シャコの刺身・念願のメヒカリの握り・初めての食感と甘みのアカザエビ…不漁の合間の大当たりの2時間半 : Sushi Itou

　前回その場で予約して、雨の降る平日の18時に２回目の訪問。今日はカウンター２名で、大将もゆったりじっくり。風の影響で漁がままならない日も多い中、今日は地物が沢山ある日だと大将が少しにやり。カウンター２名大喜び。お酒は熱燗から地元の冷酒たちへ。
　ツメが美味しい烏賊の印籠詰めから始まり、シャコのお刺身！甘い…子持ちのシャコは半生で握りへ。旨旨。念願のメヒカリは、産地違いで２カン堪能。さっぱりとした脂の旨さに感動。これは又秋にも食べたい…
　食感と甘味が初体験だったアカザエビや香りのすごいカンヌキ。その他の地物や色んな漁港から集まった素晴らしいネタ…大満足の２時間半でした。

　出張が決まって最初に予約したお店。土曜日の18時にわくわくしながら入店。奥の個室はコロナ前に既に使用しなくなり、カウンターも2席減らして６席のみ。記念日の地元のご夫婦2組と関東からの鮨好き1人客2組で満席。
　想像以上に風が冷たく身体が冷えていたので、丹沢山の熱燗を所望。温度設定を奥の女性に大将がきちんと伝えてくれています。大将と女性スタッフの2名体制。お代わりは珍しい九平次の火と月の間に。ぬる燗でお願いしました。そこからは半合で磯自慢しぼりたて生→悦凱陣赤磐雄町→いわき又兵衛平さん純米大吟醸を呑みました。いわきの限られたお店でしか呑めない平さんは深い旨味で、唯一お代わりして計一合呑みました。出会えて良かった…
　握りの前に５皿。全て唐津の職人さんが鮨いとうのために焼いたお皿で出てきます。子持ちヤリイカがつめも旨旨で絶品でした。青森の希少な天然岩のりの海苔は、つまみで単独で食べたかったな。アオリイカが包丁のいれ方が絶妙で甘甘。カウンター一同ため息。
　赤酢のしゃりは硬さも味も私の好み。気持ち小さく感じられたので、少し大きめに変えてもらいました。カウンターの一体感が徐々に増してきて、大将との会話も弾みました。とても美味しかった握り達でしたが、特に印象に残っているのは、とり貝・赤貝・鯵・才巻海老・雲丹巻き・小肌。旨旨。今月後半の出張の時の予約もその場で取りました。いやー素敵な3時間でした。今回の案件のモチベーションが一気に高まりました。

握り前:
厚岸の牡蠣→子持ちヤリイカ→タイラガイに青森の天然岩のり海苔→今治の漁師さんの真鯛とアオリイカ→地物のカマス焼き
握り:
中トロ　ほうぼう　スミイカ　細魚　とり貝
閖上の香り高い赤貝
地物の鯵と赤身・大トロ
小肌　黒むつ　青森の神経ジメのサクラマス
さいまきの昆布締め　蛤　
北海道の加工場から鮨いとうのために選ばれた海水雲丹巻き
旨旨お椀　穴子