
美しい日本庭園とゆったりとした客室、心を込めた料理で人気です。
予約したプランは
◆二間続きの和室 とらふく会席プラン 29780円(税・サ込)×2
総檜造りの特別室だと1人5万円以上かかりますが
部屋は最低ランクでいいので、山口の河豚を食べさせたいと
このプランを選びました。
ロビーで昆布茶をいただきながらチェックイン
部屋に向かう廊下がとても広く、そこから望む中庭が素晴らしい
高価な萩焼も展示されていてこれは趣きがある高級旅館です。
担当の仲居さんに案内された床の間がある和室はゆったり
2間続きとはいえ、実際には玄関の間・和室・控えの間・応接セットの間と
4つの部屋に仕切られ、洗面所・トイレ・部屋風呂もとても綺麗です。
雪見障子の向こうにも庭園があり、ふぐ会席がついて土曜泊でこの価格は
すばらしいコストパフォーマンスですね!
お着きのお菓子に『夏蜜柑菓子』をいただいてから旅館内を散策
さっそく2004年に掘削されたという "はぎ温泉" の大浴場に浸かり
旅の疲れを洗い流しました。
温泉の後は、1階ロビー奥にある土蔵の中の館内展示室に入ってみると
有名な萩焼作家の高価な茶碗やオブジェが並び
山口県出身の総理大臣の書も掛けられていて
維新胎動の町 萩の歴史も感じる展示でした。
19時から部屋で夕食です。
◆とらふく会席‥‥宿泊料に込み
◆甘鯛塩焼き 10800円(税・サ込)
◆東洋美人 壱番纏(いちばんまとい) 7500円(税・サ込)
純米大吟醸 720mL
とらふぐ会席の内容は
食前酒:ひれ酒
小鉢 :ふく皮サラダ・白子グラタン、ふく煮凝り
差味 :ふく刺し 薬味 ポン酢2種
進肴 :ふく唐揚げ
温物 :ふくちり
お食事:雑炊 山口県産ササニシキ
香の物:二種盛り
水果子:季節の水果子(湯葉プリン) フランボワーズ ミント
まずは、火をつけて蓋をした『ひれ酒』で乾杯です (^o^)/
蓋をあけるとドカンと酒の香りが鼻に突き刺さり
熱々の甘いひれ酒は胃に染み渡ります。
この値段ですから、たいした "ふく" のコースではないだろう
と思っていましたが、それは見事に裏切られました。
ちなみに山口では "河豚" と言わずに
幸福をもたらすということから "ふく" と言います。
小鉢の中には『白子のグラタン』もあり
『ふく刺し』は大きな皿にたっぷり並んだ薄造り
葱を巻いてポン酢やあん肝ポン酢で食べると幸せだぁ!
当然お酒がすすむのですが、選んだのはここ萩の銘酒『東洋美人』
しかもその最高峰の "壱番纏(いちばんまとい)" 720mL 瓶を1本
2人がグイグイいっちゃいます。
山口県産の山田錦を40%まで磨き上げたという純米大吟醸は
香りが良くてとても上品、喉をスーと通過する透明感ある味わいでした。
『ふく唐揚げ』を両手で持ってかぶりつき
伊賀焼きの黒鍋で作る『ふくちり』も薬味を入れたポン酢で味わい尽くします。
〆はふくの骨からいい出汁が染み出た鍋に
山口県産ササニシキを炊いたごはんを投入
溶き卵をまわしかけ、刻み葱をのせて30秒蓋をして『雑炊』の出来上がり
熱々をホクホクしながら、鍋には一粒も残さず完食です。
これに、関西では "グジ" と呼ばれる『甘鯛の塩焼き』を
2日前に電話で追加注文しました。
萩は "甘鯛" の漁獲量が対馬についで全国2位
特に萩の甘鯛は最高級魚種として珍重されています。
電話では時化が続いて浜に揚がっていないかもしれないと言われましたが
無事に1kg超えの巨大な『甘鯛の塩焼き』が登場です!
皮がパリッと香ばしく焼かれ、身は甘味があってふっくら
スダチを絞って食べると絶品ですね。
デザートもいただき、萩の海の幸を大満喫です。
明日の予定は城下町観光と5ヶ所の世界遺産巡り
そして山の中にある「猫寺」に向かうのですが
雪は大丈夫かなぁ?
ごちそうさん (●^o^●)
Restaurant name |
Haginoyado Tomoe(Haginoyado Tomoe)
|
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Categories | Ryokan、Japanese Cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
083-822-0150 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
山口県萩市土原弘法寺608-53 |
Transportation |
新幹線 428 meters from Higashi Hagi. |
Opening hours | |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥20,000~¥29,999
|
Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted |
Private dining rooms |
OK |
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Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Tatami seats |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Cocktails,Particular about Japanese sake (Nihonshu) |
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Food |
Particular about fish |
Occasion |
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Location |
House restaurant |
Website | |
PR for restaurants |
萩の旅情にじっくり浸る・萩の歴史を静かに見つめてきた萩の迎賓館、『萩の宿・常茂恵』
おいしい食事を目当てに旅をする 日帰り昼食、夕会食(会席料理)予約可能。 |
2018.01.28(3日目)
友人を連れて半年ぶりの山口帰省旅、最終日を迎えました〜♪
萩の銘酒 "東洋美人"を飲みながら
"とらふく会席" を満喫した「萩の宿 常茂恵」を朝8時に起床
部屋の中庭から見る空はどんよりとしていましたが雪は大丈夫そうです。
朝風呂に浸かって、8時からは朝食会場に出向いて朝ごはん
畳の大広間にはテーブルと椅子が置かれて、いただきま〜す (^o^)/
◆和朝食
黒胡麻ジュース
ごはん(山口県産コシヒカリ)
お味噌汁
香の物
清吉屋の豆腐と蒸し野菜の餡かけ
萩魚の干物:鯵の開き
小鉢‥‥温玉・茄子の煮浸し・忠小兵衛蒲鉾とだし巻き玉子
釜揚げちりめんとおろし大根・切干大根と萩平天
野菜サラダ3種‥‥生野菜玉ねぎドレッシング
しそわかめキャベツ
カプレーゼ料理長オリジナル
夏ミカンゼリー
調味料として卓上に、アウボカーサオリーブオイル・胡麻衛門のごま油・
割り醤油・百姓の塩の4種が用意され
身体に優しい栄養バランスがとれた朝食です。
まずは、パイナップルとバナナをベースに
牛乳と黒胡麻と蜂蜜を加えた濃厚な "黒胡麻ジュース" でお目覚め!
焼魚は前日に "アジの開き" をお願いしていて
頭からシッポまで骨ごとバリバリ、カルシウム不足を補います。
地元の食材がふんだんに使われ野菜もたっぷり喰えて
満足のいく健康朝食でした。
朝食を終え、ロビーにある萩焼販売コーナーに突撃です。
伝統の萩焼の器や皿、新進気鋭の作家の創作萩焼など多数が販売されていて
旅の記念として購入したのは
◇ペアカップ 山桜
南明寺窯 ベアティル ペアソン(スウェーデン)作
最初は、これぞ萩焼という珈琲カップに惹かれて
1客を7000円で購入しようとしたのですが
友人が萩焼には珍しい絵柄が焼き付けられたペアカップをみつけて
この方がいいのでは? と価格には目ん玉飛び出ましたが急遽変更です。
「一楽、二萩、三唐津」と高く評価される素朴な風合いと色調の "萩焼" ですが
スウェーデンの美術学校を卒業して海外研修で日本にやってきた
ベアティル ペアソン氏(南明寺窯)のこの作品は
"山桜" を器に咲かせた新しい作風の珈琲カップとソーサーです。
使えば使うほどその色艶が変転して色化けするという萩焼のカップに
ちょっとリッチにブルーマウンテン珈琲豆を挽いてドリップ
大人の優雅な珈琲タイムになりました。
この萩焼は自分の一生の宝物、ホテルは9時前にチェックアウト
接客・温泉・部屋・庭園・食事・CPのどれをとっても文句なし
この宿に泊まれて大満足です。
次はレンタカーをわずか2km走らせて
世界遺産に認定された "萩城下町" を観光です。
ごちそうさん (●^o^●)