Restaurant name |
Oka
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Categories | Japanese Cuisine、Izakaya (Tavern) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
055-226-2888 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
山梨県甲府市中央1-6-6 丸忠ビル 1F |
Transportation |
714 meters from Kofu. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥6,000~¥7,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Not Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
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Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu) |
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Occasion |
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約20数年ぶりの山梨。
地元のマイレビさん達情報から、選んだ先がココ。
京都の祇園にありそうな外観。
入口を開けると、右手にオープンキッチンのL字型カウンター10席ほど。
よく見るとセットされている箸のデザインが、さりげなく席毎に異なっている。
大将と男性スタッフ2名で切り盛り。
先客は、女性2人組、単身赴任か出張中みたいな男性御独り様、女性3名組。
この内の和服を着た淑女は、大将と奇しくも同じ誕生日という常連さん。
後客で、飲み屋で捌けた後の様な、両手に花状態のチャラ男組が来店。
料理は、お任せでお願いした。
まずは、喉を潤しましょう。
・生ビール
サントリーのプレモルで、専用のグラスで提供される。
ちなみに、「ザ・プレミアム・モルツが飲めるお店」ではココは紹介されていない。
・先附1
山芋とイクラ。
イクラの下に、山芋が隠れている。
のっけから、日本酒を誘うような一品。
・先附2
昆布とイイダコ。
この味付けも、グビグビとビールが進みます。
・白子と鮟肝
茗荷と分葱で埋もれているが、白子・鮟肝共に大振り。
地酒に誘導する逸品ですね! (笑)
大将に『地元山梨の蔵元、純米系でズシッ!としたものを』とのお題を挙げ、「ポン酒ルジュ」のお任せで出してくれたのは、
・旦 DAN 山廃純米吟醸 備前雄町 29BY / 笹一酒造 (山梨県大月市)
1919(大正8)年創業、25BYから、大量生産方式の設備を廃止し、手作りに戻した蔵元。
以前に、以下の各店で各種を飲んでいた。
・東京 池尻大橋・旬菜 おぐら家 (移転前)で、「さ々一 純米吟醸無濾過生原酒 美山錦」
・大阪 扇町・やまわきで、「旦 DAN 純米 無濾過生原酒」
・岐阜・SAKE BAR 百蔵で、「旦 DAN 純米吟醸 無濾過生原酒」
今回飲んだのは、現存する最古の酒米「備前雄町」を全量使用し55%精米、29BY。
球児の「火の玉ストレート」のように、ズバッ!と自分の好みにドンピシャの味。
・天王寺蕪
甲府に来て、浪速の伝統野菜が出てくるとは、面白い。
添えられているものに、さりげなくキンカン皮が含まれている。
・河豚皮煮ごこり
河豚好きの自分を見透かされたかのように出されたもの。
コレも酒が進みます。
・お造り
白魚、バチマグロ、河豚、ミル貝、アオリイカ。
鮪は、ねっとりとした脂が口の中に広がる。
刺身が来たので、次の銘柄に移りましょう。
常連さんが頼んでいたレア品が、やっぱり気になったのて、同じものを。
・No. 6 X-type Essence 2016 / 新政酒造 (秋田市)
1852(嘉永5)年創業、日本酒作りに欠かせない酵母の中でも、最も古い6号酵母発祥の蔵元。
以前に、北新地・和み酒 仁や、秋田・コンカドールで、「No. 6 R-type」を飲んでいた。
今回飲んだのは、シリーズ最上位クラスで30%精米、絞りは無圧、2016ながらも、フレッシュな味がキープされているのが素晴らしい♪
・八寸
出汁巻き、蓮根、銀杏、七味マヨ添えの烏賊下足、クリームチーズ、大根、もろみ味噌。
「ザ・日本酒のアテ」オンパレードですね!
まだレア品があるとの事で、薩摩切子グラスと共に勧めてくれたのは、
・新政 瑠璃 -ラピスラズリ- 美山錦50
長野原産の酒米「美山錦」を全量使用し、精米歩合は麹米:40%、掛米: 50%精米、28BY。
「時雨 377/516 16CL-09」と番号ラベルが掛けられているのは、恐らくタンクとボトリングNo.か。
フルーティーで、開栓から暫く経っていても、微炭酸のピチピチ。
・自家製唐墨
これも、酒呑みのアテですね。
岡山・幸市を思い出す。
・揚げ物
太刀魚、帆立真丈。
酢橘半玉と岩塩が添えられている。
真丈を椀物で出さずに、揚げ物に持ってくるとは、意表を突かれた。
更にColorsシリーズの別モンがあるとの事で、頼んだのは、
・新政 天鷲絨 -Viridian- 美山錦50
これも同じ美山錦ながらも、さっきの一杯と違うのは、麹・掛共に40%精米。
肩掛けラベルも「普賢 052/258 16CV-03」となっている。
蔵元HPに拠ると、『Colorsラインナップ中、もっとも厚みと余韻がある力強い仕立てとなっている。』
・食事
鶏雑炊。
シンプルながらも、鶏の旨みが染み出ていて旨い。
新政酒造のColors4種類中、2種類を堪能できた。
恐らく残る2銘柄も「隠し酒」的に持っておられるかもしれない。
甲府で、秋田の銘酒を取り揃えているのも、関西的に言えば「オモロ過ぎるやん!」
大将は、イトマン事件で渦中の許永中にチョイ似ているかも?!
てっきり、かなり自分よりも年上かと思いきや、全く逆で、松本市・明神館で元料理長されていたそうです。
一見、フィクサー的な強面ながらも、喋ってみるとそうではなかったケースとして思い出すのは、金沢・こいでと被る。
有名人気旅館の料理長が独立して、雇われの制約無しに「自分のやりたい様にやったら、自然とこうなった」的な名店。
平日は深夜1時まで営業されているのも、甲府では貴重な存在やと思います。
過去レビが3件のみやったんが、不思議な先でした。
PS: ↓タイトル元ネタ。
新喜劇版
https://www.youtube.com/watch?v=wmEgVVFc1EA
漫才版
https://www.youtube.com/watch?v=v1DVruk79BI