お昼時は接客が追いつかない団地の甘露処 : Zen An

八幡東区のさくら通りから1つ西寄りの通り、祇園町銀天街の北側に位置する市営祇園団地2棟1階の商店が並んだ中にあるお店です。
看板には甘露処と書かれ、店舗前に2台分の駐車場があります。

土曜のお昼前11:40ごろ訪問しました。
店頭には甘露と御食事メニューが掲示され、かき氷の旗も吊り下がっていました。
右の壁際と奥に4人用のテーブル5卓、左奥の小上がりに4人用のテーブル2卓、中央に6人用の相席テーブル1卓、左手前の個室に8人用のテーブル1卓の構成で、2組5人の先客がいました。

右の壁際のテーブル席に着くと、温かいほうじ茶が出されました。
メニューは卓上に置かれています。
食事メニューは、「善庵弁当」1200円・「善庵らんち」1000円・「善庵おにぎり」750円・「カツ丼」700円・「親子丼」650円・「善庵雑炊」700円・「日替定食」650円・「おにぎり定食」600円・「ミックスフライ定食」750円・「魚フライ定食」700円・「とんかつ定食」780円です。
季節もので「ざるそば」450円・「ソーメン」450円・「ところてん」400円があり、「ぜんざい」や「かき氷」もメニューにありました。

「日替定食」を尋ねてみると、「ささみのムニエル」または「チキンカツ」とのことでした。
「ささみのムニエル」が何となく想像つかなかったので、「チキンカツ」でお願いしました。

接客はおばちゃん1人で、店内にはラジオが流されていました。
卓上に調味料はなく、エコ箸が箸箱に入っていましたが、楊枝は切れたままでした。

注文してから17分ほどかかって、ようやく運ばれてきました。
チキンカツ、茄子の煮物、味噌汁、ご飯と漬物の5点で、豚カツソースと醤油がお盆に一緒に乗っていました。
豚カツソースも醤油差しに入った醤油も少なめです。

チキンカツはもも肉や胸肉ではなく鶏ささみのようで、3枚盛りつけられ、キャベツ主体の野菜とスパゲティサラダが付合されていました。
豚カツソースをかけていただきました。
カツは揚げたてのさっくさくで、脂身のない淡白な味わいながら弾力ある肉質が美味しく仕上がっていました。
豚カツソースは甘みの効いた味わいでした。

野菜には、ごまドレッシングが僅かに掛けられていました。
茄子の煮物は豚肉と一緒に煮込まれ、とても柔らかくて甘みがあり美味しくいただけました。
味噌汁の具材は、豆腐・ワカメ・エノキで、白味噌仕立ての甘みのある味わいでした。
漬物は、ダイコン、ニンジン、キュウリの浅漬でした。

食べている間に次々とお客さんが入ってきて、満席に近い状態になりましたが、忙しくなったせいか、接客のおばちゃんは奥の厨房の中に入ったまま、なかなか出てきません。
皆さん、厨房まで出向いて注文していました。
忙しくてお茶も出されていないようでした。