ランチ営業をヒラヤマ食堂として再開…『Incontra Hirayama』
盛岡より『はやぶさ』号に乗込み仙台で『やまびこ』号に乗換え目指した先は福島県の郡山です。福島県の県都は福島市ですが商業の町として最も栄えているのが中核市の郡山市です。新幹線移動中、車中からMessengerにて本日の営業を確認した上で向かった先は平山真吾オーナー夫妻が二人三脚で営まれる『Incontra Hirayama』さんです。6月3日からランチの時間帯の営業を再開された福島を代表する地産地消のイタリア料理店『Incontra Hirayama』さんランチの時間帯を『ひらやま食堂』と自ら名乗られるSecond brand。出逢い、巡り合いという意味を持つ『インコントラ』を自身の名に冠された平山オーナーシェフは福島を代表する日本でも指折りのスキーヤーでありトリノ五輪の日本代表候補に推される程の腕前の持ち主であり本国イタリアでの研鑽を経て郡山に店を構えられて今年で丸5年。郡山でイタリアンと言えば『Incontra Hirayama』と言われる程、郡山ではお馴染みの人気店です。約1年半ぶりの再訪となりました。當日の郡山は36℃の酷暑、噴き出す汗を拭いながら郡山駅から店へと向かいます。閑静な住宅街の中に佇む店舗。11時30分の開店を店前で待ち口開けの客で平山夫妻との再会を果たしました。用意されていた席は平山シェフが目の前で腕を揮われるカウンター中央の特等席です。先ずは『ひらやま食堂』さんのメニューに目を通します。①日替わりパスタランチ(ポルチーニのクリームソース)、②ひらやま特製ナポリタンランチ、③本日のお肉ランチ(ふるや農園 放牧豚のポークソテー)、④お肉&ひらやま特製ナポリタンランチ(+1,000yenで短黒牛のステーキ変更OK)、⑤福島県産 短黒牛のカレーセットの全5つのメニュー設定です。アレも食べたいコレも食べたいとなり『ポルチーニのクリームソース』のパスタに『短黒牛のステーキ』に『短黒牛のカレー』を少しづつ供して欲しいという我儘なリクエストをお願いしランチのスタートです。オーダー後は続々と来店客が押し寄せソーシャルディスタンス確保で配された席はたちまち満席に。先ずは『Le Manzane Conegliano Valdobbiadene Prosecco Superiore Brut』にて渇き切った喉を潤します。アンティパストミストには焼とうもろこしが佳きアクセントとなったコーンのヴェッルタータに無農薬栽培された古代米 黒米とズワイガニのリゾット、ゆで卵とトマトのサラダ、メランザーナ、カプレーゼ、バーニャカウダにインサラータヴェルデと食べ応えのあるボリューム満点の内容です。どれも美味しかったのですが中でも黒米のリゾットとバーニャカウダのソースが白眉の味わいでした。そしてプリモ・ピアットには『ポルチーニのクリームソース』のキタッラ、ポルチーニのソースが激ウマです。セコンド・ピアットは『短角牛(タンカクギュウ)』×『黒毛和牛』のクロスブリードの『短黒牛(タンクロギュウ)』のリブロースのかぶりのビステッカです。今までにも何度か岩手県産の『短黒牛(タンクロギュウ)』を口にしたことがありますが『短角牛(タンカクギュウ)』の味が強い岩手の短黒に対し昨日いただいた福島産の短黒は『黒毛和牛』の味が強いジューシーで柔らか。肌理細やかで艶感が抜群で脂の甘みが濃厚でその旨さは岩手の前沢牛(マエサワギュウ)の味に勝るとも劣らぬ美味しさでした。更にはその『短黒牛(タンクロギュウ)』を惜し気もなく使い作られた食欲中枢を猛烈に刺激する香り豊かな『短黒牛のカレー』をいただきドルチェには『ティラミス』、カッフェにエスプレッソのダブルをいただき過ごさせていただいた2時間余の美味しく楽しい時間。ランチタイム限定営業の『ひらやま食堂』さんの魅力を余すことなく楽しませていただきました。ホロ酔いで外に出ると熱波で再び噴き出す汗、軽い目眩を覚えながら街を散策しつつホテルのチェックインの時間を待ち夜の部へのインターバルを取ったのでありました。
Buon 3゜anniversario …『Incontra Hirayama』
そして今回の郡山遠征の最後の夜は郡山に店を構えられ無事に3周年を迎えられた『Incontra Hirayama』さんの開店3周年記念パーティへ。『イタリアワイン最強ガイド』の著者である『川頭 義之』氏をメインゲストに迎えられ更にはインポーター2社も参集されての賑やかな有料試飲会を兼ねた立食でのパーティです。40種類ほどのイタリアワインのティスティングとともにお宝の5Lワイン2本も今回のイベントの為に放出されました。高価格帯のワインは500yen、1,000yenでの有料試飲。普段であれば1本4,000yenから20,000yenにて供されるであろうワインをグラスで戴けるというワイン好きには堪らない会で12〜13種類程のワインをビュッフェスタイルで供された料理とともに存分に楽しませていただきました。中でも惜しまれつつ先日閉店をされた札幌の銘店『五十嵐』さんの五十嵐店主がイチオシする利尻昆布を食べて育てられた牛のローストビーフに本場イタリア仕込みのパスタやリゾットが美味しかったです。店の内外には150名超の『Incontra Hirayama』ファンが集われ賑々しく開催された会には福島県内外からも多数、御祝に。郡山の人気店の店主の方々もこぞって参集され稀にみる豪華な会でした。猪苗代から郡山へ移転され三年間でこれだけのファンの心を掴まれた平山夫妻。今後益々のご活躍とご繁栄を祈念いたしております。
ワインバータイムも至福で口福な時間…『Incontra Hirayama』
遅い時間帯に郡山に入り『Incontra Hirayama』さんへ再訪させていただきました。今回はディナーでの利用ではなくバータイムでの利用です。カウンター席にて『HURE FRERES CHAMPAGNE BRUT INVITATION』で軽く喉を潤し前回いただいて物凄く美味しかった会津坂下産の馬肉を今回は薄切りのタリアータではなくダイナミックに厚切りのグリリアータで思う存分その味を堪能させていただきました。会津産の馬肉は熊本産や青森産のソレと比べて赤味がひときわ強く肉質が柔らかいのが特徴です。それは熊本産や青森産は肌理細やかな脂のサシが綺麗に入った霜降り肉を目指すのに対し会津産は赤身優先で味も鮪の刺身を思わせる比較的淡泊な味わいで歯が肉にすっーと入っていきます。そもそも会津の馬はサラブレット系の『軽種』、熊本や青森は農耕馬の『重種』と馬の種類自体も全くの別物なのだそうです。それゆえ火の入れ方もしっかりと入れるよりこのレアな感じに仕上げた方が美味しく感じる訳なんです。幼いころから馬肉を食べて育った平山シェフの経験値から導かれた火入れの妙味なんです。いやぁー会津産の馬肉の美味しさを知ってしまったら最後、もう霜降り肉至上主義の馬肉にはもう戻れません。馬肉のグリリアータと『BAROLO』のアッヴィナメントも最高です。更にチーズの盛合せを追加でオーダーしカウンターに並べられていた『VALPOLICELIA RIPASSO VALPANTENA SUPERRIORE』の呑み比べをさせていただきましたが樽の香りが心地良い好みの味のワインでした。ディナータイムは勿論ですがワインバータイムも至福で口福な時間を送ることの出来る『Incontra Hirayama』さん。此処を抑えておけば郡山の夜は一層楽しいものとなること間違いナシかと。
郷土愛に満ち溢れたイタリアン…『Incontra Hirayama』
郡山の『Incontra Hirayama』さんへ久しぶりに寄せていただきました。以前は昼の時間帯も営業をされておられましたが現在はランチ営業は無くなり夜一本の営業に変わっています。今回は前日と前々日の二日間に亘って開催された『会津の食材』と『会津の郷土料理』を『平山真吾』シェフの手によりイタリア料理と会津の郷土料理の融合で表現された『ホノヒト』の二日間かぎりの限定で供された特別料理を無理申してコースの中に全て組み込んでいただいたspecialitàなコース料理を供していただきました。當日は色々な兼ね合いがあり前半から中盤過ぎ辺りまではテーブル席で、そして後半はカウンター席へ移動して戴くという変則的な展開。アペリティーボにはプロセッコの泡を料理は会津の郷土料理の代表格であり正月や冠婚葬祭の時には欠かすことの出来ぬというハレの日の料理『こづゆ』からはじまった前代未聞の和の食材と伊の調理法で再構築された驚愕の料理の数々。会津の郷土食の『烏賊人参(イカ ニンジン)』は冷製のカッペリーニ仕立てとして表現されたり、『鰊の山椒漬(ニシンノ サンショウヅケ)』とショートパスタを合わせたアーリオ・オーリオの皿では目から鱗の『BAROLO』との素晴らしいアッビナメントを愉しませていただいたり会津産のそば粉を使ったガレットには会津地鶏と会津産の『蕨(ワラビ)』そして『会津地鶏(アイヅジドリ)』の卵とたっぷりの『サマートリュフ』を削り掛けメインのペッシェには絶妙の火入れ加減で仕上げられた『鰆』フリットゥーラ、カルネに供された会津坂下産の『馬肉(バニク)』のタリアータは和食で言うところの『たたき』状に仕上げられたもので見事な咀嚼感のコントラストを愉しませていただいたりアンティパストに供された炙り『太刀魚(タチウオ)』カルパッチョの皿は余りの美味しさに悶絶させられる皿でした。全ては『ホノヒト』のためだけの二夜かぎりの唯一無二の料理の再現を視覚(シカク)・聴覚(チョウカク)・嗅覚(シュウカク)・味覚(ミカク)・触覚(ショッカク)の五感をフルに使い味わい楽しい時間を過ごさせていただき感謝です。
郡山でイタリアンと言えば…『Incontra Hirayama』
会津若松の『RISTORANTE Luce』さんでの食事を愉しみ翌日は磐越西線にて再び郡山へ移動。ランチをいただきにダメモトで伺った先は前夜『RISTORANTE Luce』の矢澤シェフより御紹介戴いた『Incontra Hirayama』さんへ。予約ナシで伺ったところ店内には既に十数名の女性客でほぼ満席の状況でしたがオーナーシェフの平山真吾さんのご配慮にて何とかカウンターの末席に席を設けて戴きました。ランチの時間帯に供されるメニューはアンティパストミスト+本日のパスタ+食後のドリンクがついた1,500yenのパスタランチから、メイン料理とドルチェまで付いた3,000yenのコース仕立のものまで全四種用意されておりました。折角、席を設けていただきましたのでそのコース仕立てのものをオーダー。料理はバーニャカウダやレバーペースト、トリッパの煮込みにパルマ産のプロシュートに長芋のマリネ等 7種類の前菜が盛り込まれたアンティパストミストからはじまりプリモのパスタは若鶏と白ねぎのラグーのパスタか『アオサ海苔のクリームパスタ』の二者択一で後者を選択。アオサ海苔の磯の香りとともに味わうクリームパスタはシンプルな構成ながらなかなか美味、セコンドの料理は福島県産のブランドポーク麓山高原豚を使った『豚の肩ロース肉のサルタート』。厚めにカットされた肩ロース肉は見るからにボリューミー、バルサミコソースと粒マスタードで味わいましたが脂があっさりとしていて豚肉本来の肉の旨味が楽しめるものであり添えられたローストオニオンは甘味が強く口に入れた瞬間にとろけるような食感でした。食後にクレームカラメルやジェラート等の三種盛のドルチェミスト、そしてエスプレッソにてランチのコース料理はひと通り。この内容で税込3.000yenの値段はとても良心的と感じました。次回訪問時には是非とも豊富なワインとのペアリングとともに料理を愉しんでみたいと思います。
점포명 |
Inkontora Hirayama
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장르 | 이탈리안 |
예약・문의하기 |
080-3152-3046 |
예약 가능 여부 |
예약 가능
クリスマスは特別営業(公式サイトにて告知) |
주소 |
福島県郡山市赤木町11-20 |
교통수단 |
JR郡山駅から徒歩10分。 고리야마 역에서 692 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산 |
¥10,000~¥14,999 ¥2,000~¥2,999 |
예산(리뷰 집계) |
¥1,000~¥1,999
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지불 방법 |
카드 가능 (JCB、AMEX、Diners、VISA、Master) 전자 화폐 불가 QR코드 결제 불가 |
서비스료 / 차치 |
ディナータイム コペルト代お一人様¥500 |
좌석 수 |
24 Seats ( カウンター8席 テーブル席8席 個室8席) |
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연회 최대 접수 인원 | 24명 (착석) |
개별룸 |
가능 8인 가능 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
가능 20인 이하 가능、20인~50인 가능 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
가능 国道4号から一方通行の道路に入りお店の手前を右折、20メートル先左側トーマスパーク駐車場、2,3,4番。 または、さくら通りから郡山病院に曲がり2ブロック先過ぎて、お店を通り越し20メートル先駐車場 |
음료 |
외인이 있음,엄선된 와인 |
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이럴 때 추천 |
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아이동반 |
お子様のメニューはございません。 |
드레스코드 |
ワインにこだわり、香りを大切にしています。強い香水などはお控え願います。 |
홈페이지 | |
오픈일 |
2015.10.12 |
今回の郡山遠征2日目のランチ(Pranzo)は福島のイタリア料理界を牽引され平山真吾オーナーシェフと平山 彩マダムが二人三脚で切盛りされている『Incontra Hirayama』さんへ寄せていただきました。席は平山シェフが腕を揮われる真正面のChef's Counter席に取らせていただきアペリティーヴォ(Aperitivo)のプロセッコで渇いた喉を潤しPranzoのランチセットの料理をいただきました。料理は真鱈(マダラ)の『白子(シラコ)』と『香茸(コウタケ)』と『白インゲン豆(Fagioli)』のヴェルタータ(Vellutata)からスタート。そして有機栽培のリーフのインサラータヴェルデ(Insalata verde)、ミラノ・サルーミ(Milan salami)、玉葱(タマネギ)のロースト バルサミコソース、ラグーとブロッコリー(Broccoli)、帆立のサルタート(Saltato)にたっぷりのボッタルガ(Bottarga)を紅芯大根(コウシンダイコン)のピュレとともに味わい程良い酸味が食欲中枢を刺激する北海道産の鰙(ワカサギ)のスカペーチェ(Scapece)とトピナンプール(Topinambur)、プンタレッラ(Puntarella)のマリナータ(Marinata)がワンプレートに盛込まれたアンティパストミスト(Antipasto Misto)。プリモ・ピアット(Primo Piatto)にはたっぷりの『ズワイガニ』と菜花(ナバナ)のタリオリーニ(Tagliolini)、セコンド・ピアット(Secondo Piatto)には『蝦夷鹿(エゾジカ)』と『放牧豚(ホウボクブタ)』のアンブルゲル(Hamburger)、ドルチェ(Dolce)には『マスカルポーネ(Mascarpone)』に『小豆(アズキ)』のジェラート(Gelato)、カッフェ(Caffè)に『エスプレッソ(Espresso)』ダブル(Doppio)、ディジャスティーヴォ(Digestivo)にグラッパ(Grappa)をいただき締めたPranzoのランチコース。昼からお腹いっぱいホロ酔い加減で気持ち良くしていただき感謝。