점포명 |
Teppanyaki Kojima
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장르 | 오코노미야키、식당 |
예약・문의하기 |
047-344-9905 |
예약 가능 여부 | |
주소 |
千葉県松戸市新松戸南1-296-7 |
교통수단 |
JR常磐線馬橋駅西口徒歩12分 마바시 역에서 840 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산(리뷰 집계) |
~¥999
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지불 방법 |
카드 불가 |
좌석 수 |
12 Seats ( カウンター席8席、テーブル席2人用×2卓) |
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개별룸 |
불가 |
금연・흡연 |
전면 흡연 가능 2020년 4월 1일부터 간접흡연 대책에 관한 법률(개정 건강증진법)이 시행되고 있으며, 최신 정보와 다를 수 있으므로 방문 전에 음식점에 확인하시기 바랍니다. |
주차장 |
가능 お店の方に一度聞いてみた方が良いです。 個人でお持ちの駐輪場が1台分あるので空いていれば使わせてもらえます。 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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馬橋駅と新松戸駅の中間あたりに、古き良き佇まいの小さな商店がちらほらある。
その中のひとつが「鉄板焼小島」だ。
平日の12時を数分回ったところ。
軒先ののれんは先日見かけたときと同じように今日も傾いてる。
どうやら直す気はないらしい。
「営業中」の文字はどこにも見えないけど、営業してることは間違いなさそうだ。
引き戸を開けると、目の前に女将さんが立ち、テーブル席にご主人が座ってる。
二人ともテレビを見てたようだ。
不意打ちのような感じになってしまったせいか、ぎこちなく迎えられる。
夫婦で長年切り盛りしてきたことが一目でうかがえる店内。
ほかに客はいない。
ただでさえ10人ほどしか座れない客席が、コロナ対策仕様になって半減してる。
テーブル席は消毒液やら何やらでつぶれてるから、実質的にカウンター席だけ。
半透明の可動式の仕切りが各席に立てられてる。
端っこの壁際に陣取る。
厨房を横から眺められる位置取り。
スタンド式のランチメニューを見る。
片面に定食を中心としたメニュー、その裏面にお好み焼き類。
いや、鉄板焼きの店だから、こっちが表面かもしれない。
おてふき、割りばし、水の3点セットが運ばれてくる。
女将さんにおすすめを聞くと、鉄板ものを勧められるかと思いきや、「どれもおすすめ」とのこと。
勧められたものを頼む覚悟だったけど、それならばとお手ごろ価格の「焼肉定食」(700円)を注文。
注文がご主人に伝わり、厨房でゆっくりと調理が始まる。
玉ねぎや豚肉など、これから焼かれるであろう具材が包丁の上で一つ一つ丁寧に、というか、むしろおぼつかない手つきでカットされていく。
1人の客にこれだけ時間を使っていいのだろうかと不安を覚えるほど。
キャベツをざっくり切ったところで、ようやく焼き始める。
焼くのは女将さんが担当。
厨房奥ののれんの向こう側でフライパンを振るう。
ジューっという音が食欲をそそる。
のれんには「千客万来」の文字。
焼き始めてから数分、注文してから10分ちょいで料理が完成。
無言のご主人からカウンターに越しに料理を受け取る。
まずは味噌汁とほうれん草のおひたし。
それから焼肉と漬け物、最後にご飯。
ご主人をはさんで奥さんからは「お待ちどおさま」と聞こえた気がした。
テーブルにそろった料理を見ると、いかにも日本の家庭的な手料理といった感じ。
店じゃなくて家にいるような気分になる。
白味噌系の味噌汁の具材は大根、キャベツ、油揚げ。
無難においしいけど、大根が分厚くて筋ばってるのが気になった。
ほうれん草のおひたしには卓上のしょうゆをかける。
これは安心感のある食べ慣れた味。
焼肉は豚バラをしょうゆベースで濃いめに味つけたもの。
これはご飯が進む。
普通においしい。
玉ねぎ、キャベツ、ピーマンが肉の脇を固める。
ちょうどいい頃合いに火が通ってる。
同じ皿にキャベツとトマトとブロッコリーの生野菜サラダ。
マヨネーズで庶民的に味わう。
レモンのスライスは使いどころがわからない。
自家製と思われるきゅうりの漬け物はしっかりと塩気がきいてる。
ご飯が多いから、これくらいでいいのかもしれない。
まだ半分も食べ終えてないころに、女将さんからデザートのりんご2切れが運ばれてくる。
しかも無言で。
心の中でツッコみながら食べ進める。
一通り食べ終わった後、りんごに目を向ける。
案の定、変色してるし、みずみずしさがない。
でもまあ、焼肉の後の口直しにはほしい一品。
途中、常連客の男性が1人で入ってきた。
「ジョッキ」という言葉が聞こえたから、お酒でも飲んでるのかと思ったら「アサヒドライゼロ」だ。
いくら常連でも、さすがに店のルールを破ってアルコールを提供したりしないところに好感を持った。
当たり前のことかもしれないけど。
重ね置きされた5年前の「週刊少年ジャンプ」だったり、年季の入った、おそらく数十年物の色紙や手形の数々だったり、いろいろと目を引くアイテムが店内にある。
こういう雰囲気は嫌いじゃない。
現金で会計をすませた後、マスク越しにご主人のか細い声で「ありがとうございました」と聞こえた。
そもそも完全な無言ではなく、聞こえないくらいの声で何か言葉をかけてくれてたのかもしれない。
この店はとにかくメニューのラインナップが幅広い。
お好み焼きから丼物、揚げ物、カレーライス、冷やし中華まで。
これほど多いと、鉄板を使わない日もあるんじゃないだろうか。
10年前の写真では「冷し中華」が市販のデザインだったけど、今は手書きになってる。
軒先ののれんも当時は傾いてなかったようだ。
そんなところに時代の移ろいを感じる。
お好み焼きはそれぞれ50円〜100円ほど値上がりしてるようだけど、定食類の値段は10年前と変わらない。
このご時世でこの価格帯を守り抜いてるのはありがたい。
店の劣化は進んでるけど、ヘタにきれいになって値上がりするよりいいかもしれない。
ツッコみどころは多いものの、なんだかんだでそれを上回る魅力があって、なんか応援したくなる店。
次回は看板メニューの(はずの)お好み焼きを頼みたい。
[2021.5.14訪問]