점포명 |
Ringo Chaya(Ringo Chaya)
|
---|---|
장르 | 향토 요리、이자카야 |
예약・문의하기 |
017-776-7402 |
예약 가능 여부 |
예약 가능 |
주소 |
青森県青森市本町2-4-2 |
교통수단 |
아오모리 역에서 1,106 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산(리뷰 집계) |
¥4,000~¥4,999
|
지불 방법 |
카드 불가 전자 화폐 불가 |
개별룸 |
불가 |
---|---|
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
불가 |
금연・흡연 |
전면 흡연 가능 2020년 4월 1일부터 간접흡연 대책에 관한 법률(개정 건강증진법)이 시행되고 있으며, 최신 정보와 다를 수 있으므로 방문 전에 음식점에 확인하시기 바랍니다. |
주차장 |
불가 |
공간 및 설비 |
카운터석 있음,좌식 있음,라이브 공연 있음 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음 |
---|
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
---|
青森市内の津軽三味線の生演奏ライブの聴ける居酒屋さんの中でも、特に地元の常連さんの多いことでも知られる「りんご茶屋」さんへと初訪問させていただきました。
場所はJR青森駅の正面通りをまっすぐ進み、昼の中心街である新町エリアを抜け、夜の中心街である本町エリアのほぼ入口付近という比較的便利な位置にあります。
外観もそうですが、内部のレイアウトからしてもスナックの居抜きっぽい造りですね。
適度な狭さとカウンター席からのおかみさんやスタッフさんとの距離感がとてもいい感じです。
「これでも一生懸命標準語で喋ってる」と言われるおかみさんの言葉の半分近くはなかなか聞き取れず、また地元の常連さんと会話されている内容はそのほとんどが聞き取れません。
しかしその素の青森にどっぷり浸れることこそが何より素晴らしいのですよね。
また私のような一見であってもアウェー感を感じることなく常連さんと同じように接してくださるのも嬉しいところです。
メニューの種類は比較的少なめではありますが、それでも青森らしい料理の数々と地酒はきちんと押さえられているので安心です。
なによりこちらでのメインは生の津軽三味線の演奏ですからね。
それでは早速キリンの瓶、クラシックラガーからいただいていきます。
お通しは二品、マグロの山かけ、そして青森特産の根曲がり竹を中心とした煮物です。
煮物は家庭的な手作り感があってとても美味しいです。
続いて料理のほうもいただいていきましょう。
まずは初夏が旬だという地元陸奥湾産の「ホタテ刺し」から。
肉厚の貝柱も、添えられたヒモも、それぞれに歯ごたえもよく、キレイな磯の香りがします。
さらにもう一品おすすめメニューの中から「近海産マグロ切り落とし刺し」を。
津軽海峡近海で獲れる本マグロは最高級品として定評があり、中でも大間漁港で水揚げされたものは「大間マグロ」とブランド化されてとてつもない値段が付いてしまいますが、他の漁港で揚がったものは同品質のものをリーズナブルにいただくことができます。
切り落としなのでやや見栄えは悪いですが、しつこすぎない脂が適度に乗っていてとても美味しいです。
次にいただくのは津軽地方を代表する料理のひとつ「貝焼き味噌」で。
ホタテの貝殻の上に、ホタテの貝柱やカニのむき身を中心とした山海の幸がふんだんに入っており、その全体を玉子でとじられています。
味付けは味噌よりも塩分がやや前面に出ている感じでしょうか。
これに玉子のまろやかさと魚介のダシが加わってとてもいい感じの味わいになってますね。
当然ながらお酒がとてもよく進みます。
最後にいただく料理は「たらたま」です。
裂いた干したらを生玉子で和えた青森では定番の家庭料理もしくはおつまみだとのことですね。
パサパサ感の残る干したらに生玉子のしっとり感が加わり独特の食感が生まれます。
こちらはあえて濃すぎない味付けがいいですね。
一味を振っていただくともうお酒がとまらなくなるほどです。
さて、ビールに続くお酒のほうもいただいていきましょう。
まず最初の一杯目はやはり青森を代表する銘酒のひとつである、地元青森市の「西田酒造店」さんの「田酒」の特別純米酒からですね。
旨みとスッキリ感のバランスのとれた、さすがは安定した洗練度を感じるお酒です。
続く二杯目は「田酒」と同じ「西田酒造店」さんで造られる「喜久泉」の金冠吟醸酒を。
地元の方々にとっては古くからとても馴染みの深いお酒なのだそうです。
良い意味で洗練され尽くしていないといいますか、そこがまた親しみやすい魅力があるという感じですね。
最後の三杯目にいただくお酒は、青森県弘前市の「六花酒造」さんの「じょっぱり」の本醸造生貯蔵酒です。
やや辛口寄りのスッキリとした、こちらも良い意味での武骨感が印象的なお酒ですね。
そうしている間にいよいよ津軽三味線の生演奏によるライブが始まります。
こちらの「りんご茶屋」さんでは、外部からプロの奏者を呼ぶのではなく、演奏されるのはおかみさん、スタッフさん、そして板前さんと、全員お店の従業員の方ばかり。
しかしみなさん、趣味で津軽三味線を嗜まれているのかと思ってたらまさかのとんでもない話で、全員地元のコンクールどころか全国大会でも優勝経験のあるランカーばかりということなのですね。
確かにお店の奥には多くの賞状やトロフィーなどがこれでもかとばかりに飾られています。
そんな全国のトップランカー達がこのお店に集中して在籍されているというのもまたすごい話です。
ちなみにこちらのおかみさん、津軽三味線奏者の第一人者であり志村けんさんの三味線の師匠でもあった上妻宏光さんと過去にCDでコラボされたこともあるそうです。
さて演奏のほうですが、適度にコンパクトな店内であるおかげもあって間近に聴く音色や声はさすがの迫力を感じますね。
ただ良くも悪くもプロの奏者が披露されるような「遊び」という要素は全くありません。
とにかくひたすらに正統派の津軽民謡をストイックなまでに真摯に奏で続けられます。
国内のトップアマチュアの方々によって間近に聴く演奏は確かに鳥肌ものでしたね。
「演奏中の撮影はご遠慮ください」とのことでしたので写真は撮りませんでしたがしっかり心に残りました。
生演奏はもちろん、地元の生活目線そのものといっていい素朴な津軽料理、津軽の地酒、そして津軽弁、そのどれもが魅力の「りんご茶屋」さん。
素の青森らしさを感じたくなったらまた必ずお邪魔させていただきます。