宇和海に沈む夕日を眺めながらいただく和と洋の魚介コース料理 : Shisaido Uwakai

基本的に宿泊がメイン。
家族経営ですので、奥さんと旦那さんで取り仕切っていますが、サービスは非常に手厚いです。

本館と新館で１日に２組づつくらいしかお客さんを取らないようなので、
いわゆるペンションとか民宿とかのジャンルです。

お風呂からも、客室からも、食堂からも、恐ろしく綺麗な宇和海に沈む夕日が見れます。

今回、３０００円プラスすると特別コースの料理が食べられるということを聞きつけて行って参りました。

客室は６畳ほどでしたが、非常に綺麗にされており、快適です。
なんと言っても、部屋から宇和海がドーーンと見えます。

というか、宿体が岸壁にへばりついて、ほとんど海の上に建っているよーなもの。

なので、壁一面がほとんどガラス張りなお風呂からも夕日がドーーンと眺められます。

料理は、食堂でいただきますが、この日は私たちを含めて３組７人のお客さんたち。

３０００円プラスの特別コースということで、とにかく豪華！
はじめにすでに９品ほどが食卓に並べられており、その後にも次から次へと４品くらい登場しますが、
どれも手が込んでいて美味しい。
もちろんシェフは旦那さんなのですが、どこで修行をしていたのか、
和でありながらのフランス料理のフルコースと言った感じです。

お酒などの飲み物は別注文ですが、ビールの大瓶がたしか６００円だか６５０円とかだったので、
非常にリーズナブル。

刺身のでっかい盛り合わせはアワビも乗ってるし、タコは新鮮で甘みが強く、とにかく全てが新鮮で美味しいー。
珍味の亀の手は、器にドッサリ盛られ、酒飲みにはウレシー仕組み。
山芋の千切りに鯛をあしらい梅肉のドレッシング。
鯛刺しのマリネ
鯛のムニエルは、アスパラが乗ってるわ、ソースはマスタードと味噌のソースで、これまた深いいーー味わい。
アワビの肝と刺身をアワビの味噌でいただくなんて、独創的な料理もあり。
途中でペペロンチーノなクリームパスタまで出てきます。

そして圧巻は、３０００円特別コースのメインな朝採りのウニーーーーーーーっ！
殻を剝いて、ほぼそのままで出てきます。
そのまま海水の潮の味でいただくもよし、だし醤油につけていただくもよし。
いつも寿司屋などで食べるウニはいったいなんだったんだーーーーーと必ずなります。

そんな絶品な魚介料理をいただきながら、開放感のある窓からは、
夕日が沈み、紫や青やオレンジに染まった空と、それを写す宇和海の海が見え、
ほとんど気分はモルディブに行ってしまいます。

コース料理の〆はタコ飯で、残った鯛の刺身をのせて、お吸い物を出汁をかけていただいてみました。
贅沢過ぎます。

特別コースということで３０００円プラスしたので、宿泊料金と合計すると１万ちょっととなりましたが、
はっきり言って夕食だけで１万円でも全く違和感ありません。

朝食も当然魚がメインで、かなりボリューミーです。

アクセスは、車で対向車とすれ違うのも難儀するような細い海岸沿いの道を結構走らなければならない不便な場所ですが、
夕食のコース料理をいただくためだけに宿泊してまでも行く価値ありです。

愛媛に訪問の際は、また足を伸ばして、ここに泊まってみよーとなってしまいました。