新世代の躍進！新しいイタリアンのリーダーズ : Gapric E

ここ最近、名古屋のイタリアン界隈が熱い。

数年前まではガッルーラ１強だったのに
どこもかしこもオープンと同時に大人気。

さて、そんな新時代を牽引する
新しいイタリアンのリーダーズ的な
ガプリスさんに念願叶って初訪問。

✅温州みかんと紅茶のソーダ(900円)
珍しいのがあると絶対頼んじゃう。
フルーティーでお洒落な
微炭酸の美味しいモクテル。

✅紫蘇
揖保乃糸を使った冷製カペッリーニ。
濃厚な旨味を蓄えた青森の本マグロと
紫蘇とバジル香る爽やかなジェノベーゼで。
カペッリーニよく締まって凄く美味しい。

ちなみにネットで調べてみたら
カッペリーニはケッパーの事で
カペッリーニが正解みたい。

✅馬肉
馬肉とビーツの赤が映えるタルタルを
菊芋のチップとマイクロハーブ
香り高いペコリーノ(羊のチーズ)で。
別添えのバターたっぷりのパンに乗っけて
カナッペ仕立てで頂きましょう。
あっさりした赤身の旨味をベースに
五源味と食感が複雑に混ざり合う。

✅穴子
長崎産の穴子はフリットで。
サクッとした歯触りと
フワッとした舌触りの妙。
クミンの効いたタルタルが
エキゾチックな情景を映す。

✅白子
北海道産根室の白子は
新鮮でとってもクリーミー。
菜の花で麗かな春を演出し
振り柚子で雅な和を装う
お茶漬け風のリゾット。
米は粒立ちが立派な龍の瞳。

✅ブリオッシュ
焼く前にネコに踏んづけられた？
しっかりと証拠の肉球が残ってますよ。
千賀ファームのレモネードレモンを使った
シトラス香るフカフカのブリオッシュ。

✅葡萄ジュース(900円)
なんだかシャリシャリするので
マダムに聞いてみたら澱みたい。
ワインの澱は取り除くのが一般的だけど
個人的にはこのシャリシャリ感が
食感のアクセントになって逆に良い。

✅ヴァチナーラ
近江牛スネ肉を使った赤ワイン煮込み。
フルーツトマトとイチローファームの芽キャベツで。
牛のどっしりとした旨味が持続する王道のパスタ。

✅近江牛
滴る血がシズル感を演出する。
部位はランプで柔らかな肉質に
赤身と脂のバランスが絶妙。
野趣溢れるアロマが嬉しく
塩加減も抜群でとても美味しい。
栃木産の天恵菇ももう一つの主役。
芳醇で贅沢な味わいの椎茸です。
カンボジアの生粒胡椒に
タスマニアの粒マスタード
黒ニンニクのピュレで。

✅すず
東郷町近藤農園のすず(苺)。
フロマージュブランのエスプーマに
完熟苺のジェラート、ミントのグラニテ。
甘酸っぱくチャーミングな味わいを
ミントがエレガントにドレスアップ。
デザートのレベルめちゃくちゃ高い。

✅黄金丸
鹿児島の黄金丸(金柑)を使った
ショコラオランジュの再構築。
紅茶とチョコのムースにフルーティーな
酸味が際立つカカオ70%のアイス。
デザートのレベル、マジでヤバイ！

✅小菓子
✓フィニャンシェ
　焼きたてだからこその
　ふくよかなバターの香りと
　カリカリの猫耳が嬉しい。
✓アーモンドのメレンゲ
　サクッとメレンゲに歯を入れれば
　中から香り豊かなクレームダマンド。
✓ボンボンショコラ
　中にはフルーツ系のパードドフリュイ。

こだわりの食材に洗練された魅せ方。
イタリアンの要素を取り入れながらも
和の要素も上手く融合させた料理。

なにより専属パティシエがいるのが強い。
デザートが圧倒的に美味しかった。

ご馳走様でした。