Restaurant name |
Resutoran Suzuran
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Categories | Cafeteria |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0553-48-2315 |
Reservation Availability | |
Address |
山梨県甲州市塩山上萩原4784 |
Transportation |
車、バイク |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
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Non-smoking/smoking |
− |
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Parking lot |
OK |
Space/facilities |
Wide seat |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
House restaurant |
Website |
まだ紅葉には早かったが、山梨へ友達とドライブに出かけた。
国道20号から大菩薩峠へ上がって行く道の途中にある、ペンションすずらんの食堂。
前には広い駐車場があり、バスも店の前で停まる。
ペンションの食堂なのだが、昼食時は一般の客が立ち寄り、にぎわっている。
ペンションの建物とは別に、しっかりした山小屋風の建物が建っている。
中も山小屋風で、だるまストーブなどがあり、重厚なテーブルで落ち着いて食事がとれる。
かなり広く、椅子の数は30近くあるかもしれない。
昼食のメニューは、そば、ピラフ、スパゲティ、カレーといった一般的なものから、ライダー定食、虫屋さん定食、釣屋さん定食、山屋さん定食といったちょっと変わったメニューが揃っている。
どれもなかなかおいしそうなのだが、今回ちょうど季節的にきのこのシーズンで、こうたけご飯(1500円)というのがあったので、せっかくなので試しに注文してみた。
こうたけというのは、香茸と書く天然キノコの一種で、特別に味と香りがいいきのこなのだとのこと。
地方によっては、マツタケより貴重な幻のキノコとも言われているそうだ。
今年は当たり年とかで、回りの山で採れているらしい。
もちろん、今までに食べたことは無い。
こうたけは採ってきて一日天日に当てて乾燥させ、それから使うのだとのことで、庭に昨日採ってきたというこうたけが干されていた。
果たしてどんな味と香りがするのか。
自分で採るのは難しく、道の駅などにかなりの高値で売られているそうだ。
出てきた料理の見た目は、キノコの炊き込みご飯そのまま。
ご飯の中に、小さく刻まれた黒いキノコが沢山入って炊かれている。
中くらいの大きさのどんぶりにいっぱいのきのこご飯と、きのこのおひたし、漬物、キャラブキの炊いたもの、みそ汁、そして果物がついて、最後にはぶどうジュースもついていた。
どちらかというと、全体に見た目はごくあっさりと飾り気のないものだ。
早速食べてみた。
なるほど、いい香りがする。
何に例えればいいのかと考えてみたが、よく分からない。
醤油の香りにも似ているかも。
ほんわかといい香りのするご飯だった。
味はあっさりとした味付けで、醤油などはほとんど使われていないみたい。
きのこから出るうまみだけの味付けのよう。
でも、なかなかおいしいものだ。
おひたしも、漬物も、焚き物もみんなここの自製らしい。
どれも薄味で、ほっとする。
ご飯の量は多めのようで、おなか一杯になった。
今の季節だけのご馳走なのだろう。
もちろんいつでもあるものではなく、秋のほんのひと時だけにしか味わえない珍味と言ってもいいのかも知れない。
そして、こちらのおばちゃん(姉妹らしい)たちの応対が、心地よかった。
来年も こうたけご飯を食べに来たい。