お喋り好きな大将と楽しむ江戸前寿司 : Hikari Sushi

行こうとしていた某中華料理店が満席、その後もう一店行こうとした和食居酒屋も満席だったため文字通り路頭に迷っていたところに鮨の看板が。密かに気になっていたもののハードルが高くて入れなかったのですが、今日は寿司が食べたい気分なんやっ…と自らに言い聞かせ勢いで入店。

お店の中にメニューは無かったので、とりあえずお任せで一人前握ってもらうことに。

カウンターで一貫ずつ握っていただく寿司屋さんの場合、写真を撮るタイミングが難しく感じておりまして今回は写真無し。。しかもかなり曖昧な記憶ですが下記のような握り及び巻きをいただきました。もう少しあったのは確かなのですが、記憶が定かではありません。。

◆コハダの昆布締め
◆サバの昆布締め
◆たらこ
海苔で巻かずにシャリにタラコを乗せたもの
◆ししゃも
シャリに乗せて周りを海苔で巻き上にうずらの卵を落としたもの
◆あなご
◆マグロ海苔巻き
海苔を焼いて出る塩で楽しむ

確かこの辺で一人前は終わり…と言われた気がしますが、握りは満足いく美味しさでしたしまだまだお腹に余裕があったためお任せでさらに握ってもらいました。気がつくと追加分の方が多くなっていましたが。。

◆イカの塩辛
塩を入れていない塩辛をシャリに乗せて周りを海苔で巻いたもの。イカに臭みなし。
◆鰹のタタキ
周りだけ焼いて中心部は赤い。うまい。
◆鯛の活〆
皮ありと皮なしの違いを楽しめた。
◆大間のマグロの赤身、大トロ
柔らかくて濃厚で美味しい、大トロは筋が多く硬めだったのが残念。
◆ヒラメ、クロガシラカレイ
ヒラメの方が土の表層にいるためあっさりした味わいになるとの話を聞きながら。
◆水ダコ
甘だれで。
◆アジ
◆なまこ
お茶の葉っぱで処理して臭みを消したもの。
◆大間のマグロ 中とろ
柔らかい。うまい。
◆なかおち巻き
こちらも柔らかくうまい。
◆大根の煮物 柚子入り

店主は銀座の寿司田で修行され、43年前に光寿司を八戸で始められたとのこと。かなりお喋り好きな方で、初めての訪問でしたが変に気負わずいただくことができました。

また、江戸前寿司ということに相当なこだわりがあることが随所に感じられました。

寿司はガリを食べた手でそのまま掴んで食べるスタイルで、最初のコハダとサバの昆布締め握りは醤油もつけずにいただくもの。
ガリは自家製だそうで、甘みがあって美味しかったです。

ちゃんとした寿司屋であれば当たり前かもしれませんが、冷凍物は一切使っていないとのことで、味は良かったと思います。握り方は柔らかめというか空気を含むような握り方で、口の中で広がっていくような感じになっています。炊き具合もいいんじゃないでしょうか。

なお、追加で握っていただいた握りにつけていただいた醤油は、鰹節を入れて濾した自家製の煮切り醤油とのことでこの辺にもやはりこだわりが感じられます。

お値段は10000円少々で八戸にしては高いかもしれませんが、仕込みにかなり手が込んでいることや握っていただいたものの質や量を考えると妥当なのかなと思います。

決して安くはないので頻繁には来れませんが、朝3:00まで営業とのことで二次会とかでも使えるかなと思います。ごちそうさまでした。