宮古の水そばを手繰る : Soba No Sato Miyako Tonoya

カミさんが美味しい蕎麦を食べたいというので、遥々山都までやってきました。（笑）
せっかく山都まで来たのですから、宮古地区まで行かなきゃ男が廃ります。

休日ということもあり、この季節はライダーのツーリングも多いですね。
前を走るバイクの数が多すぎて追い越すことができません。
箱根駅伝のペースカーのような状態のまま、宮古に到着。

今回は一度も利用したことのない「とのや」さんに訪問。
宮古地区に入って２軒目の蕎麦屋です。

どの店も民家の玄関先に暖簾を掲げています。
地元農家が民家を開放して営んでいる蕎麦屋ということで、店の雰囲気については月並みの表現になりますが、高い天井に広い座敷。
立派な仏壇と神棚など、まるでお婆ちゃん家に来ているような感覚。

ちなみに今年の山都の新そばまつりは10月17日～18日のようですね。
そば好きとしては非常に気になるところですが、人混みが嫌いな性分なので。（汗）

そばのコースは、Ａ・Ｂ・Ｃ・Ｄの４種類。
Ａコースは3,500円、蕎麦のおかわりが自由で料理が９品。
Ｂコースは3,000円、蕎麦のおかわりが自由で料理が８品。
Ｃコースは2,500円、蕎麦が３杯で料理が５品。

果たしてこんなに食べれる人がいるのでしょうか？（汗）
蕎麦を啜る前に満腹になってしまうのは嫌なので、無難なところでＣコースを注文することに。

料理や蕎麦の食べ方については、ご主人らしき方が丁寧に説明してくれます。
まずは刺身こんにゃく・ぜんまい・わらび・きのこ、そしてこちらの店オリジナルの「そば豆腐」が供されます。
煮物の味付けが絶妙ですね。

持論ですが、小鉢の手料理がおいしい店は蕎麦の味も確かです。
この味覚のセンスがあるからこそ、美味しい蕎麦が提供できるのだと思います。

蕎麦は大きめの漆器のお椀に３杯。
１杯目は水そば。
２杯目は塩そば。
３杯目はもりそば。

蕎麦も結構な量ありますね。
一般的なもりそばであれば、４枚分ぐらいはあると思います。
おそらくカミさんは途中でギブアップするだろうな。

どなたが打ってるのかは分かりませんが、力強い麺線の蕎麦ですね。
水そばを手繰った時点で美味しい蕎麦だというのが分かります。

宮古地区の蕎麦屋はこれで４軒目ですが、その中でも上位であると思います。
私が２杯目のそばを平らげた時点で、案の定カミさんはもうこれ以上食べれないと弱音を吐いているではないか。

結局一人で４杯半の蕎麦を食べることになりましたが、それでも平気でしたからね。
やはりうまい蕎麦は何枚でも啜れるということなのでしょう。

新そばの季節に再訪したいですね。