安くて美味しいてづくり焼ぎょうざ…『くるまやラーメン八戸店』 : Kurumaya Ramen

今から半世紀前の1970年にJR綾瀬駅前で産声を上げられた『くるまやラーメン』さん｡その『くるまや』の店名の由来はバスを改造した移動型の店舖で営業をはじめられたことからと伝えられています｡最盛期には北は北海道から南は中京エリアまで500店舗近い店舗網を築かれ一世を風靡した『くるまやラーメン』さんですが1994年に経営破綻｡その後､『くるまやラーメン』は更生会社に引継がれ現在では直営店34店舗､F.C店120店舗の隆盛を誇られた往時の1/3程の規模にはなったものの見事にＶ字回復を遂げられ現在に至っているとのこと｡その中でもF.C店の加盟条件が他の連鎖店の様な厳しい縛りがなく『麺』と『味噌ラーメン』用の『味噌』と『くるまやラーメン』オリジナルの『落花生油(ﾋﾟｰﾅﾂｵｲﾙ)』の購入が必須であり他の食材は各店舗の裁量に一任｡というとても緩い規約が良くも悪くも同じ『くるまやラーメン』の看板を掲げる店でも店により味が違う｡と言われる所以であると思われます｡さて､前置きが長くなってしまいましたが八戸の飲食状況に明るい方より市内に数店舖あるF.C店舗の中でも此処『八戸店』の『焼ぎょうざ』が安くて美味しい｡という餃子好きとってとても興味深い有益な情報を得ましたので中心街から旭ケ丘営業所行の市営バスに乗り込み『くるまやラーメン八戸店』さんを目指しました｡中心街からの移動時間は僅か15分足らずでバス停から徒歩15秒の立地｡店内へ入ると流石に人気店とあってカウンター席は満席で左手のテーブル席へと通されます｡先ずはメニューに目を向け瓶ビールと『焼ぎょうざ』をダブルでオーダー｡ビールはOLYMPIC AND PARALYMPIC GAMS TOKYO 2020 OFICIAL BEERの文字列に心が痛むAsahi SUPER-DRY-､冷え冷えのビールをグラスに注ぎ『焼ぎょうざ』の登場を待ちます｡その『焼ぎょうざ』は一人前6個で291円(税込320円)､ハーフサイズの3個で146円(税込160円)ですが平日am11:00～pm15:00の時間は3個で119円(税込130円)､6個で237円(税込260円)ですから『餃子の王将』さんや『大阪王将』さん並みの値段設定です｡程無くして席に運ばれて来た『焼ぎょうざ』流線型の細長い餃子で先ずはそのまま口へ運びます｡外の皮はパリッとして中の餡は結構ニンニクが効いておりビールが進む味わいです｡卓上の醤油(ｼｮｳﾕ)と一味唐辛子(ｲﾁﾐﾄｳｶﾞﾗｼ)と辣油(ﾗｰﾕ)を御天塩皿(ｵﾃｼｮｳｻﾞﾗ)に入れ､それに餃子の先端をちょいと浸けて口へ運ぶと更に箸が進みました｡食酢(ｽ)は焼ぎょうざに適量､直掛けにして味の変化を愉しみながらビールとともに完食です｡確かに噂に違わぬ美味しい『焼ぎようざ』です｡メニューに謳われていた『手づくり餃子』の文字に偽りのない餃子です｡ラーメン連鎖店にありがちな大量生産された『冷凍ぎょうざ』の味とは一線を画す『くるまやラーメン八戸店』さんの『焼ぎようざ』｡全国に連鎖網を拡大されている餃子界のビック２の『餃子の王将』さんや『大阪王将』さんの店舗が無い八戸で､そのビック２の7餃子を上回る美味しい手づくり餃子をいただくことが出来ました｡