海老からエビへ
ここは常連となっている店の一つで、でも他に色んな店に行っていてなかなか行けてないので、久々に顔を出すことにした。
複数の人から「お久しぶり」と言われながらカウンター席に座り本日のメニューを見て『海老フライ』を頼む。タルタルかソースの2択だったが、個人的にはマヨネーズが好きで、おそらく実家では子供の頃からその組み合わせで食べていたからだと思う。
ちなみに海老フライからアジフライの話になって、じゃあアジフライには何をかけるか?ということで周りにいた客5人の結果は、醤油が3人でソースが2人だった。女性は醤油派が多い傾向。
次に何食べようかと考えていたら、なぜか『エビチリ』が頭に浮かんでしまい、目の前の厨房に立っていた中華が得意なスタッフに「エビチリ出来る?」と聞いたら当然顔で「もちろん」と返事が返ってきた。「エビマヨもできるけどエビチリでいい?」と逆に質問されたけどエビチリをお願いした。材料さえあればメニューになくても作ってくれるのは嬉しい。
ダチのA君(小2)は友達の家で遊んでいたらしく、いつもより遅めの“出勤”で、私がすでに酔っていたのもあって一緒に遊ぶことが出来なかった。帰り際に彼の定位置である店の奥の小上がり席に行ったら、すでに寝ていた。また今度遊ぼうね、と心の中で挨拶して店を後にした。
ごちそうさま。
夏祭り
十年はひと昔暑い夏
おまつりはふた昔セミの声
思わずよみがえる夏の日が
ああ今日はおまつり空もあざやか
自転車のうしろには妹が
ゆかた着てすましてるかわいいよ
もらったおこづかいなくすなよ
ああ今日はおまつり早く行こうよ
綿菓子をほおばればすぐとける
友達もみんな居る笑い声
道には並ぶ店オモチャ売り
ああ今日はおまつり何を買おうか
十年はひと昔暑い夏
ふるさとはふた昔夏まつり
(井上陽水「夏まつり」より)
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この日は近所の公園で夏祭りがあった。いつもの宮古そば屋の“ダチ”と連れ立って見に行くことにした。彼は小学2年生で祭りのお目当ては出店で売られているオモチャだ。どう考えても普通の店で買った方が安いのに、小銭入れを握りしめて物色している。店側も強かなもので敢えて客を誘おうとはしない。店先の展示物で”獲物“を狙っているのだ。奥の深い心理戦だ。
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程なく彼の小銭入れ中身が無くなったようで、店に戻って美味しいものを食べることにした。いつも以上に美味しい料理を堪能した。周りの大人は赤い顔をして夏の夜を楽しんでいた。
♪ああ今日はお祭り……
夏の思い出の1ページはやがて閉じられた。
ごちそうさま。
前代未聞の客(自分のことだけど…)
下記はほぼ日記です。ご了承ください。
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この店には、平日の夜と土曜日の営業時間帯には、ママのお子さんが”常駐”しています。現時点で小学2年生の彼は、店の1番奥にある小上がり席(4人程度が座れる)で宿題を片づけたり遊んでいたりします。今回訪問した時にはプチサイズのレゴのようなブロックで動物を組み立てていました。(DAISOで売っているらしい)
このような事実を知っている私は、いつか彼とこの店で”昔取った杵柄”的なアナログゲームで遊ぼうと考えていたのです。そして今回、メルカリで入手した『魚雷戦ゲーム』を持参して彼と対戦することに成功しました。
私が小学生のころ、つまり半世紀以上前の昭和な時代には、当然ながら電子的なゲームは存在しておらず、すべて物理的な構造をしたゲームばかりでした。
その中でも1番有名だと思われるのが『野球盤』で、球場の形を模したゲーム本体は40~50センチ四方の大きさで、それを挟んで2人で対戦するものです。というか、コンピュータ相手という形式は存在せず、ほとんどのゲームが人対人で遊ぶ形のものでした。
片方がピッチャー、もう片方がバッターになって、それぞれレバーなどを利用して投げて打ち、打球のコース上にある様々なくぼみに球が入ると、その表記に従ってランナーを進めるというもので、パチンコやスマートボールの変形版とも言えるかと思います。
当然ながら私も野球盤でも遊びましたが、それ以上に楽しんだのが『行軍将棋(軍人将棋)』『バンカース』『レーダー作戦ゲーム』などでした。もともと運動は得意ではなかったというのもあり、アクションものよりもじっくりと考えて遊ぶゲームのほうが自分に合っていると感じていたのかも知れません。トランプも大好きで、家族を無理やり巻き込んで遊んでいることも多かった記憶があります。
今回は、そんなアナログ世界のゲームの一つ『魚雷戦ゲーム』を手に持って(それなりの大きさで以前入手したKALDIの大きなエコバッグに何とか収まった)、この店を訪れたのです。
「何それ?」
当然ながら店の人は開口一番、こう言うわけです。この日はママとマスターの2人体制で、双方とも(たしか)40代なので『魚雷戦ゲーム』のパッケージを見せても「見たことない」と口を揃えるのです。
「やっぱり知りませんか。今日はA君とこれで遊びに来ましたわ」
小上がり席で遊んでいる彼に「やぁ」と挨拶しても「うん」と返してくるだけで反応は当初薄かったので、当初私はカウンター席で飲食をしていました。そのうち、彼が暇そうにしてブロックで遊んでいるようだったので、私は満を持した感じで『魚雷戦ゲーム』を彼のほうに持って行って、
「一緒に遊ぼうぜ」
とタメ語で話しかけました。彼とは”親友”の仲で(彼がそう認めた)同じレベルで話したり遊んだりしています。というか私がその程度の精神年齢なのかも知れませんが(あるいは最近の子供はませているとも言えそうですが)。
最初はやっぱりママたちと同じように具体的な反応はなかったのですが、ふたを開けてゲーム本体を取り出すと、彼の顔に変化が現れました。やはり実物を見ると子供は好奇心を持って観察し始めるようです。
遊び方を軽く教えるとすぐに操作できるようになり、当初は私が連勝していましたが(大人げない)、やがて彼は腕をあげて対等に勝負できるようになったのです。やはり子供の学習能力は素晴らしいものがあります。しかもそのうち勝手にゲームルールを拡張して(自分が有利になるように)遊ぼうとするあたり、ルールに縛られている大人では考えつかないような発想も出来てしまうのです。
ということで、泡盛とつまみをゲームプレイの間にいただきながら、2時間近くも彼と遊びました。顔見知りの常連客に「よく飽きずに遊べますね~」とツッコミされたりもしながら。
ということで、私の自己満足的な”ゲーム持ち込みプレイ”は成功裏(?)に終わったのでした。A君、付き合ってくれてありがとう。
そして、ごちそうさまでした。
健康と幸福をもたらす酒
「宮古島」がメインテーマ(?)のこの店では、泡盛を無指定で頼むと基本的には『ニコニコ太郎』が提供されます。一見、何ともふざけたネーミングですが、ほかの泡盛同様のクォリティを味わうことができます。いや、平均以上に飲みやすい泡盛だと思います。
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ニコニコと楽しいコミュニケーションドリンクであってほしいという蔵元の願いがこめられた「ニコニコ太郎」。モロミの低温熟成はもちろんのこと徹底した温度管理によって造られた泡盛は、爽やかな香りと甘くソフトな喉越しが特徴で、「宮古島のナポレオン」と称される人気銘柄。
(「琉球泡盛」サイトより引用)
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この『ニコニコ太郎』は、宮古島の蔵「池間酒造」で作られていますが、今回飲んだのは同じ蔵で作られている『ずなら』という泡盛の古酒です。この店のスタッフは5月中旬に宮古島に旅行に行っており(その間、店休日だった)、その時に仕入れた泡盛のようです。
私が店に入っていつものようにカウンターに座ると、自動的に泡盛のロックが琉球ガラスで出来たカラフルなグラスに注がれて提供されるのですが、この日は「いつもと違う泡盛、飲む?」と女性スタッフが聞いてくるので、「じゃあ、お願いします」と告げました。
で、出てきたのが『ずなら』だったのです。
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「ずなら」は8年古酒で、池間代表のお話では「厳選された良質の泡盛で芳醇な香りと深いコクは、 まさしく五感に響くような喜びを与える。 適量の飲酒なら酒は百薬の長。 ずならは健康と幸福をもたらす名前にぴったりの泡盛」 とのこと。「ずなら」 とは宮古島の方言で地面を踏みつけて響かすことにより、 幸福をもたらすという意味です。
(「泡盛ストリート」などより引用)
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泡盛の古酒は今まで飲んだことがなかったので、慎重に味わいながらいただきましたが、確かに飲みなれている「ニコニコ太郎」よりも風味に深みがあって濃い感じがしました。もしかして本来の泡盛のテイストに近いのかも?と想像しましたが、そこまで泡盛に精通しているわけでもないので、確信はありません。
その話の流れで、私は女性スタッフに「そういえば、家に”ハブ酒”が未開封のまま何年も眠っているんだけど、瓶詰めの状態で年数が経っても古酒になるの?」と訊きました。なんとなく甕(かめ)に入った状態で寝かせると古酒(クース)になるのかなと思っていたからです。スタッフは少し考えたあとに「なるんじゃない?瓶詰めして何年後かに古酒として売っているパターンを知っているけど」と答えてくれました。
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3年以上熟成させた泡盛について「古酒」と表記してよいというのが、現在の規定。甕や瓶に入れて「寝かせる」ことで、香りは芳醇に、味わいはまろやかになっていくのです。通常に流通しているのは作られてから3年未満の泡盛で、「一般酒」と呼ばれます。現在では、3年、5年、7年といったように商品名に貯蔵年数を明記する商品も多いようです。
(「おきなわ物語」より引用)
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いずれにしても、そのうちこの店に「ハブ酒」を持っていこうと思っています。ハブ酒と言っても瓶の中にハブが入っているわけではなく、エキス分が含まれている泡盛で、瓶の中の液体は琥珀色をしています。あまり保存状態を気にしておらず、常温の自室内で長年(10年以上?※)保管しているだけなので、中身の品質がどうなっているかは不明です。
ちなみにこの「ハブ酒」は娘が学生時代に沖縄旅行に行った際に、お土産として買ってきてくれたものですが、当時は今のように泡盛には興味がなかったので、飲まずにそのままになっていたわけです。
(※瓶に貼られている製造年月日のラベルには「20.1.26」と印字されているので、おそらく平成20年に瓶詰めされたものだと思われ、単純計算では15年経過していることになる。)
この日は、下記の料理をアテにして『ずなら』を筆頭に泡盛を3杯飲んで、いい気分で帰宅の途につきました。
・うるめイワシ塩焼(かなり大きい)
・紅ショウガ入り卵焼き(島ラッキョウやジーマーミ豆腐が売り切れでなかったため)
ごちそうさまでした。
昼呑みの続きをこの店でまったりと
木曜午後の昼呑みタイムの最後はこの店で過ごしました。この店は日曜日以外は17時開店なので、その時間になるまでこの店の近くにある『藤一番』でまったり過ごして時間調整した感じです。
最近、レアキャラのYさんに会えなかったのですが、今回ようやく会うことが出来ました。Yさんは19時半前後に店に現れて厨房の手伝いを始めます。そこで仕事が一段落したら、今まで働いていた女性スタッフのRさんの仕事が終わりますが、Rさんは帰らずに客席側で飲み始めるのです。この店にはRさんのお子さん(A君)も”常駐”しているので結局、店を閉めるまではいるようです。(そうでない日もあるけど)
この日、A君は21時頃には夢の世界に入るべく小上がり席で横になりました。私も実はこの日はA君と付き合うためもあって、彼と二人で座卓を占有していたのです。A君に聞いた話では、今日、公園で遊んでいてウンテイから落ちたようで、右ひじあたりを痛めていて、そのせいもあって疲れたりして寝てしまったのかも知れません。小上がり席には電気カーペットが敷かれていたので、そのスイッチを入れてあげて、私も自分の世界に入っていきました。
というかA君が眠りについたあとは、ラーメン好きなYさんとようやくラーメン談義が出来たわけです。9月にオープンした『鶏そばSOSORU』はどうだったとか今週オープンした『支那ソバ きたがわ』はどうかとかのYさんの質問に答えたり、逆にYさんオススメの店『中華蕎麦 生る(ナル)』の変遷を聞いたりして過ごしました。
「”生る”はねぇ、以前は店名にあるようにいわゆる中華蕎麦もやっていたのに、つけ麺が人気になったのでやめたようで、非常に残念なんですよ。あの中華蕎麦が好きだったのになぁ」
食べログで確認してみると確かに現在のメインはつけ麺(つけそば)で、中華蕎麦らしきメニューは用意されていません。通常のラーメンメニューは鶏白湯だけのようです。
「そのようですね。鶏白湯ラーメンはあるみたいなので、そっちを食べに行こうかな」
私はそう答えながら「時間軸を意識した店の評価をしてくれるYさんはやっぱりラーメン好きなんだなぁ」と思いました。今回、登場した店を整理すると、
中華蕎麦系:『きたがわ』、過去の『生る』
鶏白湯系 :『SOSORU』、現在の『生る』
と、まとめられそうです。(つけ麺は除く)
私と話の合うそんなYさんは基本的に平日の火曜から木曜までの夜に”登場”しますが、最近私のほうは週末の訪問が多かったのですれ違いになっていたわけです。(Yさんは馬好きでもあり、週末は全国のあちこちに行っているようです)
この店では泡盛のお湯割りを頼んでしばらくいたのですが、Yさんが来たので「トマトの卵炒め」を頼んでみることにしました。もちろんメニューにはない料理なのですが、以前に書いたようにYさんは中華料理が得意のようで、今回の突然の注文にも「ああ、あれですね」と気軽に応じてくれました。そして、彼の作った料理は、以前、女性スタッフのRさんが作ったてくれたものとは違って、ちゃんと中華料理になっていたのです。やはり中華はYさんですね。(Rさん、ごめん)
5時間も長居してしまいごめんなさい。またおじゃまします。
ごちそうさまでした。
夜は様々な人と出会える場所なのかも
私は色んな居酒屋に行っていますが、経験上、チェーン店での他人との触れ合いはほとんどありません。それを目的としている人は少ないからでしょう。でも、こじんまりとした個人店の場合は、どちらかと言えばそこに集った人との交流を楽しみにしている人が多いと思います。特に地域に根付いたような店であればその傾向は強いと考えています。
この店においては、ランチタイムはそうでもないのですが(それでも昼呑みしている仲間はいます)、夜の居酒屋モードになると様々な人との出会い、そして交流が出来るのです。
私にとって最大の出会いは前回にも書いた小学1年生の男の子です。この子はこの店のスタッフのお子さんで、平日の日中は学校に通っていますが、夜や休日には店に”常駐”します。開店早々に行くとたいてい学校の宿題をしています。そして、その他の時間には主にiPadで動画などを見ているのは前回レビューに書きました。あるいは、時々(酔った)大人と絡んだりもしており、かなりませている感じがします。(私も色々といじっていますし)
当然ながら彼以外にも様々な大人との出会い、とりとめのない会話が出来たりするので、行くたびに新たな発見をしたり雑学が増えたりもします。出会った人を記憶の限り列挙してみると、
・隣のスナックのママさん(韓国出身)
・解体屋のおっさん
・フィリピンパブの男性スタッフ
・病院通いのオネイサン
・焼き肉店の店主とバイトのネーチャン
・保育士を目指している女子大生
・女性の歯科技工士
・食堂で働いているおばさん
・悠々自適な夫婦
・色々話しても未だに正体不明な人物
などなど。
様々な環境で暮らし色んな仕事をしている人から、酒を飲みながら何気ない話を聞くことは、かなり好奇心をくすぐられ場合によってはためにもなります。
ということで、今回は下記のような飲食をしながら、カウンターの隣にたまたま隣り合わせた男性(初対面ではない)といろんな話をして過ごしました。
・泡盛のお湯割り
・泡盛のロック
・青菜炒め
・焼き魚(鮭)
寒くなってきたので、この店で初めて泡盛のお湯割りを頼みました。また、青菜炒めはニンニクがきいていて美味しかったです。鮭もボリュームがあって食べ応えがありました。
ごちそうさまでした。
補足:前回のレビューから間が開いていますが実際には平均で週に1回ほど通っています。頻回のレビューにはあまり意味がないと思い割愛しました。
グランドメニューの紹介
ということで(謎)、グランドメニューをアップします。
・昼のメニュー
・夜のみのメニュー
夜は基本的に居酒屋モードですが、夕食遣いも出来、昼のメニューからも注文することが出来ます。昼のメニューと表記しましたが「基本メニュー」と言ったほうがいいかも知れません(細かい話だが)。
余談ですが、メニュー表のサメやエイなどの絵は、この店のママさんのお子さんが描いたもので、彼(小1男子)はサメなどの動物や恐竜が好きなようです。というか、店に通っているうちに友達になってしまいました。私から見たら孫とも言える年齢ですが、基本的には同レベルで会話したら遊んだりしています。彼はiPadを自在に操り、いつもはYouTubeを見ています。ちなみに彼はiPadのことを『YouTube』と呼んでいます。ゲームも時々やるようですが(たまに付き合わされますが)、iPadは基本的に動画再生マシンなのでしょう。今時だなぁ、と。
その日限定の料理、裏メニューなど
ランチタイムは基本的に定食や一部の単品メニューですが、夜の居酒屋モードではグランドメニュー以外の料理も食べられる場合があります。それをあえて分類するなら、以下の3つに分けられると思います(私の個人的見解での分類)。
一つ目は「本日のおすすめ」で、数点の料理が追加で提供されます(一部、グランドメニューの料理も記載されている場合もあり)。イメージとしては刺身がメインだと思います。
二つめが「おまかせ料理」です。「まずはおまかせで一品お願い」とか「なにかオススメない?」とか告げると、その日に仕入れたであろう素材からメニュー外の料理を作ってくれる場合があります。まあ、常連さんの特典という感じでしょうか。
三つ目が「裏メニュー」です。夜の部の場合、マスターとママさん以外に、もう一人助っ人(以下、Yさん)が加わる場合があり、YさんがいるとYさんの得意料理が食べられるのです。主に麻婆豆腐などの中華料理かと思うのですが、直接聞いてはいないので現時点では推測です。
ということで、そんな料理の写真をアトランダムに掲載します。上記のようにその場限りのものが多いので、料理名は私が適当に付けた仮称です。違っていてもご容赦です。
夜のメニューのご紹介(居酒屋モード)
最初の投稿でご紹介したとおり、昼は宮古そばが中心のランチメニューを提供(飲みも可能)で、14時から17時までの中休みを経て、夜は基本的に居酒屋になります。ただし、既出ではありますが夜でも宮古そばなどのランチメニューが食べられるので、飲みの利用ではなく夕食を摂る店としての利用も出来ます。
夜のメニューは、基本的に単品で価格帯は300円〜700円とリーズナブルになっています。また、グランドメニュー以外にも、その日だけの手書きメニューが用意されていることもあり、リピーターに人気となっています。
厨房には焼き台gq設置されており、夜のメニューではそれが活躍する形で、焼き物メニューが一通り揃っています。特に焼き魚や串焼が個人的なオススメとなります。
小上がり席もあって便利
基本的にはカウンター席で飲食するスタイルの店ですが、店の奥には4人掛けの座卓が1つだけ置いてあるコンパクトな小上がり席が用意されています。通常はあまり利用されず(物置と化していますがw)、お客さんが希望した時にだけそこで飲食ができる形の「柔軟運用」(よく言えばだがw)となっています。
この席は予約席としても利用されていますが、店の公式な電話番号は用意されておらず、常連客はマスターやママさんの携帯へ連絡して、予約する形になっています。まあ、この店の予約利用は店の形態から判断しても例外と言えるかと思いますが、私の場合は3回目の利用で”なんちゃって常連”扱いにレベルアップ(謎)していたので、ママさんとLINE交換して、それを通じて今回、小上がり席を予約することにしました。
今回は上の娘から「誕生日プレゼントがあるので渡したい」との連絡が入り、私が「じゃあ、近所に紹介したい店があるのでそこで受け取ることにしたい」と返事をしたのです。実は私の誕生日は3月なのですが、連絡が入ったタイミングではその日は過ぎていました。でも、そんな細かいことは関係なく結婚して別の場所に住むようになった娘に、未だに誕生日を祝ってもらえることはうれしい限りです。別の場所と言っても同じ名古屋市内で、車で10分程度の距離で今回の場合は自転車での移動のようです。
実を言うとこの日は娘夫婦、つまり娘の旦那も来ると思い込んで3人で予約したのですが、結局、二人で飲み食いすることになったのです。娘曰く「親子水入らずでどうぞ」と旦那に言われたとのことで。この日までにもほかの場所で3人で飲食したことはあって、いい雰囲気だったのでてっきりこの日も来るのかなと勝手に想定していたのです。でもまあ確かに個人的な話ではあるし、今回は旦那も居づらいのかもと思いました。
さて。
夜の場合、グランドメニュー以外に「本日のおすすめ」が用意されており、この日にもありました。まずはそこの中から料理を選ぶことにしましたが、まずは乾杯ということで2人とも泡盛のロックを飲むことに。琉球ガラスで出来た色鮮やかなグラスのコントラストが、祝う雰囲気を盛り上げていたようにも感じました(これは完全に後付け感想w)。
プレゼントは何と高そうな洋酒(レミーマルタン)でした。今までは財布などの小物類をプレゼントしてくれましたが、今回は消えもの、それもお酒のチョイスとなったようで、これはこれでベストだと思いました。一般論として、誕生日などのプレゼントは相手にいかに喜んでもらえるものを選ぶかがポイントですが、なかなか難しいテーマだと思うのです。小さい子供相手なら定番的に玩具類を選べばよさそうですが、大人となるとそうはいきません。家族同士など親しい場合は相手の希望を聞くこともでき、今まではそういうこともやってきましたが、そうなるとサプライズ感がありません。想定外のプレゼントはその内容以上にうれしく感じるものです。
と、何を書いているのかイミフになりつつあるので、話を元に戻して食べた料理について感想などを書きたいと思います。
◎三種盛(ホタルイカ、ホタテ、イカ塩辛)・・・3種ともとてもおいしい魚介類で娘も「おいしい」と連発していました
◎カツオ刺身(ポン酢漬け)・・・カツオ刺身という名前からは想像できない盛り付けでしたが美味しく頂きました
◎ポーク玉子炒め・・・これはグランドメニューからで、定番的な美味しさです
◎豚ロースステーキ・・・やはり沖縄と言えば豚肉文化でしょうか、にんにくの風味が効いていました
◎ゴーヤーチャンプルー・・・これもグランドメニューからで、ゴーヤーをベランダで育てている娘の注文でした
◎生つぶ貝・・・刺身類はグランドメニューにはなく、その日の仕入れ状況により随時提供されます
ということで、おいしい料理をあてに泡盛もススミとりとめのない父娘の会話もススミ、時間が流れていきました。
ごちそうさまでした。
(後日談:数日後、私一人で店に訪れた際に「仲がいいんだねぇ」とママさんにツッコミを入れられました。まあ、つかず離れずの関係を”お酒”をダシにして続けているような親子ですが、他人からみたら珍しいのかも知れません)
ランチよし、昼呑みよし、夜の食事・呑みもよし
■前書き(レビュー本文はこの先にあります)
御無沙汰しております(誰に向かってのセリフかは不明だが)。
実はこの店には2022年の3月より週1~2のペースで通っています。最近の行動範囲は極端に狭くなっており、徒歩や自転車で行ける範囲がメインとなってしまったために、食べログへの投稿も休んでいました。
そうは言いつつも、たまに遠征もしていたりするので、今後は気まぐれで投稿するかも知れません。もし私をご存じの方がみえましたら、お気軽にコメントください。
■レビュー(総括)
元々は「宮古そば」を看板商品とした食事処(アバウトに分類すれば”そば屋”)でしたが、2022年7月より近隣の居酒屋(同オーナー)と”合体”して、昼は呑める「そば屋」、夜は食べられる「居酒屋」という、かっこよく言えばハイブリットな店舗になりました。
現時点では専用の駐車場がないため、付近にあるコイン駐車場などを利用します。また飲酒を考えている人は公共交通機関の利用となりますが、名鉄の最寄り駅(常滑線「豊田本町」か「道徳」駅)から徒歩10分か、市バスの「中京病院前」(徒歩1分)となるので、ついでに寄るというロケーションではない感じです。そのため、今のことろ私のような近隣に住む常連客かランチ利用が中心になっているようです。
スタッフは気さくな人ばかりで家庭的な雰囲気を味わえます。きっかけさえ掴めれば話し相手になってくれますので、一人呑みでも楽しく過ごせます。女性スタッフは沖縄の宮古島出身なので、リピート客には沖縄出身の人も多いようです。そのため沖縄に関する情報交換の場としても使えるかも知れません。
料理は宮古そばが中心でチャンプルーなどの沖縄料理もありますが、その他、単品料理も用意され昼呑みも出来るし、夜は居酒屋モードになって夜専用の単品料理が数多く用意されています。
店内はコンパクトで、L字型カウンター席が10席ほどと奥に小上がり席が1組(4人)があります。2020年に新規オープンしているのでまだ新しさを感じるきれいな店内となっています。
■補足
今後、メニューや営業時間などが確定された段階で、店舗情報を更新します。(スタッフはあまりこういう作業は得意ではないらしいので私がIT系担当ということでw)
また、撮りだめしている料理などの写真(およびそのレビュー)も順次アップする予定です。(名もない”おまかせ料理”もあったりで悩ましいですが)
私の出現タイミングは、火曜か土曜が多いのですが、保証の限りではありません(何の保証なんだろうか・・・)
2022年3月9日 初回訪問 (情報自体は2022年7月時点)
점포명 |
Pai kaji(Pai kaji)
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장르 | 오키나와 요리、오키나와 소바 |
예약・문의하기 |
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예약 가능 여부 |
예약 가능
電話は非公開のため予約時は直接店に行く必要があります。 |
주소 |
愛知県名古屋市南区三条2-5-15 |
교통수단 |
中京病院バス停を南へ80mの信号交差点を東へ入る。 도토쿠 역에서 683 미터 |
영업시간 | |
예산 |
¥2,000~¥2,999 ~¥999 |
예산(리뷰 집계) |
~¥999
|
지불 방법 |
카드 불가 전자 화폐 불가 QR코드 결제 불가 |
좌석 수 |
16 Seats ( カウンター席12、小上がり席4) |
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개별룸 |
불가 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
가능 20인 이하 가능 |
금연・흡연 |
완전 금연 店外に喫煙所あり |
주차장 |
불가 近くにコインパーキング有 |
공간 및 설비 |
차분한 공간,카운터석 있음,좌식 있음 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,소주 있음 |
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이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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아이동반 |
어린이 가능 |
今回はこの店の近くにある人気定食屋でお昼をいただいた後に寄りました。久々の訪問です。
軽く一杯ということで、泡盛のアテは「もずく」にしましたが、なんと味付けは2択なのです。一般的な「もずく酢」か、だし醤油でいただくかです。もちろん初経験の後者を選びましたが、予想以上に美味しかったです。しかも普通の「もずく酢」は少量のことが多いのに、もずくがたっぷりいただけたので大変満足しました。オススメします。
たかがもずく、されどもずく。
ーーーーー以下余談ーーーーー
今日は12時ごろにお邪魔したのですが、先客は常連さんばかりで、しかも平均年齢が高めでした(※)。まさにジジーの昼呑み場と化している感じで、そこに参加するオヤジでした。その後、ランチ利用のお客さんが入ってきて満席になってしまい、我々は小上がり席に一時退避したりもしました。
いつもは夜に飲んでいることが多い常連さん達ですが、この日は偶然にも真っ昼間に一緒になり、楽しいお話ができたのはラッキーでした。どうやら今週は木曜日が祝日で、お店の営業パターンも普段とは違うので、皆さんのスケジュールが変則的のようです。
常連は店に合わせて行動するようでなかなか興味深い一面を見た気がしました。
ちなみに今週の金曜日は学校がお休みらしく、小学生の子供を持つママさんがブツブツ言ってました。大村さん、余計なことを、みたいに。
ということで、ごちそうさまでした。
※3人がカウンターで並んでいるのを見て、何となく『3匹のおっさん』(TVドラマ、2013年テレビ東京系)を思い出してしまいましたわ。